行列のできるさんが投稿したらんぷ亭(宮崎/宮崎)の口コミ詳細

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香港百景。

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行列のできる (70代以上・千葉県) 認証済

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らんぷ亭宮崎/洋食、ヨーロッパ料理

1

  • 夜の点数:5.0

    • ¥8,000~¥9,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2015/04 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人

初稿のタイトルは、3700件目のキリ番特別レビューは宮崎のらんぷ亭。極旨洋食とフレンチの見事な融合は稀有の存在。

(2015年11月 再訪)

宮崎滞在4日目の夜は、これも楽しみにしていた再訪必須御三家の1軒、らんぷ亭です。キリ番にあげてから半年ぶり。

ここもぴんころ地蔵さんと一緒ですが、まあ、とんでもない幸運な出会いが。宮崎の食をリードし、これと思った店を永年にわたって叱咤激励して実力店にまで育てあげてきた天ちゃんにお会いできたのです(敬称略)。すでにこの店のレビューでカルガモなどご親戚の方と食事をされていたことをUPされてますが、いやあ想像通りの素晴らしい方でした。カルガモもごちそうになり、シェフにワインをお願いしたら、先ほど天ちゃんに素晴らしい1本を開けましたので、ご一緒にいかがですかって。うえ~ん、とうれし涙。

*キッシュ
 確かにキッシュですけど、世の中で言っているキッシュのイメージからはほど遠く。ねっとりとコク味が口の中に広がる逸品。皆が口をそろえて絶賛する何を食べてもおいしい、がここでも。

*諸塚産猪ロースのロースト
 この日のお目当てがこれ。豚は猪の末裔?でしたっけ。猪の旨さは豚の比ではないと言われてますが、これを食べれば一点の曇りもなく納得するでしょうね。過去食べて来た猪の感動を今再びイン宮崎でした。

*盛り合わせ 
 これがすごいんです。シェフの感性の凄みが全部出てる自家製なんとかの一通り。ハム、サラミ、パテ、リエット、白レバームースなど。これだけのレベルで揃う店ってそうはないでしょう。

*小林産梶並農園野菜の小さな農園
 前回もいただきましたが、野菜が野菜じゃないほど旨い。今回の遠征でも梶並農園をおじゃまして焼き椎茸をごちそうになりました。無農薬で育てた野菜がどんだけ旨いか。高名なシェフたちが梶並さんの野菜を求めて全国から来ることがその品質レベルを雄弁に物語っていると思います。これ、必食です。

昼はみやちくでステーキ、夜はらんぷ亭で美食三昧。宮崎ってなんてとこなんだ(笑)。

今、気がつきましたが、ああ、ハッピーバースデーやってもらえばよかったあ。


(2015年4月 初稿)

宮崎物語第29章&最終章。

ジブンが7年近くも食べログにレビューを書き続けてこれたのも、この100件のたびにやってくるキリ番レビューのモチベーションがあったからこそだと思ってます。ココロから驚くような料理、短いながら料理人との濃密な会話、生きている実感を味わえる特別だった時間。

そのことをいつまでも残したい気持ちでレビューにしてキリ番に据える。そういう作業をしたいがために、毎日のようにレビューを積み重ねると言っても決して過言ではないです。99件のレビューがないとキリ番には到達できません。

そのくらい、ジブンの中ではキリ番を重要視して謂わばライフワーク。食べログの自己紹介プロフィールの中には、1軒目から100番ごとの店を挙げてます。これがジブン史です。そして、また1軒、今日新たに付け加えることができて幸せな気持ちです。

この4月。今年では、広島、香港に次いで3回目の遠征に選んだ宮崎。すでに28件のレビューでいかに素晴らしい土地だったかを紹介してきました。永年やっていますから、ああこの店はキリ番クラスだな、と食べている途中で感じます。こんなこと今までに経験したことがありませんでしたが、遠征中このお店の他にキリ番にしたかった別のお店が2軒もありました。

一心鮨 光洋、そしてみょうが屋。豊かな自然の恵みを背景にすばらしい料理を提供するこの2軒も間違いなくキリ番級だと思います。今回の遠征でいろいろサポートしてくださったマイレビュアーのぴんころ地蔵さんとみち☆こ♪さんのお蔭で質の高い料理に出会うことが出来ました。

この場を借りてお礼の意味を込めて書き留めたいこと。それは上記の2軒やこのらんぷ亭など、ここまでのレベルに永年にわたって引き上げてきた宮崎の天ちゃんさんの存在です。料理人は食べ手の関わりでどんどん成長していくことを目の当たりに見た6泊7日の宮崎遠征でした。天ちゃんさんが、もしも、他県の在ならその県の何軒かのお店も同じ道を辿ったと想像できるようなリーダーシップ。おかげで宮崎に行けばおいしいものが食べられる、ことが分かりました。

天ちゃんさんの存在を知ったのは、実は東京の極一流店でのレビューで。ジブンも興味がある店の何軒かで名前を見つけ、博多のお店でも。ナニモノ?(笑)。東京、博多で一番の料理を知っていてそれを基準にして宮崎の店を。食材で勝る宮崎のお店がどうなっていくか。一夕一朝ではできませんが、ちょうどいい時のめぐり会いでした。

