AI94さんのマイ★ベストレストラン 2018

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AI94 (女性・東京都) 認証済

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

2018年も食べ歩きには程遠い状況ながら、自分が好きなイタリアン、蕎麦、エスニック/カレーから高評価のお店が選出できたのは私的に嬉しいです。
(というか、たまに外出できる機会にそれらジャンルのお店に出向いたこともありますが。)

2019年も同じような状況が続くと思いますが、少しでも気になったお店に行く機会があれば良いと願っています。


マイ★ベストレストラン

1位

SPICY CURRY 魯珈 (大久保、新大久保、西武新宿 / カレー、台湾料理)

1回

  • 昼の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.3
    • | CP 4.3
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2018/05訪問 2018/07/01

期待に違わぬスパイスの香り立ちと素材を活かしたカレー、魯肉飯との絡みが楽しい大満足の一皿!

ずっとずっと気になっていていつか訪れたいと思っていましたが、先日その機会に恵まれました。

JR山手線 大久保駅から線路沿いに新宿方面に歩き職安通りを右折、北新宿百人町の交差点でさらに右折し一つ目の斜めに走っている細い通りに入って少し行った右手にお店があります。
(大久保駅からだとさらに近いです。)
飲食店の他にスタジオが入るビルの1階、やや奥まったところにあります。

平日11時少し過ぎに伺いましたが、その時点で既に地下の階段下から折れ曲がるほどの長い行列が出来ていました。
人数にして20数名といったところで、そのほとんどが男性。

12、3分後、開店と同時に入店した人達が食事を終えたようで列がやっと動き出しました。
その後10分毎ぐらいに少しずつ列が前に進んで、11時40分頃にどうにか階段上まで到達(まだまだ先が長いです 苦笑)。

外観はガラス張りで暖簾やメニューもすべてカレー色。(笑)
壁や柱にメニューが貼ってあるので、待つ間にメニュー選びができますね。

12時10分過ぎにようやっと入店することができました。
店内は縦長で左壁に沿ってカウンター7席、奥にカウンター2席があるのみでその奥が厨房になっています。
奥の方がややスペースがあるものの決して広くはなく、それでもほっこりとした空気感があって居心地はさほど悪くはありません。

メニューは以下の通り。

ろかプレート(お好きなカレーと魯肉飯のワンプレート) 950円
魯肉飯 750円
選べる2種カレー(お好みのカレー2種) 850円
単品カレー&ライス 700円~
 魯珈チキンカレー 700円
 ラムカレー(ビンダル風) 800円
 クリーミィ野菜コルマカレー 700円
 限定カレー 700円~

ライス大盛り 100円
るうろう煮玉子 100円
肉ダブル(魯肉飯) 250円

■SIDE MENU
ぷちサラダ 100円
ぷちカレー(ルーのみ)各種 200円

■DRINK
ラッシー 200円
チャイ(hot/ice) 200円
ジャスミン茶(ice) 150円
瓶ビール各種 500円
がぶ飲み赤ワイン 500円

■ろかのお弁当
お好みのカレー(500円、ラムカレーは+100円)、魯肉飯(600円)


限定カレーはマンゴー、ライム、青唐辛子のピクルスを使った酸味あるアチャーリーししゃもカレーとのこと。
初訪なのでろかプレートで、魚のカレーは大好きなので限定のアチャーリーししゃもカレーを選ぶことにしました。

10分強で料理が到着。
「最初は魯肉飯を、後は混ぜてお召し上がりください」とのこと。

魯肉飯の周囲に限定カレー、サラダ、玉ねぎのアチャール、マスタードオイル高菜が取り囲むように盛り付けられています。
限定カレーの上にはかいわれ大根がのって彩りも綺麗ですね。

魯肉飯: 豚肉は柔らかく、八角や花椒が効いた甘めの味付け。
挽肉ではなく粗く切ってあるので肉感があり、脂身の旨味が円やかでいやなしつこさはありません。

煮玉子も黄身が半熟で茹で加減がちょうど良く、肉とライスにもよく馴染みます。
ふっくらとしたターメリックライスは甘味もあって美味しいです。

アチャーリーししゃもカレー: 魚の旨味がたっぷりと染み出たルーは酸味の後にスパイスの辛さががつっ!と来ます。
ルーにはトマトの片鱗も見られ、ライムのすっきりした風味がとても爽やか。
他にマスタードシード?、唐辛子、カレーリーフも入っていて、スパイスの芳香がたまりません。

卵入りのししゃもの身がそのままごろりと入っているだけでなく、卵がほどけてルーもししゃものプチプチとした粒々感たっぷり。
卵のコクに強い酸味が非常にマッチしたカレーでした。

サラダ: サニーレタスに細かく刻まれた紫キャベツが散らされていてビジュアルも綺麗!
野菜も新鮮でした。

玉ねぎのアチャール: 酢の酸味がしっかり効いたさっぱり味。
味が含んで適度に柔らかいですがシャキシャキとした食感が心地良かったです。

マスタードオイル高菜: マスタードの粒と酸味が高菜に馴染み、甘さ控えめな大人味でした。

副菜: もやしを軽くスパイスで和えてあり、こちらもさっぱりとした味わいでした。

ライスはふっくらと炊かれた甘味のあるターメリックライスで、この方がカレールーの含みが良いですね。
カレーだからと硬めにしすぎていないところが私的に好みです。

甘さのある魯肉飯と辛味と酸味強めなカレーの相性が絶妙で、最後までとても美味しくいただけたのは言うまでもありません。


ずっと伺いたいと思っていた念願のお店でしたが、期待に違わぬスパイスの香り立ちと素材を活かしたカレーの味わい、中華スパイスが使われた魯肉飯との絡みが楽しい大満足の一皿でした。

魯肉飯は肉、特に脂身の旨味や甘さをうまく引き出し、スパイスで軽やかに仕上げてあり、肉派でない私でも美味しくいただけました。

限定のアチャーリーししゃもカレーは、濃厚なししゃもの風味が強めな酸味と相性良く好みの味でしたが、酸味がかなり強いので好き嫌いが分かれるかもしれません。
(よもだそばのカレーより酸味強めでした。←比較対象するものが全く違うジャンルですみません。)
その日によって辛さに違いがあるかもしれませんが、カレーに関してはかなりの辛さなので、辛い物苦手な方にはちょっと辛いレベルかと思います。

周囲に添えられたサラダや副菜も丁寧に仕上げてあり、味しっかりめでコクのある魯肉飯とカレーとのバランスを取っている感じがしました。

ベースのメニュー数は多くはなくても、2種選択可能、更にカレーのみ追加可能なので、バリエーションは豊富。
限定カレーに関しては、開店以来同じメニューを作ったことがないという驚きの事実(伺ってみると、私が伺った週で70数種とのこと)。
もうこの時点で一人営業のレベルははるかに超えています。

ビジュアルの綺麗さや、お一人で切り盛りされる中少しでも食事を楽しんでいただきたいと思う雰囲気作りはやはり女性さながら。
週に2度以上伺わない限り、いつも新しいメニューに味わえるのは顧客からみて非常に魅力的。

このため、リピート率が非常に高いと思われ、実際私が居る間も常連さんと思われる方がちらほら見受けられました。
(中には食事後店主といろいろ親しげに話し込まれていらっしゃる方も。)
日によって差があったとしても、1時間以上待つのは必至と思われ、並んでいるのはお昼休みに余裕がある近隣の職場や営業職の方、フリーターと思われる方、もしくはお休みを取ってわざわざ来られる方なのだと想像します。

事前に連絡済みなのか、お弁当を買って行かれる方もちらほら。
又、食事後お弁当をいくつか買って行かれる方もいらっしゃいました。

左側のカウンター席は席間が狭く、壁に向かっていただくスタイルなので、体格大きな方はややきつく、人によっては苦手かもしれません。

それでも行列が絶えないのはこちらでしか味わえない独自のスタイルと味わいがあるからに他ありません。

卓上にあった砂糖でコーティングしたカラフルなフェンネルをいただいて退席。
いつもよりちょっと甘めに感じたのは気のせいでしょうか。

カレーやエスニック好きな方はもちろん、興味のある方は一度は訪れて損はないお店だと思います。

再訪必至。
大久保界隈には他にも行きたいお店がありますが、こちらには又吸い寄せられてしまいそうです。(笑)

  • ろかプレート、アチャーリーししゃもカレー
  • 魯肉飯;アップ
  • アチャーリーししゃもカレー;アップ

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2位

東京チャイニーズ 一凛 (新富町、築地、東銀座 / 四川料理、中華料理、海鮮)

1回

  • 昼の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク 3.8 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥8,000~¥9,999

2018/11訪問 2018/12/13

吟味した食材を丁寧に調理し、香辛料で香り良く仕上げたモダンチャイニーズ

以前から伺いたいと思っていたお店に、先日フォロワー様とようやっと行く機会を得ました。

東京メトロ日比谷線 築地駅4番出口を出て、目の前にある築地三丁目交差点を右折し道を直進、一つ目の信号を過ぎて一つ道を過ぎると右側にお店があります。
‘一凜’と書かれた看板とメニューがあるのでわかりやすいと思います。

週末12時に予約して伺うと、入ってすぐ左側にあるカウンター席中央に通されました。
厨房はその中にあり、右側と奥にテーブル席がありカジュアルな造り。
カウンター下に荷物は入れられますが、席間もそれほど広くないのでコート等預かっていただくことも可能でした。

8,000円(税抜)のおまかせコースを事前に予約していただいていたので、白豪銀針(900円)をオーダーしてシェアすることにしました。
透明な茶器での提供なので、茶葉の形状や開いていく様子がわかって綺麗ですね。
茶水は淡く、円やかですっきりとした飲み口にほのかな薫香があります。
二煎目以降は香り、味わい共に深みを増してきますが、強い後味が残らないのでとてもいただきやすく美味でした。

上海蟹の紹興酒漬け: 茶葉の入ったフィンガーボールがまず提供され、その後に配膳されました。
南天の葉でしょうか、が上に飾られています。

口に含むと紹興酒の香りが鼻から抜け、ねっとりとした身とミソが何とも濃厚。
甘味ある紹興酒の風味が香り良く、漬けダレが秀逸ですね!
タレはしっかりとした味付けなので、お酒と一緒にいただくのに最適。

