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1位
1回
2013/01訪問 2013/01/27
2013年1月24日再訪 写真が200枚までUPできるやうになったので、33枚追加(今回のいただいた物は全部入っておりやし)
今年はおたんぜうびが日曜日なので、プレおたんぜうびとなりやした。
長いので、詳細はへむのやをごらんくらさいでし。
今回は、全体的にやわらかく・しゃりとねたの融合が以前より進化しているのが印象深かったでし。
春日子が無かったのは、はじめてでし。この時期あんきもやからすみが出てくると思ったのでしが…
食べたものだけ以下に。
・かき(産地忘れた)
・きす 握り(木更津産)
・ひらめ(左:おつくり 右:昆布〆)
・つぶ貝
・ぶりのヅケ(氷見産)
・赤貝 握り(閖上産)
・きんめ 握り(千葉県のどっかだったと思ふ)
・さよりおつくり(ショウガ醤油のたれで)
・たこ おつくり(佐島産)
・なまこ酢
・トロ 握り
・左:さわらの焼き物 右:さよりの皮の炙ったもの
・水なすの漬け物
・かわはぎ きも醤油和え
・残ったきも醤油をしゃりにかけたもの
・まいわしの磯部巻き
・だだみ焼き
・たくあん 柚子風味
・いか 握り
・〆鯖 握り
・むらさきうに 握り
・あおやぎ 握り
・えび 握り
・焼きあなご 握り
・三関産せり のり巻き
・たまごやき
・かつおだし
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2012年6月19日再訪。
ひろしです…。さんと遭遇。その他はじめて『手』で握りをいただきやした。
味覚・視覚に『触覚』が加わりやした。
さらには持ち上げてみて、『握り』といふ言葉の意味がわかりやした。腕前を見てもらいたい、といふ職人さんのお気持ちを
理解するには、『手』でいただくとよーく判りやし♪
写真が200枚UPできると聞いたのでしが、できやせん。どーして???
詳細は『へむのや』にUPしておりやし⇒http://ohem.blog63.fc2.com/blog-entry-574.html
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2011年12月23日再訪と、12月31日に大晦日のばらちらしをいただきやした。
あっしもついに写真が100枚を超えてしまいやした。
なので、皆さんにせっかく投票いただいた写真でしが、だぶり等は削除して、あたらしいものにしやした。
文字数制限から、簡単に。詳細はブログ『へむのや』にどーぞ。
http://ohem.blog63.fc2.com/blog-entry-540.html
あとは写真をみてくらさい。今回はあなごのきも・さよりの皮の炙ったものなどが印象深かったでし♪
その他ばらちらしは、家でもすし匠が楽しめるものでした。具材を発見し、元々のねた(にぎりだったりおつくりだったり)を
思いだしながらちょびちょびと食べるのは、大変楽しいものでし。
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2011年7月26日再訪。
今回もすし匠貯金を使用いたしやした。¥45,000ありやしたよ。
今回もこちらでは、食べたものだけ。あわびのきもや、小柱の握りは圧巻でした。
詳細はブログ『へむのや』にどーぞ。http://ohem.blog63.fc2.com/blog-entry-514.html
・子持ちしゃこ(神奈川産)
・たこ桜煮(神奈川県佐島産)
・『すし匠』の春日子(九州産)
・まこがれい昆布〆(千葉県産だったと思う)
・たいらぎ炙り(香川産)
・あじお造り(産地忘れた)
・水なす漬物
・新子握り(九州産)
・こはだ握り(九州産)
・むらさきうにだし浸し(北海道のどっか)
・しまえび(芝えび?)昆布〆(たしか男鹿産)
・かぼちゃの漬物
・きす握り(東京湾産)
・いわし酢〆(産地わすれた)
・蒸しあわび(大原産)
・あわびのきも(大原産)
・大とろ握り
・中とろづけ握り(北海道だったかな?)
・ししゃも(オス)焼き物(北海道のはず)
・ザーサイ漬け物
・ばふんうに巻き(北海道だったと思う)
・きんめ握り(銚子産)
・小柱握り(産地不明)
・やきあなご握り(たしか東京湾だったはず・・・)
・たまごやき
・しじみのだし
お酒は、ビール、十四代×3、九平次×3、ゆきの美人にごり酒だったと思いやし(数は覚えてやせん)。
今回は¥40,000ちょっとでした。
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2011年1月27日に再訪。今回はあっしのお誕生日でし。
今回は『すし匠貯金』を使用いたしやした。¥51,000くらいありやした♪ 一年がかりでし。
文字数の関係から、食べたものだけ。 詳細は、ブログへどーぞ。『へむのや』 http://ohem.blog63.fc2.com/blog-entry-502.html
・ばふんうにこんぶだし浸し(産地忘れた)
・きんめ鯛の湯霜(だったと思う)握り(銚子産)
・きすお造り(東京湾産)
・さよりお造り(産地忘れた)
・べったら漬け
・たいらぎ焼き物(産地忘れた)
・あかがい握り(閖上産)
・『すし匠』の春日子(九州のどっかだったと思う)
・かわはぎお造りときも醤油
・〆さば(産地忘れた)
・きゃべつのちっちゃいもの
・さごしの焼いたもの(産地わすれた)
・大とろ握り(北海道だったと思う)
・中とろづけ握り(産地忘れた)
・あんきも(確か煮付け)(産地わすれた)
・だだみ(たらの白子)(生)
・たこ桜煮(佐島産)
・いわしののり巻き(産地忘れた)
・だだみ(焼き)
・ごぼう浅漬け
・むらさきうにのり巻き(産地忘れた)
・すみいか握り(佐島産だったと思う)
・こはだ(産地わすれた)
・ザーサイ漬け
・くるまえび握り(産地忘れた)
・焼きあなご握り(九州のどっかだったと思う)あっしのヴァ-ジョンと、よめのヴァージョン
・(リクエスト)あかがいひも握り
・玉子焼き
・かつおだし
<酒>
松の司×2
九平次×3
梵×2
※もっと飲んだかも。
そして、お会計。な、なんと二人で¥45,780(税込)でし!!! 酒飲みすぎやしたー♪
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よめのお誕生日に、ふんぱつしておすしを食べに行きやした。
食べログの秋田県内トップ評価のお店でし。竿灯まつりの時期でしが、数日前に予約が取れやした。
当日は開店時間にあわせて訪問。実は少し早く着いたのでしが、お店のかんばん(ネオン?)が灯っていなかったので、お祭りムードの街中を10分程ぶらついてから、再度お店の前へ。今度は灯っておりやした♪
入り口<写真参照>
あらかじめ構えを覚えていきやした。正しかったと思いやし。
中に入ると、あっしらだけ。気兼ねなく食べられさうでし♪
早速着席。
白木のカウンターはすべすべでし♪<写真参照>
お好みを聞かれたので、よめがひかりものや貝類が苦手な旨伝えやした。飲み物は、蒸し暑い中を歩いてきたので、先ずはビールを。<写真参照>
間断なくお料理が登場。
たこ(神奈川県佐島産)<写真参照>
味がついているので、そのままで、とのこと。やらかいでし♪歯応えよりも、やわらかく作った技術を楽しむものかと思いやした。たこ=仕入れといふ認識なので、すでに認めざるを得ないでし。かほりも残した仕上げに『うーむ』。
きす握り(東京湾産)<写真参照>
東京湾のどっち側でせうかね。最初の握りに相応しい、涼しげな一品でした。きすは、生で食べると意外なほど固いのでしが、これはさうでもなかったでし。煮きりが塗ってありそのままで、とのこと。柑橘のアクセントがあり、思わず黙ってしまいやした。
続いてこちら。
新子握り(静岡県産)<写真参照>
三枚づけでし♪♪♪(四枚だったかも)新子は今日のお目当てでした。昨今では、新子も7月から食べられるやうになったみたいで、初秋のものではなくなってしまいやした。が、好きなもんにはありがたーいことでし。
さて、この新子、んまいのでしが、東京湾産に比べるとやや硬い印象でし。東京湾は流れがゆるいのでその分ゆるーいのが育つのでせうか? これは結構筋肉質を感じやした。それでも新子の握りのはかなさは感じられやした。すしめしと共にほろりとくずれゆく様は、何ともいえないでし。そして最後にほのかに感じる野性味。これはこはだを本当に好きな人はお判りいただけると思いやしが、まさにそれでし。
まこがれいおつくり(福島らしい)<写真参照>
夏の白身は、かれいでし。王道的なものが当然のやうに出てきやしね。わさびと塩でとのこと。見た目より歯応えがあり、且つうまみがほのかに感じられやした。文句なくんまいかったでし。
あじおつくり(産地わすれた)<写真参照>
