行列のできるさんが投稿した寛八 本店(東京/新御徒町)の口コミ詳細

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香港百景。

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行列のできる (70代以上・千葉県) 認証済

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閉店寛八 本店仲御徒町、新御徒町、御徒町/寿司

1

  • 昼の点数:4.5

    • ¥5,000~¥5,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.0
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2008/10 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥5,000~¥5,999
    / 1人

ご苦労ちゃん。今日は、念願かなえます。好きなところで好きなもの食べてください。取材費出てますよ。

(2015年9月 再訪)

上野に来ています。

楽しみにしていた東京での食事。大好きな牛タンに舌鼓を打って帰ろうと思ったら、まったく予想外の低レベルな牛タン定食に憤懣やるかたなし。カドクラで1杯呑んで行くかと店を出ます。カドクラでもいいのですが、ここはうまい海鮮をアテに呑みたくなって、磯村水産にやってきました。

席に座ってメニューを見ると、ああ、あかんわ。おしぼりで手を拭いただけで店から出ます。旨いもので癒されたい。どこないい店ないかなって老人の大脳を絞ると、ああ、寛八があるじゃん。寛八の大将に癒してもらおう。すでにランチタイムのまっただなか。電話をすると、お待ちしてますとのうれしい返事がきました。地獄に仏です。

てくてく歩いて店までやってきました。記憶にある店構えとまったく同じです。

ジブンにとっては思い出のすし屋です。

食べログ参戦して100レビューに到達する前に飽きちゃうだろうと始めましたが、なんとなんとキリ番までいっちゃったんです。で、どの店でキリ番レビューを書こうかって。いろいろ考えましたが、ここ寛八にしたんですよ。

入口に立って一呼吸。戸を開けると大将からいらっしゃいませの気持ちのいい声がかかります。めちゃめちゃお元気で、もうお顔を拝見するだけでも癒されます。この日はお客さんが入れ替わって全部で5組いらっしゃいましたが、おくすことなく最初から最後までずっと話をさせていただきました。

そして大将の名調子も健在でしたし。寿司はもちろん特級品です。高いほうのセットをいただきました。3000円弱でした。ビールを瓶で。

なぜ最初にここに来なかったのかなあ。一通りをいただきおなかが破裂しそうでしたが、店から出たくない。追加を2貫お願いしました。

またお伺いして今日の恩返しをしなければ。

*酢の物
*玉子焼き

にぎり

*かんぱち
*赤貝
*トロ
*戻り鰹
*車エビ
*アナゴ
*イクラ
*玉子焼き。、鞍がけ
*巻物(貝)

*お椀
*蛸煮
*こはだ

*花豆、水ようかん風、ゆず風味付けたくあん

(2008年10月 初稿)

レビュー100件目の最初のキリ番はここだ。

え~、ホントにホント。どこでも、行っていいんですか。うそ~。
お店で、え~、待っているのはバニ~ガ~ル、ホ,ホ、ホントに?息が荒くなってます。はあ、続けてきて良かったです。ありがと、みなさんのお陰です。いつでも成仏できます。

とうとう、このよき日に100コミを迎えてしまいましたよ。あれえ~、どうしましょ、って感じですね。お店の入口に書いときましたが、まず飽きやすい性格。会社は、良く知ってますよ、このこと。40歳半ばから、同じ仕事3年以上やったことないす。まあ、いろんな事やらせて、様子みっか、と思っているんでしょ。でも、新しいことって、楽しいよね。いま若い人の絵文字コミを勉強中。こうご期待!じゃ~ん。

まず、自分の最初の5,6コミ読み返しましたけど、これじゃあ、飽きるわ。本人も読んでる方も。よくない。でも、ここで見捨てずに育てて激励続けていただいた方、いるんですよ。この時ばかりでなく、今でもいろんな方から激励されて。いつも、思ってますよ、読者のかた、神様仏様。心で手を合わせ、なむあんだぶ。

本気で食べたいと思ったお店。いっぱいありました。生来の好奇心から、本気で行って食べちゃいました。うれしいねえ。あそこのとんかつ、あのカレー、あそこのとんこつはみんな白眉でした。コミやってて良かったと。

そんじゃあ、お前、100コミで約束のインタ~イ、でいいんだな。

結局、初コミの日から起算し、今日は85日目。で、100コミ。

まったく、飽きるどころかのめりこんでますよ、行列さん、って言われても、ははあ、と笑ってごまかすいつもの手。こんな与太話に付き合っていただき、この日も読者の皆さん全員を無料ご招待して、一緒に食べたかったくらいです。あの有名店でご主人の名調子を聞きながら。

飽きるどころか、もしや、これって、天職?え~?

最近、読者のみなさんに迷惑かけないよう、これでも気を遣っているんです。一時期、1コミで8000文字を超えるのが続き、与太話を削って載せる日々もありましたよ。まじに。現在は、3、4000文字にして、

*食べ物だけ読めるように、こまかく段落わけ。つまり、人生部分はとばしてよい
*いつでも、飛ばし読み、部分読み、題名読み、読まずに写真だけ、なんでも可。開いただけで逃げるも問題ない。全くの自由。
*まくら部分と食べ物は、往復させない
*TVより活字が好きな人のため、3000字は下回らない
*極楽涅槃に行きたがる人のため、擬音で場所を分かりやすくする
*1文字も飛ばさずに読んだ人に海外旅行に行けるポイントをさしあげる

それなりに、工夫してます。

行列が、一番きらいなのは、常連ぶってお店の人と馴染み、それをコミにいれること。
これは、見苦しいので、やりません、と心に誓ってます。

と、ここまでで1100文字。ここまでの総括として、皆様に感謝してます、コミは続けさせてください、でも矢張り目標管理した状態で。今度は、件数管理ではなく日程管理。2009年11月30日まで。こうした方が、ペースつかめるぞって、もうやる気。バニ~ちゃん、待っててね。