10日間紹興酒に漬け込んだものを提供なさっているそうで、じっくりとした旨味が感じられました。

よだれ鶏: 粗めに砕いたピーナッツと香菜のみじん切りがかかり、その上に細く切ったレバーがのっています。
よだれ鶏本体とレバーは同じ鳥肉を使ってあるそうで、実はこのことがとても難しいのだそうです。

ふっくら、しっかりとした鶏肉に麻・辣風味のタレが絡み、ピーナッツと白胡麻が香ばしく、香菜の香りがふわっとのってもう堪らない美味しさ!
レバーがねっとりと、とろりと舌の上で溶けます。
ピリ辛加減、花椒の痺れも程好いので素材の旨味が引き立ちますね。

焼き餃子: よだれ鶏のタレを少し残しておいていただきます。
餃子はもう少し小ぶりなものを想像していましたが、しっかりとしたサイズ感がありました。

まずはそのままいただいてみると、皮は揚げ餃子に近い香ばしさともっちり感、さらに餡から肉汁が溢れ出てきます!
麻・辣風味のタレが美味しすぎるので、餃子はタレにつけても間違いない美味しさでした。
(そのままいただくと肉の甘味がより感じられるので、そのままいただいて味の違いを楽しむのがベターですね。)

担担麺: さらに花椒を練りこんだ麺の提供がありました。

こちらも麺のみ先にいただいてみると、コシが強くつるつると喉越しが良いです。
最初は感じなかったのですが、後でかなりの花椒の痺れがやって来ます!
タレを混ぜ込んでいただくと、辣油が絡んで風味豊かになりました。

三陸産牡蠣、下仁田葱、銀杏の炒め物: 葱と銀杏の黄緑が色好く映えます。
ぱっと見鶏肉?と思ってしまうほどの牡蠣の大きさにびっくりしてしまいました(おそらく今までいただいたものの中で一番大きかったかと)。

片栗粉をまぶして揚げた牡蠣が香ばしく、ぽってりと濃厚で官能的。
シャクッと肉厚な下仁田葱が甘く、銀杏がねっとりした食感で、下味の塩梅が絶妙でした。

牛しゃぶ: ロール状に巻かれた牛肉の下には巻き湯葉、上に雲丹、キャビア、芽葱がのっています。

牛肉は適度にレアで柔らかく上品な旨味があり、雲丹とキャビアがアクセント。
巻き湯葉はしっかりめの歯応えで、オリーブオイルで香り付けされた甘めの紹興酒のソースがこれまた美味。
オリーブオイルの風味が食材を円やかに纏め上げてくれていました。

ズワイガニと娃娃菜(ワーワーツァイ)の春巻: ズワイガニと娃娃菜の餡が斜めカットされた春巻から見えています。

ズワイガニとトロトロになった娃娃菜の餡が熱々!
皮がパリッと香ばしく、ズワイガニと娃娃菜の甘味をふんだんに楽しみました。
娃娃菜はミニ白菜といった感じの野菜で、北京旅行の際にいただきとても美味しかったので懐かしくいただきました。

赤ハタと水蓮菜の蒸し物: 赤ハタの皮目に水蓮菜の緑、葱の白が綺麗な盛り付け。

ふっくらとした赤ハタの火入れ加減が絶妙で旨味たっぷりな上に、シャクシャクとした水蓮菜の歯応えが実に軽快。
こちらもややしっかりめのタレに絡ませながらいただきますが、水蓮菜は大好きなので噛み締めながらその甘味と瑞々しさを味わいました。

ふわっと感じる香菜の香りは気のせいだったのでしょうか・・・?

白子入り麻婆豆腐: フォロワー様曰く、冬場だといただけるという白子入り。

白子からは嫌な臭味は全く感じられずクリーミィーさがシンプルに伝わり、程好い麻・辣風味と酸味のルーとの絡みが絶妙。
油はそれなりに使ってありますが具材を包み込むように纏め上げ、白子が豆腐と同じようなふるふるの食感でいただけるところが素晴らしかったです。
大きめに切られた歯大蒜の香りと食感も秀逸でした。

ご飯: 水分を含んでふっくらと炊かれ、甘味のある美味しいご飯でした。
お代わりできるようでしたが、私はお腹一杯だったので一口だけいただきました。(笑)

アイス最中: スモーキーな紹興酒とバニラアイス入りの最中。

最中の種(皮)がパリッと香ばしく、ひんやりとしたアイスクリームはほのかな苦味と控えめな甘さでお料理の最後を締めてくれました。


最初のお茶から最後のデザートまでレベルが高く、吟味した食材を丁寧に調理した品々がいただけました。
食材の火入れ加減、料理の下に敷かれたタレの調味加減、よだれ鶏や麻婆豆腐の香辛料のさじ加減等が実に見事でした。
魚介類が好きなので、多めに取り入れられていたのは非常に嬉しかったです。

香辛料は辛さより香りを引き立たせ味わい豊かに仕上げてあり、盛り付けもとても綺麗。
ジャンルは四川料理になっていますが、モダンチャイニーズといった面持ちが強いです。

タレはしっかりめの味付けで紹興酒が使われていたりするので、お酒との相性は抜群。
一品ずつのポーションが程好いのでしっかりと味わえ、ゆっくりといただいたこともあって至福の満腹感に。

料理の提供もスムーズで、お茶のお湯の注ぎ足し等気配り良く、終始和やかでフレンドリーなサービスでした。

入店時は4、5割の入りだと思っていた店内も12時過ぎるとあっという間に満席となっていたので人気の程が伺えます(平日ランチ時は行列ができるほどと伺っているので、予約してゆったりできる週末の方がお勧めかもしれません)。

平日のランチから、友人・家族での集まり、カジュアルなデート、接待と幅広く使えるお店だと思います。

以前に何度もこちらにいらしているフォロワー様とご一緒していたので、素材の厳選、料理の仕上がり、味わい等間違いなく、お料理やお店の雰囲気をより楽しむことができました。
時間に追われている毎日ですが、久し振りに再会し、念願だったお料理をいただきながら共に時間を過ごせたことが何より嬉しく感じました。

お忙しい中この機会を作ってくださったフォロワー様に感謝いたします。

  • 上海蟹の紹興酒漬け
  • よだれ鶏
  • 三陸産牡蠣、下仁田葱、銀杏の炒め物

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3位

あめこや (豪徳寺、山下、梅ケ丘 / そば、日本酒バー)

1回

  • 夜の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2018/10訪問 2018/11/01

素材から拘った蕎麦前、風味豊かな蕎麦をほっこりと和む雰囲気で

ずっと以前から伺いたいと思っていた蕎麦店。

小田急線 豪徳寺駅北口を出て斜め右に走るやや曲がりくねった通り(小田急線沿いより1本左側)を道なりに歩いて行き、右手に郵便局が見えるのでその向かい側左側にお店があります。
店頭の看板も‘AMECOYA’と英字で蕎麦屋らしい外観ではないので確認しながら入店しました。
(実際、喫茶店か雑貨屋さん?と思ったほどでした。)

平日18時半に予約して伺いましたが、早めの時間だったこともあり先客は2組のみ。
右手にソファー席、左手奥に厨房があり、その前にカウンター席があります。
カウンター上や奥の壁にはセンス良い食器や蕎麦猪口、ぐい飲みが数多く置いてあって温か味のある店内。
調理している熱がこもっているのか、店内も温かかったです。

メニュー(税別)は以下の通り(詳しくは画像をご覧下さい)。
*ディナータイムはお通し代、席料300円が別途かかります。

■一品料理
西村茂さんの長芋 千切り 400円
蕎麦の実入り焼き味噌 450円
アボカドとクリームチーズのおかか和え 430円
おぼろ豆腐とじゃこのサラダ 650円
合鴨ロースと香味野菜サラダ 750円
自家製さつま揚げ 450円
ダッタン蕎麦の実入りポテトサラダ 430円
だし巻き玉子(奥久慈卵3ヶ使用、数量限定)
 甘口、青唐辛子入り(辛め)、季節のだし巻き玉子 各900円
銀鱈の西京焼き 880円より

■とりあえずの一品
長崎五島(福江島)より 板わさ 650円
天然稚鮎の一夜干し 600円
京都より万願寺唐辛子焼き 600円
①あめこやの定番!金時草(きんじそう)のおひたし 430円
②浜松より 茹で落花生 500円
③豊橋より 青パパイヤの浅漬け 500円
①②③の盛り合わせ(1~2名様用のミニサイズ) 700円

■お酒のともに、珍味各種
大人気メニュー!ズワイガニのとも和え 550円
自家製 蝦夷バフンウニ一夜漬け 1,080円
長野より 馬肉の燻製 700円
広島産 牡蠣の塩辛とマスカルポーネ 580円
★標津産 イクラ醤油漬け 700円
★長崎産 生からすみ 750円
★熊本産 豆腐味噌漬け 480円
★3点は盛り合わせ(800円)も可

■天ぷら各種
季節野菜の天ぷら(1~2名様分) 900円より
さつま芋(紅はるか)の天ぷら 600円

■魚介料理
刺身盛り合わせ 1人前 1,000円より
子持ち鮎のコンフィ 1,200円より
北海道より 糠漬け秋刀魚焼き 900円より
白身魚とトロ茄子の蒸し物 1,000円より
高知より 鯖の稚魚と野菜のグリル 1,000円
蛸の燻製と野菜の蕎麦サラダ 850円

■肉料理
赤身馬刺しと黄ニラの醤油漬け 1,080円より
北海道日高より 神威豚(かむいぶた)の塩ロースト 1,580円より
青森より 鴨のあぶり焼き(4枚) 1,280円より
和風ローストビーフ 1,700円より
南アルプスより 美桜鶏(みおうどり)の塩焼き 1,080円

