レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2009/07訪問 2009/07/23
地下鉄六本木駅から西麻布方面に歩いて10分程の住宅街の中にあります。
赤いテント張りの屋根があるのでわかりますが、実際の入り口はとても小さいです。
店内はこじまんまりとまとまり、カジュアルながら落ち着ける雰囲気。
土曜日の12時半に予約をして行きましたが、お店は既にほぼ一杯でした。
週末は混み合うこと必死ですし、果物のパスタがお目当てだったので3,500円のコース。
前菜①:
(上から時計回りに)
メロン、カボチャ、ウリ、ドライトマト+モッツアレラチーズ、アロエ、ニョッキ、焼いたゴマパン+ナスのペースト、ツユムラサキ、白ズッキーニ、そして中央に白トウモロコシのパンナコッタ
見るだけで楽しい一皿です。
ドライトマトはお菓子のような甘み、ニョッキは焼き焦げた香ばしさ、白ズッキーニはフルーツのような甘さと苦味がたまらないです。
白トウモロコシの甘さがクリームベースとよく溶け合っていました。
各々の素材が持つ味が生かされていました。
パン: 形はパンですが、生地がしっかりした温かいフォカッチャが運ばれてきました。
サルディーニア、ラッツィオ、トスカーナの3種類のオリーブオイルと共にいただきます(写真は右上から)。
ラッツィオとトスカーナはスパイシーと紹介されましたが、フルーツの香りに苦味が、マイルドなサルディーニアにも自然の青味が感じられました。
前菜②:
(写真右上から)
ヒラメの昆布じめ(下にゆがいた水菜)、ホタテとアボガド(上に新レンコン)、水ダコ(下に赤タマネギ)
日本料理?と思わせるような綺麗な盛り付け。
ヒラメはとても繊細な味付け、酢で味付けした新レンコンはゴマが効いていました。
水ダコは美味しかったものの噛み切れなくてちょっと苦手でしたが、吸盤は別処理しているとかで柔らかくなっていました。
マリネ風な赤タマネギが美味しかったです。
果物のパスタ: サクランボ(佐藤錦)とトマトの冷製パスタ
冷えたフォークが出てきたのはこだわりですね。
宮崎産と静岡産のトマトを合わせているそうですが、種にみたてた松の実が何ともお洒落!
絶妙な塩加減で、砂糖錦とトマトの甘みが際立ち、バジルの香りが爽やかさを演出してくれました。
やや細めのスパゲッティーでしたが食感が独特(もっちりではなく、寒天や冷麺に近い歯ごたえ)で、このために用意したパスタなのかも?と思いました。
ゴマ入りのパンが一緒に出てきて、こちらも香ばしかったです。
メイン:
岩塩(かな?)でローストした豚肉
副菜として、紫キャベツ、ちりめんキャベツ、インゲン、スナップえんどう、ズッキーニ(緑+黄)、クレソン、チコリ、エンダイブ
まとめて盛り付けられてくるので、各々取り分けます。
少々厚めにスライスした豚肉はピンク色、塩加減・火の通りもちょうどよく、脂身は甘くしつこさはありません。
(普通は苦手な脂身ですが、私でも食べれました。)
温野菜と香り野菜のバランスの良さは野菜好きも満足!
バルサミコソースがかかっていました。
締めのパスタ:
果物のパスタと比べてどれくらいが良いか、お腹具合に合わせて調節してくれます。
イワシ、ウイキョウ、セロリのパスタでサフランとハーブで味付けしてあるそうで、ピリッと辛いスパイシーなお味。
タリアテッレより幅細く、リングイネより太めのパスタで絶妙なアルデンテ。
イワシの旨味が香りの強い野菜と絡み、レーズンがスパイスを和らげる役割をしてくれていました。
(カレーのライスにレーズンが入っているのは好きではありませんが、こちらは嫌味のない入り具合でOKでした。)
デザート: トウモロコシのカスタードプリンとムース
実はカスタードプリンが大好きな私。
あっさりした中に優しい甘みのトウモロコシが十二分に生かされたデザートで満喫!
カスタードの程好い苦味が効いていました。
最後にレモンティーを選びました(エスプレッソ、カプチーノから選べます)が、添えられたレモンの種がきちんと取られていて、それが偶然だったのか、それとも気を利かせてくれたのか・・・?と思ってしまうほど、スタッフのサービスは行き届いていました。
予約を入れた際に苦手な食材やアレルギーのある食材について訊いてくれ、対応してくれます。
前日に予約再確認の電話があり、そのときに伝えるのでもOK。
料理が運ばれてくると、食材・調理法について事細かに説明してくれます。
(専門用語がたくさん使われた説明は飽きがきますが、私達一般人にもわかる丁寧な説明でお料理への興味が沸きます。)
全体を通して、夏野菜を多く使い、素材の味や香りを生かしたお料理。
彩り、盛り付けにも気を配った後がうかがえます。
品数が多く、果物のパスタの他にもう一種類パスタが味わえるのもパスタ好きには嬉しいです!
最後パスタで締めるというのもユニークなメニュー構成だと思います。
私は飲めませんが、連れは1,000円追加でスプマンテ飲み放題にしていました。
5、6杯は軽く飲んでいましたが、そのたびに並々と注いでくれて満足した様子でした。
これを目当てに来る方も多いようで、ほとんどの席でスプマンテのグラスが見られました。
前日までの予約だと3,500円のコースのみになりますが、とても満足行く内容でしたので、初めて行かれる方にはこちらをお薦めします。
果物のパスタを何度も食していらっしゃる方は当日予約(コースメニューは2,300円~)でもOKかと思います。
私達が居る間、先に入っていた人達がごっそりと居なくなり、又入ってきたので当日予約の人達なのかな?と思いました。
季節を変えて是非又訪れてみたいお店です。
2位
1回
2009/08訪問 2009/08/13
タイのハーブとスパイスのフレッシュな香りを感じたいならここ!
ずっと行きたいと思っていてやっと訪問しました。
実は、こちらのお店とのご縁は話すと長くなります。
丸ビルの地下フードコートで1ヶ月限定で出ていたお弁当を食べたのが始まりでした。
とても美味しかったので(後からお伺いしましたが、赤字覚悟で良い素材を使っていたそう)、お店(当時は六本木店しかありませんでした)に行ってみたら、ハーブとスパイスのフレッシュな香りに惹かれ、それ以来昼・夜何度かお邪魔しています。
(こちらで口コミ登録してからはご無沙汰しているので、六本木店の口コミはまだしておりません。)
四谷店は四谷駅から新宿方面に歩き約5分、住宅街の中にあり、緑に囲まれたテラス席が表にあるのですぐわかります。
店内は六本木店に比べて小さめですが、タイの雰囲気を感じさせる温か味のある内装です。
週末の12時半に行きましたが、席は半分程埋まっていました。
サラダ、スープ、デザート、ドリンクが付くランチセットメニュー(1,500円、もちろんライスも付きます)でチキングリーンカレーとチキンバジル炒めを、それにトム・ヤム・クンを頼み、連れとシェアーすることにしました。
お料理が運ばれてくると、”香り米”の香りが立ち、食欲をそそります。
(こちらのライスは本当に美味しいです!)