夏の青物が登場。皮目のクセは全くなし。腹側のつやの無さから、何かの仕事が感じられやし。あじの旨味はほのかに感じられ、筋肉質の印象が残りやした。涼しげでし♪ ちなみに、よめの苦手(ひかりの生は苦手)といっているのにこれ。新子の時点でイケると確証されたみたいでしね。
いしがき貝あぶり<写真参照>
本日唯一の貝類。入荷が厳しかったのでせうか。あっしは、貝類が好きと言ったのでしが、これだけ。ただ、旨味・歯応え等は充分でした。最近すしねたで珍重されているみたいでしね。初めて食べやしたが、とり貝より旨味が強かったでし。
きんめ鯛(銚子産だったと思う)<写真参照>
たしか、昆布〆と言われたやうな気がしやしが、忘れやした。煮きりが塗ってありやし。そのままでとのこと。きんめは皮ぎしがんまいでし。これは、小さく切ってあるため、強烈な主張ではなく上品でした。
本まぐろ大とろ(佐渡産)<写真参照>
もう大とろ? と思いやした。これも煮きりが塗ってありやし。天然物は脂臭さがなくてお上品でし。あっしは普段まぐろは頼まないのでしが、おまかせで出してくれるとまた違った気分になれるので、んまいかったでし♪
ぼたんえび(男鹿産だったと思う)<写真参照>
表面が炙ってありやし。えびの香ばしいかほりと、ぼたんえびらしいやわらかさがいっしょに味わえやし。ぼたんえびは水分が多くてぶにゃぶにゃするイメージでしたが、こうするとまとまりやしね。塩でいただきやした。
ばふんうにのだし浸し(とでも言えばよいのでせうか?)(利尻産)<写真参照>
食べログで皆さんがあげている写真と同じでしね。すし匠では、うにはこうして出されるみたいでしね。薄いだしに浸っており、そのままで、とのこと。このうに、すんげー濃厚でした。濃厚すぎて脳裏に焼き付いてしまいやした。んまいのでしが、他が入っていかなくなるやうな気が。
うにとほぼ同時にだされたのがこれ。
あわび(これも男鹿産だったと思う)<写真参照>
おっきいでし。さぞおっきいあわびなのでせう。こんだけごつくっても口の中では、ほろんとしておりやし。どんな煮かたをされているのでせう? あわびの良いところだけが出ておりやした。このやうなもののお仕事は大変なのでせうね。
とろ酒粕漬けあぶり(産地不明)<写真参照>
からしがのっており、そのままとのこと。これはお料理ぽかったでしが、上品でした。酒がすすむ一品でしね。
ところで、ビールの後は、オススメのお酒(福井のなんとか)を頂きやした。ご主人曰く『すっきり系』とのことでしたが、あっしにはブットいかったでし。その後山形のなんとかといふお酒で(超辛口)と書かれたものを頂きやした。こっちの方が好みでしたが、結構酔っぱらいやしたね。
みずなす漬け物(貝塚産だったと思う)<写真参照>
ここらで小休止でせうか。でっかいみずなすでした。芯の部分の甘みがあり、皮が薄く良いみずなすでした。
ぼたんえびの頭の焼いたの<写真参照>
先程のぼたんえびの頭を焼いたものとのこと。塩がふってあるみたいでそのままで、とのこと。これもものすんげー濃厚な味でした。旨味が強すぎて酒を飲んでもしょうがを食べても、口から消える余韻が、脳といふか体にはしみこんで取れやせんでした。
春日子握り(九州のどっかだったと思う)<写真参照>
この時期に春日子???と思ったのでしが、これにご主人が「すし匠は春日子にこだわっている。なので、なるべく季節を通して置くようにしている」と主張されやした。といふことは、春日子がすし匠なのでしね。柑橘がすってのせてありやし。写真では塩がふってあるやうに見えやしが、煮きりだったやうな気がしやし。皮目のつっぱり感は感じられず、包丁が入っているのでこれも口のなかでほろんとほぐれやした。小さくても鯛は鯛の味がしやし。最後にかほりがほのかに漂いやした。たぶん〆てあるのだと思うのでしが、酢も塩も感じられなかったでし。難しいお仕事なのだとおもいやした。んまい♪
さわらのこどもの握り(産地忘れた)<写真参照>
めずらしいものださうでし。あっしもはじめて聞きやした。皮目をあぶってありやし。煮きりが塗ってあり、そのままで、とのこと。後半は意外とあっさりといふか、深みのある味わいのものといふか、かほりがあるものが多く出てきたやうな気がしやし。
かぼちゃの漬け物<写真参照>
へー、といった感じのものが登場しやした。黄色いところもパリッとしており、夏らしいすがすがしいかほりがしやした。はしやすめともデザートとも言えない何とも言えない味わいでした。
かつおヅケ握り(産地???)<写真参照>
かつおのヅケでし。これ、すんげーんまいかったでし。かつおの特徴が巧く封じ込められており、最後に微かにかつおのかほりがしやした。ヅケの中にか、少ーしからしのかほりがしており(気のせいかも)いろんな工夫がされている感じでし。これは腹側とのことで、旨味も背中側よりあるとのことでした。おどろきのんまさでした♪
かんぱち握り(産地忘れた)<写真参照>
煮きりが塗ってあり、そのままで、とのこと。この手のアジの仲間は、夏にんまいでしね。旨みも食感も脂もひかえめな、上品な感じでした。
くるまえび握り(男鹿産)<写真参照>
すし匠は、江戸前とのことでしが、普通の江戸前の握りよりさらに小さいでし。これもさうでしが、えびはかなり大きいと思いやし。これはそのまま食べたと思いやし。赤酢のしゃりも負けてしまうほどの存在感でした。旨みもありやしたが、後味は上品でした。
となりの方が飲んでいた冷たいお茶がおいしさうに見えたので、あっしももらいやした。<写真参照>
ひぜうによいかほりでし。お酒も良いのでしが、あっしはあんまり飲めないので、この辺で。
うにのり巻き<写真参照>
先程のばふんうにの、のり巻きでし。組み合わせから軍艦と同じ味わいなのでしが、一口が小さい為味も余韻も軍艦より控えめでし。あっしはこっちの方が好みでした。しかし、この濃厚さは、体に堪えやした。お腹はぼちぼちでも、体に旨味が飽和しておりやし。
あなご握り(東京湾産)<写真参照>
塩がふってあり、そのままで、とのこと。煮穴子ではなく、焼きあなごでし。やや小さめのあなごだと思いやしが、あっしは小さい方が皮がやらかくて好きでし。麦わらのやうなかほりと皮ぎしの脂が相まってひぜうにんまいかったでし。
たまごやき<写真参照>
これが出てきたのでおわりかな? と思ったらおわりださうでし。けっこう硬めでみっしし詰まっている感じでした。甘みをかなり抑えてありやした。何が入っているのか判別出来なかったでし。不思議だ。
リクエストはこれだけ。
かっぱ巻き<写真参照>
普段使われているちいさいきゅうりの入荷が無かったとのことで、これになりやした。さっぱりと終わり。
最後にお椀が欲しいといったら、こんなものを出していただきやした。
かつおだし<写真参照>
かつおのだしだけ、といわれやしたが、塩も入っていたと思いやし。お吸い物代わりといったところでせうか。めずらしいでしね。だし加減がひぜうに良い、んまいものでした♪
熱いお茶が出されやした。<写真参照>
冷たいお茶よりさらに良いかほりでした。ある程度飲んでこの日は終了。時間にして約70分くらいだったかと思いやし。
お会計は、二人でおすすめを食べて、お酒はビール×2と日本酒6合くらいで計¥37,380(税込)でした。
金額の字面だけみれば、かなり高額でしが、お店の中を見て、出されたものを食べてみて、ご主人や女将さんの接客を見ればこのくらいになる可能性はあると思いやし。現にたべものは20品以上出てきておりやし。
出されたものは、面倒なお仕事と、おいしく食べる工夫がいろいろなされているはずでし。一品¥700〜
800計算だと思いやしから、これらを考えると極端に高いワケではないと思いやし。
今回は空いていたからなのかもしれやせんが、食べ物は全く途切れずに出てきやした。これも大切だと思いやし。
金額に目がいきがちでしが、おこずかいを節約して貯金して、また来ようと思うお店でした。ひぜうにんまいかったでし♪
2位
1回
2013/01訪問 2013/01/17
2013/01/12 再訪 この日は食べログのオフ会のイベントでの集まりでした。
いろいろ頂いたのでしが、写真が良くないので、6枚だけ追加。
堀川ごぼうは、ふつうのごぼうよりもはるかにやわらかくてんまいでし。
写真以外では、活けヤリイカのお刺身・三重県桃取町(鳥羽でしね)の殻つき牡蠣・ひろしです…。さんが前もって特注していた、タカアシガニの蒸したものetcと、豪華な宴会でした。
今回三度目にしてやっと、エビトーストが食べられやした。
エビの主張はほんのりで、パンもさらりと揚がっており、そのままでよし・チリソースを付けてもよしでしたー♪
その他印象深かったのは、せりの天ぷら。今回の集まりではいろんなお話が出やしたが、せりの根っこについても、
いろいろな意見が出やした。
あっしは根っこが好きなのでしが、茎と根のつながり目だけは、クセが強くてちと苦手でした。
しかーし、これが天ぷらになると、ここがいちばんんまいかったでし。
一度おいしく食べられると、次回以降、別の料理で出てきても抵抗が薄くなるといふ現象ってありやしよね?