■野菜料理
蕎麦粉の春餅(ちゅんぴん) 800円より
里芋の酒盗焼き 700円
温野菜サラダ 900円
遠州より 石川小芋の含め煮 700円

■温かいお蕎麦
かけそば 750円
かけ辛味そば、梅おぼろ昆布そば、たぬきそば 各850円
玉子とじそば 900円
鴨南蛮そば(温) 1,450円

■冷たいお蕎麦
2種もりそば 850円
もりそば 650円
ざるそば 750円
梅すずしろそば 800円
ごまねぎそば、くるみ汁そば、辛味大根そば 各850円
鴨汁そば 950円
冷し鴨南蛮そば 1,350円
秋限定! きのこ鴨汁そば 1,200円
*ワサビは別料金 一人前 50円

石臼手挽きそばがき 一人前800円より

■ディナーコース(2名~6名、席料込み)
3,400円、4,200円、5,200円
*5名様以上の団体には前日までのご予約&コース料理にて対応


2種もりそばを〆にしたいことはすぐに決まったのですが、料理数が多くて迷いますね。
野菜と魚料理からお勧めを教えていただき、季節野菜の天ぷらと子持ち鮎のコンフィをまずいただくことにしました。

お料理ができるまでしばしお茶をいただきながら待つことにします。
緑茶の色なのですが、ほのかに香ばしい風味と円やかな口当たりでとても和みました(まるで緑茶に蕎麦の実でも入れてあるかのような・・・)。

お通し: 枝豆のそば寿司で、緑色が鮮やかでコロンと可愛いです。
枝豆が食感良く、胡麻風味?で味付けされてあり、そばの風味と甘味がしっかり伝わってきました。

季節野菜の天ぷら(右手後、次に右手前から): かぼちゃ、インゲン、牛蒡、甘長唐辛子。
後方がトロ茄子、かぶで、紅葉が添えてありました。

かぼちゃはホクホク、いんげんからはヌメリも感じられ、牛蒡はしっかりと旨味を蓄え、甘長唐辛子は甘味の後に唐辛子独特の苦味があります。
とろ茄子は名前の通りとろっと柔らかく、下部は瑞々しさがあって、いずれも美味!

衣は薄いのでサクサクで香ばしく、素材のお味を引き立てる仕上がりでした。

子持ち鮎のコンフィ: 10時間以上かけてゆっくり低温調理してあるそうです。
箸を入れるとするっと身が解れるほど柔らかく、口の中でとろけます。
「エラが気になるかもしれません」とのことでしたが、全く気になりませんでした。

腹の卵とオイルがコク、ワタのほろ苦さがアクセントとなり、鮎の旨味を引き出す塩加減が何とも絶妙!

〆の蕎麦までまだ少しお腹に余裕があるので、金時草(きんじそう)のおひたしを追加していただくことに。

金時草(きんじそう)のおひたし: 汁が綺麗な紫色で、初めていただく野菜に興味津々です。

ほうれん草のような厚みのある葉はシャクシャクと歯応えよく、ぬめりも感じられます。
伺うと、モロヘイヤやツルムラサキの仲間の野菜とのこと。
上品な出汁の塩加減、ひんやりとした温度加減がぴたっとはまっていて見事でした。

声がけして蕎麦を茹でていただくことにしました。

2種もりそば
長野県栄村の十割蕎麦: 綺麗に切り揃えられた蕎麦は甘味が強く、コシもしっかりしています。
表面にわずかに粉のざらつきがありますが、とても喉越しが良いです。

群馬県赤城産の十割蕎麦: 少し置いて2枚目が供され、こちらは今年収穫したものだそうです。
そのせいか、蕎麦の穀物らしい風味が強めに感じました。

2種類共に細めですがエッジが立ってきりりと引き締まった蕎麦でした。

は出汁が円やかで甘味が少なめ。
薬味は爽やかな風味の葱のみで、非常に繊細。
蕎麦を少し浸していただくと、風味が豊かに広がりました。

蕎麦湯はとろみがかなりついていました。
さらっと自然体のものが好みですが、蕎麦粉が自然に馴染んでいたので汁も綺麗に伸び、嫌味は全く感じませんでした。


素材から拘り、素材が持っている本来の味を引き出すよう丁寧に調理された蕎麦前がとにかく秀逸。
繊細な面持ちなのに風味豊かな蕎麦に、こっくりと円やかな蕎麦湯。
ほっと息を抜いて寛げる空間と親しみあるサービス。

それらいずれも調和が取れていて、非常に快適な時間を過ごさせていただきました。

ある程度料理数いただきたかったこともあって数品注文しましたが、量的には控えめなものが多かった印象です。
値段的にはややお高めですが、味、内容を考えると相応かと思います。
(頻繁に訪れるわけではなく、たまに利用するのであれば何ら問題ないかと。)

メニューにも書かれていますが、少人数で営業しているため料理の提供はゆっくりめ。
(こちらに来たらゆったりと流れる時間を大切にしたい雰囲気があるので)時間に余裕のない方には向きません。

注文時料理の量や内容等詳しく説明していただいたり、後どれくらいで料理が提供されるか等連絡していただいたり、とてもきめ細かいサービスが行き届いていました。
(店内満席ではありませんでしたが、こういったサービスはなかなか出来そうで出来ないことだと思います。)

19時半頃にはぽつぽつと入店があり混んできたものの、終始忙しない雰囲気にならなかったのは店主及びスタッフの方の手順が良いからではないかと推測します。

お酒をいただきながら蕎麦前や蕎麦を和む雰囲気の中楽しめるお店として覚えておきたい一軒。
いつになるかわかりませんが、機会があればいずれ又訪れたいお店の1つです。

  • 季節野菜の天ぷら
  • 子持ち鮎のコンフィ
  • 金時草のおひたし

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4位

フィオッキ (祖師ケ谷大蔵、成城学園前 / イタリアン)

1回

  • 昼の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.3
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.8 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥8,000~¥9,999

2018/05訪問 2018/06/07

磯や森の香り、大地の息吹さえも感じさせる料理

イタリアン好きなら周知のお店ですが、機会あって先日訪れることができました。

小田急線 祖師ヶ谷大蔵駅北口を出て、線路から1つ右側にある道を進み、右側に郵便局を見て少し行った左側にお店があります。
ベージュ色の壁に茶色の木戸、オリーブの植木がある落ち着いた外観。

祝日開店時11時半に事前予約して伺いました。
両側にテーブル席、中央にサービスのためのテーブルがあり、一番奥が厨房のようで、大き過ぎず小さ過ぎず、落ち着きと温か味が共存する家の一室のような雰囲気。

5,000円、7,500円、10,000円と3つコースがありますが、真ん中の7,500円のコース(サービス、税抜き)を選択(電話予約した際にこちらも同時に予約)。

私はエルダーフラワーソーダー(700円)、お連れ様はグラス スプマンテ(1,200円)でまず乾杯。
エルダーフラワーのシロップをソーダで割ったものでしたが、ほんのりとした甘い風味と香りに炭酸のすっきりした飲み口でした。

まずメニューについての軽い説明があり、小さい本のように折りたたまれたメニューの背表紙にはシェフ手書きのサインが施されていました。
テーブル上の真っ白なナプキンの中にはグリッシーニが包まれていましたが、これほど長いグリッシーニは初めて見たかもしれません。
中が空洞でサクサクッと香ばしいグリッシーニをいただいていると最初の料理が到着。

ホタルイカのフリテッレと緑豆のピュレ: ホタルイカの磯の香りと香ばしく揚げた香りが一緒に立ち上がり、食欲をそそられます。
ホタルイカのリゾットをサイコロ状にして揚げたものに緑豆の風味を合わせてあり、透明な皿に茶色と緑色が映えますね。

ホタルイカのフリテッレはナイフで切ろうとするとふわっと潰れ、揚げてあることで香ばしさと旨味が加わっています。
緑豆のピュレは煮干、昆布等の和出汁も使われ、瑞々しく優しげな味わい。
ホタルイカそのものから出る磯臭い旨味もピュレによってすっきりした後味になっていました。

パン: タオルの中にくるまれたパンは3種類。
温めてあり、タオルを再びかぶせておくと冷め難いという嬉しいサービスです。

薄い茶色のライ麦パンはクラストがぱりっと、クラムがもっちり。
丸い形状のものはシチリア風のジャガイモのパンだそうで、周囲がパリパリで引きが強いです。
ハーブか何かが入っているかと思ったら、細かくしたブラックオリーブが練り込まれていました。
芥子の実がかかった小ぶりのものは他2種に比べてふわっとした生地感。

いずれも風味豊かな美味しいパンでレベルが高かったです。

天然真鯛と弓削瓢柑のテリーヌ: 運ばれてくるや否や、柑橘系の爽やかな香りがふわっと立ち上がってきました。
テリーヌが手前、カルパッチョが奥に、その間をリーフレタス、水菜、わさび菜、からし菜、ミニトマト、ナスタチュームが埋め、ビオラやバーベナ等のエディブルフラワーとディル等のハーブが散らしてある美しいビジュアル。
提供された透明のお皿の模様がお連れ様とは違っていて、小さなことですが素敵ですね。

テリーヌは皮めを焼いた鯛を使っているので香ばしく、カルパッチョと共に弓削瓢柑(ゆげひょうかん)のほろ苦さも感じる爽やかな風味が秀逸。
テリーヌのふわっとした柔らかさにカルパッチョのコシと、同じ鯛を使ってあっても食感が対照的で楽しく、新鮮な野菜と共にサラダ感覚でいただけます。
はらはらと振りかけられた塩が甘味があり、食材の旨味をぐっと引き出していました。

兎のローストと筍とウド: ハーブを詰めた兎に筍とウドを合わせ、ルッコラとエディブルフラワーを散らし、上から焼いたチーズがのせられていました。

皮めを香ばしく焼いた兎はプルプルとした弾力と所々コリッとした食感。
兎の出汁で炊いた筍とウドが甘めのソースと相性良く、散らしてある花山椒の香りを時折感じます。
ルッコラの香りや香ばしいチーズとも合わせながらいろいろな味わいが感じられる一皿でした。