サラダ: 春雨サラダがミニサイズで付いてきました。
ア・ラ・カルトにするとき必ず注文するのがこれ。
春雨が大好きなのでこれを好きなのは当然なのですが、エビとイカの旨味が春雨にしみ、すっきりした辛さに酸味のある味付けでやみつきになります!
エビは茹でたものと干しえびの両方が使われていました。
スープ: 野菜スープに玉子を散らしたあっさり味のスープ。
こちらはセットメニューに付いてくるのでミニサイズ。
チキングリーンカレー: チキン、ナス、タケノコ、緑・赤パプリカ少々、具がどっさり入っています!
すっきりした辛さの中に、ハーブとスパイスのフレッシュな香りが口いっぱいに広がります!!
タイのグリーンカレーとはこういうものなのか!と六本木店で最初に食べて感激したときと同じ感動が蘇りました。
チキンバジル炒め: チキンの挽肉に野菜、バジル、唐辛子・・・の味が渾然一体となり、こちらもバジルの香りが効いています。
ライスの上にのった目玉焼きと混ぜながら食べると辛さもよりマイルドに。
辛味より甘味を感じる一皿なので、辛いものが苦手な方にもOKだと思います。
デザート: タピオカ入りココナッツミルク(セットメニューに付いてきたもの)。
小さめの粒のタピオカにちょうど良い甘さのココナッツミルクが美味しいです!
ちょっとした有名店でもランチ時に行くとココナッツミルクが薄まっていて、あぁ、残念!・・・と思いますが、こちらに関してそれはありません。
ドリンク: アイスジャスミンティーを選びましたが、他にトロピカルジュース、ウーロン茶もありました。
トム・ヤム・クン: 大きなエビが頭ごと入っています。
エビの身はプリプリで、食べがいがあります(ちなみにタイから輸入しているエビだそう)。
ミソの味がスープに溶け出しコクと旨味がたまりません!
(本場タイのそこそこ良いレストランで食べたトム・ヤム・クンよりここの方が美味しいと感じるくらいです。)
スープをすくうとこぶみかんの葉、ショウガ、レモングラスがザクザク出てきて、ハーブ、スパイスの使用量がハンパではないことがわかります。
フクロダケ(代わりにシメジが入っていました)が入っていたらそれこそ満点ですが、このスープの味なら文句は言えません。
少し長居したのでデザートを追加しました(食べかけの画像ですみません)。
ココナッツアイスクリーム: 甘みがすっきりと感じるのはココナッツミルクの配分がちょうど良いからかもしれません。
粒のピーナッツが上にかかっています(ピーナッツ好きには嬉しいかな?)。
焼きプリン(正式名称は忘れました、すみません): ココナッツミルク、タロイモ、卵から作った焼きプリンで、まず蒸してから焼くそうです。
口に入れると中からシロップのような甘味が出てきて、周りの焦げたところがまた美味しい!
初めて食べましたが、これのファンになりそうです。
辛いもの好きなので、タイ料理と名が付けばある程度のパンチの効いた辛さが欲しいところではあります。
ですが、こちらのレストランのお味は辛さ加減から言ったら決して辛さばかりが際立ってはいません。
(激辛を期待して行くと肩透かしをくらいます。
もちろん、辛めがお好みならオーダーするときに頼めば応じてくださいます。)
辛さだけではないハーブとスパイスが香り立つタイ料理がこちらの持ち味です。
辛さが勝ちすぎては(通常の日本人の舌なら)味と香りの判断を鈍らせてしまうため、私はこれくらいの辛さがちょうど良いかも・・・と思います。
それぐらい辛さに拘ることなく満足できる深みのある味、コクがあります。
トム・ヤム・クンの美味しさをわかっていたので今回は追加注文しましたが、セットメニューだけで充分な量はあるかと思います。
盛り付けもとてもきれいで繊細です。
ランチメニューには他に、トム・ヤム・クン ラーメン、パッタイ(タイ風焼きそば)、タイ チキンライス等全部で6種類ぐらいありました。
タイ人スタッフの笑顔が素敵で、食べ終わった頃にさりげなくお水を出してくれる心遣いが嬉しいです。
そのうち六本木店にも又お邪魔したいと思いますが、そこで食べた料理の味に再会でき、とても満足でした。
テラス席に座って風を感じながらの食事も良さそうです。
東京にあるタイ料理の中ではいちおしのお店なので評価は4.5ぐらいですが、これからも頑張って欲しいという期待をこめ、あえて4で。
3位
1回
2009/04訪問 2009/04/15
こってりフレンチは苦手なので、ここだったらという友人の薦めがあり行ってみました。
青山通りに面したラ・ポルトの11階(入り口は10階でカフェがあります)にあるアラン・デュカス プロデュースのフレンチレストラン。
入ってすぐデコラティブでアンティーク調の内装が目に飛び込んできて、フランスの雰囲気が味わえます。
本日のランチメニュー(税込3,300円)は子羊のローストでしたが、オードブル(2品)あるいは前菜とメインを選べるプリフィックスメニュー(税込4,800円)にしました。
まず最初にチーズ入りのプチパンが運ばれてきました。
オードブル2品
半熟卵と野菜のアンショワイヤード: 季節野菜に半熟卵とアンチョビ風味の卵のソースがかかっていました。
フリルレタス(?)、ベビーリーフ、キュウリ、ニンジン、セロリ、イエロートマト、レッドラディッシュ、ズッキーニ(花つきのミニサイズ)、カリカリに焼いたパンの薄切り・・・。
半熟卵を割ってアンチョビ風味の卵のソースと和えながら食べると、絶妙なハーモニーが!