これはまた食べたいでしね。
一次会・二次会参加者及び松橋さん・カオリさん、ありまとうございやしたー♪
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2012/11/06 再訪 写真を26枚追加。点数も上方修正しやした。使った金額も倍に修正(笑) 以下、へむのやより(一部修正)
久しぶりに獬(しえ)に行ってまいりやしたー。
この半年、いろいろなお店でいろいろなものをいただいていくうち、このお店がどれくらい満足度が高いか、改めて判ってきた次第でし。ちなみに、お店の看板には洋風小料理とありやしが、食べログの料理ジャンルが居酒屋なので、へむのやでは居酒屋としておりやし。
さて、この日は平日。もはや週末は予約すらきびしいと伺っておりやし。この日も満員らしいでし。あっしらは18:00に伺うといっておいたのでしが、夕方のバスは若干遅れやしね。降り続く雨の影響もあり10分くらい遅刻して到着。松橋さんとカオリさんにご挨拶して着座。席は、カウンターの一番奥でした。
この日のメニュー<写真参照>
とーぜんでしが、ぜんぶ食べられないのが残念でなりやせん。
先ずは、一杯。
ビール(値段忘れた)<写真参照>
獬のビールはプレミアムモルツでし。
注文の品が出てくる間に、本日の日本酒メニューを。<写真参照>
この日のお通し<写真参照>
奥:つぶ貝の煮たもの
手前左:菜の花の揚げたものと山芋の生ハム巻き(だったと思ふ) 手前右:ぎんなん
つぶ貝は、日本酒まで取っておいたほうがよかったでし。多分その意向で出されたのでせう。が、ぜんぶ食ってしまいやした。新鮮なつぶ貝でし。煮汁は極力薄めで仕立ててありやし。これけっこう濃いめで出されることが多いでしが薄いので貝のかほりが感じられやし。また、ねぎが映えるといふか、お好きな方にはたまらんでしよ。
手前左のものは、たぶんこのやうなお料理だったと思ひやし。忘れやした。もしわけなしでし。これは、一杯目=おそらくビールといふ狙いでしね。マッチングはサイコーでし。少し甘目の醤油と酸味のある味付けがされており、マヨネーズもちらっと。山芋の歯ごたえと菜の花のコントラストがんまいでし。
ぎんなんは説明不要でせう。素揚げで。これもビールにばっちりでし。
この時点でお店にはあっしらだけ。チャンスなのでいろいろ頼みやした。先ずはこれ。
三関産のセリのおしたし(¥600税込)<写真参照>
あっしは江戸弁ではないのでしが、幼少期の刷り込みからか『おひたし』だけ『おしたし』と発音してしまいやし。薄く味がついておりそのまま、お好みでしょうゆとのことでした。ほんとーに薄味でし。七味のごまがちらっとかほりやし。根っこでし♪ こないだ酒盃のきりたんぽで根っこが食べられなかったのでここでリベンジでし。根っこと茎のつながり目は、初めてたべやした。ここが一番泥臭いでしね。根っこはしゃきしゃき、茎はやや柔らかめでし。かほりはおしたしにすると、鍋よりも抑えめになりやしね。途中でしょうゆをつけたら、また風合いが変わりやしたよ。
でわ、お酒に登場してもらいませう。この日はこれから。
刈穂 純米吟醸 かわせみ(¥650税込)<写真参照>
春のかわせみはひぜうに評判がよかったでし。ひやおろしなのでせうか、これはやはりすっきりの中にもややふくよかさがありやした。おしたしに合うものでしたよ。
おさしみ盛り合わせ(値段不明)<写真参照>
盛り合わせをおねまいしたら、3種類盛り合わせ(¥1,100税込)よりも一品多いものが登場♪
左から時計回りに、
・長崎県五島産のさば酢締め
・青森県三厩産の本マグロ刺し(赤身と大トロ)
・男鹿産の沖鯵刺し
・(メニュー外)八戸産の鰹刺し
もっと良いカメラが欲しいでしね。目にも美しいお造りでし。つまは茗荷でし。しその花もいただきやし。ちなみに、からしはさばと鰹向けでし。
先ずは鯵から。男鹿産の沖鯵。日本海側しかもこんな北でも獲れるものなのでしね。脂の少ないしまあじ的なうまみの多い鯵でし。やわらかい鯵ではないでしね。
次は鰹を。からしをちと付けていただきやし。
!!!!!!!!
これは何なのでせう! すんげーんまいでし。実はブログで入荷を知っていたのでしが、こんなにすんげーものとは思ひやせんでした。なんでも八戸では鰹はほとんど揚がらないさうで、ひぜうにめずらしいものださうでし。一匹だけ迷子のやうな状態で泳いでいたものが獲れたといふみたいでし。つまり鮭児のやうな存在でせうか。
松橋さんいわく、『鰹は鮮度』とのことでし。産地が近いのでそれだけ新鮮といふことでせうか。あっしの感じたことは、身質が極めてきめ細かいこと・血抜きがしっかりしていること・水気が少なくたんぱく質が凝縮している感じといったところでし。生臭さや血合いの金属臭さ等、まったくありやせんでした。船上での扱いも良かったのだと思ひやしが、これは一期一会でした。この鰹に出会えたことに感謝いたしやし♪
お酒が足らんでし。二番目のお酒はこれ。
ゆきの美人 純米吟醸 愛山(¥800税込)<写真参照>
これはすっきり系で、うまみが繊細でし。今日のお刺身は、曲者ではないので、以外とこれでOKでし。
次に、本マグロを。赤身から。<写真参照>
しその花とわさびを。風流でし♪ これは、鰹を食べた後だからだと思ひやしが、酸味が強く感じやした。鰹を食べた後のまぐろはやわらかく感じやしね。大トロは、脂が酸化していない新鮮さが良くわかるものでし。見た目ほどこってりしておらず、かなりお上品な大トロでし。
最後にさばを。仕入れ当日の締めさばといふことになるのでせうか。
食べてみやした。
これは通常の締めさばとちょっとちがうと思ひやし。一切れが薄めに切ってありやし。背中側は生に近く、腹側は若干白くなってやし。な割に酢が効いているといふか、身はだいぶ締まっておりやし。おそらく背と腹の硬さをそろえるためかと思ひやしが、どのやうな技法なのでせうか。酒盃系のお店のさばもんまいでしが、これもんまいでし。おつくりは一品一切れが良いでしね。次回も盛り合わせを頼みたいと思ひやした。
酢締めしたコハダの岩のり和え(¥450税込)<写真参照>
こないだ食べそびれたものでし。今日は有りやした♪ 酢締めしたコハダに、ごはんですよのやうな甘い味ののりが絡めてありやし。本わさびものっており、これをつけて。
これはなかなかむずかしいお料理でしねー。コハダの締め具合はけっこう強めでし。皮目の泥臭さもほとんどそがれておりやし。そこへ甘いのりの味が絡んで、なんとも言えない味わいでし。んまいのでしが、お酒はどれを持ってこようか、ひぜうに難解でしね。クセの強いものが合うとは思へやせん。ちなみにゆきの美人も少しちがうやうな…
といふわけで、お酒の三番手を。
まんさくの花 杜氏直詰 純米吟醸 生原酒(¥600税込)<写真参照>
ラストなのですこしおまけでした♪ えー… 覚えてやせん。すげいんまいかったでし。これが一番水が鮮烈だったやうな… お酒の悪口を言っているわけではありやせんが、今日は肴に酒が気圧されておりやし。
馬レバー刺し(¥700税込)<写真参照>
こないだから、へむよめが気に入っているものでし。あっしもいただきやした。前回はにんにくを多めにつけたので判らなかったでしが、今回は薬味を付けずに塩あぶらでいただきやした。若干レバーとわかるものの新鮮なのでせう、んまいでし。へむよめはしょうがをもらってやした。
原木舞茸 炭火焼き(¥700税込)<写真参照>
これは、自分で炙るものみたいでし。食べごろがわかんないので、テキトーにやってみやした。<写真参照>
原木舞茸といふものは茎が太いでし。その割にぱさぱさしておらず、焼き物や揚げ物に向いていると思ひやし。この写真くらいでも焼き足らない、といふのがへむ家の解答でし。食べてみると若干の香ばしさが欲しくなるので、先っちょは炭化していて、全体的に少し収縮しているくらいまで焼いた方がんまいでし。で、これにすだちを一閃! …なかなかんまいでしが、めんどくさいでし。これだけの為に炭を起こされてると、なんかもうしわけない気がしやした。貧乏性でしね♪ 茎のしゃきしゃき感はサイコーでしが、へべれけには焼きの作業がつらいでし。とはいへ、あつあつを直ぐに食べられるのは至高の楽しみかも。
ゆり根のバターソテー(¥350税込)<写真参照>
へむよめのチョイスでし。何十年ぶりかのゆり根でし。ぽくぽくしているのに臭くないといふのが、にんにくとの違いでせうか。あの独特のかほりもちらっと残っており、バターのかほりも十分しやし。そろそろお酒を強くしないと、完全に肴に負けてしまいやし。なのでこれを。
ハイボール(値段不明)<写真参照>
ロングカクテルのグラスでせうか。めずらしいでし。これらの肴には、日本酒よりも、ちと違うものが合いやしたよ。
男鹿産だだみの… 塩焼き(¥900税込)<写真参照>
あっしは天ぷらかなー、とおもっていたのでしが、よめが塩焼きを選びやした。
食べてみやした。