さて、前ふりで1000文字になってしまいそうなんで、そろそろ本題に(笑)。

宮崎で最終の6日目。次の日には帰らなければなりませんので、後悔しないように絶対に行きたい店に行く!という不退転の気持ちです。ランチは一心鮨 光洋で至福の17貫。もう夕食が食べれなくてもいいやと思っての全力投球です。夕方には、フルーツ大野で南国フルーツ。この流れから、夕食は遅い時間にらんぷ亭の予約を入れてもらいました。

駅前のホテルから、いつものようにてくてくとお店まで。おなかが空きませんので2往復でもしたい気持ちです。お店はすぐに分かります。階段を昇って中2階のお店の前に。一呼吸して静かに扉を開けます。

おおお。こうなってましたか。実にいい感じの空間ですね。時間の流れに洗われて雰囲気が出てます。調度品や什器や椅子テーブルなど、懐かしさと温かみを感じる空間。夕食のピーク時間は過ぎているはずですが、店内にはテーブル席にもカウンター席にもお客さんがいて、みなさん、笑顔笑顔笑顔のシアワセナな顔をして笑ってます。

お店に話をしてもらっていましたので、カウンターのシェフの前に案内されます。ご挨拶して着席。シェフもまだまだ出てくるオーダーに忙しく対応してますが、少しの時間を見計らっていろいろ話をしてもらいます。さ、何をいただこうか。昼の寿司がまだ尾を引いていて、そんなには食べれませんが。

と言いつつ、ビールを頼んだ後とりあえずの1皿が出てきます。え~、ウニですかあ?すごい!

*日南どれウニと人参のコンソメジュレよせ
 ウニもまじうまですが、このジュレがすごい。人参がこんなにうまいなんて。上品なジュレと極上の生うに。いやあ、一気に食欲がわきました(笑)。

それじゃあ、ってシェフに相談します。

『実は、このフランス産骨付き仔牛ロースト(2人前)が食べたかったのですが、一人じゃあ無理ですよね。』

『いやあ、ダイジョウブですよ。食べたいものを言っていただければ、作らせていただきますから。』そうなんですね。このお店の懐の深さ、シェフの料理の引き出しの多さと技がこの店のウリでしたね。

よかったあ。一人では無理だとあきらめて、それならタンシチューにしようと思ってきてましたから。

カウンターの隣の席では、青年が二人でうまそうなものを食べてますよ。カニクリームコロッケ、いいなあ。他のテーブル席からのカニクリームコロッケのオーダーが入ります。そして、あっちゃあ、ビーフシチューまでも。ぐやぢい。

メニューをもう一度見ていると、れれれ?

パスタとかシチューとか和食系とかに交じって、こんなもの見つけました。

『あのお、失礼ですが、シェフはフレンチのご出身ですか?』

そうですとの答え。実はメニューの中にリエットを見つけたんです。すごい!とんかつからリエットまで。こんなお店ないですよ。

*小林梶並さん小さな農園(無農薬)
 新鮮で安全でおいしい野菜の代名詞、梶並さんのサラダです。農園仕立てで出てきます。どれも異次元の野菜といった感じでシェフ特製のピューレと土に見立てた調味料で。パワーがもらえる逸品です。

*わらび土佐煮
 こういう和食もすっごくおいしいです。料理はレシピではなくて、センス!

ワインはシェフのおススメをお願いしました。料理に合わせて出していただきます。

*川南豚のリエット、田舎風パテ、白レバームース 盛り合わせ
 リエットをお願いしたら、せっかくですのでパテや白レバーも食べていってくださいということで盛り合わせをいただきました。これも実に旨かったです。このお店は単に料理の幅が広いだけではなく、どの料理も完成度が高いところを伝えたいんです。何を食べてもおいしいとマイレビュアーさんたちが口を揃えて言うのもよくわかりました。

*フランス産骨付き仔牛ロースト
 ついに焼きあがりました。特製ソースと共に供されます。きれいなピンク色。肉質もよさそうに見え、実食。おおお、忘れてた!これって、ブルターニュ産の乳呑み仔牛の肉ですよね。まだ乳しか口にしてない肉ですので、牛肉のイメージではない極上の肉です。リブロースですね。いやあ、頭の中でこのメニューと”ブルターニュ産の乳呑み仔牛ロース肉”のことが結びついていませんでした。食べてみればすぐに分かりますが。

これこそ、望外の喜び。相談して食べてよかったああ。頭の中にブルターニュがあれば、絶対絶対オーダーしたメニューでした。しかもこの値段!

こういう店が宮崎にはあるんですね。ハンバーグもパスタもとんかつも宮崎牛のスタミナ焼きも宮崎であがった魚のカルパッチョも、全部全部食べたい。まさにキリ番にふさわしいお店だと思いました。また次回楽しみにお伺いします。ジビエもいただきたいですね。

と言うことで3000文字を超えたキリ番レビュー。いつもご愛読ありがとうございます。次のキリ番目指してがんばりますので、よろしくお願いいたします。応援ありがとうございます。

  • フランス産骨付き仔牛ロースト

  • 小林梶並さん小さな農園(無農薬)

  • 日南どれウニと人参のコンソメジュレよせ

  • 川南豚のリエット、田舎風パテ、白レバームース 盛り合わせ

  • わらび土佐煮

  • フランス産骨付き仔牛ロースト

  • 小林梶並さん小さな農園(無農薬)

  • 小林梶並さん小さな農園(無農薬)

  • わらび土佐煮

  • フランス産骨付き仔牛ロースト

  • フランス産骨付き仔牛ロースト

2015/11/23 更新

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