野菜に応じて形に変化をつけてあり、食べていて食感が楽しかったです。
鎌倉で採れたこだわりの野菜だけあって、新鮮な野菜の味が生かされていました。
鶏のコンソメ 旬の春野菜: 運ばれてくると鶏肉と春野菜にコンソメをかけてくれます。
しっかりしたコンソメの味に負けない鶏肉と季節野菜が楽しめます。
具材の味がバラバラに感じないのは、おそらくコンソメで事前に煮ているからでしょうね。
同行した友人はオードブル2品でなく前菜として、グリーンアスパラガスのポッシェ ソース・ムスリーヌを注文しました。
これはクリームソースのソース・ムスリーヌとソース・ヴィネグレットのどちらかを選べます。
大きなお皿にグリーンアスパラガスとソースだけという素材で勝負の一品。
グリーンアスパラガスと生クリームを泡立てたようなソースがかかっていましたが、とても美味しかったそうです。
メイン
スズキのオーブン焼き ジャガイモ トレヴィスのグリル: 料理の名前そのものの見かけからして、素材と料理への自信を確信しました。
スズキの頭からとったソースはコクがあり、ふっくらと焼かれたスズキは絶妙な焼き加減。
ジャガイモはグラッセにしてあるかも?と思ったくらい甘みがあり、アンチョビ風味のトレヴィスの苦味がアクセントになって、スズキを飽きることなく美味しくいただけました。
友人は仔牛のロースト ニンジン 玉葱 新ジャガイモをオーダー。
ウェルダンで注文した仔牛はとても柔らかかったそうです。
デザート
グレープフルーツのタルト アールグレイのアイスクリーム: サクサクとしたタルトの中にバニラビーンズ入りのキャラメル風味の濃厚なクリーム、その上に生のグレープフルーツとシロップ煮した皮がのっていました。
中央に置かれたアールグレイのアイスクリームにはドライのグレープフルーツの薄切りがトッピングされ、その見事な盛り付けは崩すのがもったいないほどでした。
酸味と苦味のあるグレープフルーツに甘いクリームが絡む心憎い演出でした。
友人が注文したのはチョコレートとキャラメルのブノワ風 牛乳のアイスクリーム。
キャラメルが中に入ったダークチョコレートタルトと塩入りの牛乳アイスクリームだったそうです。
飲み物
私はコーヒーがダメなので、デザートのアールグレーと被らないよう、ダージリンのホットレモンティーにしました。
レモンのスライスが少なかった(薄いスライス半分ではね(笑))ので追加をお願いしました。
運ばれてきた和風な鉄瓶のポットは何かこだわりがありそう。
写真にあるミントのマシュマロとクッキーが供されます。
ダージリンに至っては普通のお味、2杯目は仕方ありませんが苦味を増してしまいました。
友人曰く、とても美味しいコーヒーだったそうなので、フランス料理にはやはりコーヒーなのでしょうか。
全体を通して素材を生かした料理という感じがしました。
個人的にフランス料理は苦手なのですが、あっさりめのお味で食べ易かったです。
アイスウーロンティーが600円、ミネラルウォーターも1,000以上でしたので、飲み物は高くついてしまいそうです。
お店に入った瞬間からフランスの優美を感じられるとても雰囲気の良いお店です。
お料理を選ぶのに時間がかかっていると、「何かわからない点がおありですか?」と声をかけてくれ、素材や調理法について詳しく説明していただきました。
フランス料理にありがちな気取った雰囲気のない丁重なサービスも○。
食後行ったトイレの内装まで中世フランスを感じる素敵な造りでした。
お値段がお高めですが、今日は少し奮発して・・・という目的なら贅沢な気分を味わえるお店だと思います。
料理、雰囲気、サービス、全ての点で満足できました。
機会があれば時期を変えて又訪れてみたいと思います。
4位
1回
2009/06訪問 2009/06/24
こちらで評価が高いのでいつか行ってみたいと思いつつ数ヶ月・・・。
先日近くで用があったので立ち寄ってみました!
新大久保駅から徒歩5分余り、職安通りから細い道を入ってすぐの場所にあります。
お店は元の入口から前に少し広げたのかな?という造りになっていて、全部で20~30席ぐらいでしょうか。
ランチは全部で10種類ぐらいあり、すべてに3種類の小皿のおかずとミニサラダがついて1,000円で収まるお値段です。
おぼろ豆腐チゲ(スンドゥブチゲ)を注文しました(税込680円)。
(チゲの中でも一番好きで、メニューにあればおそらくこれを頼みます。)
コーン茶、ミニサラダがすぐ運ばれ、湯気の立ったアツアツのスンドゥブチゲと小皿料理が一緒に運ばれてきました。
ミニサラダ: ごま油の醤油ドレッシングがかかっていて、いたって普通。
白菜キムチ: 真っ赤なわりには甘みがあり美味!酸味もそれほど強くなくて程好い漬け具合でした。
大根とワカメの酢の物: 大根は細切りで、唐辛子を使ってありますが、キムチではなかったです。甘酸っぱい味付けでした。
シメジの煮物: 甘く煮付けてありました。
小皿のおかず3種は家庭料理っぽいもので、箸休めとして辛甘両方とり混ぜていいバランスだと思います。
よくありがちな韓国海苔、ナムルでなかったのも良かったかも。
スンドゥブチゲですが、グツグツと煮えたぎっている表面にも具材が見えるほどの具だくさん。
豆腐に卵、アサリは当然ですが、タマネギ、ニンジン、青唐辛子、シメジ、シイタケ、えのき茸が入っていました!
お豆腐がたっぷり入っているのも豆腐好きにはたまりません!
肉とアサリの旨味がしっかり出たスープは、しつこさはなくさっぱりとしたお味でサイコー!!
辛さはあるものの、食べている間にまろみを帯びてくるのでマイルドな方だと思います。
辛さが際立つものや、マイルドにしようと甘みを妙に効かせたものもある中、こちらのスンドゥブチゲは非常にバランスがとれていますね。
今日食べても明日又食べたくなるような飽きないお味ではないかと思います。
器は小さめですが、具だくさんなのでたっぷり感はあります。
(もちろんご飯と小皿のおかずはお代わり自由です。)
食べ終わった後、ニッキ味の甘くて冷たい飲み物(松の実が浮かんでいました)を持ってきてくれました。
辛いものの後には嬉しいです。
お店はこじんまり、机も椅子も使い込んだ感ありの佇まいですが、味で勝負のお店です。
このお味でこのお値段では他のところで食べられなくなりそう・・・。
夜は多少お高くなっても(スンドゥブチゲに関して言えば、300円増)、いろいろ注文できるようなので今度は是非夜に来てみたいと思いました。
5位
1回
2009/05訪問 2009/06/03
以前に何回か来たことがあったお店でしたが再訪してみました。
OAZOビルの5階にあり、明るくカジュアルな雰囲気のお店です。
こちらに来るといつもお得感があるので前菜とデザートがつくパスタランチ(1,350円)を選びますが、今回もそれにしました。
前菜: 紫キャベツ、レタス、ニンジンにミョウガの風味を感じるサラダ。ほんの少し甘めのイタリアンドレッシングがかかっていました。
パンチェッタに卵を散らしたミニスープはパンチェッタの旨味が良く出ていました。
パスタ: ちりめんしらすとシャッキリ野菜のスパゲッティ 生のりとホタテのソース。
スパゲッティにグリーンの野菜が散りばめられ盛られた姿はまるで季節のグリーンサラダのよう。
水菜、スナップエンドウ、茹でたキャベツ、三つ葉、ニンジン、生のり、青シソ、あさつき、しょうが・・・感じとれた食材はこれくらいでしょうか。
しらすとホタテ(小柱)の魚臭さ(旨味ともいう)にすっきりとした野菜の風味が渾然一体となって口の中に広がり絶品でした!