これは焼き具合がサイコーでし。焦げているところもあるのに芯の部分はトロっと生の感覚がきもーち残っており、でも熱っちいといふ、たいへん高度な焼き技術でし。それにあいまって塩加減のよいこと… ハイボールも、ちと力不足になってきやした。
といふことで、焼酎にチェンジ。これがラインナップでし。<写真参照>
タイガー&ドラゴン(値段不明)<写真参照>
上の写真のひだりから二番目でし。芋焼酎がのみたいといふ、よめがリクエストしたものでし。これはあっしは呑んでないのでしが、よめが二杯おかわりしていたのでんまいのでせう。
あっしはこれ。
金宮焼酎ストレート(値段不明)<写真参照>
のみもののメニューが手元にないので、なにも価格がわかりやせん。別に時価といふわけではないでし。総括的に獬はのみものが安いでし。ご心配なく。キンミヤは甲類でしが、割らなくてもんまいでし。ストレートで呑むと、ビリビリと辛いでし。これなら肴に負けないでせう♪ 無理行ってレモンの液体をもらいやした。これをちらっと入れてちびりちりびと。
生ハムとモッツァレラチーズの炙り焼き(¥850税込)<写真参照>
ピンチョス系でしね。卍固めな盛り付けでし。これは黄色いプチトマトが一番先に主張してきて、その酸味と食感を包むやうにチーズとハムがこってりな味わいを演出しやし。生ハムといふことでしが、少し厚めな感じでした。わざわざ自分のところで切っているのでせうか? その割にはしょっぱくなかったでし。うーむすげい。つけあわせのクレソンをいただくと、とたんにこれがリセットされやし♪ 楽しいでしね。
厚切り牛タン塩焼き(¥1,000税込)<写真参照>
まだまだ食べやし♪ これは焼き加減・塩加減ともにひぜうにんまいでし。右のつけあわせはねぎの刻んだものに一仕事したものでし。たぶんオリーブオイルと酢などで和えたものかと。ねぎも良く選ばれており、やわらかくて巻きが細かいでし。獬のつけあわせは、全部いただくべきでし。主菜にあうものをつけてあるので、一緒に食べる若しくは合いの手につまむと、さらにんまいでしよ♪
すだちでしが、全部たねを取り除いてありやし。意外とたねが残ったままのお店が多いと思ひやしが、こういふこだわりはありがたいでしね。
骨付き鶏モモ肉のコンフィ(¥650税込)<写真参照>
定番でしが、今回はじめてたのみやした。箸で切れるとのことでし。
食べてみやした。
これ、んまいでしねー。見た目はしょっぱさうでしが、むしろ塩加減は甘めかと感じやした。突出した味わいはなく、肉をやわらかく加熱したものといったニュアンスでし。箸でほろんほろんにほぐれやし。肉の旨みは閉じ込めてあり、噛むとこれが嫌味がない程度に広がりやし。油のコクがけっこうあるので、つけ合わせのクレソンがすげくんまく感じやし♪ つぶマスタードをつけて食べるとまたぜんぜんちがう感じになりやし。うーむこれはすげいでし。絶対頼まなくてはいけやせん。次回はビールと共に一品目にしやし。ハイボールも合いやし。ウイスキーのストレートもイケさうでし。
この辺で、予約のお客さんが来るころだったので、今のうちに〆を、といふことで二品。
八の字ガニのトマトクリームソースのパスタ(¥1,600税込)<写真参照>
少なく見えやしが、かなり多いといふか大きなお皿でし。このカニ、胴体の部分だけ食べやした。はさみとかも食べられたのでせうか? ちと怖かったのでやわらかさうなところだけにしておきやした。ソースはこってりしており、パスタによーく絡みやし。カニは意外とあっさりしており、身が絹質でし♪ パスタの茹で加減がアルデンテでんまいでし。しかもなかなかのびなかったでし。どんな秘密があるのでせうかね。
活けあさりと青しそのパスタ(¥1500税込)<写真参照>
これまたおっきなお皿でし。事前にパスタのグラム数を聴いたのでしが、忘れやした♪ 確か100gだったかと思ひやし。80gだったかもしれやせん。どっちかだったと思ひやし。これはにんにくがすげい効いてやし。あさりは開いているものの、ほとんど生でし。なので貝柱がぜんぶ残ってしまいやした。これはざんねん。青しそは風味もあまり主張しない感じでし。あさりの旨みはばっちり出ておりやし。ただし、にんにくがかなり強烈なので、にんにくが大丈夫な方におすすめいたしやし。
トマトサワー(値段不明)<写真参照>
本日の最後の品でし。よめのチョイスでし。これはトマトの青臭い感じがするサワーで、独特でし。パスタが強烈な味わいだったので、さっぱりしたかったのでせう。
この辺で二時間を超えたくらいでした。予約のお客さんがどどっと入ってきたのでそろそろおいとましやし。
この日は、これで¥20,700(税込)でした。飲み物がわからないのでしが、焼酎は二、三杯づつおかわりしたので、高くはないでし。こんだけ食べればこれくらいはいくでせう。
獬は、センスも味もサービスも一流だと思ひやし。しかし、一番すげいのは、わくわくさせられることでし。予約したときも、お店でお料理を待っているときも、食べたときも、わくわくしやし。
日常生活で、こんなにわくわくできることはそうそうないでし。また伺いやし♪
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ひさしぶりに山王方面にお出かけいたしやした。目的は呑みでし♪
秋田では、今人気のお店で、なかなか予約もむずかしいでし。今回は余裕をもって、数日前から開店時間で予約いたしやした。あっしとしては、路銀はけちってでもつまみ一品余計に頼みたいので、バスに揺られて、もけもけと向いやした。着いたのは18:03くらいでした。
入口<写真参照>
この写真は入口でし。道路に面しているガラス張りのお店が店舗なので、本当はそっちが正調かと思ひやし。
お店に入ると、オーナーシェフの松橋さんと奥様のカオリさんがお出迎えでし♪ この日はカウンターでした。
メニューでしが、のみものはこちら。<写真参照>
ちっさくてすんません。ビールはプレミアムモルツでし。その他は左側のお酒が注目でし。いろいろありやし。
食べ物は、学校の教室の後ろにあったくらいの大きさの黒板にいろいろ♪(これは全景ではありやせん)<写真参照>
たぶん二つ足して全景かと。<写真参照>
カウンターの調度品を。<写真参照>
写していないでしが、南天もありやした。
本日は先ずビールを。<写真参照>
ふしぎなことに周りの方もビールを飲んでやした。連鎖反応でせうか♪ 泡がきめ細かくて、んまいでし♪
この日のつきだし:(恐らく)イガウニと天然白エビの和え物<写真参照>
すくってみたでし!<写真参照>
うにと、白エビのむき身にしょうゆベースの、超高級なめんつゆのやうな味がついておりやし。卵黄のやうなうまみもプラスされている感じでした。こーれーはー、んまいでし! 山椒が辛いのでしが、良いカウンターになりやし。これはビールにあてるのはもったいないでしね。
といふことで、おさけを♪
阿櫻 純米吟醸山田錦<写真参照>
ほんとは、中取りから呑もうと思ったのでしが、手違いがありいきなりこれから。あっしも最近は、秋田のブットいお酒の飲み方が判ってきやした♪ これはかほり・コク・のどごし共に太目でんまいでし♪
おつまみ一番手はこの方♪
アオリイカお造り<写真参照>
肉厚なアオリイカでし。黒板には無かったでしが、無理行って造ってもらいやした。しょうがと本わさびがついておりやしが、トリュフ塩も出していただきお好みでとの事。あっし流のアオリイカの順番で、
①:富戸(静岡県伊東市)流にしょうがと醤油で。これはさっぱりいただけ、そのぶん身の歯ごたえに集中できやし♪ 新鮮なのでとろけるやうな感じではなく、弾力がありやし♪ で、お酒を一口。
②:わさび醤油で。これは、さしみ本来の旨みを味わう食べ方でし。口の中でわさびの甘味(本わさびでしから)といかの甘味が混じり合い、んまいでし♪ で、お酒を一口。
③:本わさびと塩で。これは、生もののかほりがダイレクトに出やし。その分個性的となりやしが、これが本来の姿だーと思ひながらいただきやし。皮目と腹側の触感の違いも、塩が一番わかりやし。んでお酒を一口♪
チェイスの器<写真参照>
器にこだわる松橋さんご夫婦らしいでしね。無粋にデカすぎないところが♪ このお水は、口当たりからミネラルウォーターや、調理水ではないと思ひやし。こんど聞いてみようと思ひやし。
阿櫻 純米吟醸山田錦がアオリイカのおかげで無くなってしまったため、すかさず次のお酒へ。
阿櫻 純米吟醸中取り<写真参照>
本来はこちらからのつもりでした。山田錦よりも若干すっきりしてて、ピリっと辛く角がありやし。しかし、次のおつまみでは、これが功を奏しやし。
馬レバ刺し<写真参照>
全国のレバ刺し愛好家の方は、さぞかしがっかりされているでせう。しかーし、秋田は馬肉を良く食べるらしいので、馬刺しが比較的ポピュラーでし。そしてそのレバ刺し。悪く言えば牛レバよりもコクが少ないでしが、よく言えばさっぱりとしておりやし。食感は問題なく生レバのそれでし。ごま油のたれも、塩が完全に溶けており且つしょっぱすぎない、絶妙なものでし。んまい!
