3回
2022/05 訪問
【2回目】八ちゃん目的で博多に来る価値がある
旭軒で餃子を食べて、その足で八ちゃんに行きました。
2年前訪問して、あまりの美味しさに感動して、何をおいても今回の博多旅行で行かなければならないお店です。
張り切りすぎてオープン直前の17時55分に到着。まだシャッターが降りていました。
そもそもの営業時間を把握してなかったのですが、コロナの影響なのか営業時間が変わったらしい。
ちなみに隣の橋本というお店はちゃんぽんと炒飯の名店らしい。
今回は曜日が合わずいけません。次回は必ず訪問したいお店です。
17時59分、お店がオープンしました!
後ろに誰もつきませんでしたが、ポールポジションで数分待つことが出来てなぜか嬉しかった。
店内は2年前と何も変わっていません。L字のカウンター席。
店員さんは若い男性2名体制。
今回はポールポジションを獲得したので、一番奥の席につきました。
その後高校生みたいなお客さんがたくさん来て店内はヤングな雰囲気になりました。
それにしても博多という街は、八ちゃんをもってして行列ができないというのは、私としてはどうかしているとしか思えません。
水はセルフサービスで。
店内は綺麗という感じではありませんが、食品衛生模範店には毎年選ばれているようです。
メニュー。ラーメンの味は一択です。
気になるのは「おでん」ですが、年に1度も食べられないラーメンゆえ、おでんを食べている場合ではない。
カウンターの上の風景。
丼に入った紅生姜は入れ放題。
わたしは使わないですが、博多っ子の餡子隊長は必ず使います。なので投入が正解なのだろう。
味のバランスを変えたくないので使いませんが、卓上配備。
わたしの目の前にはありませんでしたが、大蒜もあります。でも入れなくても大丈夫。むしろ入れないほうがいいと思う。既にスープが最高なので。
ラーメンが到着しました。2年ぶりの対面です。嬉しすぎます。
前回は鉄鍋餃子の後だったので大盛りにできませんでしたが、今回は念願の大盛りにしました。今回も餃子後ではあるのですが。
見てわかると思いますが、左が並盛り・右が大盛りです。
■ラーメン(700円)
餡子隊長のラーメン。紅生姜が添えられています。
■大盛りラーメン(850円)
大盛りだと器が大きくなります。
前回なんで日和って並盛りなんかにしたんだと当時の自分を叱責したくなりました。
とにかく美味しそう過ぎる。
個人的な好みの話ではありますが、八ちゃんのラーメンにあっては具は完全に超脇役です。
たくさん特徴はあるのですが、1つは大量に振られた黒胡椒。
見た目にはかなりの胡椒に見えますが、飲んでみると全然胡椒を感じないという不思議。豚骨バリアが何かをかき消すのかもしれない。凍てつく波動みたいじゃないか。
もう1つの特徴は猛烈なオイルバリア。
東京でも油膜系豚骨ラーメンはありますが、オイルの感じがなんとも言えず。重たくなく、でもしっかりしていて。
油膜バリアの質という意味では、東京でいうと強いて言えばぼたん@笹塚が近い気がしますが、ぼたんはもう閉店しちゃってます。
油膜バリアに守られて、超熱々のスープ。最高です。
さらなる特徴はスープ表面のシュワシュワです。
シュワシュワした表面の豚骨スープ自体は初見ではありませんが、なかなかのシュワシュワっぷり。食べている分にはまるで気になりませんが。
白濁系ではない豚骨スープは旨味が押し寄せます。パンチもあるけど優しくて。オイリーだけどさっぱりしてて。
「まっくら森の歌」というNHKみんなのうたに登場する歌があるのですが、
「光の中で見えないものが闇の中で浮かんで見える」
「耳をすませば何も聞こえず時計を見れば逆さま回り」
という歌詞を思い出す不思議な八ちゃんワールド。
麺は殊更細いストレート麺。
わたしは何もコールしませんでいたが、高校生たちは全員カタにしていて、全員替え玉して、全員すごい早さで帰っていきました。
このラーメンを近所で気軽に食べられる幸せを説きたい気持ちになりました。
名残惜しくて何度もスープを飲みました。
次に会えるのは最低でも1年はかかってしまう。もう博多に住んでしまおうか。隊長もきっと反対はしないはず。
言い過ぎると、このラーメンを食べる目的だけで博多を訪れる価値があります。
ちなみに博多駅のお土産コーナーで「八ちゃん」の持ち帰りラーメンがあったので店前で叫んだのですが、店員さんによると「これは太宰府の八ちゃんで、そっちが本店。薬院の八ちゃんは親戚の方がやっている別な八ちゃん」とのことでした。
(情報が正しいのかはわかりませんが、そういうお話でした)
