レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
2位
1回
2015/04訪問 2015/05/13
愛知県半田市栄町、名鉄河和線成岩駅にも近い喫茶店。
コーヒー専門店に近く、モーニングはあるが、ランチなど軽食の扱いはない。
コーヒーを何種類かとその他の飲み物、スィーツが3種類、とメニューは至ってシンプル。
純粋のコーヒーを楽しむお店で、なかなか雰囲気が良い。異空間というか、別世界に紛れ込んだようだ。
なかなか素敵な空間で戴くコーヒー。今回は軽めのブレンドにニューヨークチーズケーキをお願いした。
今回のコーヒーは意図的に癖のなさそうな物を選んだが、もう少し癖のあるのを飲んでみたい。
今度は相方を連れてこよう!
3位
1回
2015/04訪問 2018/10/04
名古屋市昭和区菊園町にあるステーキ店。
昭和45年創業の老舗。名古屋で最も有名なステーキハウスの1つだ。
なかなかお高く、そう簡単に来れるお店ではない。以前に1度だけ来店したことがあるが、その時食べたステーキが忘れられず夢にまで出てきたくらい、である。
お昼時に相方と訪問。平日のランチ限定「昭和弁当」3500円をオーダー。
実はこの昭和弁当。以前、テレビ番組で俳優・石田純一が紹介していたもので、それ以来食べてみたかったものだ。
常連さんの要望で誕生した、という昭和弁当。ステーキにハンバーグ、海老フライ、ビーフカツ、キングサーモンが一度に食べられる夢のような弁当だ。丸で宝箱のよう。相方の言葉を借りれば味はどれを食べてもおいしい。熟練・熟成の味、です。私のように牛肉好きではない相方(豚好きらしい。ぶひぃ!)で、ステーキハウスや焼肉屋のお供はイマイチ乗り気でない人だが、こちらのお肉は絶賛しておりました。
ステーキも魅力ですが、ひとつにぎゅっと凝縮された昭和弁当もお薦めです。この内容でこの値段は破格だ、と思います。CPはこの、昭和弁当で限定的に捕らえていますので。
店内はちょっとレトロでくたびれてきましたが、サービスはきめ細かく、とても優秀。
空席があれば予約がなくても入店できますが、予約をした方が無難です。
4位
1回
2015/06訪問 2018/10/05
三重県桑名市江戸町にある料亭。
明治4年創業の老舗だ。元々柿の栽培をしていた初代が、横浜で食べた牛鍋に感銘を受け、地元・桑名ではじめたのがきっかけ、と言われる。日本の牛鍋発祥地、横浜の太田なわのれんが明治元年創業。そのわずか3年後、というから驚く。これぞ先見の明、である。
以前に一度、柿安料亭本店は訪れた事がある。2階の個室ですき焼きを戴いたのだ。味は失礼ながら忘れてしまった。まずかったわけではない。その時担当してくれた仲居さんがとてもお話の上手な方で、その対応に圧倒されてしまい、仲居さんのイメージが強烈に残ってしまったのです。もう一度確認がてら行ってみたい、と思っていましたが、格安で味わえるランチの設定が何故かなくなってしまい、(料亭スタイルは銀座、名古屋、桑名の3カ所だが、桑名のみ消滅)庶民には高嶺の花になってしまった(泣)それでも時々は柿安のホームページをチェックし、食べログネタになるチャンスを伺っていたら、何と昼夜共に6000円という懐石が登場!!前日までの予約が必要ですが、内容を見ると、う~ん、これは行かねば!!と早速予約をしました。
相方を伴って夜に訪問。ひとり6000円で夜の柿安料亭本店が利用できる日が来るとは、夢のようです。
食事内容については画像をご覧下さい。