スパゲッティの茹で加減も良かったです。
デザート: パンナコッタのブルーベリーソースがけ、角切りのパイナップル、チョコレートムースケーキ。
たまにしつこさを感じてしまうパンナコッタがありますが、こちらはすっきり味。
チョコレートは苦手ですが、ココアのような風味でOKでした。
パスタはいつも3種類の中から選べます。
今回はいつもと似たメニューになってしまうような気がして注文しませんでしたが、こちらのランチには必ず一品は生パスタが含まれていて、もっちりとした食感が美味しくお薦めです。
ちなみに行った日は、白身魚と緑野菜のトマトソース 生スパゲッティと自家製ソーセージとえんどう豆のあっさりクリームソース 生パスタ”フェットチーネ”の2種類でした。
ランチメニューは他に、パスタ単品にパン、コーヒーが付くもの(980円)、パスタの代わりにメインディッシュが選べるお魚、お肉のランチ(1,580円)、前菜4種にパスタとメイン両方がつくもの(2,900円)があり、お腹具合で選べるところも嬉しいですね。
今までに数度来て今回気づきましたが、こちらは季節の日本の食材の味を生かしたイタリアンという感じがしました。
前に「・・・のツルツルスパゲッティ」(のような名前)を注文したことがありますが、魚介にオクラ、とろろ芋等の野菜が合わされていたように記憶しています。
野菜たっぷりで盛り付けも綺麗、どちらかというと女性を意識したメニューが多い感じがしました。
厨房にも女性の姿が見られ、店内も8割がた女性でした。
気軽に入れる店構えですが、サービスは洗練され、お値段もリーズナブルな方だと思います。
6位
1回
2012/03訪問 2012/04/05
【再訪】
週末11時過ぎに利用しました。
お昼前だったこともあり空席の方が多かったのですが、禁煙席には座れず窓際の喫煙席に座りました。
(禁煙席とはいってもこちらは完全なる分煙ではありません。)
それほどしっかり食事したいわけではなく、だからと言って夕食までにはお腹が空き過ぎてしまうので少しお腹に入れておこうということに。
私はワッフルセット(1,100円)でアップル&シナモン、ハニーワッフルにレモンティーを選択。
(前回は単品でのオーダーでした。)
デザート大好きな連れは、私が「ここのワッフルが美味しい」と言ったのを聞いて、同じくワッフルセットで苺のワッフルと紅茶(ストレート)にしていました。
アップル&シナモン、ハニーワッフル: 今回もシナモン少なめでお願いしました。
フワフワのワッフル、サクサクの焼きリンゴ、バニラアイスクリームに甘~~いハニーが絡んで文句なしに美味しい!!
(生クリームは苦手なので少量つけるのみにします。)
ラッキーなことに、以前に比べてハニーが多くかかっているように感じました。
とろけるような至福感とはまさにこれですね~。
レモンティー: レモンが厚めで普通に美味しい紅茶でした。
苺のワッフル: 季節のワッフル(単品だと900円)がこちらでした。
こちらも盛り付けが綺麗です!
苺、バニラアイスクリーム、生クリーム、バニラソース、それに粉砂糖がかかっていました。
苺は新鮮で、連れもご満悦の様子でした。
そのお店であるメニューが気に入ると、そればかりリピートしてしまいがちです。
(開拓心が少ないのかな・・・、でもその方が安全ですものね。^^)
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‘09/02/18のレビュー
映画までの時間にお腹に何か入れておこうと思い、ある知人からこのお店の情報を聞いて寄ってみました。
新宿伊勢丹裏にある伊勢丹会館の1階、花屋さんが窓ガラス越しに見えるところの向かって左手にあります。
週末の午後5時半過ぎでちょっと中途半端な時間帯でしたが、お店はほとんど一杯でした。
知人から薦められたアップルシナモンハニーワッフル(正式名称を覚えていなくてすみません)がやはり美味しそうだったので、それとアールグレーをポットでオーダーしました。
シナモンがあまり得意ではないので、少しだけにしてくれるよう、又、時間を急いでいたのでなるべく早めに持って来ていただくようにお願いしました。
10分程かかると言われましたが、運ばれてきたのはもっと早く、ワッフルの上にリンゴ、生クリーム、バニラアイスクリームがとてもきれいに盛り付けられていました。
お願いしたシナモンも程良いかかり具合でした。
厚みのあるワッフルをナイフでカットすると、フワフワだということがナイフを通して伝わってきます。
ワッフルをアップル、生クリーム、バニラアイスクリームとそれぞれ一緒に口に運ぶと、ふんわりとほどけるように味が広がります!!
皮付きの焼きリンゴ、優しい生クリーム、バニラビーンズの香りととろりとした甘さが際立つアイスクリームが、上にかかったハニーの香りとともに絶妙なハーモニーを奏でます。
実のところ私は食後に少しのスイーツを食べるぐらいで、決してデザート大好きな方ではありません。
(ケーキバイキングなど私にはありえません!)
シナモンだけでなく、しつこい生クリームも苦手です。
その私がこのワッフルにはヤラレてしまいました~!
アールグレー(500円)も程好い香りで美味しかったです。
ワッフルの美味しさに比べてちょっと普通でしたが。(笑)
注文したワッフルは850円、飲み物と一緒に頼むと1,000円超えてしまうので決して安くはないですが、ここのワッフルは食べてみる価値あり。
近いうちに又行って食べたくなるほどの美味しさでしたので超お薦めです!!