確かに買って帰って食べましたが、美味しかったですが全然方向性は違いました。
ちなみに新横浜のラー博に八ちゃんがあるのですが、そっちはマイフェイバリットの薬院八ちゃんらしいのですが、行ったことがある人に聞くと全然味が違うらしい。
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【オーダー】
大盛りラーメン 850円
2022/09/07 更新
2020/12 訪問
こんなに美味しい豚骨ラーメン食べたことない
店内はL字型カウンター席が15くらい。18時20分の到着で先客は5名でした。
よかった並ばずに入ることができた。
店員さんはお若い男性2名体制でした。
ラーメンの味は一択。博多ですので(博多の全部が全部そうではないと思いますが)。
大盛りも替え玉もあります。
特筆すべきはおでんがあることでしょうか。昼に行った一心亭も大盛りも替え玉もあって、おでんもありました。
博多ではポピュラーなのだろうか。
カウンターの上には胡椒が配備。
大蒜もあります。なんかワイルドな感じ。
それと丼に入った山盛りの紅生姜。これはさらにワイルド。
お店の雰囲気もそうですが、全体的にワイルドなお店です。男らしいというか。
灰皿もばっちり置いてあってさらにさらにワイルド。誰も吸っている人はいませんでした。
東京だと今年の途中からはタバコが吸えるお店はほとんどなくなったので、カウンターにどーんと灰皿が置いてあるシーンを久しぶりに見ました。
■ラーメン(700円)
大盛りにしたかったし、ワンタンメンもすごく気になったのですが、鉄鍋餃子の後だったので普通のラーメンにしました。
せっかくだからの精神をもってしても、こうなってしまった。
お店の雰囲気よりも卓上配備よりも灰皿よりもワイルドだったのがラーメンでした。なんだこれは!
ものすごいオーラを放っています。豚骨ラーメンであることは分かるのですが、これまでわたしが出会ってきたどのラーメンとも違います。
表面にはかなりの量の油膜があります。
なかなか見ないレベルの油膜で、スープを啜ると確かに強烈なこってりが襲ってくるものの、しかしどこかあっさりでもあるという。
なんだこのスープは。こってりしてあっさりしているぞ。
もう1つすごいのは大量の胡椒が降り注いでいます。
スープ飲んだらむせそうだな、、、と思ったのですが、なぜか全然むせません。むしろ主張が過ぎないという不思議。
こんなに胡椒がかけてあるのに、それを感じさせないとはどういう魔法でしょうか。あるいは胡椒じゃないのかしら。
油膜と胡椒が織りなすすごいスープ。そしてもちろんベースの豚骨出汁も凄まじいものがあります。
大蒜を投入するのを忘れるほどパンチがあって、こってりしてそうで、でもあっさりもしていて。矛盾が共存しているすごさ。
さすがは出汁王国博多。しょっぱいということも一切ありません。
紅生姜でお化粧。赤が映えます。
具の肉厚叉焼もすごく美味しい。
とにかくスープの病みつき感がすごい。何か入っているんじゃないかと思うくらいの中毒性があります。
味が濃そうで濃くない。出汁爆発豚骨炸裂のスーパースープです。
久々に飛び込んで泳ぎたい衝動に駆られました。。
麺は激細ストレート。ちなみに冒頭で麺の固さは聞かれませんでした。
パツッとした食感が特徴の博多ラーメンらしい細麺です。スープも素晴らしいですが麺も負けていません。
とんでもなく美味しい豚骨ラーメンでした。この味に行列ができないとはどうかしていると思いました。博多のレベルの高さを感じました。
あまりに中毒性が高くて、今書きながら猛烈に食べたくなっています。
東京に戻ってからちょっと思ったのは、今はもうお店はなくなってしまいましたが、一真軒@国立競技場の豚骨ラーメンが方向性は近かったかもしれない。見た目は違うのですが。
来てよかったと思わずにはおれない一杯でした。こんなすごい料理が700円で食べられるとはどういうことか。
このラーメンを食べるためだけに日帰りで博多に来てしまいそうだ。
間違いなく人生No1の豚骨ラーメンでした。
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【オーダー】
ラーメン 700円
2020/12/25 更新
タイトルには続きがあって「と言っても過言ではない」となります。
マイフェイバリット豚骨ラーメンであるところの「八ちゃんラーメン」を食べに行くべく博多から地下鉄に乗りました。
去年は存在しなかった地下鉄が走っており、博多から八ちゃんへのアクセスが劇的によくなりました。八ちゃん目線で地下鉄を掘ったのかもしれない。