味に関しては正直驚きました。いや、柿安を舐めてました。以前、訪れたバイキングの柿安三尺三寸箸(桑名は既に閉店)が余りよいイメージがなく、柿安の印象ががた落ちしていたからです。しかし、料亭は流石にバイキングとは格が違いすぎました。柿安の底力を見せつけられた気がします。
なお、この上に8000円のコースが存在しますが、お肉がグレードアップし一品追加、だそうです。
一月に1回、メニュー内容を更新し、銀座店、名古屋店でも味わえるそうだ。この懐石はお薦め。
5位
1回
2015/01訪問 2018/10/07
三重県四日市市西浜田町にある鮨割烹店。
昨年7月末にオープンしたお店だ。
裏路地に入ったかなりわかりにくい所にあり、地元の人間でも迷いそうだ。
お昼時に相方と訪問。予約もなく飛び込みでの訪問だったが、快く迎えて貰えた。
お昼はランチ1600円の設定があったので、それを注文。
ちょっとしたひな壇のようなお膳で豪快に運ばれてきました。
中央にお寿司。左上にお造り、真ん中に煮物など、右上は天ぷらで、右下が椀物であった。
全てが小ぶりにまとめられた圧巻の内容。特筆すべきはお寿司だ。
握りの他に、軍艦、巻物が入ったものだが、サイズは小ぶり。ミニチュア、とまではいかないが寿司が小さめ。これには驚いた。
寿司は技能が高いものとして、細工寿司やミニチュア寿司などがある、と以前、板前さんに聞いた事がある。にぎり寿司は、小さく握るのは結構難しいらしく、腕のない職人はやりたがらないそうだ。なお、醤油は付属の刷毛で塗って食べる。
天ぷら、煮物の味も良く、その上にこの演出。参りました(笑)
いや~、久々に凄い物を「魅せて」もらいました。
これは、懐石が楽しみだ。どんなものを「魅せて」もらえるのだろうか。
6位
2回
2023/01訪問 2023/02/16
お昼時に再訪です。
今回は「博多チャーシューメン半熟煮玉子入り」1150円と「ごはん(小)」100円と「辛ミンチ」150円を券売機で購入。麺の固さはバリカタ、キクラゲ多めでオーダー。なお、替え玉は現金ではなく、食券制に変わりました。いつも替え玉をするか、ごはんを食べるか悩むんですが、ここの辛ミンチが大好きなので、ついついごはんを頼んでしまい、替え玉は見送ってます(汗)ラーメンもうまいが、辛ミンチや辛子高菜もめちゃうまいのだ。
本場、博多の有名店なみのハイレベルな豚骨ラーメンが四日市で味わえます。常に大行列のお店です。休日は10時にオープンしますが、8時前からお客が待っている程の人気店。そんなお店ですが、駐車場に停めれさえすれば、記名し券売機で食券を買い、後はひたすら待つだけ。ここが長いけど、おいしいものの為なら待てますし、席に着きさえすればすぐに提供されます。ただ、休日ともなれば駐車場に入るだけで苦労しますけどね(汗)
四日市市小生町にあるラーメン店。
四日市界隈では有名な行列が出来る豚骨ラーメンのお店だ。
今年4月に東から1kmの所から移転。ところが、移転告知などせず忽然と閉めてしまった為、地元では「なみへいが消えた」「なみへい、夜逃げ。なぜ?」とかなり話題になったが、実は移転オープンしていたのだ。最初は看板も出さず、食べログにも気づかれず、だったのでその隙に来店しよう、と虎視眈々と狙っていたのですが、食べログではあっさりと掲載され、更にGWには行列が出来ていた。これはタイミングを逸したなぁ、と思い、では平日休みの1番のりを目指して出かけてみました。しめしめ、駐車場はがらがらだ、と思ったら何と「臨時休業」!!看板を付けるためのお休みだったみたいです。その後、一気に元の繁盛店に!それでも、いつが来店時か、密かに研究していました。そして、今回、決行です!