馬刺し<写真参照>
馬レバ刺しも同様でしが、少なく見えて、かなり多いでし。韓国料理屋の肉と同様、かためて立体的に盛られておりやし。これも新鮮でし。さっぱりしていて、肉のうまみが感じられんまいでし。
馬レバ刺しも、馬刺しもさうでしが、ツマの玉ねぎスライスがんまいでし。一仕事してあり、玉ねぎのクセとしゃりっと感を抑えてありやし。もちろんぜーんぶいただきやし♪ お皿の上に、飾りの為だけに存在するものなんてないのでし♪
お酒が足らんので、これを。
まんさくの花 純米吟醸亀の尾<写真参照>
面倒なので二合もらいやした♪ 馬刺しと日本酒は、意外なほどの相性でしね(特ににんにくで食べると)。
閖上産赤貝<写真参照>
赤貝まるまる一個でしね。身の後ろにはひもが二本ありやし。
赤貝は、したごしらえが面倒な貝でし。洗いすぎると旨みがなくなり、洗いが不十分だと血なまぐさいでし。これは閖上産の海藻のかほりがほのかに感じられ、三陸の海が徐々に復活しているのが判りやし。すしならもう少し包丁を入れた方がよいのでせうが、お造りなのでこれでよいでし。ひもに関してはお寿司屋さんよりも上手に仕立てているなーと思ひやした。
ツマでしが、赤貝にはきゅうりなのでし。なぜかはわかりやせんが、へむ的にはきゅうりでし。これも見えづらいでしが、つまはきゅうりでし。さすがでし♪
いわしのなめろう<写真参照>
これも黒板にはなかったのでしが、いわしが食びたいといったら、造っていただけやした。
これは、あっしが今まで食べたなめろうの中で一番んまいかったでし! 薬味は細かめでいわしに絡みやすくなっており、いわしはあまり小さくたたかない状態でし。そして味付けの味噌も荒っぽく混ざっておりやし。なめろうは『しょっぱい』と思った瞬間、んまいものではなくなりやし。そうではなく且つ充分に旨みがあり、生臭さを抑える薬味の絡みがありやし。あと、もうひとつ。まな板の手入れが味に出やし。これは出来すぎているくらいすんばらしいものでしたー♪ お酒が足らんでし。
ギンポとシロギスの天ぷらもり<写真参照>
ギンポと聞いては食べないわけにはいきやせん。しかもシロギスと食べ比べでし。さて、天ぷらの白身としてはどちらが上でせうか? ちなみに塩でとの事。
ギンポは身の弾力と皮目のかほりがしっかりしてやし。身がしまっていてんまいでし。ここは天ぷら屋さんではないので、塩だけで正解でしね。昭和初期ならいざ知らず、昭和の後期にはギンポは、東京の超名店にしか並ばなかった天ぷらだねでし。良い時代になりやした。シロギスは、ギンポよりもあっさりしていてほこほこでし。皮目の麦藁臭も、ギンポを食べた後ではお上品でし。衣は厚めでじっくり低温で揚げてあり、やわらかさを出すための七分通しくらいの火加減ではなく、しっかり火が通っていてやわらかい、腕自慢な揚げものでした。
この日は、二人で¥9,100(税込)でした。何品か値段がわからないもの(無理行ってこさえてもらったもの)があるので、今回は値段を記載いたしやせん。興味のある方は黒板から探してみてくらさいでし。今思ふと生ものばっかり食べてやしたね。次回は焼き物もいただきたいと思ひやし♪
お酒もお料理も大変満足でしたー。
3位
1回
2013/09訪問 2014/06/05
昨年行ったときのものでしが、写真が出てきたので、UPしやし。写真を7枚修正。ごはんは一杯おかわり自由なので、サービスを上方修正しやした。以下『へむのや』より(若干修正)。
この日は初秋の未だ暑い日でした。スタミナ食を摂ろう、といふことで盛に三人で向かってみやした。
あっしのこの日のお目当てはこれ。
トリ煮込みめん(\1,200税込)<写真参照>
これは、初訪の際に他のテーブルで食べていた方がおり、気になっていたものでし。かなり大き目な土鍋に入っておりやし。具材はとりにくの切りこみ(細切り)とねぎでし。中央にはハーブのやうな香りのある草も乗ってやし。
麺リフト<写真参照>
麺はおなじみの、中くらいの太さで四角でし。
食べてみやした。
スープは、鶏スープだと思ひやし。白濁しておりやし。塩気が強いものではなく、鶏の旨みが濃厚でし。脂っこいものではなく、ひぜうに滋味深~い味でし。意外と立体的な味であり、いろいろ工夫がされているのかと思ひやし。とりにくはもも肉だと思ひやし。きりたんぽに入っているやうな大きさ・切り方で、スープとの相性は当然よいものでし。
麺でしが、これは煮込みめんなので、当然やわらかいでし。いわゆる麺の食感・のどごし等を楽しむものではありやせんので、これでよいでし。ハーブが結構効き目があり、口に入るとスープの印象をかき消しやし。味が強くないことと、熱さからなかなか食べ進めないでし。が、あわてずやけどしないやうにしませう。総評としては、判りやすいんまいではなく、薬膳なんかに近い印象でした。疲労しているときや、風邪気味の際には効くでせうねー。
麺と、とりにくを食べていき、スープも呑める温度になったころ、立体的な味の正体が垣間見えやした。干したえびが土鍋の底からぽろぽろ現れたのでし。当初えびのかほりとか、ほとんど無かったでし。隠し味でせうか。
そして、残ったスープはごはんにかけて♪ 塩分がさほど濃くないので、物足りないかもしれやせんが、良く噛んでいただけば、旨みが感じられやし。この料理は他ではあまり見られないものなので、オリジナル系を攻めるのが好きな方にはおすすめしやし。
同行者はこちら。
日替わり定食(もやしと豚肉の炒め物)(値段わからん)<写真参照>
アップで。<写真参照>
割りと見たまんまのものでしね。盛のもやしは、見た目とおりシャキッとしており、食感がひぜうによいでし。まだもやしの青臭さが若干感じられる程度の炒め具合でし。豚肉の脂の旨みと醤油のかほりが活きており、なかなかんまいものでした。人気のレバニラや麻婆豆腐のやうな、判りやすいんまいではないので、通好みでせうか。
五目チャーハン(\1,000税込)<写真参照>
たしか、普通盛りだったと思ひやし。
アップで。<写真参照>
これは、スタンダードメニューでしね。前回は細切り肉チャーハンをいただきやした。そのときにはシンプルなチャーハンと、豚肉のトッピングのコントラストを味わうものでしたが、これは一体感のあるものでしね。
食べてみやした。
素チャーハンに比べると、色も薄黒いでし。具材もところどころ焦げておりやし。これは、ややパラパラ系のチャーハンでしね。チャーシューの破片がたくさん入っているので、噛みしめるとなるほど「五目だ」といふ印象でし。カレーライスとカレーピラフの違いでせうかね。種類によってチャーハンの作り方を変えているのは、さすか盛だなーと思ひやした。焦げに関しては、かほりにひぜうに影響しており、ちょっと焦げ臭いかなーと思ひやした(特にねぎ)。
もう一品。
麻婆豆腐定食(\1,000税込)<写真参照>
これはおなじみでしね。スタンダードの麻婆豆腐は、肉の味が全面に出ており、ちょっとくどいかなーと思ひやした。ここの麻婆豆腐は辛くしてもらうか、陣麻婆豆腐にしたほうがより良さが判ると思ひやし。
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2013/02/15再訪 写真を8枚追加。以下『へむのや』より(若干修正)。
雪の季節はあきらめていたのでしが、今年初の盛に行ってまいりやしたー♪
場所柄、自転車が使えないこの季節は絶望的だったのでしが、秋田の番長殿が黒王号(←勝手に命名。すげい車)で駅に迎えに来てくれやした。
黒王号は、盛近辺の小路の悪路(ほんとうに酷い)も、まったく苦にせず爆進して、あっといふまに到着。
今日は男子二人なので、たくさん食べることにしやした。カウンターとテーブル席はいっぱいだったので、初の座敷(といふか畳部屋)へ。
お茶<写真参照>
寒いので、あったかいお茶がんまいでし。盛のお茶は、やはり本格的なものだと思ひやし。味がよいといふか、ちゃんと発酵している葉っぱだと思ひやし。イメージとしてはかすかにあんずのかほりがするやうなものだと思っていただければと思ひやし。
オブジェ<写真参照>
知らなかったのでしが、畳部屋のほうには、いろいろな貼り紙が貼ってありやし。謎のメニューとかいろいろ。
今日はちょっと待ちやした。先ず一品目。
細切り肉チャーハン(¥1,000税込)<写真参照>
チャーハンのアップ<写真参照>
本日は、これが前菜(爆)。チャーハンに、細切りの炒めた豚肉がのっけてありやし。
食べてみやした。
