滞在二日目のランチ。
いよいよ今回滞在のA級飲茶の第一弾です。
2014年にも★を堅持した広東料理店です。このお店、まあ今まで何で気がつかなかったかと思うほど、店の前はそれこそ何十回も通っていました。上環の乾物屋街にあったのです。今回は、ミシュランガイド香港マカオ版のすべての店をチェックしたんです。
そしたら、今まで見過ごしていた店がここともう1軒あったのですよ。気がついてよかった。前の日ホテルに着いて予約の電話をしましたが、どうも電話が通じません。相手が悪いのではなく、ホテルの電話がおかしい。近いんで、直接店まで行って予約しておきました。
11時半開店。15分前に到着。開店までに後客2組。2組とも日本人。時間に来るのは日本人だけ(笑)。店は1階、2階に席があり2階に案内されます。開店直後は3組だけでしたが、帰る頃には8分かた埋まりました。
★の店ですが、内装も席も極めてシンプルで非常に好感が持てます。気取りがなく、清潔で、居心地がいい。地元の家族連れ、老人グループが目立ちます。みなさん平服。これで料理がおいしかったら、こんないい店はないなあ。そう思うくらい気に入りました。カジュアルさが丁度いい。
★ですから、味はいいに決まってます。
ランチメニューがありますが、それなりの広東料理が並んでます。こっちの目的はもちろん飲茶。点心のメニューを見てびっくりの安さです。
既報ですが、この日の朝は旺角にある倫敦大酒樓で思わず食べ過ぎちゃったんです。あふぉやなあ。でもがんばるぞ。
メニューには定番が並んでいますが、こっちもそれが望むところ。少しずつオーダーすると、出て来るのがうんと遅くなりそうな気がしましたので、全部オーダーしちゃいましょう。
*蟹皇焼売
*猪肝焼売
*蟹肉春巻
*鼓汁蒸排骨
どれもが39HKDですよ。信じられません。そして、このシンプルなネーミングがいいじゃあありませんか。創業者の心意気が伝わって来るようです。
多分、この位が限度でしょう。ビール、飲みません。呑んだら3皿までかなあ、って。プアール茶でいただきます。
それと、この店では1個1個出て来るんですよ。ま、当然ですが。
翌日の★★の店では、全部いっぺんに出て来たので、1個を残してあとは全部厨房に戻して、オレが指示したらもう一度蒸して熱々にして出し直せ、と叱りました。疲れる店です。
最初は、春巻から。
まあ見事ですね。見た目は同じですが、この春巻の皮の薄さ。これが点心師の力量なんですって。薄いからパリパリ。軽い。そして、海老の旨さも絶品。
ポーク焼売も他店とは一線を画した旨さです。旨さのマグニチュードが違います。すごいなあ、この店。そして、豚レバー焼売も、レバーと焼売がそれぞれNO1みたいな。同じものを他でもたべますが、レバーも焼売も格下。焼売がポークのとまた違って味わい深いです。
そして、スペアリブも過去最高でした。味付けといい、肉の柔らかさといい。
いやあ、こんな店あったんだ。もう毎食ここがいい。
ムリすればあと2皿くらいはいけそうですが、無理はやめましょう。もう相当来てます。無理しないで、帰る時に予約してもう1回ここに来ましょう。その方がいい。
断然気に入りました。精算すれば188HKDですよ。また香港に来る目的がひとつ増えました。