行列のできるさんが投稿した小松 弥助(石川/野町)の口コミ詳細

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香港百景。

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行列のできる (70代以上・千葉県) 認証済

この口コミは、行列のできるさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

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移転小松 弥助野町/寿司

1

  • 昼の点数:5.0

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク -
1回目

2014/11 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

【閉店】最後の大台3000件目記念レビューに使わせていただいた小松弥助。森田師の雄姿はもう見ることはできなくなりました(涙)。

【閉店】
とうとうこの日が来てしまいました。森田さんの年齢を考えればいつ引退されてもおかしくない状況でしたので、仕方ありません。85歳まで超人的な活躍をされた森田さんの寿司をもう一度食べたかった、のは事実でしたが。

9月に予約の電話をしたときは、2月くらいにまた会えたらいいなと思って。そうしたら11月いっぱいの予約しか受け付けておらず、12月以降は受付けていないと。この時は、引退閉店のことはおっしゃらず、受付の予定がないと。もちろん予約で満席でした。気が付くのが遅かったことが悔やまれます。

『どう、お寿司、おいしい?』と優しい顔で訊いてくる森田さん。各地の寿司店で、うちにも来てくださいました、と話を聞いたことも稀ではありません。お元気でこれからはお客さんとしてだけでいつまでもお寿司を楽しまれることをお祈り申し上げます。ごちそうさまでした。


(2014年11月 再訪)

森田さんのお寿司が食べたくて予約の電話をしました。

幸運にも2か月先にキャンセルが出て11月の訪問が決まります。それから、飛行機、宿、志の助、乙女寿司の予約をしてから11月が来るのを待ちます。そういうルーチンで金沢旅行が決まります。

ちょうど金曜日でしたので、ここでいただいて翌日は帰京。まさに最後のお楽しみでした。駅から歩いて参上。ロビーでお茶をいただいて待っていると、仕込みが遅れて30分待ってくださいとひとりひとりに奥様自らお詫びをして回る姿にこれが弥助なんだって。

順番に呼ばれ、前回と同じ右側のショートカウンター席に。待っていると森田さんが登場し、ホール内に緊張が走ります。一段とお元気そうで、丁寧にごあいさつをいただきました。ジブンより20歳年上の現役寿司職人です。

おつまみからお願いしました。

①あわび
名物ですね。大き目にカットし、あわびもつゆも全部おいしい。
②うに、赤烏賊の身と耳
最高級のネタ。もうこれ以上はありません、と言ったネタを惜しげもなくどんと提供する流儀です。とにかく凄みのある旨さ。

前回はとなり席が空席だったために話し相手は森田さんでしたが、今回は隣にご夫妻が来ましたのでずっと話をさせていただきました。

それをちゃんと聞き分ける森田師。どんだけ耳がいいの、って驚きました。小倉の天野さんとか駒込の高橋さんとか、誕生日の話などしているとタイミングよく話に入って来られる勘の良さ。サービス精神。器が大きすぎます。全国の寿司職人が集まって勉強に来ると言う小松弥助。今回、頭からしっぽまで堪能させていただきました。

次回はいつ来れるか。早く予約しないとね。

①赤いか
②トロ
③甘海老
④ばい貝
⑤赤身づけ
⑥香箱
⑦やまかけ・うに(白山)
⑧うなぎ手巻き
追加
⑨こはだ
⑩鯵
⑪うに
⑫ねぎとろ
⑬煮はまぐり

満点以外は考えられません。

(2014年4月 初稿)

よくぞ食べた3000軒で、という思いです。

中国赴任を終えて永久帰国した2008年8月。久しぶりに行く八ヶ岳大泉村。毎回気に入った同じ店ばかりに行くのでたまには違う店にでもと思ってPCを開き、そのとき見つけたのが中村農場。近くにありましたが知りませんでした。その中村農場を紹介していたのが、食べログ。それからの付き合いです。

最初は情報を得るばかりでしたが、あまりよく分からないレビューが多いと感じてじゃあジブンが紹介側に回るかって。飽きっぽい性格ですから、まあ100件くらい書いて引退か、それよりも100件続けられるのかあって始まったこのレビュー。

あれから5年8か月。68ヶ月で3000件。1か月平均44件。まあトータルカロリーもすごいでしょうし、書き飛ばした文字数だって。食べログの最多個人件数ではまだまだ上がずっといますが、文字数では断然トップじゃないですか。

ここまで続けられたのも健康に感謝。そして支えていただき叱咤激励してくださった多くの皆様のおかげです、って金メダリストみたいでスミマセン。やはり、レビューへの反応がなくなったら、もうやめる時ですもんね。それは否めません。

ということで、4000件は絶対にいかないでしょうからこれが最後の大台キリ番レビューとなります。どの店にするかは、もちろん候補のお店に行ってその中から選ぶという方法しかないのですが。金沢の小松弥助を指名させていただきます。

寿司が好きで、寿司を目的にした旅行をここ何年か続けてます。金沢にも何回も行って寿司の名店と呼ばれている店にも寄らせていただいておりますが、この小松弥助だけは一度も行ったことがありませんでした。

①小松弥助を評価するだけの寿司の経験がないジブンが行くのは失礼である。
②本当に店主が握ってくれるのか。想像すると年齢から常連客だけ店主が握る?
③予約が取りにくい。

寿司店のレビューも200件を超えて、少なくても経験だけは積みました。

東のすきやばし次郎、西の小松弥助、という言葉から店主は上得意だけ相手すると想像してましたが、とんでもないことが分かります。平日の昼2回制。全部店主が握る!じゃあ、予約は?

