行列のできるさんが投稿したカフェ・ラ・ファミーユ(茨城/結城)の口コミ詳細

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香港百景。

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行列のできる (70代以上・千葉県) 認証済

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カフェ・ラ・ファミーユ結城、東結城/カフェ、フレンチ

1

  • 昼の点数:5.0

    • ¥2,000~¥2,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク -
1回目

2010/08 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥2,000~¥2,999
    / 1人

茨城県結城の町外れに忽然と現れるブルゴーニュ地方伝統の建物。夢見心地でいただくはごく旨のイタリアン。

この日、結城にあるこのお店までやってきました。先行レビューをつなぎ合せてみると、周囲とは全く違う世界のような建物が何棟かあり、そのうちの1つがカフェになっている。建物も素敵だが出される料理がまた特別なおいしさがある。そんなお店、結城にあるんですか?って、ちょっと自分で見ないと信じられない気持ちです。

茨城県の月間アクセス数の上位にもたびたびあがるこのお店。ちょうどいい、口コミ数が1000になる時期なんで、予約して行ってみようか。

それで、予約時間の1時間前に到着したので、待っている時間で結城の蔵の町並みを散策し、甘味茶蔵真盛堂で一息ついていたら、ファミーユから携帯に電話があって。お席のご用意が出来ました。と、こうなるのです。最初にファミーユに到着して、その建屋を拝見しました。なるほど、ここは別世界です。建屋のデザインが凝りに凝ってます。ニセモノではない、本当の本物だけが持つ人を魅了するオーラがあります。どうして、こんな建物のデザインを思いついたのか。それは、食後に明らかになりました。

申し訳ありませんが、予約時間までお待ちください。お席がご用意でき次第、携帯電話に電話いたします。そう言われてカフェ棟から出てきました。カフェ棟の前にあるのが、ブティック棟です。もうすでにBさんは、とっととそちらに入って行ってます。しょうがなく入店すると、なかなか感じのいいアンティーク小物や洋服が陳列されてます。

もう、買うもの見つけちゃった。

Bさんから先制パンチ。手にはブリキでできたアンティーク調のじょうろが。正札を見るとお料理より高い値段が。これ買ったら、食べログに載せていいから。ここは、食べ物のサイトですから、見たいっていうレビュアーさんがいればUPしますけど。

建物の裏には素敵な庭園が。何気なく見えますが、実はめちゃめちゃ凝っていて、さりげなくアンティークの小物が散りばめられていて、植物もセレクトされています。木陰でランチ、アフタヌーンティー、も、すっごくいいですね。ただ、35度を超える暑さですから、9月まではちょっと暑すぎるかな。その庭の裏が、実はオーナーシェフのお母様がやっている畑なんです。このカフェのおいしさは、この畑から来ることを、地元の方に教えてもらいました。

そんなことで、携帯で呼び出されて戻る前には、すでに買い物もし、建屋の観察も終え、畑の情報まで分かっていました。

お店に戻り、店内に入ります。ちょうど前の予約グループがひけたあとですから、店内はゆるい時間にもどってました。入り口には待っているお客さんもいて、予約なしで来たんでしょう。14時近くまで待たされるのかな。予約は必須条件だと思います。

案内されたのは、入って左側のほうのテーブル。2人用です。実は、この席がお店のことを理解するにはベストの場所であることが、後から分かります。

このテーブルのほか2人用がいくつかと、相席、グループ客を想定した10人掛けようの大きなテーブルがありますが、いずれもアンティークを改造したもので、インテリアに奥行きをもたらせます。窓もそう、ウォールランプもそう。すべてアンティークがいやみなく、ブルターニュの家を演出しています。

入り口から入って右に折れていくと、そこにも部屋があって4人がけのテーブルが並んでました。そこに行く渡り部に厨房があり、断って厨房を見せていただきました。オーナーシェフがどんな方なのかちょっと拝見したくて。

テーブルについて、すぐに渡されたランチメニュー。お店のスペシャリティもありますが、二人は大のパスタ好き。限定メニューには目もくれず、パスタランチ+オードブルのセット(1600円)をオーダーします。

*きのこ、長ねぎ、ベーコン、スパゲッティーニ
*鶏むね肉、オクラ、レモン風味のタリアッテレ

椅子は木製で背もたれの後ろに聖書入れがある、古い教会で使われていた物。テーブルは、同じく木製の古い机に天板を一枚はってアンティーク改造のアンティーク風。すべてに神経が行き届き、驚きです。

オーダーするときに、写真撮影の許可をお聞きしました。フロア担当の方がオーナーさんに訊きに行ってくださり、許可をいただきました。許可をもらえば、撮影禁止ではありません。

オードブルですね。生ハムとトマトが主役の一品でした。爽やかなおいしさで、う~ん、ワインと合わせたい。パンをはさんで、パスタが配膳されました。行列のは、野菜、ベーコンスパゲッティーニ。これ、どんな風においしさを表現したらいいか。一口で言えばめっちゃおいしい。素材がめちゃめちゃうまい。特に、長ネギ。こんなうまいネギ、食べたことないです。あま~い。これが、シェフのおかあさんが畑で栽培したねぎなんですね。今朝掘ったのでしょう。ねぎ、に感激するっておかしいですが、その前提はもちろんパスタがめちゃめちゃおいしいからです。ベーコンとしいたけも十分機能しています。味に深みがあって、この料理は十分堪能しました。料理まで完全主義、ということを感じました。

レモン風味のタリアッテレも少し食べましたが、これもさっぱりしているのにコク味もきっちりと計算されていて、非常にうまかった。あとは、好みの問題ですね。Bさんはこのパスタに感激してました。自分は、自分のオーダースパに感激してます。それで、いいやん。

スパは熱々。二人が最低限望んでいる条件は軽くクリア。量も、少なからず、多からずでこれはなかなかよろしい。この空間の中でこの料理。結城に是非行ってください。保証します。

そして、最後はアイスカフェラテとデザート。デザートについては、メモを自宅に置いてきてしまい、あとで追記します。いま、博多駅前のホテルの一室で執筆中。流行作家やで、ほんま。

それと、最後にナゾときを。食事が終わって、フロア担当の方(この日は、女性3名、男性2名。それでも、多いとは感じないほどのサービスの充実!)に訊きました。実は、この家はフランス風と主張するBさんと、イギリス・コッツウォルズ風と主張する行列のどちらが正しいか、訊いたんですね。

その机の中にファイルが入ってますから、どうぞご覧になってください。

言われたとおりにあけると、普通のA4のホルダーファイルが入ってます。あけてみたら、う~ん、なるほど。オーナーシェフが自分の店、つまりこの店を作るにあたって、自分のイメージに合う、家のスクラップを集めていたんです。家の形、色、屋根、壁の素材、インテリア。まあ、素敵な家の古い写真が一杯入っています。それを元にデッサンした図、設計図、そして、写真とこの家の比較までも。

ということは、この凝った家、インテリア、エクステリアすべてがオーナーのイメージ通りに作られていると言うことなんですね。家の基本となったデザインは、フランスブルゴーニュ地方の素敵な1軒。それが見事に結城市で再現されてます。安っぽい再現ではないです。すべて本物志向。是非足を運んではいかがでしょうか。口コミの1000件までお付き合いいただいた読者の皆様への、感謝の気持ちを込めて。ありがとうございました。トップでUPした写真のテーブルで、竹内結子主演の映画の1シーンを撮ったそうです。

そして、最後の目標のレストランレビュー大台まで、あと12軒。記念のお店、どこにしようか。

  • ほんとに、映画のロケに使われたテーブル

2010/08/29 更新

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