まず、チャーハンは、素チャーハンでし。つまり、玉子・ねぎだけ。実のところは、グリーンピースも入ってやした。あとは、なんかの間違いか、小さいハム(一個だけ発見)も混じっておりやしたが、要はシンプルなチャーハンでし。このチャーハンでしが、評判と相反して、しっとり系だと思ひやし。炒めたかほりも十分有り、玉子もふんわりしていてかほりが感じられ、ひぜうにんまいでし♪ 脂っぽさはまったくなし。さすがでし。 これだけでもんまいのでしが、細切りの炒めた豚肉がまた秀悦。イメージよりもずーっとあっさりしているといふか、ほんの少しだけ醤油のかほりが付けてある程度でし。もちろんやわらかいでしよ。チャーハンと混ぜて噛みしめると、豚肉のかほりがよく、ふかーい味わいになりやし♪
ほとんど食べ終わったころ、二品目が登場。
レバニラ定食(¥1,000税込)<写真参照>
レバニラのアップ<写真参照>
レバーは大振りでし。にらがたーくさん入っておりやしね。具材はこれにほんの少しだけスライスにんにくが入っているだけでし。
食べてみやした。
レバーは豚レバーでし。粉を付けてさっと揚げたものを炒めるタイプでしね。あっしは口が大きくないので、口に入れるときには『あーん』としないと入らないくらいでし。火が完全に通っておりやしが、レバーのクセは、ほぼまったくないと言えるでせう。そこそこ厚さがあり、歯ごたえが『固い』とならないくらいのよい加減でし。うーむ、すげい。味付けでしが、よけいなものは使われていない、シンプルかつ深みがある味でし。しょっぱかったり、甘かったりとかはありやせん。お皿に溜まった炒め汁に浸っていたレバーを食べて判ったのでしが、ほんのすこーし甘味と酸味が感じられた。これは黒酢のやうなものだと思ひやし。
また特筆すべきは、にらでし。けっこう炒めてあるのでしが、くたーっとはなっていない状態で、にらのかほりが最大限に発揮できる状態でし。もちろん筋っぽさとか無いでしよ。それが証拠に食べ終わったときに、歯に挟まっていなかったでし。加えてほんの少し入っているスライスにんにくが、にらのかほりを増幅させている感じでし。おすすめは、小さいレバーはそのまま、にらもそのままいただいて、大きいレバーは思い切ってニラと合わせて食べませう。ごはんは合いの手でよいかと。これはボリュームもかなりありやし。
次、三品目。
麻婆麺(¥1,000税込)<写真参照>
麺のアップ<写真参照>
なーんにも入っていないラーメンに、麻婆豆腐が付いてきやし。
食べてみやした。
先ず、この素ラーメンでしが、初訪の際に、麻婆定食に付いてきたスープがあんまりにんまいので、これでワンタンを食べたらんまいだろーなー、と思っていたところ、番長殿曰く『素ラーメンを食べる方法があるよ』と教えられ、それがこれでした。思へば麻婆豆腐も麻婆麺も、レバニラ定食も、ぜーんぶメニューに無いものばかりでしね♪ さて、スープの味の話の前に、麺がんまいでし♪ 袋から出してくる麺なので、麺は製麺工場のものだと思ひやしが、細麺でちぢれ麺でし。茹で加減がちょい固めで絶妙でし。つまり、他の麺はどうしても上に具材(炒め物やあんかけ等)が乗る都合上、ベストのタイミングより遅くなるといふことと、具材が熱くて食べるのに時間が掛かることから、麺がやわらかくなってしまふことが想定されやし。これは、それが無いんでしねー。はっきり言って、これだけで十分お昼ごはんになりやし♪ スープは、定食やチャーハンに付いてくるものよりも、若干しょうゆのかほりが強めにしてある感じでしが、しょっぱくはありやせん。鶏の味とかほりがしっかりしていて、たいへんんまいでし♪ 番長殿は、片手でどんぶりを持って、スープを完飲しておりやした。これはんまい!
麻婆豆腐は前回と同じ、といふか少し味が濃かった気がしやし。これはレバニラのごはんにかけていただきやした。ちと辛かったので、番長仕様かもしれやせん。しいて言へば、前回より肉っぽかったかなーと。おとうふの繊細さは、量も影響があると思ひやした。ちなみに、素ラーメンは先に無くなってしまったので、ラーメンに乗っけて食べる感想はわかりやせん♪ 麻婆豆腐は、本来ごはんとか麺とか、主食があってこそ活きるものなので、そのままではちと味が濃い(しょっぱい)かもしれやせんね。
大人ふたりで、20分くらいかかって完食。さすがにおなかポンポンになりやしたー。
前回、謎だー、と思っていた鶏の定食でしが、あちこちで頼まれておりやした。常連には定番なのでしね。
レバニラが定番化したのは、味ももちろんでしが、ボリュームが多く食べごたえがあることも要因だなーと思ひやした。今まで食べた盛のメニューではレバニラが一番CPが高いと思ひやした。
今回は素チャーハンと、素ラーメンをいただくことができやしたが、これらはご主人の実力が、他のお料理よりも顕著にわかるものでした。次回は、番長殿おすすめのもやし系があれば、いただいてみようと思ひやし。
番長殿&黒王号、ありまとうございやしたー♪
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2012/10/29再訪 写真を6枚追加。以下、『へむのや』より(若干修正)。
いやー、ちょっと前に体調を崩してしまい、約一週間を棒に振ってしまいやした。
治ったら、盛に行ってスタミナをつけようと思って一生懸命治した次第でし。で、治ったのでまたしてもちゃりを30分漕ぎまくって行ってまいりやした。
さて、この日は月曜日でした。ちょっと出発が遅れて、到着はジャスト12時頃だったと思ひやし。すでにテーブルは埋まっており、カウンターも半分くらい人がおりやし。座敷にも人がおりやし。あっしはひとりだったので、カウンターに着席。かねてから食べたいとおもっていたものを頼みやした。
この日は二回目で余裕があったので、卓上などを。<写真参照>
ひととおりのものは置いてあるのでしが、だれも使っていない気がしやし。
待っている間に周辺を見まわすと、左隣の方がらーめんを食べてやした。ここではめずらしいでしね。しかも細切り肉とたけのこが大量に乗っており、ひぜうにめずらしいものでした。メニューのどれなんでせうかね。興味深々♪ かと思ふと、右隣に着座された方は、『鶏の定食を辛くして』とか頼んでやし。そんなメニューどこにも書いてないでし。メニューに関してはもう訳のわからん状態でし。おばちゃんもキョトンとしておりやした。
が、おばちゃんが恐る恐るご主人に『鶏の定食を辛くして…』と告げると、ご主人があのトーンで小さく『オゥ!』と仰っておりやした。このメニュー、存在するのでしね♪
さて、あっしの頼んだものが登場♪
雪菜湯麺(漬菜入り細切り肉めん)(¥1,000税込)<写真参照>
アップで。<写真参照>
麺リフト<写真参照>
奇しくも、左隣の方が食べていたものとおなじでしたー♪ お店の方は確か『シュウツァイメン』とか発音していたやうな気がしやし。
具材は、豚肉の細切り・たけのこの細切り・漬菜・ねぎでし。
食べてみやした。
先ず麺でしが、中細で四角く際立っており、ウェーブは弱め。これ、見た目以上にコシが強いでし。ビニール袋から出していたので、製麺工場のものだと思ひやしが、なかなか良いでし。小麦粉のかほり等はほとんどないのでしが、アツアツのスープとあん絡みの具材に負けないものでし。
スープでしが、前回の麻婆豆腐定食についていたスープと同じものでし。鶏の滋味がひぜうにふかーいでし。鶏の皮の脂ではなく、きれいにあらったガラや、もも肉などから取った感じでし。もも肉だけかもしれないでし。スープそのものはそんなにしょっぱくないのでせうが、具材にも味がついているため、若干しょっぱい感じでし。
具材に行ってみませう。豚肉の細切りは、軽く粉が振って炒めてあるのか、うっすら衣がついておりやし。肉のかほりがなかなか良いでし。点心のしゅうまい(たまねぎとか入ってないもの)に近いかほりでしね。けっこうやわらかく仕上がっておりやし。たけのこもやわらかいのでしが、食感が異なるのでこれもひぜうに相性が良いものでし。漬菜は後入れでせうか。メロメロになっていないので、一緒に炒めていない感じでし。これが、いわゆる高菜らーめんのやうに、かほり・酸味等で主張してくるのかと思いきや、あんまし存在感がありやせんでした。これはちとがっかりでし。その代わりに、荒っぽくきざんだ生姜がときおき登場して、何ともいえない風合いになりやし♪ ねぎもかなり細かくきざんであり、風味は抑え目でし。調味料は生姜が主役でしね。総括すると、ヴィジュアルやイメージよりも、大人っぽい味でし。甘味・くどさ・漬菜の個性等抑え目でし。