ワッフルの他にパスタ、ピザ、サンドウィッチ等軽食もできます。
広い店ではありませんが、お店の雰囲気、スタッフも感じが良かったです。
7位
1回
2009/03訪問 2009/03/25
東京駅八重洲口から歩いてすぐ、丸の内トラストタワーN館2階にあります。
入ってすぐ店構えが重厚な造りであるという印象を持ちました。
1時だったせいかまぁまぁ空いていたので窓側の席に通されましたが、テーブル一つ一つがパーテーションで区切られていて落ち着きます。
坦々麺、飲茶、黒酢の酢豚、海老チリソース、フカヒレあんかけご飯等のセット(全て1,200~1,500円)もありましたが、同行した友人のお薦めもあり、麻婆豆腐セットにしました(1,300円)。
ご飯を選びましたが、白粥とのセットもOKで、お代わり自由です。
麻婆豆腐が大きな金属製の器にたっぷり盛られ、ご飯がチャーハンのように丸く盛り付けられて出てきます。
スープ、ザーサイ等香の物が付きます。
ご飯にかけながら食べるのが普通でしょうが、麻婆豆腐のみの味を確認したかったのでそれだけをまず食べてみました。
味噌とスパイスが渾然一体となって美味しいです!
濃いめの味付けがご飯と合います。
唐辛子と山椒が程好く入り甜麺醤が効いたコクのある味わいでした。
四川豆花飯荘の麻婆豆腐(口コミしています)と比べると、甜麺醤の味がより濃く、唐辛子と山椒が一体化していて(四川豆花飯荘の方がスパイスの味が立っている)、挽肉の量が多いと思います。
辛さ程度はほぼ同じぐらいでしょうか。
量がかなりあったので、スープと香の物を食べるとご飯は半分弱ほど残してしまいました。
かなりのボリュームなので男性でも満足できると思います。
丸の内界隈で麻婆豆腐を堪能したいと思ったらこちらはかなりお薦めです。
辛いものが大好きな同行した友人は前回”激辛”を注文したそうで、食べている途中から口がシビレて唐辛子と山椒の味の判別が出来ないほどだったとのこと。
私もかなり辛いもの好きですが、ここの麻婆豆腐に関しては普通で良さそうです。(笑)
烏龍茶がポットで出てくるのもお茶好きとしては嬉しいです。
店内はとてもきれいだったので、ビジネスランチやディナーにも使えそうです。
他のメニューもとても美味しそうだったので再訪して試してみたいですが、ここに来たらやっぱり麻婆豆腐を選んでしまいそうです。(笑)
8位
1回
2009/03訪問 2009/03/25
5人以上で出かけるためこちらで高評価だったチャンナム家を選びました。
新大久保駅から徒歩約5分の路地にあります。
間口はそれほど広くなく、縦長のお店に横長のテーブルが狭しと並んでいます。
土曜日お昼時だったのでそこそこ混んでいました。
(予約していたので問題はありませんでしたが、皆けっこう長居していたようでした。)
海鮮チヂミ: 少し甘めのタレにつけていただきます。
ニラと干し海老主体で生地の表面がカリカリに焼けて美味。
海鮮と言っても細かく切ったイカゲソと表面にびっしりとのった干し海老ぐらいでした。
もう少し海鮮素材が入っていても良いのでは?
(写真は半分程食べてしまってから撮ったものです。)
キムチチヂミ: びっくりするようなオレンジ色でした(キムチチヂミなので当然ですね)。
キムチの味が生きていて、表面のカリカリがやはりたまりません。
チャプチェ(韓国風春雨炒め): 春雨を野菜、キクラゲ(個人的に大好物)と炒めたもの。
コシのある春雨が美味しかったです!
トッポギ: 定番の韓国料理ですが、甘いけれど辛いタレがモチモチした食感のお餅にからんで絶妙です。
ベースが甘いので私にとっては辛い部類には入りませんが、人によっては辛く感じる人もいるようです。
パンチャン(小皿料理): 水キムチ、ジャガイモのナムル、ほうれん草のナムル、白菜キムチ、ワカメの煮物、小女子を蜜で絡めたもの、こんにゃく煮、カクテキ(写真中央、そして手前から時計回りで。正式名称がわかりませんので悪しからず)。
こちらは料理を注文すると出てくるようです。
本場韓国にも負けないほどの数の多さで嬉しかったです!
豆腐チゲ: こちらも大好きな定番メニューです。
柔らかい豆腐、アサリ、玉ねぎ、ズッキーニ?が入っていて、辛さほどほどでさっぱりとしたお味でした。
もうすこしコクと辛さが欲しかったです。
ダックトリタン: 骨付き鶏肉、長ねぎ、じゃがいも、にんじんを唐辛子スープで煮込んだもの。
タッカルビのお鍋版といった感じの料理。
鶏肉の旨味が甘辛いスープに出ていて美味しかったです。
玉子料理: 刻んだ野菜が入った茶碗蒸しのような食感のふわふわ玉子料理。
こちらはサービスとして出てきました。
ダックトリタンは実は頼んでおらず、料理を注文するときにカムジャタンとこちらをお薦めされ、カムジャタンが苦手の友人がいたので「カムジャタンはダメねぇ・・・。」と話していたらいつの間にかオーダーされていました。
(大人数だったので量的にはちょうど適当だったのでOKでしたが。)(苦笑)
お料理の味はどちらかと言うとマイルドでさっぱりめ、食べ易いものが多かったように思います。
私は辛いものが好きなので、もう少し辛くても良かったかなと思いますが、このくらいだと又すぐに食べたくなるような気がします。
昼間だったのでアルコールは飲みませんでしたが、1人2,000円足らずだったので予想通りのコスパの良さでした。
(コリアンタウンの他の店でも大体2,500円までに収まるところが多いですね。)
料理も雰囲気も庶民的。
「こちらがお薦めですよ~~。」と言ってどんどん薦めてくれるので、慣れていない方はえっ?って思う(半分押し売りのような・・・)かもしれません。
でもその分地元韓国のお店にも負けないパンチャンの数の多さ、玉子料理のサービスがこのお店の特徴ではないかと思います。
お店を出るときに「又お願いしま~す!」と笑顔で見送ってくれました。
韓国料理初心者が行っても間違いなく美味しいと感じるお店だと思います。
9位
1回
2012/10訪問 2012/10/16
暑かった夏を懐かしんで・・・ 絶品の冷たい桃のスパゲッティーニ
【再訪】
評価を3.5→4へ。
倉谷シェフが本年をもってこちらを退職、ましてや冷たい桃のスパゲッティーニがもうすぐ終了と聞いたら行かずにはおられません。
実は以前から気になっていて今年一度電話をしたものの、少し悠長に構えていたら10月も半ば。
お電話したら、冷たい桃のスパゲッティーニを予約できるのは10月13日(土)が最後で、後は在庫の桃がなくなり次第終了とのこと。
今週滑り込みで伺ってきました!