苺と蕗の薹のリゾット: イタリアでしか手に入らない食材を蕗の薹で代用し、苺と合わせたリゾット。

苺の甘酸っぱさに蕗の薹の食感と香りが斬新な味わい。
チーズとオリーブオイルでとろりと濃厚に仕上がっていました。
歯応えある米の火入れ加減は絶品だったのですが、苺はやっぱり生でそのままいただきたいなぁ・・・と思いました。
(フルーツの中でもとりわけ苺はそのままが一番美味しいと思っているので。)

スペシャリテ ~牡蠣、森の香り~: 貝殻に入った大振りの牡蠣に、ポルチーニ茸、ゴルゴンゾーラ、サマートリュフを加えたソースがかけられていました。

ぽってりと大きな牡蠣はシャキシャキとした食感で瑞々しさもあり、牡蠣本来の旨味にコクのあるクリームソースがとろりと絡んで抜群の相性。
牡蠣は三陸産とのことでしたが、これほど大きな牡蠣をいただくのは初めてだったかもしれず、食感、旨味共に絶品!・・・牡蠣って本来こういうお味だったのね、と再認識したほどです。
サマートリュフはあまり香らなかったのですが、ポルチーニ茸のふくよかな香りにゴルゴンゾーラのコクが加わり、苦手なゴルゴンゾーラでも軽い風味づけだったので全く気にならず美味でした。

仔羊の藁包みロースト: 藁、そして更に紙でくるまれた仔羊とオーブンの灰の中で焼いたジャガイモがテーブルに運ばれ、料理のバックグラウンドについてまず説明がありました。
朝畑仕事へ出る前に肉を干草に包んで暖炉の横に置いておき、夕方畑仕事から戻ると料理が出来ているというイタリア ヴァルド派に伝わる農家料理。
藁と灰はその後畑へ戻すそうで、自然に対する敬意が感じられます。

ダークブルーの皿に仔羊とジャガイモ、ソースと塩が添えられているというとてもシンプルな盛り付け。
マスタードバターも一緒に提供されました。

仔羊はしっかりと噛み応えがあり、中からぎゅっと旨味が出てきます。
あらかじめ下味がしてあるので、藁の風味、ローズマリーの香りを楽しみながらいただくと、実は苦手な仔羊も臭みを感じず美味しくいただくことができました。
ジャガイモがホクホクで甘く、素材本来の旨味が引き出された自慢の一皿だったと思います。

キウイフルーツとヨーグルト: 中央にヨーグルト、キラキラと光るジュレの下にキウイフルーツが涼しげな透明のグラスで供されました。

ぷるっと硬めのスプマンテのジュレはミントの風味もあって清涼感たっぷり。
細かくカットされたキウイフルーツが甘酸っぱく爽やかで、柔らかいヨーグルトのソルベットとスプマンテのジュレが好相性でした。

アスパラガス、卵、ビール、リコッタ: アスパラガスのジェラートにリコッタのタルトを重ね合わせ、上にアスパラガスの細切りとすみれの花を繊細に盛り付けてありました。

ソフトなアスパラガスのジェラート、フレッシュなオレンジ、リコッタのタルト、スポンジを重ね、一番下にソースが敷かれています。
間には細いアスパラガスそのものもサンドされ、タルトはキャラメリゼしたようなカリッと硬めの食感で甘く、中央にはチョコレートが隠されていました。
ビールの苦味にエッグリキュールを効かせたソースとドルチェの甘さが対照的でなかなか斬新な一皿でした。

小菓子: チョコレートを挟んだクッキーとヘーゼルナッツのクッキーの2種。
どちらも軽い仕上がり食後のお茶との相性も良かったです。

ハーブティー: ミントとバーベナのミックスだそうで、フレッシュハーブの緑色がポットから透けて見えとっても綺麗です。

爽やかで後味がすっきりしたハーブティーで食後さっぱりと落ち着かせてくれました。


ホタルイカの前菜から最後の小菓子まで、厳選した食材を使い丁寧に仕上げられた料理の数々は素材本来の旨味を引き出していていずれもレベルが高かったです。
運ばれて来た瞬間、料理から立ち上がる香りの良さも秀逸でした。
料理にふりかけられた塩がとても味わい深く、美味しかったのも印象的でした(食後お伺いしたら、シチリアとイギリスの塩を使っているそうです)。
決して派手な盛り付けではありませんが、すっきりとまとまりのある優しい色合いの盛り付けは気持ちをゆったりと寛がせてくれました。

イタリアンのコースというとパスタをいただく機会が多いのですが、今回はリゾットだったということもあってあまりイタリアン色が強くない印象を持ちました。
普段あまりいただかない北イタリアピエモンテ州の料理がメインだったから余計にそう感じたのかもしれません。
弓削瓢柑や花山椒、蕗の薹や藁の香り・・・さり気なく風味を料理にのせる技が見事で、苦手食材さえもとても美味しくいただくことができたのは流石だと思いました。

磯や森の香り、大地の息吹さえも感じさせる料理が素朴かつ自然にまとまっている様は一編の物語を読んだかのような流れを感じさせてくれました。

選んだ真ん中のコースは量的にもちょうど良く、忙しない日常とは違って心寛ぐランチとなりました。
料理のサービスもよどみなく、終始気持ちの良い接客と温か味のある雰囲気でゆっくりと食事を楽しむことができたのはとても良かったと思います。

お店を出るときシェフ自らお見送りしてくださいました。

苦手食材は変更対応してくださいますが、予約した人数すべてでの変更になります(4名での予約なら4名全員同じ料理での変更)。
仔羊は苦手ですが、スペチャリテと伺って変更せず良かったです(ちなみに代わりは豚肉料理とのことでした)。

家族や友人との集まりから、何かの記念日での利用に最適。
実際、結婚記念日のご夫婦もいらっしゃっていました。


お忙しい中、有意義な時間をご一緒させていただいたお連れ様に心から感謝いたします。

  • ホタルイカのフリテッレと緑豆のピュレ
  • 天然真鯛と弓削瓢柑のテリーヌ
  • スペシャリテ ~牡蠣、森の香り~

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5位

ピッツェリア ジターリア ダ フィリッポ (石神井公園、練馬高野台 / ピザ、イタリアン、パスタ)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.3 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥2,000~¥2,999

2018/09訪問 2018/10/15

西武池袋沿線の勢いあるピッツェリア さくっとした噛み応え、コルニチョーネのモチモチ感にフルーティーで甘いトマトがたまらないっ!!

ピッツァ大好きなので以前から気になっていたお店。

西武池袋線石神井公園駅北口を出て右折、無印商品を右、Queen’s Isetanを左に見ながら歩き一つ目の角を左折、右手にファミリーマートを見ながらさらに一つ目の角を右折すると左側に西友があるのでその少し先、左側にお店があります。

向かって左側にテラス席があってカジュアルな外観。

祝日12時45分頃だったのですが、ほぼ満席状態。
事前に12時半から席を予約していたので良かったです(ランチ時は90分制なので、その間いつお店に到着しても可。但し、遅くなると滞在時間がその分短くなります)。

入口入って奥が厨房、その前にカウンター席3席、店内は右側に広がりテーブル席が点在しています。
壁には本田や三浦(カズ)のユニフォームが飾ってありサッカー好きなイタリアのお店を彷彿とさせます。
私が通されたのは、ちょうどピッツァを作っているのが垣間見えるカウンター席。
椅子がやや高めですが安定感があり、足元に荷物入れがありました。

ランチメニューは以下の通り。

Pasta パスタ(ドリンク付き)
A 白石ナスと豚バラ肉の白ワイン煮込みソースのブカティーニ 1080円
B 限定5食! 自家製ラザーニャ(大盛り不可) 1,620円
C 白石農園 甘長唐辛子とアサリ、ホタテのスパゲッティ フィリッポオリジナル武蔵野台地のスパゲッティ使用 1,728円

Pizza ピッツァ(ドリンク付き)
1 マルゲリータ 1,296円
   トッピング 人気のパルマ産生ハムとルーコラ +1,080円
2 限定10食! 北海道酪恵舎(らくけいしゃ)のモッツァレラと練馬茶豆 1,728円
   石神井菜園風ピッツァに変更 +540円
3 人気の大しらすと白石農園の空心菜のマリナーラ 1,728円
   トッピング 上石神井 野坂さんの江戸唐辛子 +108円
4 2015年世界ナポリピッツァ選手権第二位受賞 練馬N.M.P 2,268円
   トッピング カラブリア産ピリ辛ンドゥイヤ +216円
5 2006年世界ナポリピッツァ選手権第一位受賞 マルゲリータ練馬S.T.G 2,376円
6 季節のフルーツ、ジェラートのドルチェピッツァ(ドリンクは付きません) 2,160円

Secondo メイン料理(少々お時間いただきます。ドリンクは付きません)
◎宮崎 日南鶏 骨付きもも肉のやわらかロースト 1,598円
◎ポークステーキ(埼玉 武州豚 ロース肉150g) 1,814円

Bevanda ランチセットドリンク
炭酸水、コカコーラ、ジンジャエール、オレンジジュース、エスプレッソ、ホットコーヒー、アイスコーヒー、紅茶、冷たい狭山のほうじ茶 各+108円
シチリア産ブラッドオレンジジュース、無添加ゆずジュース、無添加とまとジュース、デザインカプチーノ 各+216円
生ビール、グラスワイン赤・白 各+324円
*ドリンクの追加 +216円

Artoro その他サイドメニュー
練馬の季節野菜のスープ(1人前) 432円
ランチサラダ(1人前) 324円
10種の菜園風ミックスサラダ 1,080円
北海道酪恵舎のフレッシュモッツァレッラチーズのカプレーゼ 1,296円
パルマ産生ハム 1,080円
サラミ、モルタデッラ、自家製ピクルス、フレッシュオリーブ、みんな大好きポテトフライ 各540円
自家製ソーセージの窯焼き(1本) 324円
本日のお得なランチデザート 432円
*現金支払いで別途サービス料5%サービス


ざっとメニューは見ましたが、一番気になっていたマルゲリータ練馬S.T.Gをチョイス、ホットレモンティーを付けていただくことにしました。
ちなみに一番人気なのもマルゲリータ練馬S.T.Gだそうです。

10分弱でピッツァが到着。
「お好みで切ってお召し上がり下さい」と言われ、テンションアップ。
なぜなら、本場イタリアではピッツァは事前にカットされていないからです。

マルゲリータ練馬S.T.G: モッツァレラチーズの上にミニトマトがたっぷりのって赤い色が映えますね!
アイコというミニトマトをマリネしたものをのせているそうです。

27cm程はありそうなフルサイズで、少しいびつな形が手作り感あって良いですね。
コルニチョーネ(縁部分)はしっかりしていますが、中央部の生地は非常に薄く、持ち上げると垂れ下がります。
一口いただくとサクッとした歯応えの後に、クリーミィーなモッツァレラチーズとトマトの甘味、オリーブオイルがじゅわっと口の中にジュースのように溢れます。
まさにそれは小龍包をいただいたとき、中から溢れ出す肉汁の如し!
非常に甘く、フルーティーな味わいのアイコがとても印象的。
中央部は柔らかですが、コルニチョーネはもっちもちでしっかりと噛み応えがあります。
ちょうど良い塩加減なので、小麦粉の旨味と甘味がしっかり伝わってきて美味しいこと!

