2回
2019/09 訪問
九州前、おそるべし
仕事でお知り合いになった方が天寿しに連れていってくれることになり、小倉へ。小倉駅からのアクセスがとても良い。歩いて5分くらいか。お店に着くなり緊張、緊張の解けないうちにメンバーが揃って入店。まだ心の準備ができていないのに。
カウンターには5席、詰めれば6席か。なんという贅沢な空間だろう。カウンター下に指を洗う水が出ている。これは重宝するんだよなー。ご挨拶を終え、戦闘配置に。ここから見る景色が豪華だ。
席には醤油の小皿がない。つける必要がないから。親方が味付けまでしてくれる。マグロを軽く漬けにした握りから。おぉ…思わず身震いしてしまった。そしてかぼすを絞ったイカ。見た目も美しい。それと、親方が握る姿がキラキラと輝いて見える。ネタを手に取ってから握ってお客さんの目の前に置くまでの挙動がとても丁寧で、お寿司を大切に扱う様子がありがたーく見えるのだ。
生車海老、炙りしめ鯖、帆立、ヒラメ…と続くが、どれも素晴らしい。そして終盤がすごい。鯛に肝が乗った握りを口に入れた瞬間、自分だけの世界に入ってしまいたい感覚っていうのか、陶酔感?気を失いそうだった。
うに。漁師さんが素潜りで捕まえてるんだって。でかい。濃厚で美味しい。最後のすき身まで気を抜く暇がなく、全部美味しかった。そして、親方のお人柄、トークがお寿司をさらに引き立ててくれた。すごいなこの店は。天寿しに来て本当に良かった。
次に来ても内容はほとんど同じみたい。これで完成してるってことなんだろうな。安心する。これ以上のお寿司を今は想像できない。したくない。これが九州前か…おそるべし。
2019/09/30 更新
前回お邪魔した時、いつ来ても内容はだいたい同じだと聞いていた。だからといって感動が全く褪せない。
昨日地元でお寿司を食べたことなんか関係ない。片道5時間かかっても苦痛ではない。お寿司の代金より片道の旅費の方が高いのは何とかならないか…
でもこのひとときが最高だから、仕方ない。美味しかったです。