金玉親爺さんが投稿した繁乃家(静岡/沼津)の口コミ詳細

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下らないので今後一切こんなところに書かぬ事とした

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繁乃家沼津/うなぎ

1

  • 夜の点数:3.5

    • ¥2,000~¥2,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 3.0
      • |雰囲気 2.5
      • |CP 3.0
      • |酒・ドリンク -
1回目

2011/01 訪問

  • 夜の点数:3.5

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス3.0
    • | 雰囲気2.5
    • | CP3.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥2,000~¥2,999
    / 1人

ここ一年で最良の部類の鰻丼,しかし謎がある

鰻丼である。例に由ってうな重さんのコメントを参考にお店選び。伊東か松崎へ向おうと考えたのであるが,「なに呑気な事言ってんの,受験生が居るのよ!」で敢え無く却下。近場となった。

しかし,昨年正月のうな富士から早一年。月日の早さに驚くと共に,毎年同じ発想しかしていない自分のマンネリ人生,最早惰性の余生も近いのかと些か侘しくもなる。
いかんいかん,新年早々こんなことでは。

が,去年とは少し違う。

無理をして去年との相違点を論う。

実はこの店,先月にも行き掛けたのだが,家を正に出ようとする瞬間に「わ〜いウナギだ!」とはしゃいで居た受験生子供その2の御乱心。何が気に入らぬのか突如ヘソを曲げ乗車拒否。一人残す訳にも行かず,かと言って空腹を常に怒りの原点とする女房が今更晩飯なぞ作る筈も無く,仕方無しに近所のスーパーへ弁当を買いに行く羽目となってしまった。全く女と言うものは,老いも若きも煩わしいものだ。

更にである,先週末,野毛で食べた鰻重が良くなかった。あれのお陰でどうしてもまともな鰻丼が食べたくなった。

とまれ家族を背負って,何とか鰻屋への道を執る自分を,上記二点を拠所とする屁理屈で納得させる。


さて,この店である。
大衆割烹よりも料亭風に車窓から見たような昼間の朧げな記憶ではあったのだが,夜陰のそれは料亭そのもの。

女房「大丈夫? 高そうだから止めようか」
一瞬同調しようかとも思ったが,口ばかり達者となった餓鬼共の手前,今更引き返す訳にもゆかんだろう,親爺の沽券に関るではないか。

引き戸を開いた店内はほの暗く,蛍光灯が侘しい。
テーブル席は二人が掛けのみが何脚か,残りは全て小上がり。私は胡座が苦手である。
客も居ないのに,端の席を指定される。真ん中の8席は予約されているのだろうか。それにしても両端は座布団も煎餅布団,待遇も違う。
外見の料亭風は昔の光今何処か。そう言えば駐車場が何やら怪しげな雰囲気が漂う。

と,ここまでは何だか年明け早々の御目出度い雰囲気がどこかに消えてしまいそうなのだが,御かみさんの大衆的好印象で救われる。
品書きは至って単純,鰻重のみ。いや蒲焼きもあったかも知れないが,箸休めとなる様な,肝焼きも,骨煎餅も書いてない。聞いてみても良いのだが,あっさり無いの一言で片づけられそうな気がして止めにする。
で,品書き片手に茶をすすって驚いた,実に美味い。両親は江戸っ子とて,ここ静岡で生まれ育った以上,茶の味については鍛えられているのである。これだけ心のこもった茶を出す店には近頃とんとお目にかからなくなっただけに,一気に点数が跳ね上がる。
鰻重の他に鰻丼もある,いずれも2000円。両方あると必ず違いを質問してしまうのだが,鰻も御飯も量は全く同じとのこと。家族は皆鰻重,へそ曲がりの私だけ鰻丼。

待つ間に隣の予約席,6名様の御成り〜。
あちらは8人席に6人,こちらは4人席に5人である。

不満の火種が少しづつ燻りつつある中,想定していたのよりも遥かに早い時間で鰻重及び丼が。
これは美味い。身も程々に厚くサイズも大きめ,柔らかだがしっかりしていて,濃いめの味付のタレと良く合う。それでいて全くしつこさは感じられぬ。漬物の塩加減,肝吸の味わいも品良く,ここ一年で最良の部類の鰻丼と言える。尤も,そんなに大量に鰻丼を食べられる程懐豊かでは無いけれど。

しかし,隣の新年会にしてはお通夜のような6人組は,酒も飲まずに長い串刺しの肝全員が一本づつ食べているではないか。
折角美味しく食したところに,また不信という炎が再燃する。

頃合いを見計らい,絶妙のタイミングで新たなお茶が出る。先の食前の煎茶に対し,食後は焙じ茶,これがまた温度と言い,香ばしさと言い文句の付けようが無い。

こちらも胡座を正座にしてみたり横座りしたりで落ち着かぬが,どうもこの店では,心情的な不満と満足が出たり入ったりの繰り返しで忙しい。

帰り際,主人に隣で見せつけられた肝焼きもあるのかと,

「肝はここで捌いた分しか無いから,余程運が良くなきゃ。めったに食べられないよ。」

はて,という事は,今,私の食べた鰻は,ここで捌いたのではなくて,どこか別の所で捌いたものを仕入れて調理したものだったのだろうか???

謎である。

謎ではあるが,三島の「桜家」だの「うなよし」よりは,確実に美味しいのであるから,どこで捌こうと文句は無い。間違いなくまた食べに来るだろう。
しかし肝焼きには恨みがある。もし,彼等が来るより先に尋ねていたら,あの人の良さそうな御かみさんは,果たして彼等にあれだけの数の肝焼きを堂々と出せただろうか?

2011/01/18 更新

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