バジルも香り良く、具材のバランスがとても良いです。
オリーブオイルの量はかなり多めですが、アイコがマリネしてあることで味が馴染んでいるせいかそれほどしつこくなく、旨味の一部となっている印象でした。

ホットレモンティー: 紅茶の味は普通。
レモンスライスが半分のみだったのがやや残念でした。


生地のさくっとした噛み応え、コルニチョーネのモチモチとした食感に拘りのある具材がのったとても美味しいピッツァでした。
最近いただいたピッツァの中ではかなりお気に入りの生地感でした。
甘くてフルーティーなアイコとクリーミィーなモッツァレラチーズの組み合わせが素晴らしかったです。
オリーブオイルがかなり多めで私的にもう少し少なめの方が好みですが、後味がすっきりしていたのでさほど気にならず、その美味しさに次々に食べ進んでしまいました。

私のピッツァは切らずにそのままの提供でしたが、大人数のグループにはカットして提供していらっしゃいました。

隣席の方は白桃のカプレーゼ(季節のフルーツ、ジェラートのドルチェピッツァではないかと思われます)がとても気に入ったようで、来月はまだあるのか訊いていました。
白桃のパスタは別のお店でいただいたことがあって大好きですが、ピッツァヴァージョンもこちらならきっと美味しいでしょうね~♪

カウンター席だったこともあって、料理が済んだのを見てドリンクの提供があったり、水の注ぎ足しもこまめにしてくださいました。
会計をする際とお店を出ていく際に、「落ち着かなくてすみません」と何度も謝罪されてかえって恐縮してしまったほど。
カウンター席の方が料理を作っている様子が見れて私的に好みであることをお伝えしたぐらいです。

店頭で待っている客足も絶えず、問い合わせの電話もひっきりなしにかかってきていてかなりの人気店であることは明白。
予約時間は12時、12時半、13時半の3回でいずれも90分制。
待たずにいただけるので予約することをお勧めいたします。

スタッフの威勢の良い掛け声が店内に響き、勢いのあるお店であることがビシビシと伝わってきました。

あまり時を置かず、是非とも又再訪して別のピッツァをいただいてみたいところです。

  • マルゲリータ練馬S.T.G
  • マルゲリータ練馬S.T.G;アップ
  • マルゲリータ練馬S.T.G;中央が垂れ下がる薄い生地

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6位

手打そば 菊谷 巣鴨本店 (庚申塚、新庚申塚、巣鴨新田 / そば)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2018/03訪問 2018/04/22

爽やかで繊細な味わい、風味がしっかり感じられる蕎麦と上品な天麩羅

以前から伺いたいと思っていたお店に先日ようやっと伺う機会を得ました。

JR巣鴨駅正面出口を出て道を横断し庚申塚方面に巣鴨地蔵通商店街を歩き、とげぬき地蔵尊、巣鴨郵便局を右手に見てさらに歩いて行くと左手に巣鴨地域文化創造館、さらに畳店があるのでもう少し先左手にお店があります。
商店街とはいえ、夜は店仕舞が早めで閑散とした中を歩いていく感じになります。

杉玉が掛かった整然とした外観。

平日夜18時半に予約して伺いました。
縦長の店内には、職場の集まりと思われる10名以上の団体客が入り、既に宴会が始まっていました。
団体客が居たので店内のレイアウトは通常とは違うと思われますが、他に左側にテーブルが1卓、一番奥に厨房、その前に数名のカウンター席がありそちらに通されました。
荷物を入れるカゴを足元に用意していただけました。

お品書きは以下の通り。

唎き蕎麦(二種類の異なるもりそば) 1,300円
唎き蕎麦三種 1650円

■季節のお蕎麦
牡蠣そば(温かいお蕎麦) 1,750円
牡蠣汁そば(冷たいお蕎麦) 1,500円

■冷たいお蕎麦(吟への変更は150円増し)
並もり(九一~二八、大もりは1,050円) 800円
吟(厳選した蕎麦の実使用、十割~外一) 950円
尭(希少な天日干しや長期熟成させた蕎麦の実、緑色選別したそばの実等で打った蕎麦切り) 1,100円
揚げ玉ぶっかけ 900円
つけとろ 1,200円
鴨汁そば 1,800円

■温かいお蕎麦(吟への変更は150円増し)
かけ 850円
揚げ玉そば 900円
かき玉(本葛でとろみをつけた玉子とじ) 1,250円
かけとろ 1,300円
牡蠣そば 1,750円
鴨南蛮 2,100円
*並もりの大盛りは250円増(ぶっかけは300円増)、唎き蕎麦の大盛りは350円増
*吟、尭の大盛りはなし
*薬味に長葱はつけておりません(ご所望の方はお申し付け下さい)。

■小盛りのお蕎麦(薬味なし、吟への変更は150円増し)
お子様もりそば 650円(薬味付100円増し)
お子様かけそば 750円

■天ぷら
盛り合わせ(一人前、天然海老3、野菜3) 1,100円
盛り合わせ(二人前、天然海老6、野菜6) 2,200円
盛り合わせ(三人前、天然海老9、野菜9) 3,300円
追加の天種 天然海老 250円、野菜 120円

■追加の薬味等
天つゆ、揚げ玉 各50円
辛味大根、かつお節、海苔、本わさび 各100円
薬味セット(本わさび、辛味大根(小))、有精卵 各150円
もり汁 200円
とろろ 400円

■お得な蕎麦屋酒のセット(限定6セット)
菊酔ひ膳(四季桜一合、酒肴五品盛り、唎き蕎麦(小)) 2,500円

■酒肴
お任せ酒肴五品盛り(限定6セット) 750円
昆布の佃煮 230円他

■お得な蕎麦屋酒のコース(ご予約のみ)
菊遊ご膳(先付、お任せ酒肴五品盛り、天麩羅(天然海老一、野菜二)、酒肴一品、唎き蕎麦(小)) 3,000円より(500円きざみにご予算に応じます)


別のボードにあった山菜付き 天麩羅(1,600円より)が気になったので量を伺い、いただいてみたかった唎き蕎麦三種も注文することに。
蕎麦は声をかけてから提供していただくようお願いしました。

ほどなくして蕎麦茶と共に天汁、蕎麦の汁と薬味が同時に運ばれて来ました。
卓上にあった「宮城県の釜たき塩もお好みでどうぞ」とのこと。
蕎麦茶の香ばしい香りと円やかな口当たりで癒されますね。
団体客が居るので提供はかかるだろうと思い、のんびり待つことにします。

15分程で山菜付き 天麩羅が運ばれて来ました。

山菜付き 天麩羅: 左側から海老、山菜、野菜の順で彩りも綺麗です。

天然海老は頭も尾も綺麗に取ってあり、身がぷるんと弾けます。
すっきりとした旨味で、天然海老はこういうお味なんだなぁとしみじみ味わいながらいただきました。

山菜はうど、蕗の薹、たらの芽の三種で見た目にも美しい揚げ上がりでした。
うどは歯応えと共にとろりとした食感があり、揚げ油の香ばしさで甘味が活かされ、後の苦味が心地良かったです。
蕗の薹は爽やかな苦味と風味で大好きです。
たらの芽はすっきりした苦味と葉の香ばしい揚げ上がりでいただきやすかったです。

玉葱はとろりとした口解けで、瑞々しい甘さが口の中に広がります。
その下には天然原木の椎茸が隠れたように盛り付けてあり、上品な旨味でした。
紅はるかというさつまいもは、厚みがあってほっくりとした食感と自然な甘味が印象的でした。

天汁は蕎麦の汁がベースとなっているのか、甘味少なめ。
味が繊細なものが多かったので(とりわけ山菜は)、汁より塩の方が合っていたように思います。
いずれも衣は薄めで上品、油の香ばしい風味が秀逸でした。

天麩羅をいただき終わったところで蕎麦を茹でていただくことに。

唎き蕎麦三種
1枚目は北海道産のぼたんそばで割合は九一。
ざらっとした舌触りはありますが喉越し良く、甘味と風味共にしっかりありました。
爽やかで涼感たっぷりな味わいでした。

2枚目は新潟、長崎県諫早、秩父産の3種を使い、挽きぐるみした外二。
打った後1日寝かしたものだそうです。
色はややグレーがかっています。
コシが抜群で、ざらつきは弱め、喉越しが良く、こちらも爽やか且つ繊細な風味を感じます。

3枚目は栃木県産の蕎麦を手で収穫した十割蕎麦。
3種の中では一番細めの打ち上がり。
ざらつき感と共にもっちりとしたコシがあり、蕎麦の香り良く、噛んでいくと甘味が溢れてきます。
繊細さの中に野趣溢れる風味を感じました。

出汁が香り良く、甘味少なめですっきりした後味のに少量つけていただくと、蕎麦の風味が円やかに膨らむように感じました。

薬味は大根おろしと山葵が少々。
共に爽やかな風味があり、山葵は甘味と香りも良かったです。
たくさんの薬味はかえって蕎麦の風味を殺してしまうのかも、と思ってみたり。