熱いので、いつものやうにちょびちょび食べすすんで、具材は10分ほどかかったかと思ひやし。スープはどうするか迷いやしたが、体に聞いてみることにいたしやした。このらーめんのスープは、すくってもすくっても同じ味でし。具材を食べ終えた舌には、鶏の滋味もだいぶ感じない状態になっており、しょっぱさがぎりぎり我慢できる状態でせうか。結局ぜんぶいただきやした。
完食<写真参照>
着座して出されたお茶でしが、前回もいただいたものでし。恐らく烏龍茶だと思ひやしが、ちゃんとしたものだと思ひやし。熱いのが苦手なので、ぬるくなってからいただきやしが、これがんまいでし。今回はらーめんでしたが、ちゃんとポットが出てまいりやした。とーぜんいただくのでしが、あっしのやうに猫舌の方は、最初に器に入れておいてさましませう。らーめんのスープを飲んだ後に、さらに烏龍茶もいただきやした。これで体力充填完了でし♪
その頃には右隣の方が『鶏の定食を辛くして』といったものが届いておりやした。見たら、鶏肉をさいころ状に切ったものとわずかな野菜を炒めた醤油系のものでした。作る前におばちゃんが『辛みはどうする? どれを入れる?』と、入口に置いてある唐辛子を持ってきて聞いてやした。お店の外にでると唐辛子がいっぱい植えてありやした。自家製なんでしねー♪ これはんまい訳でし。
入口のネオンを。<写真参照>
今は昼間しか営業していないので、しばらく灯ることはないと思ひやしが、できればビールを飲みながらいただきたいでし。そうなる日が来ると良いでしね。
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今年の残暑はもう、何なんざんしょってなぐらい厳しいでしね。そんな中、暑さを吹っとばすため、麻婆豆腐を食べに行ってまいりやした。
秋田市内ではけっこう有名な中華料理屋さんでしが、へむ生息域からだいぶ離れており、なかなか行けませんでした。この日もかなり暑かったのでしが、んまい麻婆豆腐を食べたくて、コケの一念で行ってきやした。ちゃりで30分でし。
やや奥まった立地条件なのでしが、このお店を目指してくる車が結構多いこと。お店付近は危ないでし。自転車をどこへ停めようかとうろうろしていたら、ご主人に『お店の裏口に停めるように』と怒られてしまいやした。車の方は混在するので邪魔なものを置かせないやうにといふ考えだと思ひやし。
いきなりこんなんだったので、店内とか外観とか、雰囲気的に撮りづらかったので、今回は写真少な目でし。
ラッキーにもカウンターが一席空いてやした。さっそく座って、麻婆定食を頼みやした。待っている間にこれを。
メニュー<写真参照>
うーむ、見方がわからんでし。知っている方、だれかおせーてくらさいでし。たぶん、やきそば・カタヤキ・かけごはんができるものが右に『有』と書かれているものなのでせう。予習の段階では、ほとんどの方がレバニラ定食か麻婆定食を頼んでいると聞いたのでしが、あっしが行ったときは、案外ばらばらでした。炒飯や謎の壺のやうなものとか、いろいろでした。
さて、そんなに待つことなく登場♪
麻婆定食(¥1,000税込)<写真参照>
アップで。<写真参照>
さらに。<写真参照>
大盛りの麻婆豆腐にごはん、スープとザーサイでし。左奥のきゅうすはお茶が入っておりやし。ちなみに左に見える水とお茶でしが、お茶が出されたもの、水は自分で冷水器から汲みやした。
食べてみやした。
まずスープ。ちゃーはんスープのやうなヴィジュアルでしが、ふつうのお店のそれよりも数ランク上でし。鶏だけでとったと思われるスープは、濃厚な中にも脂や髄のエグ味がない、たいへんんまいスープでし。スープ単体の為、色ほどしょっぱくなく仕上げているのだと思ひやし。もうちょっとしょうゆを足してわんたんを食べたらサイコーにんまいスープだと思ひやし。
麻婆豆腐でしが、何と申しませう。すげくんまいでし。
おとうふの舌触りが良いでし。そのおとうふのすべすべ感やかほりは、麻婆豆腐の中には見出すことができない味わいだと思っておりやしたが、これにはしっかりと存在いたしやし。
挽肉は比較的大きめでやや柔らかめでし。たぶんお店で作っているのだと思ひやした。噛むと旨みが出てきやし。麻婆豆腐なのでしゃかしゃかと食べてしまいがちでしが、これはしっかり味わって食べたいでし。
ねぎやラー油も味わって食べると適量なのだなーと思ひやした。辛みでしが、もっと辛いものを想像しておりやしたが、思ったほど辛くはなかったでし。それでもエアコンが無いお店で、外は34℃で真昼間でとなれば当然でしが、顔中汗が吹き出してきやした。
ごはんが足らなくなり、お皿1/4くらいは、麻婆豆腐のみでいただきやした。それでもしょっぱいとか辛いとか突出した感じはなく、たいへんバランスの良いものだと思ひやした。あとはとろみのきめ細かさでせうか。だまだまの正反対のほんのすこーしまとめる程度のとろみが全体的に広がっており、食べやすさと調和を司っているのだと思ひやし。
暑かったので、10分よりすこしかかったでせうか。完食♪ 辛いものをいただいた後でしが、お茶はだいぶぬるくなっていたので、水ではなくお茶をいただきやした。ほうじ茶の類と思ひやしが、こだわりのお店なのでよいものなのかなーと思ひやした。きゅうすの分もいただき終了。
後から聞いたお話でしが、ごはんは一杯だけおかわりサービスとの事でした。がびーん♪ 次回必ずもらいやし。麻婆豆腐に関しては、メニューの一番下の陳麻婆豆腐飯といふものがもっと辛いものとのことでした。へむ的には、この麻婆豆腐は、あまり汁をごはんに回さずにあわせたらすぐにいただきたい味でした。なので丼はどうかなー?と思ひやしが、これは実践あるのみでしね。
何かのお料理を作っていらっしゃるときに、けっこう大きなファイヤーを見やした。やはりこれがないと中華はだめでしね。ご主人の技量が判りやし。先輩方のご意見からもっともっと奥がふかーいお店といふことはわかりやした。次回、何を食べるか迷いやしね♪
4位
1回
2013/08訪問 2015/09/29
2015/08/22 再訪 写真を八枚追加。思い入れも含めて点数を情報修正。以下、へむのやより(一部修正)
秋田は、だいぶ寒くなりやした。冬に向かっている実感がありやし。
さて、夏のおもひでといへば、今年で斉藤がかき氷をやめてしまふという悲しいおしらへが一番大きかったでし。
かき氷としては、最後の斉藤のエントリでし。
フレッシュいちごミルク氷(白玉追加)<写真参照>
垂直降下推進工法♪<写真参照>
白玉♪<写真参照>
前回、フレッシュいちご氷をいただきやした。これに練乳が入っているのでしが… かき氷=甘味とすれば、こちらのほうがよりそれらしいでし。練乳に負けない濃度のフレッシュいちごが秀逸でし。加えてのどの渇きを潤すためのかき氷と合わさったときのさっぱり感は、何とも言へやせんでした。白玉も悪くないでし。これがもう、いただけないとはまことにざんねんでし。
最後の逸品。
宇治金時(白玉追加)<写真参照>
下部のアップ♪<写真参照>
垂直降下推進工法♪<写真参照>
白玉のアップ♪<写真参照>
あえて練乳は入れやせんでした。ひき茶のかほりを楽しむには、練乳が無いほうが良いと思ひやした。
これはもう、さんざん書きやしたが、もういちど。濃いめの引き茶と、斉藤のあずきと、斉藤の氷が醸し出すハーモニーは、斉藤でなければ感じられないバランスでし。最初は氷が多めのためさっぱり、徐々に引き茶を強く感じ、最後はあずきの甘さとコクが楽しめやし。そして白玉。あずぎのつぶつぶ感をまとって尚旨しでし。
来年の夏の楽しみが減ってしまひやした。が、記憶には永遠に残るでせう。
この日はあっしの心模様のやうな、しとしとと降る雨でした。<写真参照>
おばちゃんに聞いたところ「のんびりしたい」とのことでした。とはいへ、大福や赤飯(たぶん受注生産)は、おそらく続けられると思ひやし。
また、通りがかりにのぞかせていただきやし。
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2015/07/30 再訪 写真を二枚追加。以下、へむのやより(一部修正)
ことしも斉藤に行ってまいりやした。通りがかりにのどが渇いていたので、寄れるかなー? と、駐車場を覗いたら空いてやした♪
ことしはこれ。
フレッシュいちご氷<写真参照>
いちご系は、広栄堂のものでちとがっかりしたことから、避けておりやした。斉藤のはどうでせうか?
