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昼の点数:4.5
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~¥999 / 1人
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料理・味 5.0
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|サービス 5.0
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|雰囲気 4.5
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|CP -
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味5.0
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| サービス5.0
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| 雰囲気4.5
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| CP-
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| 酒・ドリンク- ]
やっと出会えた日本最高峰のタンメン。西荻窪にある6席だけのお店に。現在★3.83でダントツの首位。
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美しいお姿
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麺は腰が強い
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スープは澄み切り
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もう一度鑑賞
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2008/10/19 更新
拙店ファミリーチューカなかむらで、タンメンの名店を紹介していただけないだろうか、と問いかけたところ2店ご紹介をいただき、是非機会を作って参上したい、と思っています。
一方、この食べログで“タンメン”をキーワードに検索すると、タンタン麺やたんとんしゃんに混じって数軒引っ張られ、これも折を見てお伺いしたいと。
つぎに、“ラーメン”で検索してタンメンが出てこないか検索。出ました、ラーメンの部、全国28位。★3.83でタンメンも食べれる西荻のはつね。タンメンの部では、ダントツの点数です。コミを拝見しても、眼光するどい店主の渾身の一杯の気配。とるものもとりあえず、西荻窪まで行くしかないじゃないですか。
我孫子から片道83分。はつね、はお昼から17:00までのお店で最近まで平日のみ営業でしたが、土曜日も営業するようになったため、参上が可能になりました。行列の熱い思いを先取りして土曜営業に踏み込んでくれたのでしょう。ありがとう。
この日は、土曜日。決行の日です。お日柄もいいし。風水も問題ないようです。
西荻窪の南口を降りると、すぐ牛丼屋が見えます。その裏にあるはずです。ありました。はつね。待っててくれました。到着が15:00。それでも、行列は9人。さすがの、行列店です。
ちょうどのれんの右側に行列ができており、こっち側に並ぶとお店の中が全部見えます。カウンター6席。何回数えても6席だけ。カウンターの長さより、厨房の奥行きが短く、本当に狭い小さなお店です。その中を有効に使い、よく見えませんが、ガス口は3か4.冷蔵庫とながし。
店主が無駄な動きをせず、手を動かして野菜を炒めながら次の手順を考えているような。チャーシューをブロックから切り分け、大きさを整えるために3つの塊から、少しずつ切っていく、その間も何か次のこと考えているような。
チャーシューには、1枚1枚隠し包丁を入れて食感を調節しています。まあ、見ているだけで、作品の完成度の高さが伝わります。品書きは、基本的には、ラーメン、タンメン、もやしソバ、ワンタン麺の4種。それに、チャーシューが増えるかどうか。だいたい、2人前ずつ作っています。タンメンももやしソバも一個ずつ作る感じ。見ている間は、ラーメン4:タンメン4:もやしソバ2くらいの割合でした。
なんて、見ていると少しもあきません。およそ25分でお店の中へ。実感、せまいです。店主とおかみさんから、いらっしゃいませ、の心のコモッタ入店御礼をいわれ、タンメン(700円)で、とそれに答辞を述べます。券売機なんかありません。欲しいものを告げ、お料理をいただいてお金を払う、当り前のことがまだ生きてます。お水を飲みながら、ただものでない店主のてさばきに注目。
すぐタンメン完成。目の前へ。
これが現在日本最高峰のタンメンです。美しい、実に美しい。キャベツが中心で白菜は入っていません。もやし、にんじんが見えます。豚肉も無いようです。いいにおいが鼻孔をくすぐります。わー、たべたーい。だめだめ、記念撮影が待ってます。もう撮影は今回省略ね、といいたいところぐっと我慢。おとなです。撮影は、ぱっぱっと、簡単に。ぶれててもいいや、おれ見ないし。ひどいこと言ってます。
スープを一口。うぁ~あ。うまい。うまいうまい。ホントにうまいなあ。滋養を含んだクリアなスープ。シミわたるうまさで、しかも熱々。★3.83の実力。しお味が上品ですねえ。下品な塩味タンメンも大好きではありますが、はつねの味は上品。店主が苦労してたどり着いた店主好みの、理想とする味なんでしょうね。こしょうのあじより、コク味のほうが勝っていて、タンメン・ドゥ・ボー、といったような。油が浮いていて、これは野菜を炒めた油でしょうね。
炒めた野菜。もう火の通し加減は、1秒の誤差もなく完璧。しゃきしゃき感と野菜が熱ではきだすうまみのための熱の相反するファクターをどちらも満足させる天才のワザ。うまい。うまいうまい。ホントにうまいよ。どうする。また感心したのは、切ったキャベツの大きさ。テキトウじゃないよ。ちゃんと計算している。外のみどりの強いところ、白いところ、芯、とそれぞれの部位で切る大きさを変えている。普通人が気がつかないところに気を配り、計算している。
麺。中太だが腰が強く、タンメンの熱にまけない。食感がすばらしい。腰を強くするためのカンスイの匂いはほとんど感じません。うまいんだなあ、この麺。ごくうまスープで周りを保護されてうまみフィルムを作ってます。麺自体もうまみがありますが、それ以上にさらにクラスがあがっています。写真撮ったり、スープ飲んだり、野菜食べたり眺めたり、そんな無駄時間があっても少しもへたりはしない強靭な麺です。
スープ、炒め野菜そして麺。店主に命を吹き込まれたこれらの一団は、行列の舌、鼻腔、口の中をめがけて突進してきます。もう、うまいうまい。この世の中には、店主の親善大使タンメンと行列しかいない、猿の惑星。
ごくごく自然に食べるピッチがだんだん早くなってきました。極楽にすっとんでいく準備が着々と進みだしたことを感じていました。