蕎麦湯は最初さらさら、最後にいくに従って軽くとろみを増す程度の自然体。
風味ある蕎麦湯で〆られたのはこの上ない幸せでした。


やっと念願叶って伺ったお店でしたが、爽やかで繊細な味わいの中に蕎麦の風味がしっかり感じられとても満足いくときを過ごすことができました。
蕎麦の産地、収穫された実をどのように蕎麦として提供するか、かなりの拘りが感じられました。
料理の方も、厳選された素材を丁寧に調理し、上品に仕上げてあった印象。
海老は頭と尾を取り除き、山菜もえぐみが少なめなものを調理して(あるいは調理の過程でえぐみを除いて)いただきやすくしてあったように思います。
(もしくはそれ以外にも理由があるのかもしれません。)

そのため、料理提供の際フランス料理に近い細かい説明をしてくださるのはありがたい反面、すべてを把握できずに終わってしまったのはやや残念に思いました。
(ある程度記憶して書き留めましたが、かなり抜け落ちてしまったことも事実です。)

唎き蕎麦は三種頼んでも蕎麦好きならさらりといただけてしまう量なので、是非試してみることをお勧めします。

当日は団体客の宴会があってかなり騒がしかったことも事実ですが、事前に電話にてその旨連絡あり、又来店した際とお店を出る際に謝罪の言葉もあり、細かい配慮が感じられました。
(お店を出るときは、わざわざ外まで見送りに出てくださったほど。)

客数が多かったこともあって料理の提供は比較的ゆっくりめでしたが、問題になるほどではありませんでした。

蕎麦の余韻を感じながら、春の涼風が心地良く帰途につきました。
又機会があったら再訪させていただきたいと思います。

  • 山菜付き 天麩羅
  • 唎き蕎麦1枚目;
  • 唎き蕎麦2枚目

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7位

ラ・ピッコラ・ターヴォラ (永福町、西永福 / イタリアン、ピザ、パスタ)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2018/08訪問 2018/08/30

さくっと、モチモチの生地にバランス取れたトッピングのピッツァ

とあるレビューアー様から「モチモチのピッツァがお好きならおススメですよ」と教えていただき、それ以来ずっと気になっていたお店。
訳あって長年温めていたお店でもあります。

やっと行ける機会が出来そうだったので、マイレビュアー様とご一緒させていただきました。

運悪く台風が接近していて風雨が強まったらどうしよう。。。?との不安もありましたが、何とか決行できそうな。。。
かれこれ10年近く待ったお店なのにどうして~?!

京王井の頭線永福町駅北口目の前の通りを横断、交差点で大勝軒を右に見ながらまっすぐ行った一つ目の通りを左折して歩いていくと右側にイタリア国旗が見えてきます。
カジュアルな外観の間口はそれほど広くなく、縦に長い店内はイタリアのピッツェリアを思わせる雰囲気で左側にピッツァ窯があります。

平日19時予約して伺いましたが、このような天候にも係らずほぼ満席に近い状態はさすがの人気店ですね!

メニューは以下の通り(詳しくは画像をご覧下さい)。

■DRINK
プロセッコ、ミモザ、ベリーニ、メラ 各800円
アベロールスプリッツ 800円
自家製サングリア 800円

生ビール サッポロ黒ラベル 700円
イタリアビール アントニアーナ 800円
ピットブルガー ノンアルコールビール 700円

ブラッドオレンジジュース、マンゴージュース、りんごジュース、葡萄ジュース、桃ジュース 各700円
ウーロン茶 、コカコーラ、ジンジャエール カナダドライ 各500円
ソルジェサーナ(ミネラルウォーター/イタリア 150ml)、サンペレグリノ(ガス入りミネラルウォーター/イタリア) 各650円
お子様用 おれんじジュース 300円

■ANTIPASTI
季節の前菜6種(海の幸3種、山の幸3種)盛り合わせ 2人前 2,000円(追加は1人前1,000円)
枝豆の冷たいスープ 300円
緑と黒のオリーブ 500円
生ハムとたっぷりルッコラのサラダ 1,600円
トリッパ ハチノスのトマト煮込み 1,200円 他

■PASTA
リングイネ アゴスティーノ(リコッタチーズソースにバジルペースト、プチトマト) 1,600円
リングイネ 手長エビのトマトクリームソース 1,800円
スパゲッティ ボロネーゼ 1,600円
スパゲッティ カルボナーラ 1,600円
リゾット イカの入った濃厚なイカ墨ソース からすみがけ 1,700円 他

■SECOND PIATTI
肉料理
 アメリカ産 アンガス牛 「ザブトン」のタリアータ 野菜グリル添え 2,800円
 オーストラリア産 仔羊のグリル バルサミコソース 1本(2本からご注文下さい) 1,150円
魚料理
 ナポリ定番! 1本魚のアクアパッツァ 2,500円

■PIZZE ROSSE
ブファリーナ 2,200円
マルゲリータ 1,580円
マリナーラ 1,580円
ロマーナ 1.900円
コンテ 1,900円
カプリチョーザ 2,400円
ディアボラ 2,000円
ビスマルク 2,300円
ペスカトーレ 2,600円 他

■包み焼きピッツァ
トロンケット 2,700円
カルツォーネ 2,300円

■PIZZE BIANCHE
ビアンカ・コン・パンチェッタ・エ・フンギ 2,100円
オルトラーナ 2,150円
プロヴォラ・エ・チッチョリ 2,300円
ドック・コン・サラメ 2,300円
クアトロ・フォルマッジ 2,300円
サルシッチャ・エ・ポルチーニ 2,500円

■スペシャルピッツァ
ピッツァ・ピッコラ・ターヴォラ 2,600円
スクィジータ 2,900円

■ハーフ&ハーフ
コッチネッラ(マルゲリータ&マリナーラ) 1,800円
ピッツァ・イタリア(マルゲリータ&クアトロ・フォルマッジ) 2,100円
ルナ・ロッサ(カルツォーネ(包み焼)?ブファリーナ) 2,200円
ポポラーレ(ブファリーナ&ピッツァ・ピッコラターヴォラ) 2,400円
スフィツィオーザ(トロンケット&DOC(モッツァレラ、プチトマト、バジリコ)) 2,550円


無事皆さんともお会いでき、まずはイタリアビールのアントニアーナと桃ジュースで乾杯!
アントニアーナはイタリアビールらしく軽い味わい、桃ジュースはとろみのあるネクターでした。

‘ピッツェリアに来たらひたすらピッツァを食べるべし’というのが一番安全策ながら、以前こちらにいらしたことのあるフォロワー様からトリッパが美味しいらしいとの情報でそちらを注文。

トリッパ ハチノスのトマト煮込み: キャセロールに入ったトリッパはグツグツ煮え立ち、中央にはイタリアンパセリのアクセント。
比較的小ぶりサイズです。

正直なところ、食感は好きでも臭いが苦手なのでおそるおそるいただいてみたところ、臭味は全くありません。
歯応え良く、酸味と甘味のバランス良い円やかなトマトソースが良く絡んでなかなかの味わいでした。

チーズののっていないPIZZE ROSSEからマリナーラの変化球ということでコンテ、生ハムも大好きなのでスペシャルピッツァからをピッツァ・ピッコラ・ターヴォラを注文。

コンテ: トマトソースに黒オリーブ、シメジ、サラミがのっていて彩り良いです。
サイズは27cm以上はあろうかというフルサイズ。

生地は薄めですが持ち上げるとさほど中央が垂れるタイプではなく、さくっという噛み応えがあります。
黒オリーブの塩気と苦味にトマトとケッパーの酸味が効いています。
時折アンチョビの旨味にフレッシュバジルとドライオレガノの香りも感じられ、いろいろな具材の風味が豊か。
コルニチョーネ(縁)は特にモチモチ感があり、小麦の甘味と旨味が感じられて美味でした。

ピッツァ・ピッコラ・ターヴォラ: ピッツァの上にルッコラ、さらにその上に生ハムがダイナミックにのせられ、ピッツァ生地にグリーンとピンクが色鮮やかです。
ピッツァをカットしたときに気づいたのですが、生ハムの量がハンパないです!

こちらもサックリした生地感で、ルッコラの香りが湯気と共に立ち上がってきます。
クリーミィーなモッツァレラチーズに爽やかなプチトマト、ルッコラの風味に生ハムの塩気がマッチして、さすが店名が付いているだけの特別感がありますね!
生ハムは見かけより厚みがあり、非常にいただきがいがありました。
強いて言えば、ルッコラの量がもう少しあるとより嬉しかったです。

もう一枚食べられそうということで頼んだのはクアトロ・フォルマッジ。

クアトロ・フォルマッジ: 注文時ハチミツもお願いしたので、まず全体にかけてからいただくことにします。

トッピングの違いからか、こちらは中央部が柔らかく垂れ、コルニチョーネはさくっとした歯応え。
チーズの塩気にハチミツの甘味が相乗効果を引き出します。
メニューによればモッツァレラ、ゴルゴンゾーラ、エメンタール、プロヴォラにプロミジャーノ、生クリームも使っているそうですが、ゴルゴンゾーラの風味は比較的弱め。
クリーミィーなチーズに黒コショウの風味が効いているのはだけでなく、フレッシュバジルの香りをプラスしてあるところが珍しく感じました。

デザートはババ・ナポレターナとカンノーロを。

ババ・ナポレターナ: ナポリを代表するババの中央に生クリーム、スイカ、メロン、葡萄を綺麗にトッピングしてありました。

ふかふかのブリオッシュ生地から甘いラム酒シロップがじゅわっとしみ出て、軽めの生クリームと溶け合います。
フルーツのトッピングも夏らしく美味しかったです。

カンノーロ: こちらはシチリアを代表するお菓子。
筒状の生地の中にクリームが入り、ピンクグレープフルーツ、葡萄、メロンが添えてありました。

メニューにはパイ生地となっていましたが、ビスケットのような硬めの生地に近くサクサクとした歯応え。
オレンジピールの風味に砕いたピスタチオが香るチーズクリームも軽めで美味でした。

食後は各々エスプレッソ、カプチーノ、カフェ・マッキャート、ハーブティーをいただくことに。

有機カモミール: カモミールの自然な甘さが感じられる柔らかい飲み口でした。

ラテアートも可愛かったです。


さくっとした噛み応えの生地は小麦の風味があり、具材の風味も秀逸でした。
事前情報がやや大きく膨らんでしまったためか、生地のモチモチ感に関してはそれなりにありましたがそれほど強くはなかったです

甘味、酸味に偏らないトマトソースは美味しく、各種トッピングのバランスも概ね良かったと思います。
せっかくなので具材がいろいろ楽しめるピッツァを選んでみましたが、素材それぞれの旨味が感じることができました。
店名を付したピッツァ・ピッコラ・ターヴォラは生ハムの旨味が引き立っていて一番印象に残りました。

オリーブオイルの香りも風味も大好きですが、汁だく状態になるほどかけてあるピッツァもある中、こちらのものはそれがなく、大きさの割りにあっさりいただくことができました。

前菜からピッツァ、デザートに至るまでレベルが高かったと思います。

料理の提供もスムーズで、焼き上がったピッツァをいただけるよう配分してくださっていたように思います。
料理ごとに取り皿を置いていってくださったのも良心的でした。

お料理が美味しかったのはもちろんですが、久し振りにフォロワー様とお会いして話に花が咲き気づいたら数時間が経っていました。

台風も行き過ぎ、楽しかった余韻に浸りながら帰宅すると、周囲がなぜかいつもと違った景色に見えました。

いずれ又機会があれば、定番のブファリーナあたりをシンプルにいただいてみたいです。


楽しい時間をご一緒いただいたフォロワーの皆様、本当にありがとうございました!