お昼遅めに相方と訪問。駐車場は運良く1台空き、滑り込む。相方に店内に名前を書きにいってもらう。前に10組の待ちだが、案外ひとり客が多そう、との事。30分待ちって所か?なみへいとしては短い方ではないでしょうか?時間を見計らって店内に移動し、券売機で食券を購入。券売機は苦手だが、ここはメニュー構成がシンプルなのでまだいい。今度はいつ来れるかわからないので、チャーシューメンにライス、新製品の辛ミンチを購入。相方はシンプルに博多ラーメンで。
その後10分ほどで店内に案内された。カウンターのみの配置だが、1席1席の間隔が広く、良心的だ。テーブルの上は広々としてシンプル。上に棚が設置され、箸やにんにく、紅生姜、高菜などをこちらに置かれる。しかも、ひとりに1セットあり、至れり尽くせりだ。こういったパーソナルなセッティングは福岡のチェーン店「一蘭」でも見られるが、一蘭は完全に衝立で隣席と分離してしまっているので閉塞感があり、私は余り好きではない。
さて、前置きが長くなったが、ラーメンは好みにカスタマイズでき、茹で加減は6段階あり、きくらげ、ネギの量も調整可能。麺の茹で加減は普通に下が、少し堅めの方が良かったかも知れない。スープは最初に豚骨独特の臭みを感じたが、一瞬で消えたのは摩訶不思議。実際にスープを飲んでみると、見かけ以上にあっさりしていて飲みやすい。チャーシューも柔らかく煮込まれたものが5枚。これで950円ならかなり良心的だ。
長年の念願が叶って、ようやく来る事が出来ました。とても満足です。
お客のことをきちんと考えている最高峰のラーメン屋さんではないだろうか?行列も納得。素晴らしいお店でした。
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再訪です。お昼時に相方と訪問。とんこつラーメン好きの相方がたいそう気に入ってます。
今回は「博多ラーメン半熟卵付き」を麺、バリカタで注文。バリカタは普通よりちょっと硬めの設定だが、これが良い感じで気に入った。
なみへい訪問の「コツ」を掴んだ我々は、平日に他のお店のランチタイムに間に合わなかった14時頃が狙い目だ、と思っています。
平日の14時過ぎは余り混まず、売り切れのリスクも少なく、ほぼ確実にありつけます(笑)
※ 画像追加しました。
7位
1回
2015/09訪問 2015/09/25
東京都豊島区要町に本店のある洋菓子店。
ジェイアール名古屋タカシマヤで9月8日(火)まで開催されていた「第4回楽天うまいもの大会」での利用。
こちらのチーズケーキはもの凄く興味があった。相方と訪れた時(休日)は、余りの人の多さにラーメン食べて晩飯用の弁当を買って早々に撤退。
しかし、チーズケーク好きとしてはやはり気になる。しかも、新製品が先行販売とは!!思い切って仕事の合間にまた、出かけてきました(汗)
平日のこの日、お芋屋さんは相変わらずの大行列で仰天の3時間待ち!!何と休日の昨日よりも並んでるのは、混雑した休日を避けたお年寄りが集中したからか?こちらのお店も並んでいた。「最後部」というプラカードも持ったお姉さんに「どれくらいかかる?」と聞いたらわからない、との事。ま、時間が迫れば撤退すればいいや、と並んだ所、案外進むのが早い。見ると販売員の手際が良いのが大きいようだ。
商品は物産展用に絞り込まれ3種類のみ。先行販売で、従来品の2倍のチーズを使った、という「濃い!幻のチーズケーキ」1890円。従来品の「幻のチーズケーキ」1350円。そして世界パティスリー2009プチガトー部門で優勝した作品「ニルヴァナ」864円だ。
今回は、チーズケーキ目的だったが、正直おいしいけどチーズ好きとしてはもっと濃厚なのを期待したのでちょっと拍子抜け。でも、とてもおいしいよ。ただ、チーズケーキ以上に驚愕したのが、チョコレートケーキ「ニルヴァナ」の方。おまけで買ったはずの「ニルヴァナ」に正直、参ってしまった。脱帽。このケーキ、基本部分が上下で2層になっているのですが、上の層がアイスクリームみたいな食感で圧巻!!味のまとまりもよく、素晴らしい、の一言だ。今回のうまいもの大会でも全体で2位を獲得。主力のチーズケーキより高い評価を得ていたのも納得だ。
※ 今回は物産展利用なので、サービスと雰囲気はノーカウント、としました。ご了承下さい。
8位
1回
2015/03訪問 2018/10/05
三重県四日市市本町、ハローワークの向かいに最近出来た中華料理店。
夜の訪問。以前、ハローワークに来た時はなかったなぁ、と思いながらチェックしていたお店です。
内外装に赤を配し、見た目もちょっとお洒落っぽい中華料理店です。
店内はそんなに広くはないですが、この日は先客が一組。
メニューを見ると、あんかけ焼きそばがウリ、みたいですが、今回は別のものに。品数は少なく、かなり絞り込まれたラインナップだ。
最近、中華料理店を訪れるのは久しぶりで「麻婆豆腐欠乏症」になりかけていたので、麻婆豆腐とライスをオーダー。
麻婆豆腐はオリジナルで。陳、四川ではないが、ちょっとピリ辛でおいしい。ご飯もザーサイもうまい。
サービスは途中から店主ひとりになったが、それでも気配りが出来ており、大変優秀で気持ちの良い接客でした。
他のメニューも食べて見たいですね。
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夜に再訪です。
あんかけ焼きそば、食べてきました。なかなかこく深い餡が絶妙な焼きそばです。この味はどこかで食べたような?