全然関係ありませんが、マイフェイバリット醤油ラーメンは保谷の大勝軒です。
17時50分、八ちゃん到着。左の「中華橋本」も大変気になっておりますが未訪のままとなっております。
(今回も予定にはまらず断念)
ふと貼紙に目をやると、、、、通常日曜休みのところ、次の月曜も休みであるとのこと。
危なかった。。。最初は月曜日に行こうとしていました。もしそっちを選択していたらお店の前で膝から崩れ落ちるところでした。
開店10分前、ポールポジションで並びます。10分も炎天下の中で待つのかと餡子隊長は仏頂面です。日傘にわたしを入れてくれませんでした。
1年前の前回は5分前に到着して、そのまま後に誰も付かずにオープンとなりましたが、今回は5分前に後に4人つきまして6人でオープンインとなりました。
18時ぴったりにオープンしました。店員さんは男性2名体制。1名はいつも見る方のように思えました。
ポールポジションをとった人が座ることが許される一番奥の席に着きました。
席はかなりギチギチに詰めて配置してあるので、皆さん1つ置きに座ります。
オープン後すぐに半数くらいの席が埋まりました。それでも半数か、、、東京にあったら長蛇の列ができると思うのだが。
メニューはこちら。なんと値上がりしておりません。なんということでしょう。驚きました。
卓上にはいろいろ置いてあります。豚骨ラーメンなので大蒜もあります。
しかし大蒜を入れたことはない気がします(恐らく)。素晴らしいスープに何か足したくないからです。しかしそれは老害の保守的な考え方で、もしかすると大蒜を入れると劇的に爆発的に更に美味しくなるかもしれません。しかし今回もできませんでした。老害です。
卓上の大量紅生姜も健在。大蒜と同じ理由でわたしは使ったことがありません。
■瓶ビール(700円)
700円にしてサイズは大瓶という奇跡。そして銘柄は大好きなキリンラガービール。
633ml。最高です。すごくよく冷えていて抜群に美味しいです。
なお樽出しビールはありません。
ビールを飲みながらラーメンの到着をワクワクを超えた気持ちで待ちます。
18時6分。ラーメンが到着しました。1年ぶりじゃない。久しぶり!!
見ればわかりますが左が並、右が大です。大盛りだと器が大きくなりスープの量もかなり増えます。どんな空腹状況だとしても絶対に大盛りにした方がいいです。そっちの方が無くなるのが遅いですから。
■ラーメン(700円)
餡子隊長のラーメン。
博多出身の餡子隊長は必ず紅生姜でお化粧してから召し上がられます。
■大盛りラーメン(850円)
わたしの大盛りラーメン。1年ぶりということで感動的です。
ただ、いつもとなんだか表情が違います。
まず表面にほとんどシュワシュワした泡がありません。ちょっとはあるのですが、いつもはシュワシュワに覆われているくらいの勢いです。
それといつもは胡椒が炸裂しまくっておりますが、今回は視認できる胡椒はごく僅かです。ごく僅かといっても一般的なラーメンよりは多めですが。
これはシュワシュワが無いから思うだけかもしれませんが、オイル層が分厚い気がします。
ただ餡子隊長のラーメンはこんなにオイル層ありませんでしたので、やっぱり今回は多いのかな。脂を投入しすぎてシュワシュワが消えたのかしら。
見た目はいろいろ前と違いますが、スープの破壊力は健在そのもの。豚骨以上に豚骨というか。ドカーン!ガツーン!バコーン!ドバーン!。音でいうとそういう感じ。唯一無二のボディであります。
麺は何もコールなしだと結構柔らかいです。多くの方は硬めコールしてました。
ただ麺も前より一層柔らかいように感じました。柔らかい麺が好きですが、ここまで柔らかいと硬めコールもいいかもって思うくらいヤワヤワでした。
胡椒がだいぶ少ないなーと思ったので自分で追い胡椒をしてみました。
シュワシュワや脂の量、麺の硬さなど前2回といろいろ違いましたが、大好きな豚骨ラーメンであることには全く変わりありませんでした。
日によって違うほうが人間味があってむしろいいじゃない、なんて思ってしまいました(そう思うことばかりではありませんが)。
それにしてもこの美味しさで大大大行列ができないというのは不思議で仕方ありません。博多は豚骨ラーメンの美味しいお店が多すぎるから分散するのだろうか。
それであるならば将来は博多に住んでみたい。
夜の前半はわたしタイムでしたが、後半は餡子隊長タイムです。次なる目的地に向かいました。
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【オーダー】
大盛りラーメン 850円
ビール 700円