  • トリッパ ハチノスのトマト煮込み
  • コンテ
  • ピッツァ・ピッコラ・ターヴォラ

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8位

スパイスカレー モクロミ (せんげん台 / カレー)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.3
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2018/04訪問 2018/05/31

オリジナリティー溢れる新感覚のカレープレート

埼玉県越谷市千間台にあるカレーのお店。

東武スカイツリーラインせんげん台駅から徒歩でアクセス可能。

ビル1階が新聞店、2階にカラオケがあり、階段上って付きあたりにお店があります。
1階に白地に青で”mokuromi”と書かれた看板はありますが、カラオケの表示が目立ちすぎて見落とすこと間違いなしです。(苦笑)
階段を上っていっても正面に“やってます。”と表示があるだけで店名はありません。(笑)

祝日13時15分過ぎ伺うとお店は空いていました。
(事前に予約を入れていただいていたので食事は確保されていたので安心でした。)
バーを居抜きにしたような店内はカウンター席のみで照明は落としぎみ。
後側に荷物を入れられるバスケットが置いてありました。

椅子は少し高いですが安定感があり座り心地は悪くはありません。
カウンター正面には瓶に入った各種スパイスが整然と並べられ、清潔感ある店内です。
まずおしぼりとお水が提供されました。

当日はスパイシータコライス(1,800円)のみの提供で、パクチーか水菜どちらにするか訊かれたのでもちろんパクチーを選択。
ライス少なめでお願いしました。

10分程で料理が到着。
中央にパパドがのった彩り良い盛り付けでスパイスの香りがふんわり立ち上がり、食欲アップしますね~。
パパドを取ると中央にライス、挽肉部分が多めに盛り付けられています。

パパドを砕いて上から散らし、カウンター前に置かれたメニューを眺めながらいただくことにしました。

パパド 野菜のスパイス和え: 薄くパリッと仕上がっていて香ばしいです。

プレート下から時計と逆回りに:
挽肉: とろっとしたテクスチャーで甘さが先に、後からスパイスが香り良くガツッと追いかけてきます。
上にたっぷりかけられたチーズがとろけ、円やかさとコクがプラス。
量も多めで肉感たっぷりなのに、しつこさがないのは流石ですね。

人参とレッドオニオン: 野菜を粗めに切ってあり、歯応え、スパイスの風味共に良かったです。

おかかクリームチーズ: 魚粉をクリームチーズに混ぜ込んであるそうで、面白い組み合わせですが違和感なく、クリームチーズのコクに魚粉の旨味を感じます。
他にナッツも入っているそうで、香ばしい風味も加わっていました。

紫キャベツのマリネ: 歯応えを残し、酸味マイルドであっさりした仕上がり。

野菜と豆のサラダ: キュウリと豆に、ココナッツ、マスタードシードを和えたもの。
爽やかな味わいにスパイスが効いていました。

パクチーのサラダ: パクチーを混ぜ合わせながらいただくことでエスニック感が倍増しします。
パクチー大好きなので多めで嬉しかったです。

春キャベツのココナッツ蒸し煮: キャベツの甘味をココナッツでうまく包み込んでいました。

発芽ムング豆と人参のラペ: 発芽ムング豆が瑞々しい食感で、クミン(?)が香り良く、ほろ苦さがアクセントに。

ココナッツふりかけ: ココナッツの風味と香ばしさを活かした甘めの味付け。
こちらにも魚粉が混ぜ込まれているそうで、はらはらとした仕上がりでした。

スパイスポテト: ポテトの舌触りが優しく、スパイスだけでなく甘みも感じられました。

ライス: 適度にはらりとしたちょうど良い炊き加減で、挽肉やおかずと好相性でした。


スパイスの香り良く、味わいの違う野菜を合わせながらいただく新感覚のタコライスプレートでした。
挽肉は甘さがありますがスパイスがしっかり効いて、チーズで円やかに仕上げてありました。
テクスチャーはキーマカレーに近いですが、少し和風な味わいも。
肉の臭味はなく、油っぽさやくどさはありません。
周囲を取り囲むように盛り付けられた野菜たちが瑞々しく爽やかで、しっかりめに味付けされた挽肉と合わせながらいただくとあっさりいただけました。

中でもおかかクリームチーズとココナッツふりかけがオリジナリティー溢れる味わいで、普通のタコライスとはかなり違った味わいになっていました。
味は全く違いますが、ミールスをいただくような感覚のタコライスでした。

ライス少なめでも量がたっぷりあり、大満足の内容。
値段はややお高めですが、一つ一つの食材を丁寧に調理し提供されている姿勢がひしひしと感じられ、非常に好印象なだけでなく、納得の味わいでした。

和・洋(フレンチ、イタリアン等)・中の調理人を経験されたご主人だからこそ提供できるカレープレートだと思います。
お店が空いていたので、食事しながらご主人といろいろお話させていただくことができ貴重な時間を過ごすことができました。

一点、スプーンだけでいただくため最後食べきるときにやや食べ難いと感じたので、ご主人にお伝えすると今後考えてくださるようなお話しでした。
(お願いすれば箸を出していただけるそうです。)

退店時、ご主人にはお店の外までお見送りいただき恐縮してしまいました。

伺ったときお店が空いていたので問題ありませんでしたが、ご主人お一人での営業のため、混雑時はやや待たされるかもしれません。
地元では周知の人気店のようで、あっという間に完売することも普通のようです。

営業日が変則、営業時間も短いのでハードル高そうですが、カレー大好きな方は一度訪問されて損はないお店だと思います。

  • スパイシータコライス
  • 人参とレッドオニオン、おかかクリームチーズ、紫キャベツのマリネ
  • 紫キャベツのマリネ、野菜と豆のサラダ、春キャベツのココナッツ蒸し煮

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9位

ラ・トリプレッタ (武蔵小山、西小山、不動前 / ピザ、イタリアン、ダイニングバー)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.3 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 -

2018/10訪問 2018/10/25

生地のサクサクした香ばしさとモチモチのコルニチョーネのコントラスト

評価の高いピッツェリアなのでかなり以前から気になっていたお店。

東急目黒線 武蔵小山駅東口を出て目の前の通りを横断し左折、線路沿いを歩いて一つ目の角を右折し細い道に入って歩いて行くと左側にお店が見えてきます。
(現在付近は工事中になっています。)

ブルーと白の屋根、植木が置かれた明るい佇まい。
ドアを開けてオープンスペースになっており開放感があります。
入って右側が厨房で大きなピッツァ窯があり、厨房の奥の方にカウンター席があり、店内左側から奥にかけてテーブルが配置されています。

平日18時半に予約して伺いましたが、平日だったせいもあって6割程の入りでした。
まだお店が空いていたのでカウンター席でもテーブル席でも良いと言われたので、全体が見渡せるテーブル席に座ることにしました。
店名がイタリア語でハットトリックの意味だからでしょう、壁にはサッカーユニフォームが飾られ明るく気取りの無い雰囲気。
テーブルに施されたタイルの模様が南イタリアを彷彿とさせます。

メニューは以下の通り(詳しくは画像をご覧下さい)。

■SFIZI ANTIPASTI 小皿・前菜
オリーブ盛り合わせ 400円
自家製ピクルス 400円
生ハムと自家製ドライトマト 1,050円
イワシのマリネ 700円
ルッコラとペコリーノチーズのサラダ 1,050円
ライスコロッケ(2個) 400円
ナポリ風もつ煮、ピリ辛 850円
自家製サルシッチャ(ソーセージ)900円

■PIZZA ROSSA トマトソース、モッツァレラベースのピッツァ
マルゲリータ 950円
パルミジャーナ 1,400円
トニーノ 1,350円
ロマーナ 1,600円
ディアボラ 1,400円
カラブレーゼ 1,750円
べリタリア 2,000円
リピエノ(具を包み込んで焼いたピッツァ) 2,000円

■PIZZA MARINARA トマトソース、ニンニクのピッツァ(チーズ無し)
マリナーラ 900円
チェントベンティ 1,600円
チチニエッリ 1,800円
メヒコ 1,800円

■PIZZA BIANCA モッツァレラベースのピッツァ
ソレンティーナ 1,000円
トンノビアンカ 1,200円
スピナッチョ 1,500円
チーロ 1,400円
チコリ 1,600円
ビアンカンテ 1,600円
プッタネスカ 1,800円
クアトロフォルマッジ 1,900円
生ハムとルッコラ 2,100円
ビスマルク 1,900円
リピエノビアンコ 2,100円

★本日のオススメ
■ANTIPASTI 前菜
三重県産カンパチのカルパッチョ 1,300円
ジャンボマッシュルームのカツレツ 900円
ナポリ直送水牛のモッツァレラとチェリートマトのカプレーゼ 1,300円
夏野菜としらす、モッツァレラの窯焼フリッタータ(玉子焼き) 500円

