河井継之助さんが投稿した郷土料理 大衆割烹 ほづみ亭(愛媛/宇和島)の口コミ詳細

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河井継之助の【オムの細道】

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河井継之助 (50代前半・男性・東京都) 認証済

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郷土料理 大衆割烹 ほづみ亭宇和島/居酒屋、海鮮、郷土料理

1

  • 夜の点数:4.5

    • ¥2,000~¥2,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2012/05 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥2,000~¥2,999
    / 1人

いつの日かまた訪れたい。その時は鯛めしを、腹いっぱい味わいたい。

松山城と宇和島城を一日で回ったのは少々無理がありました(汗
しばらくホテルで放心状態。
頭がボーっとしております。
熱が出てるかもしれない・・・
やや、こりゃイカン!!

という事で、飲みに出かけました(おい
宇和島を訪れたのは、宇和島城を見るという目的もありましたが、、
何よりも、「宇和島風鯛めし」を食べたかったのであります。

前もって食べログで調べてはいたのですが、なかなか候補を絞れず・・・逡巡の末こちらのお店へ。
入口が二つあります。
一つは奥まった場所に在る、ちょっと格式の高そうな入口。
もう一つは暖簾に引き戸の、小料理屋然とした入口。

当然、後者から入ります(ヘタレですので・・・)。
恐らく「団体さん用」と「一般客用」なのでしょう(お店の方に聞き忘れました・・)。
カラカラと引き戸を開けると、
「いらっしゃいませ~!!」と、板前さんの威勢の良い挨拶。気持ち良いです。

カウンターに座り、とりあえずの生中オーダー。メニューに目を通します。
セイ貝?チャンバラ貝?・・・き、聞いた事が無い。
というワケで、セイ貝(400円)を。
そしてちょっとしたリベンジもこめて、
じゃこ天(450円)をオーダーし、店内を見回します。

清潔感漂う店内。
客の入りは6割くらいでしょうか。
時間も遅めだったので、ピークを過ぎたところかと思われます。

セイ貝は直ぐに出てきました。
どれどれ・・・・・ん?
亀の手みたいなのが12、3個入っております・・・
どう食べればいいのだろう・・・と思案しておりましたら、店員さんが教えてくださいました。
皮を剥いて食べるのですが、慎重に剥かないと汁が飛び散るのだそうです。
よし、慎重に、、慎ちょ(ブチュ)

・・・・・・。
・・・ほほう、失敗するとこうなるのだね(^^;
その後はオシボリでガードしながら剥きました。
食べられる部分は小指の先くらいしかないのですが、
貝柱のような食感です。旨味がギュっと詰まっております。
皮を剥く作業に慣れてくるにつれ、
それがお酒を飲む、一つの工程というか所作のように感じられ、
「まるで『海の落花生』みたいだな」、なんて下らない事を考えながら、
煙草に火をつけて吸うように、
その所作自体を楽しんでいる自分がおりました。

旅から帰って調べてみますと、この「セイ貝」という呼称は南予地方独特の呼称で、
一般に「カメノテ貝(まんまやね・・)」という貝だそうです。
スペインだと高級食材なんだとか。日本では比較的どこにでも居るらしい・・・

続いて、じゃこ天が竣工しました。
おお・・・こりゃまたガッツリ乗っかってますナ。4枚。
・・・ん!?
4枚で、450円って・・・この店構えで!????
脳内に構築されていた価値観を軽く崩壊させつつ、箸を付けます。

・・・揚げたて、でしたよ(^^
外はパリッとして・・・おおお・・良い食感。
ハフハフしつつ、暫し、横溢する旨味の洪水に、酔い痴れます・・・・・
やおら、ビールをグビグビ。
「ああ、これこれ。こういうのを待ってたんだよ」
なぁんて思いながらピッチを上げ・・・

(いやいや、体調悪いでしょ)
という心の声。
泣く泣く、ピッチを抑えます。

しかし、まだ〆には早い・・・というワケで、生中と一緒に
「媛っ子地鶏の天ぷら(750円)」をオーダー。
これが、想定外。
ニコニコしながらおばちゃんが持ってきたのは・・・
皿に、山積みになった鶏天。
しかも、茄子や南瓜、山菜の天ぷらまで盛り付けてあります。
体調が悪い自分にとって・・・これは、暴力だ(いや、自分が悪いんだけれどもw)。
もしかして、遠方からやってきた客に対するちょっとしたサービスなのではあるまいか?
と勘繰りたくなるくらいに、素晴らしいボリューム。
「こういうお店は、こうだろう」というこちらの想定は、180度覆されました。
これで750円?????信じられない・・・東京だったら間違いなく1500円は取られるでしょう。
価格破壊もいいところです。
けしからん。
けしからんよ。
けしからん・・・・くらい、美味いいいいいい!!!!!!!!!

身がプリップリしていて、柔らかな食感。軽くサクサクした衣の食感と良く合います。
地鶏、って身が締まってて固い食感なイメージがありましたが、ここでも軽く覆りましたね。
最後まで美味しくいただけました。

・・・が、かなり限界な、我が胃袋のキャパシティ。
しかし、ここでは逡巡もありません。
鯛めし(950円)をオーダー。
他のお店だと、1500円はするんですよね・・・。
安くても1000円を切るお店は、ここ以外見つけられませんでした。

2,3分で竣工です。流石は手間を掛けない「漁師飯」。


・・・さて、ここから先は、あまり憶えていないのです・・・。
あまりにも、夢中になり過ぎてしまって。
思い出せる範囲で書きますと、
御櫃(茶碗2.5杯分くらいでした)
鯛めしのタレ(鯛は既に浸かっておりました)
お新香
お吸い物

といった内容でした。
タレには生卵が浮いております。
黄身を割ってよくかき混ぜます。
ご飯をよそって、それにぶっかけます。
タレにはヅケにされた鯛の刺身が入っております。
これに刻み海苔、ワカメ、胡麻といった風味の高い薬味が絡んでいきます。

頬張ると、渾然一体・・・旨味の洪水。
鯛のヅケはさながら、旨味の塊と化しておりました。
自分の背後にはきっと、
「ゴゴゴゴゴゴゴ」
と、荒木比呂彦のマンガの様に擬音が浮かび上がっていたんじゃないか、と思っております。

・・・このあとは、記憶がありません。
気付いた時には、目の前に空の御櫃がありましたw
店員さんに、「ご飯、お代わりなさいますか?」と、聞かれましたが・・・ここで打ち止め。

体調さえ良ければ・・・この体たらくが口惜しい。
モノを食べてて、こんなに悔しいのは初めてかもしれない。
お代わり、したかった・・・
てか、お代わり出来るのか・・・・どれだけCP高いんだ?

いやぁ、堪能しました。
(言葉は悪いかもしれませんが)「史上最強の卵かけ御飯」だと思います。
是非オススメしたいお店です。
「また訪れたい。そして、今度はお代わりしたい。いや、する!!!」
そう誓いながら、色んな理由でフラフラしながら宿へと歩く、河井なのでした。

  • 宇和島城。

2012/12/04 更新

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