行列のできるさんが投稿した馳走 筏や(群馬/新桐生)の口コミ詳細

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香港百景。

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行列のできる (70代以上・千葉県) 認証済

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馳走 筏や新桐生/日本料理

1

  • 昼の点数:5.0

      • 料理・味 5.0
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク -
1回目

2018/12 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-

キリ番7100件目の特別レビューは、桐生にある馳走筏や。伝統の日本料理の基本と斬新なアイデアをうまく融合させた日本料理の本格派。

桐生に来ています。

早朝家を車で出発しました。この日から一週間、群馬県のおいしい店を訪問する群馬遠征。宿を高崎に決め、高崎から各地へおじゃまします。

初日のランチ。群馬在住のマイレビュアーさんに声を掛けました。ランチを一緒にと。そして、選んだ店がここです。

正統派日本料理店です。ブログに貼られた料理が素晴らしい。地図を見ると桐生でも街中ではないようです。どうして、このような場所にこのような店があるのか。店主は何者なのか?(笑)どの店で修業したのか?調べました。驚きました。

修業先は青山穂積。青山穂積で修業した料理人の中で最も知られた人は時代が違うようですが三ツ星神楽坂石かわの石川秀樹氏でしょうか。青山穂積で薫陶を受けてこられた店主。楽しみに行って来ました。

店の前でマイレビュアーさんと落ち合って一緒に入口に向かいます。門をくぐってからちょっとしたアプローチになって庭園風なつくり。玄関を開けて中に入ります。

正面に厨房があって、店主にご挨拶。部屋にお通しして、という言葉を遮り、

『いえ、カウンター席をお願いしている者です。』

ランチタイムでカウンター席を希望するお客さんはほとんどいないため、間違いと思ったそうです。いやあ、カウンター席でこそ料理人とコミュニケーションがとれ、いろいろお話を聞けるプラチナシート。

日本料理、もう絶対においしいに決まってますが。食べススムと絶対にもっとおいしい店へ、って5万円出してもまだ足りない店へ行きたくなるのは目に見えてます。一食5万円って、本当に異常ですね。会社の金で食べるのならいいのでしょうが、普通の人が生活費の中から一食5万円と言うのは尋常な値段じゃないです。

なので、日本料理屋に行くのは地方遠征でカウンター席がある店だけ。ほとんど大阪ですが、金沢の銭屋にもカウンター席があって楽しめました。

料理は会席料理の順番におおかた従って出されましたが、ガチな会席料理ではありませんので名称を省きます。

1.雲丹の茶碗蒸し、あられ
温かい料理からのスタートがいいですね。おなかを温めてお酒も体にいいです。呑みませんけどね。茶碗蒸しの何が違うって、やはりお出汁ですね。たっぷりな茶碗蒸しに雲丹。一皿目からやられました。

2.燻製牡蠣しぐれ煮、子持ち鮎の甘露煮、ぎんなん、栗の渋皮コーヒー煮
いわゆる八寸にあたるもの。大粒の牡蠣のしぐれ煮は牡蠣の旨さが凝縮された逸品で燻製の味わいが旨さを引き立てます。
子持ち鮎の甘露煮も、上品に炊くという日本料理の基本がしっかりと仕上がりに現われてますね。丸ごとうま味を楽しんで。
大粒栗の渋皮煮がなんとコーヒー味。これが何ともいい感じで、栗とコーヒーを合わせる発想って(笑)。
箸休め的存在の銀杏も侮れず。

3.鱈白子のしんじょう、かぶダイコン
しんじょうは白子を裏ごししたものにベースがはものすり身。しんじょうはお出汁が勝負で旨さこの上なし。しんじょうが崩れることがないように、うすいくず仕立て。しんじょうの風味、味わい、食感。だから日本料理には近づきたくないんです。絶対にはまっちゃう、ハマったら抜け出せないアント地獄。
由緒正しそうなお椀にはもちろん霧吹きが。

4.子持ち昆布
ダイスキな子持ち昆布ですが、ここまでの厚みがあるのは珍しい。自家で買いたいんですが、ピンキリがあるとはいえめっちゃ高いんですよね。

5.青森産ひらめ、えんがわ
熟成させて旨味を引き出す。あの寿司屋と同じ魚屋を使っている、と言うことですべて分かりました。旨いはずです。

6.三厩産本まぐろ
手の込んだ日本料理の間に挟まってこういうお造りをさりげなく出してくる日本料理屋って、やっぱりすごい。ダイスキな寿司屋の寿司とは比べられませんが、少なくても味の幅や奥行きは寿司屋は勝てない。

7.ほたてと赤貝の酢味噌和え
ジブン、数少ない苦手なものがぬたですが、このぬたは旨かった。おいしいぬたは苦手じゃない、ということが分かりました(笑)。ほたても赤貝もモノがいい。

8.ぶりカマの塩焼き
こんなに旨い塩焼きって何年ぶりでしょうか。上手に焼ける業務用ガスオーブンの値段を思い出していました。買っちゃう?いやあだめだめ。食べに来ればいい。

9.さつまいもレモン煮
これ、何かの合わせ料理だったんでしょうか。単独で出て来ました。あっ、おまけ?レモン煮なんて初めてでしたけど、薩摩芋の甘みXレモン味が面白かった。

10.自家製からすみ、炙り、そのまま
これも、おまけ?いろいろ店主と話をしていて、話は尽きません。なぜ青山穂積に、とか無礼な質問を連続してましたが快くお応えいただきました。からすみの話もしたかなあ?料理は経験、技術、感性などすべて人にまつわるもの。カウンターで話をしながら、の方が料理は3倍おいしくなりますよ。

11.ぶり大根
本日のメインです。メインの重責を十分に果たしていたぶり大根でした。
別次元のぶり大根。お出汁の透明感にこだわって辛抱強く炊き続ける店主渾身のぶり大根。このシンプルな料理がここまでの完成度を持っていたなんで。ブリカマの硬骨がほろりと食べれるほど煮込んでいるのに透明なお出汁。驚きのメインでした。

12.かにご飯、赤だし、お漬物
ほっとするかにご飯。ご飯も日本料理の楽しみの一つですね。

13.手打ち蕎麦
お父様のいかだ屋の流れから蕎麦の〆かと思っておりましたら、青山穂積の最後も蕎麦だったそうですね。だから、銀座神谷木挽庵の〆も蕎麦なんですね。そばもつゆも特級品。

14.水菓子 

最後までわくわく感が続いたすばらしい料理と店主との会話。ありがとうございました。

と言うことで、無事7100件目も迎えられました。いつも応援ありがとうございます。
また次のキリ番目指して。

(#7100)

2019/01/28 更新

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