伺ったのは13時頃。
念のため予約をしていたのですが、ピーク時を過ぎていたので、お店はそれほど混んではいませんでした。
ランチメニューは以下の通り。
■アンティパスト
魚介のマリネ 菜園仕立て
鯖のマリネとアボガド
モッツァレラととまとのカプレーゼ
農園茄子、パプリカのポタージュ、胡瓜と釜あげしらすのせ
農家さつま芋、りんごのグラティナート 生ハムのせ
■パスタ
ちりめん、松の実のぺペロンチーニ、スパゲッティ
キャベツ畑のスパゲッティ
とっておき生うにのスパゲッティ(+900円)
スパゲッティ、ポモドーロ(トマトソース)
スパゲッティ又はペンネ アラビアータ(辛いトマトソース)
さんま入り アンチョビとまとのカッペリーニ
きのこのスパゲッティ(岡山・三重・新潟・長野~)
アンチョビ、ブロッコリーetcのスパゲッティ
トリッパとまと煮、じゃが芋のスパゲッティ ポーチドエッグのせ
伊産!!フレッシュポルチーニ茸100g(+900円)
冷たい桃のスパゲッティーニ(コースとの併用+500円、単品1,800円)
★Antipasti e Pasta 1,890円
最初に地野菜のサラダ
お好みのアンティパスト
お好みのパスタから一皿ずつ
コーヒーまたは紅茶
★Crattini 3,460円
最初に地野菜のサラダ
お好みのアンティパスト
お好みのパスタの中から3品好きなものを
本日のドルチェ
コーヒーまたは紅茶
■追加のデザート 760円
自家製プリンガトーショコラ
アールグレイ風味のパンナコッタ
今回は軽めにAntipasti e Pastaを。
生ハムが好きなので、アンティパストを農家さつま芋、りんごのグラティナート 生ハムのせにしようか迷ったのですが、内容をお伺いすると、グラノパダーノチーズを使ってありパルミジャーノに近いお味とのことだったので魚介のマリネ 菜園仕立てにしました。
(前回のレビューを見たら、やっぱり同じようなものを頼んでますね。(笑))
地野菜のサラダ: キンキンに冷やしたお皿には、リーフレタス、トレヴィス等。
オリーブオイルとヴィネガーベースのドレッシングであっさり合えてあるのみ。
野菜の苦味まで味わえるシンプルな味付けで、非常に私好みでした。
今回は塩加減も良かったです。
魚介のマリネ 菜園仕立て: 歯応え良いイカとタコがセロリ、タマネギ、赤パプリカ(これはみじん切り)と一緒にしっかりマリネされていました。
香味野菜と合わせてあるので生臭さはなく、塩気と酸味が絶妙。
下には茹でたインゲン、上には香り良いルッコラがのり、食感と味に深みを持たせています。
皿の縁にあるる唐辛子をつけていただくと味に締まりが出て楽しいですね。
フォカッチャ: 爽やかで若々しい香りと後味に苦味のあるオリーブオイル(私好み)と一緒に供されました。
フォカッチャはローズマリー入りで、ふわっとしていますがもっちり感が強く、こちらも非常に私好み。
程好い塩味で、粉の甘味が強調されているように感じました。
冷たい桃のスパゲッティーニ: まず、サービスのジャガイモとタマネギのポタージュが小さなカップで供されました。
クリーミィーで滑らかで濃厚。
ほどなく冷たい桃のスパゲッティーニが運ばれてきましたが、桃の淡いピンク色にミントの緑が映えて、あまりの美しさに見ただけでうっとり~。
やや硬さの残る白桃が、塩、ヴィネガー、オリーブオイルと調和し、甘味と酸味が見事に引き立てられています!
しっかりと冷やされた細めのスパゲッティーニは瑞々しいトマトソースで和えられているようで、円やかな甘みがありコシが秀逸。
こちらも絶妙な塩加減でさっぱりといただけます。
スーッと澄み切ったミントの香りに、ピリッと辛い胡椒の粒が弾けて美味しいこと!
レモンティー: 桃のスパゲッティーニの味わいを掻き消さない柔らかな入れ加減。
主役はお料理ですから、紅茶の味わいはこれくらいでいいといつも思います。
お目当ては何と言っても冷たい桃のスパゲッティーニでしたが、サラダ、前菜、フォカッチャ・・・他も非常にレベルの高いお料理に出会うことが出来ました。
桃は大好きなフルーツですし、イタリアン大好きということもありますが、桃をパスタの素材として生かしきったこの一皿に限って言えば、4.5を進呈してもいいかなぁという出来栄えでした。
厨房から近い席だったこともあるかもしれませんが、間隔を置かない絶妙なタイミングでお料理がサーブされました。
今回いただいたコースは後で考えてみるとすべて冷たいお料理だったので、暑い夏にいただいたらさぞや清涼感溢れる品々だったろうと思いますが、暑くて長い夏を懐かしみながらいただくのも又格別でした。
残念なのは、このお味をこちらで来年再び・・・とはいかないところです。
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‘09/04/29のレビュー
東京駅丸の内口を出て左折、丸の内ビルを越した角を右折、三菱商事を右に見て丸の内仲通りよりさらに一本向こうにある道(丸仲ウォーク)を左折して少し進むとお店の赤い屋根が左側に見えてきます。
(丸の内仲通りビルと岸本ビルの間の道が丸仲ウォークで、お店は丸の内仲通りには面していません。)
お店の前には同じ色のパラソルが並び、テラス席もあって開放的。
窓が大きくとってあり明るくカジュアルな雰囲気のお店です。
こちらで評価が高いので行ってみたいと思ったお店だったので、いろいろ選べるCrattini(3,460円)にしました。
地野菜のサラダ: リーフレタス、ベビーリーフ、ルッコラ、ポロネギ(写真で白っぽく見えます)等の野菜がオリーブオイル、ビネガー、塩コショウで和えられていました。
惜しかったのが塩味が濃い目だったこと(濃いというより、塩の味が妙にたっていました。イタリアの家庭で食べるとこんな感じの味がして個人的には好きなんですけどね)。
野菜の香り、苦味、食感を楽しめて私は好きですが、野菜が苦手な方には少々ワイルドなお味だったかもしれません。
フォカッチャ風のパンがオリーブオイルと共に出てきました。
パンはもちっとしていて美味しかったのですが、生地にオリーブオイルを使ったパンにさらにたっぷりとオリーブオイルをつけなくても・・・とは私の個人的意見です。
後味にピリッと苦辛さを感じる私好みのオリーブオイルでした。
アンティパストとパスタから3品: アンティパスト1品、パスタ2品の選択でも良いそうで、おもしろいなぁと思いました。
私はアンティパスト2品、パスタ1品にしました。
鶏の野菜スープ: じゃがいも、マッシュルーム、ごぼうのスープということなので温製にしましたが、冷製もありました。
3種類の野菜が渾然一体と優しいクリームスープになった感じでしつこさはまったくありませんでした。
ごぼうの香りがしてとても美味しかったです。
中央にある白いものは卵の白身だと思っていたら、モッツァレラ・チーズでした。
イカとタコのサラダ仕立て: イカとタコの上に細かく切ったトマトとベビーリーフとルッコラ、クスクスがのっていました。
イカもタコも火の入れ加減が絶妙でとても柔らかく、塩加減も良かったです。
お皿の手前に見えるのはバジルソースとチリで、こちらをつけながら食べると又さらに美味しかったです。
エビのサラダ仕立て: 濃いピンク色はエビのソースだそうです。
中央がチーズケーキのような食感、プリプリのエビと円やかなテリーヌが口の中で解けました。
(同僚が選んだ料理ですが、盛り付けがきれいなので写真に撮り、一口いただきました。)
ウドとイカのスパゲッティー ルッコラとからすみのせ: ルッコラとからすみが好きなので、あえてイタリアンの食材でないウドを使ったパスタがどのような感じになるのか興味がありました。
香り深いウドがルッコラの香りに負けず主張し、イカとからすみの潮の香りが相まってとても美味しかったです!
