香港滞在四日目の夜。
この日の昼がすごかった。上環で食べた桃花小厨の点心のおいしさ、安さ。今写真で振り返ると、ジブンでは考えられない量を食べちゃってます。滞在中の二日目に来て大感激。帰り際に翌々日の予約を入れて戻って来たわけですから、めっちゃ気合が入っていたことは否めません。
食後に歩きに歩いてホテルに戻りましたが、夜になっても一向にお腹がすく気配もなく。どうしよっか、で思い出したのが中環にある九記牛腩。こちらの方もこの滞在では2回目なんですが、前回食べたくてもスルーした麺があるんですよ。あれなら絶対に食べられる。
もう考えただけでも、ベツバラ空間が出来ました(笑)。
住所:中環歌賦街21號地下
電話:2850 5967
さ、行くべ。
ホテルを出たのが21時過ぎ。千葉の自宅で21時からメシを喰いたいと思っても、行けるところって全国チェーンの牛丼屋だけ?貧しい食生活を強いられているかわいそうなジブン。旅行にでるしかないな的思いを抱きつつ店に向かいます。ランカフォンホテルのすぐそば。もう場所は覚えてます。
この時間帯で、ホテルからここまで200軒くらい店の前を通って来ましたが、唯一行列が出来てました。列の後ろにどっきいんこ。5番目です。でも入店は3,4分後でした。店内はざわざわしていて、ちょっと奥目の席で当然の相席。不思議な偶然で、同席した他の4人は全員巨漢。90kg以下の体重はジブンだけでしょう。うんと痩せて見えたはず。
『有没有啤酒(ビールありますか)?』
どの店でもこれから。
今日は絶対に食べたいカレー麺。店内のカレーの匂いは半端じゃないです。じゃあ前回なんで食べなかったの?ですって。前回は、
清湯の牛バラたまご麺を食べたんですよ。こっちも絶対に食べたいし。店内連食は無理でしたので、この滞在中かそれとも2回目には絶対に戻って来ようと。で食べたかったのは、
咖哩牛筋腩河粉(40HKD)
オーダーしましたが、ああああ、無念。河粉は売り切れてしまった、ってオジチャンに冷たく言われ。河粉ですから、キシメンライクのふにゃふにゃ麺なんです。多分手打ちなんで量も限られているんでしょう、と慰め。
しょうがないので、麺を変えて
咖哩牛筋粗麺(40HKD)
この麺は乾麺ですから、絶対にあるはずです。
店内で人物ウォッチ。韓国や中国華東ではお一人様の夕食ってかなり限定された店でしか出来ない雰囲気があると感じてますが、香港はそれが皆無ですね。どの店でも。夕食でもミシュランの店でも。お一人様が食べれるメニューもいっぱいあるし、そもそもが量も本土に比べたら非常にリーズナブルな量で。多くないと文句を言う本土とはかなり意識の差がある、と感じます。
で、相席文化。誰もなんにも思っていないでしょう。この店のこの時間帯ですから、もう一人は当たり前。こんな時間に家族連れを見つけるのも困難ではありますが。香港で食べ歩いていると、朝と昼は結構本土からの観光客と韓国人のグループに会いますね。しかし、不思議に夜は遭いません。全く違うカテゴリーの店に行ってる?
本土と言っても深圳などは隣でバスで自由に行き来できますしね。ジブンも深圳~香港のバスには数回乗ってますが、すぐ近く。ただ中国側の検問はうるさくて、いじわるされたこともあります。
さて、配膳は2分後。早!
このカレーの匂い。お届けしたい!香ばしいんですよ。インドカレーじゃなくてSBカレーみたいな。イギリス系なのに全く違うカレー文化。これ、ひとくちたべたら、もうぶっとぶ旨さ。カレーの香しい匂いにスパイス感がこれまたすっげえ。やっぱり、インドカレー系のスパイス感じゃなくて、SBカレーをもっと強烈にしたような。辛さも結構あります。清湯麺にこのカレー汁をかけて食べる人も結構多いんです。カレー汁は10HKD.130円。
麺は、ちょっとごわごわの平麺。食べるのに苦労しますが、なかなかに旨い麺です。た~だ、河粉のほうが相性はよさそうですね。
つうことで4日目は無事に終了です。