駒込にある寿司高はしさんを訪問した時のこと。寿司をいただきながら店主の高橋さんと寿司談義をしていて金沢の話になったんですよ。小松弥助さんに行ったことありますか?って高橋さんに訊かれます。何と高橋さんは弥助さんに20年以上もお客として通っているそうなんです。

予約出来ますよって言われ、2回目の訪問の時にお言葉に甘えてお願いしました。これで弥助に行けるぞ。結局その後金沢に所用ができて、予約の日程を変えなければならず店に電話してオカミサンと話ができ日程変更もOKとなって。

今回の金沢行きは、もう幸運の神が降りて来たとしか思えません。4日間と言う間で、小松弥助、乙女寿司、志の助の名店3軒が希望通りに予約できましたから。

少し緊張しながら店が入っているホテルに着いたのが開店時間の10分前。一応店に顔を入れて到着した旨を伝え、ホテルのロビーで待ちます。オカミサンはいましたね。とても元気な方です。森田店主は見えませんでした。果たしてどんな人物なのか。

ロビーで待っていると、オネエサンがお茶を持ってきます。このサービスもすごいです。時間が来て順番に呼ばれ、右側のショートカウンターに座ります。すでにつけ場に立って下拵えをしている森田さん。

いやあ、これほど元気な方だとは。すごいスピードで仕事をこなしていきます。千葉から来た行列です、とご挨拶。この日ももちろん満席。ジブンの横に座る予定だったお客さんが日時を間違えたと言うことで、この日はゆったりと3人カウンターを独占。

ビールを飲みながらしばし森田師の仕事を眺めてました。最初に入場したテーブル席の客に、先に数貫ずつまとめて握っているようです。終わってから。

『千葉の行列さん。(もう覚えている!)。握りますか。それとも何か召し上がりますか。』とにこやかな顔で訊いてくれます。

『えっと、それでは最初に何かできれば温かいものを1皿ください。そのあとは握りを始めてください。よろしくお願いいたします。』

奥の方に行って何か取って来ましたね。おお、でっかいあわびです。見たこともないすごい厚みのあわび。それをささって瞬く間に包丁でカット。皿に盛って煮汁をかけて、はい、千葉の行列さん、って。なんかカワイイおじいちゃんの感じ。

これがまあ、ばかうま。こんなにおいしいあわび、食べたことがありません。寿司の前にもう感動しちゃって。

希望の握りが始まります。

一度見たら誰でも驚くでしょうねえ。森田師の包丁さばきの速さ。最初はいかととろだったんですが、やや短めの包丁を手にするや、1匹1匹からいかは完全な切り離し。トロは塊から1貫分ずつ切り分けて包丁を入れてのすじ切り。まあ、速い速い。

すっごい運動量でしょうし、速くても正確。こんなに包丁さばきが早い寿司職人、未だかつて見たことがありません。下拵えもご自身でこなしていきます。握りも早いっすねえ。早すぎて、ときどき置いた寿司が倒れることもあるくらい(笑)。お弟子さんが置き直して、皿に乗せて配膳。

いやあ、すごい寿司職人がいるんだと。森田師の雄姿、しっかりと目に焼き付けよう。たとえ年内にまた握ってもらえるにしても。

続いて甘海老。もう市場で一番いいもの、あるいは漁港であがった一番いいものがここに集まったようで、ネタのグレードはどこよりもすごい。現役でずっとやっていて市場関係の買う相手は最初赤ちゃんだったのでしょうから、頭のあがる人物がいるとは思えません(笑)。

煮はまぐり。
ばい貝。
赤身づけ。

一貫一貫に感動。ここで小鉢の登場。何ですかとお訊きして。うにとまぐろのやまかけでした。これがまた絶妙にうまい。陶芸家のこの器がお気に入りのようです。

手巻きうなぎ。
こはだ。
穴子。

鰻は温めて手巻きに。味が濃くてうまし。穴子はゆずと塩で。

これで一通りですが、先に終わったお客さんが追加でオーダーしたねぎとろがめっちゃうまそう。トロの塊からどんどん切り落としていき、そこにたんまりの葱をON。包丁でたたいたものを手巻きで。ジブンも~ってお願いしました。

『はい、千葉の行列さん』っておちゃめに手渡していただきます。案の定、めっちゃうまかったあ。大満足でした。最後にオカミサンが席にいらしてご挨拶され。

ようやくこういう店に来ることができた、と大台到達にふさわしい店であると思ったことでした。

長々と駄文を綴りましたが、おつきあいくださいましてありがとうございます。

今後は少しペースを落として(ほんと?)、3333件を目標にもうひとがんばりする所存です。よろしくお願い申し上げます。

  • 赤身づけ

  • 香箱(雪国)

  • うに

  • 雄姿、目に焼き付けよう

  • アワビ

  • うに、赤いか、耳

  • 赤いか

  • トロ

  • 甘海老

  • ばい貝

  • やまかけ・うに(白山)

  • うなぎ手巻き

  • こはだ

  • ねぎとろ

  • 煮はまぐり

  • お椀

  • あわび

  • トロ

  • 甘海老

  • 現役寿司職人森田師

  • 赤身づけ

  • いか

  • 煮はまぐり

  • ばい貝

  • こはだ

  • 穴子

  • やまかけ

  • やまかけ

  • ねぎとろ(追加)

  • お椀

  • ホテルロビーにて開店前

2015/12/24 更新

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