イカもアンティパストに出てきたイカとは違う食感で楽しめ、チリの隠し味も効いていました。
ただルッコラの硬い茎がけっこう入っていたのでもう少し厳選して欲しかったです。
(こちらにも言えることですが、野菜の青味、苦味、香り、食感がストレートに出ていて野菜好きにはたまらない一皿でした。でも「チャレンジして食べてみよう!」という向きには合わないお味かもしれません。)
ドルチェ: グレープフルーツ、ブルーベリー、ラズベリー、キウイ等のソースがパンナコッタに添えられていました。
ただのパンナコッタではなく、リキュールが入ったソースがアクセントになっていました。
紅茶: 私はコーヒーがダメなので紅茶にしました。お味は普通。
(イタリアンレストランで美味しい紅茶を期待してはいませんが、たまに煮出しすぎた苦々しい味のお茶が出てくることもありますが大丈夫でした。)
ちなみに、エスプレッソをお願いした同僚は本格的に苦かったと言っていました。
アラビアータ、ボロネーズといった定番メニューもありますが、ちりめんじゃこ、ごぼう、うど等・・・日本料理の食材や季節の野菜をうまくイタリアンに融合させた感があります。
食材は新鮮で味が生かされているお料理だと思います。
盛り付けは文句なくきれいで、野菜好きには嬉しいメニューがたくさんあります。
昼時でスタッフの数が少なかったのか全く余裕がなさそうな雰囲気、さらにアンティパストの順番を間違えて私のところに持ってきたものを他の方に持って行くという失態もありました。
(カジュアルな集まりだったので問題ありませんでしたが、接待だったら苦笑を通り越してしまう場合もありますよね・・・。)
ランチタイムが終わって早くお店を閉めたかったのか?、アンティパストを食べている間に次のパスタも運ばれてきました。
キメとなる部分に少しずつのマイナス点がありこのような評価になってしまいましたが、決して嫌いなお店ではありません。
他に、地野菜のサラダ、アンティパスト1品、パスタ、エスプレッソのAntipasti e Pasta(1,890円)、地野菜のサラダ、本日のパスタ&メインの1プレート、エスプレッソのPiatto Unico(2,940円)、前菜盛り合わせ、スープ、パスタ、メイン、ドルチェ、エスプレッソのコース(5,670円)がありました。
13時に入ったときまだ混んでいて、ほとんどの人がコースメニューを頼んでいるようだったので、ある程度まとまった人数で行くなら予約していった方が良いと思います。
夏季限定の絶品、冷たい桃のスパゲッティーニを食べに再訪してみたいです。
10位
3回
2018/02訪問 2018/03/08
【再訪】
東京駅近隣で安定した美味しさのタイ料理店で定期的に通っています。
今回もビュッフェでの利用。
以下料理名は正確なものではありません。
右上から時計回りに:
春雨サラダ、魚介と玉ネギ、セロリ炒めは辛さがガツッと効いていて私好みでした。
サラダはサニーレタス、水菜、キュウリ、カボチャ、ビーンズ・・・とありましたが、葉野菜のみにしました。
海老とキャベツ、小松菜炒めはキャベツが甘くて美味しかったです。
定番のパッタイとガパオ。
2ラウンド目によそった牛肉と茄子炒めは牛肉が柔らかく、甘めの味付けにナンプラーが効いていました。
グリーンカレーの具材は定番の鶏肉と茄子、レッドカレーは鶏肉と筍で共にコクがあって美味。
ジャスミンライスは好きなのですが、ビュッフェとなるといろいろいただきたいので今回もパス。
トムヤムクンの酸味と辛味のバランスも良いですね~。
スープはもう1種類ありましたが、辛くなかったので取りませんでした。
デザートはマンゴープリンとタピオカミルク。
タピオカミルクはタピオカがたっぷり、スイートコーンとパパイヤの薄切りも入っていて、甘さが嬉しかったです。
安定した美味しさで、食後タイ料理をいただいた~!という満足感に浸れました。
辛い物好きなので、春雨サラダはいつも楽しみなものの一つ。
グリーンカレー、レッドカレー、トムヤムクンは辛さとコクがあって、香り、風味共に良いですね。
価格は安くても薄まっているようなものを提供しているお店とは比べ物になりません。
いつ伺ってもブレが少なく美味しいので安心できます。
定番メニューはいつも変わらずあるので、それほど多くない料理数からするといつも同じメニューが揃っているという印象。
あまり変わり映えしないメニューのようにも思えますが、私のようにたまにしか行かない人は定番メニューがある方が嬉しいので私は問題ありません。
気になったことを強いて上げるとすると、トムヤムクンの海老が火が入りすぎてちょっと硬くなってしまっていることぐらいでしょうか(これはビュッフェなので仕方がないですね)。
それと、パクチーも置いてあるともっと嬉しいですね。
ビュッフェとはいえ、高級感ある雰囲気も味わえるのでその点も良いですね。
時期を置いて、又伺いたいと思います。
東京駅周辺で好きなタイ料理店ということで何度も伺っています。
今回もランチビュッフェでの利用。
いただいたものは(皿の左から時計と逆回りに)サラダ、魚介と春雨のサラダ、ガパオ、豚肉と野菜の炒め物、魚介と春雨の炒め物、トムヤムクン、フィッシュボールのスープ、グリーンカレー、レッドカレー、海老とキャベツの炒め物、パッタイ。
(料理名は正式名称ではありません。)
こちらに来るとお料理中心になることが多く、サラダは初めていただいたかもしれません。
レタス、水菜、ニンジンに、豆類、カボチャも取ってみました。
ドレッシングは3種類くらいから選べたので、ナンプラー入りのものを。
野菜は新鮮で、ドレッシングがエスニック風味なのでとたんにタイ風に変わりますね。
魚介と春雨のサラダと豚肉と野菜の炒め物が中でも辛め。
