3回
2022/04 訪問
【春の菜の花に包まれる田舎そばの楽園】
今回も、日光旅行の帰りにこちらのお蕎麦屋さんへ。
日光から少し離れていますが、日光宇都宮道路の土沢ICから車で約10分。
畑に囲まれたのどかな立地の中に、ぽつんと一軒の蕎麦屋が現れます。
特に4月の来店がオススメ!
お店の周り一面に広がる菜の花畑が、それはそれは見事なんです。
晴れた日なんて最高すぎて、そばを食べる前から心が洗われるような気分に。
■ 訪問時の混雑状況
今回は日曜のランチピークを少し外して到着。
それでも駐車場はほぼ満車(広めではあるけど、争奪戦になりがち)。
名前を書いてから20分ほど待ち時間、お座敷席へ案内されました。
■ 店内の雰囲気
田舎の大きな古民家のような雰囲気で、
畳のお座敷にちゃぶ台、テーブル席もあって、どこか“親戚の家に来た感”あり。
ゆったり時間が流れる空間が心地よいです。
■ 注文内容&お味
ここは「もりそば」と「かけそば」が基本メニュー。
グループで楽しめる合盛りスタイル(2合〜1升)も人気。
今回は2人で五合盛り(2.5合×2人前)をオーダー。
少し多めかなと思ったけど、美味しすぎてぺろりと完食!
蕎麦は香り高くてコシもあり、つゆもほんのり甘めでちょうどいい味加減。
何より最後の蕎麦湯がとっても美味しい。
「これで蕎麦焼酎のそば湯割りが飲めたら最高…」と妄想が止まりません(笑)
■ 総評:わざわざ行きたい、癒しと極上そばの名店
・田舎の空気と季節の風景が味わえる
・メニューはシンプルながら、蕎麦の質とつゆの完成度が抜群
・蕎麦好きなら一度は訪れてほしい“本気のそば処”
・混雑覚悟でも、また来たくなるお店です!
四季を感じながら、上質なそばをじっくり味わいたい方に。
次回は絶対に4月の菜の花シーズンに再訪決定!
2025/06/10 更新
2015/04 訪問
【日光のそば旅、やっぱりここ!三たてそば 長畑庵】
今回も日曜ランチで訪問!
どれくらい並ぶかとドキドキしながら行ってみたら、運よく9組待ちで済んでひと安心。
駐車場(12台)も比較的スムーズに確保できました。
頼んだのはいつもの4合そば(2名でシェア)。
これが本当にちょうどいい量。むしろ、美味しすぎてぺろりと完食!
■ そばの魅力、健在です
ここのお蕎麦、コシがあって風味もしっかり。
口に入れた瞬間、そばの香りがふわっと広がって「やっぱりうまいなぁ」としみじみ。
そばつゆはほんのり甘めで、そばの香りを邪魔しない絶妙なバランス。
食後のそば湯も、濃厚でとろみがあり、しっかりダシの味が感じられて至福のひととき。
最後の一滴まで味わいました。
■ のどかな立地とローカル感
「三たて(挽きたて・打ちたて・ゆでたて)」を掲げるこちらのお店、
地元の長畑加工組合が村おこしの一環としてスタートさせたそう。
場所は、今市IC方面へ向かう途中、畑の中にぽつんと佇むローカル感満載の立地。
春には菜の花が咲いて、まるで絵本の中の世界みたいな風景になります。
■ 混雑注意!早めの訪問を推奨
今回はラッキーだったけれど、以前は18組待ちで約1時間待ちなんてことも。
しかも、そばが売り切れると15時前にのれんを下ろしてしまうこともあるので、
早めの来店がベターです!
■ 総評:日光旅の“そば部門”代表格!
・「観光地のそば=高い&普通」ではなく、本気で旨い
・風景と空気も含めて“味わう”店
・そば好きにも観光客にも自信を持っておすすめできる一軒
日光に来たらやっぱりここ。
そばと一緒に、ちょっとした小旅行気分が味わえるのが、このお店の魅力です!
2025/05/23 更新
日光市長畑の田園風景の中に佇む「三たてそば 長畑庵」。
その名が示すのは、挽きたて・打ちたて・茹でたて――そばの鮮度と香りを最大限に引き出す三原則だ。
地元・長畑産を中心としたそば粉を自家製粉し、その日の分を打ち、茹でたてで供するという徹底ぶりは、まさに誠実な職人仕事といえる。
アクセスは日光宇都宮道路・土沢ICから車で約10分。
周囲は畑や里山に囲まれ、窓からはのどかな風景が広がる。
民家風の建物に足を踏み入れると、木の温もりと柔らかな光に包まれ、田舎の親戚宅に招かれたような落ち着きがある。
座敷とテーブル席があり、待ち時間の疲れを自然と和らげてくれる。
休日や行楽シーズンには大行列となるのが常で、公式サイトから順番待ちの受付も可能だが、それでも1時間以上待つことも珍しくない。
だがその行列すら「旅の時間の一部」と思わせるのが、この店の力だ。
メニューは極めてシンプルで、基本はもりそば。
量は一人前から「五合盛り」「一升盛り」までのサイズ展開があり、グループで取り分けられる大ざるが名物だ。
この“そば一本勝負”の潔さこそ、この店の矜持といえる。
この店の細打ちは完成度が高い。
石臼挽きの粉を用いた麺は見事に揃い、つるりとした喉ごしとふわりと広がる香りが特徴。
細打ちでありながらしっかりとしたコシを残しており、粉と水の配合が安定していることが伺える。
つゆは関東風の出汁感が効いた味わいだが、濃すぎず甘すぎず、そばの香りを素直に引き立てる“名脇役”に徹している。
薬味は刻み葱とわさびのみ。
余計な飾り気を排し、そば本来の魅力を存分に楽しませてくれる。
「三たて」の徹底は、口にした瞬間に違いとして伝わる。
待ち時間すら価値あるものに変えてしまう一膳は、観光途中の食事にとどまらず、旅の記憶を豊かに彩るそば体験そのものだった。