食べてみやした。
うーむ、けっこう甘いでし。甘みに関しては、斉藤>広栄堂でまちがいないと思ひやし。が、いちごは柑橘系よりも酸味が薄いので、甘みを抑えると広栄堂のやうにどろくささが前に出てしまふのだなーと思ひやした。斉藤のいちごはけっこう甘く、これがどろくささを抑えておりやし。
今年も垂直推進工法で♪<写真参照>
なんと、今年はぼそっとひとかけら落としてしまひやしたー♪ まぁ、こんなこともあるでせう。
斉藤のフレッシュいちごはワインで言ふところのフルボディのやうな印象でした。練乳入りもありやしが、ヨーグルト入りといふものがありやした。次回はこれをイッてみたいでし♪
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2014/08/31 再訪 写真を六枚追加。以下、へむのやより(一部修正)
さて、前回もったいつけた、斉藤もちやさんの宇治金時を、もっともんまくいただくための作戦を披露しませう。
今回はへむスペシャルでしよ。
これ
白玉あずき(氷抜き)と引き茶氷<写真参照>
白玉あずきのアップ<写真参照>
引き茶氷<写真参照>
引き茶のアップ<写真参照>
このやうに、白玉あずきと引き茶氷を分けていただきやし。メリットは…
斉藤のふわふわ氷・引き茶は共にデリケートな味わいでし。ここにあずきが入ると、すげく甘くなってしまふといふのが、あっしの意見でし。もちろん斉藤のあずきは絶品のんまさでしが、かき氷の味が決まってしまふ難点がありやし。加えて、ふわふわ氷は、すぐに消えてしまひ、溶けた氷では引き茶と合わさったあずきに負けてしまひやし。
よーするに、冷麺の別辛のやうなことがしたいのでしよ♪
さて、食べてみやした。
今回も垂直推進工法で<写真参照>
引き茶は、あずきが無い分、当然のやうに宇治金時とくらべてだいぶ甘み抑え目でし。濃度は十分にあり、かほりもなかなかよいでし。
で、白玉あずきは単体でいただきやし<写真参照>
斉藤のあずきは、しっかり甘いでし。あずきのつぶつぶを奥歯でしっかり噛みしめて味わう、正統派のあずきでし。これに白玉。これまたお家芸のおもちでしから、とーぜんんまいでし。やわらかくてつるんとしておりやし。こうしていただくと、ややあったかいのでしが、甘さも加わり、氷が欲しくなりやし。そこに引き茶氷をいただくと、「ほぉ~っ」となるのでし。
このいただきかたは、それぞれの個性を別個に味わうことができやし。ぜんぶ混ざったものが宇治金時の醍醐味だ、といふ方もいると思ひやしが、このやうな楽しみ方も一興かと。
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2014/08/26 再訪 写真を三枚追加。点数を修正。以下、へむのやより(一部修正)
今年も斉藤もちやさんにお参りでし。今回はこれ。
宇治金時<写真参照>
あいかわらずのふわふわ氷でございやし♪
宇治金時といっても、斉藤のふわふわ氷の持ち味を活かしたレイアウトでし。下に引き茶とあずきが入っておりやし。
<写真参照>
今回も垂直推進工法<写真参照>
斉藤の氷だと、あっといふ間に穴が開きやし。あとは下から引き茶とあずきをすくいだし、ふわふわ氷とからめていただきやし。ほかのものと比べると、液体が多いためか、すぐにふわふわ氷はなくなってしまひやし。儚いでしね。
引き茶は、やや甘味のある味がついておりやし。お茶のかほりは、まずまず感じられ、かき氷をいただくための濃さは十分にありやし。あずきは、斉藤のお家芸でしから、とーぜんんまいでし。奥歯で噛みしめて、しっかりと味わいたいでしね。
おそらく3分くらいで、ほとんど食べ終わりやし。あとは頭がキーンとなって一休みするくらいでせうか。
宇治金時には、白玉が合うので、できれば追加しませう。
といいたいところでしが、あっしは、斉藤の引き茶・あずき・白玉とふわふわ氷を味わうために、ひみつの作戦がありやし。これは次回のおたのしみに~♪
尚、今年はお彼岸くらいまでかき氷を出すさうでしよ。
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2013/05/09 再訪 写真を二枚追加しやした。
念願の、斉藤の和菓子をGETしやしたー♪
本日発見したのは、大福(¥110税込)のみ。
食べてみやした。
白いほうは、おもちがやわらかくてきめ細かいでし(むにゅっとした口当たり)。赤い方は、若干固いでし(むしゃっとした歯ごたえ)。
買ったが午後だったので、固くなっちゃったのかもしれやせん。それとも、意図的に食感を変えているのでせうか?
あんこはこしあんで、塩がうまく効かせてあり、甘味も重さも抑えておりやし。
おもちの量がぎりぎり少な目で、悪く言へば物足りない、良く言へば軽快な食べごたえでした。
ことしのかき氷も待ち遠しいでしねー♪
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2012/09/03 再訪 写真を二枚追加しやした。
盛で麻婆定食をいただいた後、涼を求めて♪
中華の後と、すんげーノドが渇いていたのでカルピス系を。斉藤は、ノーマル・オレンジ・グレープと
三種類のカルピスが頂けやし。
が、斉藤の氷には、カルピスは強すぎやし。カルピスをいただくなら広栄堂の圧縮氷の方がんまいと思ひやし。
ちなみに垂直降下推進候工法は、地盤の緩いところ(斉藤)だと、ちとがまんが必要でし。
氷全体が動きやし。しかし、動じずに、ひたすら掘削することに集中しませう。
いやー、ほんとーにたべものってむずかしーでしねー♪
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2012/7/10 再訪 写真を七枚追加しやした(ぼけててもしわけなしでし)。
事前に激辛らーめんを食べて、どーしよーもないくらいヒーヒーな状態でいただきやした。
今回は、フレッシュレモン氷と白玉あずき氷をいただきやした。氷の盛りは、かなり多くなってやしね。
スプーンにも氷が♪
フレッシュレモン氷は、ちと甘いでしがレモンの皮がちらっと入っていて、このかほりがすんばらしいでし♪
あずきはあんこの状態の部分も含まれており、完全なつぶつぶあずきだけではないでし。
しかし、つぶつぶの部分はしっかり形を残しつつやわらかい、上級なあずきでした。この辺は本業の技でせうか。
白玉もやわらかく、つるっとしててんまいでし♪
ここに来るときはイコール仕事が休みの日なのでしが、休日だなぁーっと感じる、なんとものんびりした雰囲気がありやし。
このお店の価値は、味だけではないと思ひやし。
次回は宇治金時とフレッシュいちご氷かなー。
<ついしん>
盛りが良くなっていたので、少しでしが上方修正いたしやした。
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今週もかき氷を食べに行きやした。
前回のエントリーの『広栄堂』のななめ向かいでし。ここも本来は、おもちや赤飯や大福等を作っているお店で、夏だけかき氷をやっているとのことでし。
18時を少し回ったころ、一応『広栄堂』にも行ったのでしが、入り口に営業終了のふだが掛かっておりやした。1分後くらいには、道路を渡って斎藤もちやに入っておりやした。
メニュー<写真参照>
うーむ、安いでし。
あっしはお目当てがあったので迷わず決まりやした。
うめ酒氷(¥300税込)<写真参照>
よめはこれ
メロンミルク氷(¥270税込)<写真参照>
写真が良くないでし。夕方といふこともあり、オートフォーカスがなかなか決まらず、まごまごしているうちに、氷の美しい状態が終わってしまいやした。出てきた時には美しい白色の氷がふわっとしていたのでしが。
食べてみやした。
先ず氷でしが、『広栄堂』の氷と比較して、キメの細かさは殆ど同じでした。が、少し尖っているといふか、細長い印象でし。巧く表現できやせんが、むしろこちらのほうがかき氷っぽい氷と言えるのかもしれないでし。量は『広栄堂』の氷と比較して少なめでし。安いので対費は同じくらいかと思いやし。
注目のうめ酒氷でしが、けっこう煮詰まったうめ酒といふか、香りよりも甘みが強いでし。只のうめ酒ではなく、かき氷用に作ったシロップといふ感じでし。アルコールも幾らか入っておりやし。車でお越しの際には食べないやうにしてくらさい。
感想としては、あっしには甘かったでし。『広栄堂』の生フルーツシリーズを食べてしまうと、大抵のかき氷が甘く感じるのかもしれやせんが、もう少し甘くないとすげく良かったと思いやし。
よめが食べたメロンミルク、これも同様に甘く感じやした。生フルーツではないので、いわゆるシロップでし。こちらの方が、練乳のおかげで若干甘みがマイルドに感じやした。
あっしは、相変わらず横から食べていきやした。<写真参照>
よめは、前回の『広栄堂』で開発した垂直推進工法で食べておりやした。<写真参照>
このお店は、行列が出来る程の人気はありやせんが、よめ曰く、そのむかーし、ご近所のごひいきにはかき氷をおかもちに入れて出前までしてくれたらしいでし。市内に住む若い方々からも、実家が何十年といふ付き合いをしているといった話を良く伺いやし。
大福が売っていれば買いたかったのでしが、何もありやせんでした。家族に聞いたら朝作った分しか売ってないので、遅い時間には無いらしいでし。
と、思ったら食べログに先に情報を入れられた方が、『和菓子(大福)は防腐剤をいれていないので、夏は7/9~8月末までお休みするとの事です。』といふ情報を記載されておられやした。
『広栄堂』の生フルーツシリーズが酸っぱいとか、甘みが足りないといふ方にはオススメできやし。その他ヨーグルト氷やカルピス氷(むかしからあるさうでし)など、食べてみたいと思わせる感じのものもたくさんあり、おもしろさうでし♪
今年はだいぶ活動にブレーキがかかっているので、
前半部のみで決めやした。
①すし匠は最近伺って居りやせんが、順当に。
②獬は、せり根の天ぷらが発見でした。
③盛は載せておりやせんが、鶏煮込み麺がんまいかったでし。
④本当は斉藤を一位にしたかったのでしが。
斉藤の白玉あずき氷は、改めてその実力を見せつけられやした。
来年は参加しないかもしれないので、今年はベストレストランだけでも残しておきやし♪