これらをいただいた後は他の料理もすべて辛く感じてしまうほどで、私的にそこがイイです!(タイ料理いただきにきてピリ辛味が効いていないとがっかりしますよね。)
ビュッフェだとたまにやや薄まったものが提供されることがありますが、トムヤムクンは濃厚な海老の風味が感じられ、酸味強め。
グリーンカレー、レッドカレー(こちらの方がグリーンカレーよりやや辛いです)も辛さがあって美味しかったです。
以前少しマイルドになったように感じたことがありましたが、今回は辛さもコクの点でも満足でした。
ライスを取るとお腹一杯になってしまうので、今回はライスなしにしました。(笑)
デザートはマンゴープリンのみいただきました。
他にタピオカミルクともう一品ありました。
お値段は少し高めですが、やはり間違いない美味しさでした。
又利用させていただきたいと思います。
【画像追加9枚】
【追記】
夏になるとやっぱり食べたくなるのがタイ料理・・・ということで行ってきました。
(私の場合タイ料理は一年中好きなんですけどね。(笑))
写真は手前から時計回りに、春雨サラダ、ライス(もちろん香り米)、パッタイ、イカと野菜炒め、豚肉とタケノコ炒め、彩り野菜炒め、ガパオ。
パッタイはちょうど運悪く最後に残っているものだったせいか?麺が伸びていて味も美味しくありませんでした。
少し待てば又新しく作ったものが足されるので、それを待てば良かったです。
今回は初めてトムヤムクンではなく、鶏肉のココナッツミルクスープが出ていました。
鶏肉、フクロダケが入っていてトムヤムクンのように酸っぱ辛いのですが、ココナッツミルクが入っているのでややマイルドなお味。
もう一つのスープは白菜とフィッシュボールのスープで、白菜、魚のすり身団子(柔らかい蒲鉾のような食感)、キクラゲが入ったあっさり味でした。
辛くないので辛い物苦手な方にもOK、辛い物好きな私でも一息つけて美味しいです。
デザートは、タピオカココナッツミルクの他に、さつまいものココナッツミルク(温かいデザート)と甘草ゼリーがありました。
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'11/03/22のレビュー
個人的に外食はあまりしないほうですが、タイ料理好きということもありこちらは定期的に通っているお店の一つです。
白菜と肉団子のスープ、かぼちゃと豚肉の炒め・・・グリーンカレーには茄子、ピーマンの他にかぼちゃが入っていました。
冬野菜を使ったメニューが目立ちました。
餅米とココナッツミルクのデザート、マンゴープリン(イチゴとメロンのトッピングがなされ、マンゴーの味が濃く美味しかったです!)の写真もアップしておきます。
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'09/9/30のレビュー
今回新しいメニューは白身魚の甘酢炒め、タイすき春雨スープ等。
グリーンカレー、レッドカレー、トム・ヤム・クン等タイ料理の代表とも言われる料理の辛さが以前よりややマイルドになっていたような・・・。
タピオカココナッツミルクにはコーンの他に淡いグリーンのカンテンゼリーのようなものが入っていました。
味は美味しかったのですが、タピオカとゼリー両方共に柔らか過ぎて、ココナッツミルクに浸かり過ぎてしまったのでしょうか・・・?
それでも東京、丸の内界隈のタイ料理ビュッフェではここが一番美味しいと思います!
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'08/10/2のレビュー
新丸ビル6階にあるタイレストラン。
定期的に行きたくなるタイ料理。
今回もランチ・ビュッフェ(2,200円)ですが、以前にも数回訪れています。
お料理はグリーンカレー、レッドカレー、トムヤムクン、シーフードの玉子カレー炒め、牛挽肉のバジル炒め、ガパオ(鶏挽肉のバジル炒め)、パッタイ(タイ焼きそば)、春雨サラダ、牛肉となすのサラダ、野菜サラダ等がありました。
(グリーンカレー、レッドカレー、トムヤムクン、春雨サラダはほぼ常時あるように思います。)
刺激的な辛さの中にハーブの香りが心地良く美味しいです。
デザートはタピオカココナッツミルク(コーンが入っていてやや塩辛い味ですが私は好きです)、かぼちゃのムース(卵を使ったケーキのような感じ)、他1品。
高級感漂う内装に丁重なスタッフのサービスはいつも気持ちが良いです。
(今回気づいたのですが、窓側の席にある椅子は通路に出やすいように片方だけ肘掛がなく工夫されています。)
ローカル色一杯の屋台風タイ料理もいいけれど、いつもよりちょっと気取った雰囲気でお洒落なタイ料理を食べたかったらここは格好な場所だと思います。
ちなみに隣の丸ビルにあるマンゴツリー東京と比較してみると、メニューの品数の豊富さであちらが好きな方もいらっしゃるとは思いますが、”辛い、甘い、酸っぱいのタイ料理”を食べに行く目的なら私は絶対にこちらをお薦めします!
お値段もこちらの方が格安です。
(辛いのが苦手な方はマイルドなアジアン・フュージョンといった感じのマンゴツリー東京の方がいいように思います。)
現実的な私としては、何はともあれ実質料理そのものが美味しいレストランの評価が高くなります。
でも、そこは人間だから、素材の取り入れ方、盛り付け、サービス・・・も加味しての採点となります。
価格帯が上がればその辺までを加味して、時によっては拘ってしまうのが常です。
(どんなにB級な店でも無愛想な接客より、帰り際に笑顔で見送ってもらった方がいいに決まってます、よね?(笑))
伺ったレストランの数が多くないので個人の好みが入ったかなり偏ったベストテンになっています。
来年はもう少し新しいジャンルのレストランを訪問してみたいです。
行きたいレストランの数知れず・・・。