■PESCI 魚料理
魚介(スルメイカ、さわら、ムール貝)とクスクスの煮込み 1,600円

■CARNI 肉料理
ちりめんキャベツのロールキャベツ 1,200円
山梨信玄鶏骨付きもも肉のロースト 1,400円
オーストラリア産ラムチョップの炭火焼 2,000円
USビーフ サガリのタリアータ 1,900円

■PIZZE ピッツァ
フィーキ 2,000円
カプリチョーザ 1,800円


ピッツァの種類が多いのでかなり迷います。。。
一番人気はやはりマルゲリータだそうですが、せっかく来たから具材がいろいろのったピッツァをいただいてみたいもの。
アンチョビ、オリーブ、が好きなのでロマーナが気になりつつ、本日のオススメのカプリチョーザも美味しそう・・・。
でもやっぱり大好きな具材を使っている生ハムとルッコラリンゴジュース(400円)をオーダーすることにしました。

ほどなくしてリンゴジュースが到着。

リンゴジュース: 氷無しでお願いしました。
すっきりした甘味が身体にしみ渡りますね~。

隣席から漂ってくるオリーブオイルの良い香りにうっとりしながら待つこと10分程でピッツァが運ばれて来ました。

生ハムとルッコラ: 一目見るなり?と思ってしまいました。
ルッコラは色鮮やかですが、生ハムが薄く少なめだったから(先日いただいた某店のものはトッピングも多少違うのでお値段も高めですが、生ハムの量がハンパなかったので)。
まぁ気を取り直していただいてみることにします。

サイズは27cm前後のフルサイズで生地は薄め。
サクッとした歯触りに続いて、もっちりとした噛み応え。
コルニチョーネ(縁部分)はふっくらふわふわで、とりわけモチモチ感が強く、中央に行くほどに生地が薄くなっています。
トマトソースが無い分、生地がそれほど垂れ下がることはありません。

クリーミィーなモッツァレラに生ハムの旨味、ルッコラの風味が相まって美味しいです!
生ハムと上からかかっているグラーナパダーノの塩加減がちょうど良く、オリーブオイルも少なめであっさりした仕上がり。
それでもトマトソースが無いためか、チーズの風味がより香ばしく感じられました。

いただき終わるまで生地のサクサク感が失われず、小麦粉の風味も秀逸でした。


サクッとした歯応えとモチモチ感、小麦の旨味が味わえるピッツァで美味しかったです。
生ハムは薄いですが旨味があり、モッツァレラ、ルッコラ、グラーナパダーノとのバランスも良かったと思います。
それでも、生ハム大好きなので、もう少しのっていればより嬉しかったことには違いないですが。(笑)

生地のサクサク感と香ばしさが際立ち、コルニチョーネのモチモチ感が味わえるピッツァという印象が残ったので、軽めな食感がお好きな方に向いていると思います。

私がいただいたピッツァも十分美味しかったですが、初訪なので、やはりトマトソースとモッツァレラが共に味わえるピッツァをオーダーすれば良かったかな。。。と思う気持ちが半分あります。複数人で出かけ、違った味わいのピッツァを数種類オーダーするのがやはりベストですね。

カジュアルな雰囲気で、スタッフは皆キビキビと手際良く、親しみある接客で好感が持てました。

19時過ぎてくると混み始め、気づいたらほぼ満席になっていたので、大人数の場合は事前予約した方が安全だと思います。

機会があれば又訪れてみたいピッツェリアの1つです。

  • 生ハムとルッコラ
  • 生ハムとルッコラ;アップ
  • 生ハムとルッコラ;生地は薄くサクサク、モチモチ

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10位

石臼挽き手打ち蕎麦 高はし (荻窪 / そば、天ぷら)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥2,000~¥2,999

2018/06訪問 2018/07/31

瑞々しい蕎麦に香ばしく揚がった天婦羅、優しい甘さの卵やき・・・安定感ある蕎麦店

かねてから伺いたいと思っていたお店に先日伺う機会に恵まれました。

JR、東京メトロ荻窪駅西口を出てすぐ前の通りを横断し右斜めに延びるすずらん通りに入り、東電荻窪支社前信号を左折して環八へ。
信号2つ過ぎて少し歩いて行くと左側に入る細い道があり、その右側にお店があります(環八右手に山梨中央銀行が見えたらその前あたり、駅からは徒歩10分強)。

‘高はし’と書かれた暖簾がかかる整然とした外観。
入口入ると待ち客用の椅子が置いてあり、まっすぐ置くがトイレ。
店内が見えないような造りになっていて、右側にお店が広がり奥が長椅子のテーブル席、手前側にもいくつかテーブルがあり、入口に近い位置に厨房、その奥には石臼もありました。
やや年季が入った感もある昔ながらの蕎麦店といった雰囲気。

平日18時半伺うと、5割程の入り。
あらかじめ予約して伺いましたが、それほど混んではおらず入口から近いテーブルに通されました。

席に着くとまもなく冷たい麦茶と簡易式のおしぼりが出されました。
たっぷりと注がれた麦茶はこっくり濃いめでひんやりと冷たく、駅からやや早足で歩いてきたのでほっと落ち着きますね。

お品書きは以下の通り。

せいろそば 972円
せいろ(汁なし) 648円
おろしそば、なめこそば 各1,080円
鴨せいろ、鴨南蛮 各1728円
天せいろ、天婦羅そば 1,836円
そばがき 1,188円
蕎麦の刺身、蕎麦豆腐、板わさ、卵やき、豆腐味噌漬、わさび漬 各648円
やげん唐揚げ 756円
揚出し豆腐、いくら味噌風味 各864円
天婦羅盛り合わせ、鴨ぬき 各1,080円
鴨鍋柳川風 1,836円

酒肴三種盛 972円
青海苔豆腐 648円
はりはり大根 432円
らっきょう味噌漬け 540円

ビール 648円
キリンフリー 432円
燗酒 756円
特選冷酒 各種
ジュース、ウーロン茶 各216円
*お一人様でご来店のお客様に限り料理のハーフサイズ承ります。


天せいろ卵やきでは多くないか伺うと、女将さんらしき方が「半玉にしますか?」とご提案くださったのでそれでお願いすることにしました。

5分強で卵やきが運ばれてきました。

卵やき(ハーフサイズ): 大根おろしが添えられ、醤油も一緒に運ばれてきたので少し垂らしていただくことにします。

ほんのりと甘く、出汁の旨味も感じる卵やきはしっかりめの食感。
卵の旨味に大根おろしがやっぱり合いますね~。

それから10分後まず先に天婦羅、その後続くようにせいろが運ばれてきました。
「お早めにお召し上がり下さい~」と一言。
一味唐辛子と塩も一緒に添えられてきました。

天婦羅: 海老2尾、さつま芋、三つ葉、海苔、茄子。

からりと香ばしく、又ふっくら感が同居する衣を通して素材の風味が伝わってきます。
海老はやや硬くなってしまっていましたが、尻尾まで美味しくいただけました。
さつま芋がほくほくでとても甘く、三つ葉の香りが爽やかでした。
海苔には半分衣が付けられ、風味がとても良かったです。

蕎麦汁をつけても悪くはないですが、素材の風味をより味わいたかったので概ね塩でいただきました。

せいろ: 丁寧に切り揃えられた細切り蕎麦に、大きめな猪口での汁、葱と大根おろしが一緒に供されました。

蕎麦は淡いグレーで所々ホシが見られます。
非常に瑞々しい味わいで程好いコシがあり、表面のざらつきはあまりないので喉越し良くさらさらいただけます。
蕎麦の甘味はさほど強くはありませんが、風味は良く、蕎麦が細いので繊細な印象も。

は出汁の風味もありますが、醤油味強めで辛め。
薬味は甘味のある大根おろしと爽やかな葱で風味も上々。
細めの蕎麦には汁の味がやや強すぎるかも・・・と思いつつ少し浸していただくと、蕎麦の風味が殊の外広がりました。

スイカ: 小さく切られたスイカが運ばれてきました。
夏らしいサービスで甘味にふっと笑顔になりますね。

蕎麦湯が運ばれてきたので、蕎麦猪口をもう1ついただいて味わうことにします。
最初はさらりと、後の方はとろみを増して蕎麦の風味もより強く感じられました。


瑞々しい味わいの蕎麦に香ばしく揚がった天婦羅、優しい甘さの卵やき、全てから丁寧な仕事ぶりが見て取れ安定感ある味わいでした。

清涼感のあるすっきりとした蕎麦に、辛めの汁が予想外によく合って、「蕎麦と汁は両輪のような間柄だから・・・」という、とある蕎麦店主の言葉が思い起こされました。

細切りなので所々切れているところもあり、長い蕎麦を手繰るようにはいかず、好みがわかれるかもしれませんが、手打ちだからこその不揃いなので私的に全く問題ではありません。
蕎麦の量は概ね標準。
空腹だと少ないと感じると思うので、何らかの蕎麦前をいただくとちょうど良いですね。
1人客には料理をハーフサイズで出してくださるのは有難いサービスです。

(まさか客を早めに追い出すわけではないでしょうが)蕎麦湯の提供が予想より早めだったのでやや冷めてしまったのが残念でした。
忙しい時間帯でなければ、一度に頼まず注文をずらした(もしくは、声がけして蕎麦を茹でていただく)方が良いかもしれません。

夏季(6月~9月)は温かい蕎麦を休むとのこと。
未就学のお子様利用不可、全席禁煙、携帯不可と、店主のポリシーが感じられます。

たまたまかもしれませんが、お客様は年齢層高めで、もっぱら終活が話題。
他は皆お一人様だったので余計に話が丸聞こえでちょっと湿っぽくなってしまいました。
(誰でも皆年はとっていくのですけれどね。。。)

それほど混み合ってはいませんでしたが、女将さんのテキパキとした客さばきが印象的でした。

駅からはやや歩きますが、蕎麦好きであれば一度は伺ってみたい蕎麦店だと思います。

  • 卵やき
  • 天婦羅
  • せいろ

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