さて、このよき日に決めたお店は、上野広小路の鮨処寛八本店。あの店主に会いたいから。もちろん、初めていくお店ですよ。うあー、ものすごくタノシミにしてました。東京でお寿司食べるなんて、ゆめみたい。

お店の開店20分前に到着しました。なかなか、しぶい店構えで、いい感じ。お店の前に、竹製の長椅子がありましたので、そこにちょこんと座って待ちましょう。

あ、どうぞどうぞ。中に入って、待ってください。今、お茶を入れますから。ゴム前掛けをして、掃除をしようとするお店の方から声をかけられました。

お顔を拝見し、どうもすみ・・・・・こおりました。御主人じゃあないですか。おーい、お茶いれてくれ。中に向かって言ってます。え~、社長自らゴムエプロンして、お店の前を掃き、打ち水をしているんですよ。お店の、ご主人のすごさが、もういっぺんで分かりました。ご主人もえらいが、そのお店を指名した行列さんも、えらい。

お店のテーブルにひとり腰掛け、職人さんが一人カウンターの向こうで下準備しているのを、ぼんやり見ておりました。開店5分前頃、どうぞどうぞ、こちらへ来ていただき、どうかゆっくりして行って下さい。声を掛けていただき、カウンターの席に。お客さんは、自分だけ。

目の前のガラスのショーケースの中は、出番を待つネタがずらり。気持ちいいですねえ。オーダーは、季節のコースで。お料理の写真小僧をすることを話します。

あの、お店のおすしをインターネットで見て、とっても美しいくておいしそうだったので、いただきに参りました。

どうぞどうぞ、くつろいでいってください。
あの、お客さんには、一個一個握って写真撮らせてくれ、って言う人がいるんですよ。あれ、こっちで並べて差し上げてます。

へ~、道理で同じ角度におすしが斜めになっているわけですね。いままで、写真の角度をつけるの、うまいと思ってました。

はは、あの右の方が上がっていて並んでいれば、それは職人がぎっちょ、なんですよ。へ~。

先付け。だいこん千切りとわかめの酢の物。さすがの江戸前の名店です。お酢の使い方がみごと。だいこんのしゃきしゃきに、酢がぴーんと緊張を入れます。どんどん食べて飲んでますが、いろいろお話してくださって、とても楽しい時間です。言い方、話題、物腰、まあ、なんて素敵なんでしょう。この空間は別世界ですね。

刺身盛り合わせ。まぐろ、あかがい、しまあじ。大きな銅製のわさびおろしで、どんどんわさびを擦って補充してくれます。
わさびを、食べる時よくまぜてください。ええ、もっともっとわさびつけたほうが。しまあじは脂が多いから。ぎゃくに、あかがいは脂がないんで。こちらは、何にも知りませんから、たのんで教えていただきました。ここが、行列さんが、通ぶらない、人気のあるポイントですね。
しその実をどうしていただくのか、聞きながらわっせわっせ進んでいきます。わかめは酢味噌で。うんまいなあ。おさしみ、すごい実力。

小鉢。こはだの背のあえもの。こはだから少しでる余った部分で作ったそうです。これが、うまい。くるまえびの酢の物。本物は、あまいぞ。はなまめ。たまごやき。たまごやきは、えびのかおりが。あとで、作り方お聞きしましょう。
小柱とほたての酢の物。ねっとり。

茶碗蒸し。これが秀逸。宴会で出る茶碗蒸しとはちょっと違うぞ。深い味。これが名店の技か。夢中で一気でしたわ。

にぎり。え~、わたしにまで、一個一個写真用に。ほんとに、すみません。ご主人は、涼しい顔して握ってます。おすしを見ない。手だけ動いてます、あ、口も動いてました。
あの、言いませんが、ねたによって、にぎりの強さ変えてるんですよ。ねたが一番おいしくなるように。なんと。おいしんぼ、にも書いてなかったぞ。

ぜ~んぶ、写真撮って、今度はぜ~んぶお皿に盛って写真撮って。つぎに、食べる・・・・ぶー、違います。つぎは、一個一個お寿司にはけでお醤油(一仕事してある)を刷毛でさっとひとぬり。ですから、こんどは2個ずつ、完成品が目の前に。
こうすることで、コミ用の写真は完璧。お味も完璧。ほんと、お手数おかけしました。

ここで、ご主人、奥から今焼いたたまご焼きをもってきて見せてくれます。わー、海老のいいにおい。車えびが入っているそうです。握りもしゃりがちょうどよくすくなく、絶品でした。

吸い物は、表面が反射してうまく撮れない。どうです、お客さん、このふたのトビウオ、撮ってやって下さい。なるほど。

さいごに、ごまのかかったおしんこ、水ようかん、うんまい花豆、くだもの。

それはそれは、見事なエンターテイメント。気持ちよくさせるコツ、ツボ心得てます。年輪でしょうねえ。HPでお顔見られますよ。

途中、ご常連さん、若いお客さんなど入ってきますが、どの人にも同じ接客をします。すごい。

この間、わたしの隣に座ったご常連さんがお友達を連れてきて、そのお友達が大感激。巻物の手紙に毛筆の礼状。いい文章でしたよ、見せていただきましたけど。最後に、お礼の一句が。

寛八の鮨を一貫喰らふ度
舌にきざまる匠の心
(無断借用させていただきました)

さあ、また101コミから元気だしていこう!

なお、ランチコース1900円、2800円のお客様に対しても、ご主人の接客はまったく同じです。この居心地のいい空間に足を運んでみては。絶対のおすすめです。

2015/10/02 更新

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