たぶん、シンガポールの屋台で味わった海鮮系が複雑に入り組んだ出汁に似ているような・・・・
他店ではなかなか出せない味だ、と思います。
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お昼に相方を伴って訪問です。
この日の日替わりランチは麻婆豆腐とから揚げでした。相方が好きなから揚げ、上位に食い込みそうにおいしい、と食べていました。麻婆豆腐は改めて食べて見ると最初に辛さを感じるものの、後からふわっと優しい甘みが出てくる複雑に絡み合った味で、これで800円ですからなかなかのものです。
※ 画像追加、昼評価追加しました。夜の評価も見直しました。
さてさて、現時点で四日市で一番お気に入りの中華料理店です。
私事で恐縮ですが、今までは優香楼がお気に入りで、定期的に予約を入れて訪問していました。食べログに報告しているもの以外にも訪問していますし、更新せずにこそっと画像だけ追加したりしています。でも残念ながら、今年に入って閉店してしまいました。残念でならないのですが、不思議なもので次のお気に入りが出てきました。相方も賞賛。
今後も足げに通いそうですが、更新はしない、と思います。こそっと画像追加するかもしれないので、よろしかったらまた、見に来て下さい。
9位
1回
2015/05訪問 2015/05/30
三重県四日市市西日野町にあるラーメン店。
2012年オープンだから、新しいお店だ。
外から見ると何のお店かわからない。最初はくたびれた美容院か、ちょっと小綺麗な床屋か、と思った。そのうち、店先に「ラーメン」というのぼりが立つようになり、ようやくラーメン店という認識を持つようになった。
お昼時の訪問。先客なしだったが、その後続々と来店でほぼ満席となった。
店内はこれまたラーメン屋らしくないシンプルさ。厨房もよく見えるが、オープンから2年経っているのにピカピカに磨かれているのは好感がもてる。
チャーシューメンを塩で注文。
出てきたラーメンはビジュアルがとても綺麗(※画像参照)派手さはないが、こういう中華そば風の外観は食欲をそそる。
チャーシューは5枚。脂ノリは適度でおいしい。麺は細麺でこれまた茹で加減もよくとてもおいしい。スープは無化調?すっきりしていてこれまた飲みやすく、おいしく完食しました。
かなりレベルの高いお店です。
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再訪です。相方を伴って夜、訪問しました。
醤油ラーメンとチャーシュー丼を注文。相方は塩で。
食べ比べてみると、醤油の方が味に深みが出て私たちの好みは醤油で一致した。
非常にビジュアルも綺麗だが、味もきちんとしている。
相変わらず、お店は清潔でラーメン店らしくないのも魅力。
店主も職人気質だ。寡黙な方だが、き難しそうな人ではない。
その仕事ぶりも必見。無駄な音は一切立てず、至って綺麗な動作は見ていて惚れ惚れする。
※ 夜の評価と画像を追加
10位
1回
2015/08訪問 2015/09/10
神戸市中央区山手通りにある中華料理兼お好み焼き店。
こちらのお店を始めて知ったのは、かつての人気番組「料理の鉄人」でした。
震災直後で、神戸を元気にするために出演した、という触れ込みでの登場。鉄板で中華料理を作る姿はかなりインパクトがあり、私の記憶に残った。
その後、発刊された「料理の鉄人」の本にも裏話を披露する形で収録され、いつかは行ってみたいお店のひとつになったが、神戸復興の混乱の中、お店も移転を繰り返し、そのうち、営業してるかどうかもわからないまま、月日が流れていった。食べログを本格的に初めてから思い出し、検索してみると営業していることがわかり、「行きたい」リスト入り、となりました。
夜の訪問。お店は満席の大盛況でしたが、何とか潜り込めました。私の後から来られたお客は入店出来なかったみたいなのでタッチの差、でした。
メニューを見ると、中華のコース料理が用意されるほど本格的で、最後の方にお好み焼きが掲載される、というユニークなもの。中華は広東料理、と伺っていたがその中から、「名物!鉄板麻婆豆富(※腐ではない。でもなかなか良い当て字だ、と思います)」という文字を発見!興味津々で注文すると「かなり辛いですけどよろしいですか?」と。何と、四川風でくるようです。わくわくですね。更にお店の名物である「水餃子」も注文。
