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昼の点数:5.0
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~¥999 / 1人
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料理・味 5.0
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|サービス 4.0
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|雰囲気 4.0
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|CP 4.5
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味5.0
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| サービス4.0
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| 雰囲気4.0
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| 酒・ドリンク- ]
本当に本物の地方の名店青島食堂宮内駅前店。ラーメンに凄みがあり、秋葉原店とは全くの別物のうまさ。
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青島ラーメン+葱増し
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2010/11/16 更新
いち井で連続2日間、塩と醤油。店主の心意気に心酔しました。
もうすっかり楽しませてもらいました。幸せなことです。席を立って厨房の店主に小さく手を振ります。前の日と同様、調理中の手を止めて、会釈されます。二人の距離は6,7m。ものすごくゆったりしたレイアウトなので、距離はありますが、この半分以下の距離にいる他の店主とは、やっぱり違う。
駅まで歩きました。途中でバス停があって長岡行きの時刻を確認しますが、当分来ません。駅に着くと、あと5分で長岡まで行く列車がありました。長岡で降ります。天気はいいのですが空気は冷たくて思わずコートの襟をたてました。
所用が終わって15時過ぎ。さあ、あとは長岡駅でおみやげの駅弁でも買って上野まで帰りますか。もう一軒、軽く寿司でも食べて今回の出張のしめにするか。ちゃんと調べてきてあります。タクシーだな。駅まで歩きますが、どうしても宮内駅前にあった青島食堂の時代とともに歩んできた、古い看板が思い出されて仕方ありません。食べたいなあ。宮内に戻るか。また見たい、あのがんぎ。
宮内では、歩いていて3軒の青島食堂を見ました。製麺部と書かれた建物も見ました。歩いて回ったからでしょう。今年の1月に新潟に行ったとき、青島食堂の東堀店でラーメンを食べました。感動しました。秋葉原店とは別物でした。宮内は発祥ですから、新潟市内の店舗とはまた違うのかな。そんなことを思いながら、もう一度宮内に戻ることを決めてます。また丁度いい列車はなく、タクシーに乗りました。
ここです。青島食堂の看板の字が風雪に洗われてかすんでしまっています。他店は普通の食堂風の作りですが、ここは横に長い独特のデザインをした風情ある店です。創業して何年になるんでしょうか。
ココも、お店の外に券売機があります。いい匂いが店から流れてきます。麺の茹でる匂いとしょうがの匂い。買ったのは、青島ラーメン(600円)と薬味刻みねぎ増し(50円)。わくわくしてます。
戸を開けて中に入ります。あったかい。中途半端な時間でしたが、それでもお客さんは半分くらい席を埋めてます。相当でかいお店なので、7,8席しかないラーメン屋なら満席ですね。休日なので、ゆっくりの時間に食べている人たちでしょう。地元の人たちです。
ちょうど入って目の前の席が空いていたのでそこに座ります。若い麺職人に向かって、カタメンでお願いしますコール。
店内を目に焼き付けようときょろきょろしていたら、あっというまの配膳。
すごい。もう見るからにうまそうです。50円のねぎが、わんさか入っています。このザク切りがうまいんだなあ。スープは醤油色が濃く、表面にはたっぷりの脂。しょうがの匂いが立ってます。薄く切ったチャーシュー。自家製と銘打っためんま。なると。のり。ほうれんそう。この辺は東堀店と変わりません。いまどきのラーメン屋がラーメンのビジュアルを重要視するのに比べて、このぶっきらぼうはどうだ。やっぱり地方ラーメンの面目躍如です。
どんぶりを持ち上げて、何はともあれ、スープ、スープ。くい~っつ。しみるなあ。熱々でヤケドしそうです。動物系のコクとしょうがのバランス。しょうがはこれ以上入れるとラーメン味が損なわれるぎりぎりでしょう。しょうがが弱い、というレビューが多いですが、マイしょうがを持ってきて入れてごらん。後悔するでしょう。
醤油色が濃いですが、味はとてもあっさりしていて濃い感じは全くしません。塩加減が決まっています。長い年月が作り上げて来たものでしょう。うまい、うまい、でちょっとも先に進みません。スープばかり飲んでます。どんぶりを置いて、ねぎをごっそりつかみ。このちょっとくたったねぎの、うまいのなんの。どんなトッピングよりうまい。
麺はほとんどストレートな中細麺。地方ラーメンはやわいのが多いので、前回の新潟店を思い出しここでもカタメンコールして、正解。麺が生きている感じで、食感が実にいい。こういうラーメンを食べていると、スープが麺にからむとかからまないとか、何を変なこと言ってるの、と思います。おいしいか、おいしくないか。いつごろから、誰が言い出したのか、今や1億人がからむ、からまない、で右往左往。
めんまがじつにいい。軟骨マイナス1くらいの食感。素材を選んでますね。あと、チャーシューも小判が数枚入るタイプ。おいしい。残りのトッピングも普通においしい。と、そっけなくしたくなるほど、うまい順番が、①ねぎ②スープ③麺、だからしょうがない。
わがままだなあ、と自分で思いながら、また戻ってきた宮内、曙。こんな幸せ、当分ないだろうな、なんか考えながら再び長岡を目指します。今度は本当に新幹線に乗って上野までのぼります。