目の前の鉄板でコテで作られる麻婆豆富は圧巻であった。見事なコテさばきをライブで見られるとは、これだけで感動もの。麻婆豆富は挽き肉ではなく、豚バラ肉をコテで細かく刻んで使用する変わったスタイル。でも、これがまたなかなかで、他店に真似の出来ない逸品に仕上がっていた。一口食べると結構辛い!辛さだけなら歴代上位に位置する感じで、四日市、都ホテルの四川に近い辛さ。山椒がよ~く効いていて、心地よい辛さの余韻が残り、すっと辛さが引いていく正統派。素晴らしい。水餃子は6つで1000円と高めだが、餃子の餡には挽き肉と共に海老が入る豪華バージョンで、味も絶品で、この値段は納得。6つが基準だが、3つからでオーダー可能なようだ。
家族で運営しているようだが、サービスは至ってスマート。最初にジャスミン茶が提供されるが、麻婆豆富の提供を見計らって水も用意されるという気配りも。帰り際には店主・千代さん自ら扉を開け、お見送りをしてくれました。TVに紹介されるような有名店でありながら、一見さんにもこの対応。正直、感激しました。私の長年の「行きたいお店」という気持ちの高ぶりを裏切らなかったお店の味と対応に感服しました。
間違いなく名店です。心のこもった優しさ溢れる名店です。
名古屋市東区葵、地下鉄東山線新栄駅直結のヤマザキマザックビルの地下2階にあるフランス料理店。
店名がフレンチっぽくないです。私が以前から行きたい店があるから予約をしてもいいか?と相方に聞くと、何のお店?と聞かれたからフレンチ、と答えると「ふ~ん、でお店の名前は?」と聞かれたから「壺中天」と答えると「中華と間違えてない?」と疑いの眼差しが(汗)正真正銘のフレンチです。
お昼時に相方と訪問。地下鉄駅に隣接する地下2階の立地だが、お店の前が地上まで吹き抜けになっているので開放感がある。お店の入り口には扉の上に小さなロゴマークがあるだけで、看板類は一切ないので、立地の割には隠れ家感満載である。お客が近づくと、中からマダムが扉を開けて迎え入れてくれる。店内はとてもシックで雰囲気が良い。お昼は3つのコースがあり、Aコースが肉料理か魚料理のどちらかで5000円。Bコースは両方で6500円。Cコースは更にグレードアップして前菜も選べ9500円だ。この中からBコースをオーダー。
細かいメニュー名は忘れてしまった。歳だねぇ~、メモでもしとかなきゃ、覚えられない。うろ覚えで申し訳ないのですが、
お口取り・・・甘みがしっかり残されたコーンンスープと生ハム、そしてもう一品(すいません、忘れました)
前菜・・・・・サーモンとホワイトアスパラ。サーモンがもの凄くおいしかった、と相方感動。
魚料理・・・・魚はイサキだったかな?間違ってたらすいません。ソースと付け合わせの野菜が素晴らしい逸品。
肉料理・・・・宮崎牛のステーキ。焼き加減はレアでオーダーしたが、カットしてみるとこれがまたお見事!!
お口直しを経て、デザート、その後コーヒーと小菓子の順である。
詳しくは画像をご参照下さい。
どの料理も素材の良さもさることながら、その素材を活かしたソース、彩り鮮やかな付け合わせの野菜など。おいしくかつ繊細な品々であった。味も絶妙。
サービスは、非常に気の利いた心地よいものでこれも非常に優秀。ただ、ある一点、気になる所があって私はサービスを減点に。本当に些細な事ですが、相方に言わせると「そこ、減点の対象にする?」という本当に些細な事、です。それは?
最後にお店を去る時、マダムがお見送りをしてくれます。少し歩いて地下鉄の駅または地上へのエスカレーターへの曲がり角の所で振り返ってお店をみると、マダムは既にお店に戻られていました。最後までマダムが見送ってくれたら、満点だったでしょう。ま、常連さんじゃないからこんなものか、私はそんな気分になりました。スタッフが十分に足りていて、お客の出迎えがメインの仕事のマダムだからこその指摘です。
リピーターを生む瞬間ってどんな時だろう?おいしいだけではリピーターにはなってくれない、私はそう思っています。お客はお店に対して「そこまでして戴かなくても」という気持ちを抱いた時にお店を気に入り、また来よう、と強い気持ちにさせられるのだ、と思います。お店側の言う台詞「有り難う御座います」を、お客がお店に対して「ありがとう」いう気分になれたらきっとリピーターになるでしょうね。今のご時世、おいしいだけのお店、サービスが良いだけのお店はごまんとあります。数あるお店の中からお気に入りのお店になるには、そういった細かな所が要求される、と思います。
かなりレベルの高いお店です。だからこそ、なのです。