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河井継之助の【オムの細道】
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河井継之助 (50代前半・男性・東京都) 認証済
この口コミは、河井継之助さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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1回
夜の点数:4.0
2012/07 訪問
店主の人柄は、最高の肴。
この日は、全く呑むつもりはなかったのです。新発田駅に着いたのが、20時過ぎ。目の前で、良い感じで腹にメシを入れていけそうな食堂が軒並み閉店作業中・・・心が折れかけました。そこでこちらで1杯だけ呑みながら色々食べようと思い、戸を開けたのです。20:20来店。先客は5組ほど。カウンターに座り、とりあえず生中を1杯だけ・・・すると女将さん、「新潟限定のビールが在るんですよ」逡巡、無し。2分後にはテーブルの上に限定ビール、「風味爽快ニシテ(480円)」が置いてあり、既に半分飲み干されていたのでありました・・・。ご主人によると、サッポロビールの前身、「開拓使麦酒醸造所」の初代醸造技師が、新潟県出身だったそうです。「風味爽快ニシテ」という商品名は、彼が作ったビールの、キャッチコピーから取られたのだそうな。なるほど、呑み口が軽いです。ただ軽いのではなくて、喉越しもしっかりあるのです。ああ、アカン。こりゃどんどん呑んじゃうわい。まさに「風味爽快」ですナ(^^そりゃあお代わりもしようってなもんです。だって、爽快なんだんだから仕方が無い。不可抗力(違うだろ)。ビールと共にオーダーしていた「枝豆(500円)」は、しっかり水で冷やされていて豆が締まっているので、歯応えが心地佳し。丁寧な仕事ですねぇ。塩加減もちょうど良い。これは良い店に入ったかも、と感じました。女将さんに「かすべ唐揚げ(550円)」を薦められたので、それをオーダー。序でにビールもお代わり(^^;ビールを呑りつつ、常連さんに薦められた「唐寿司(1個210円)」もオーダーします。直ぐに出てきた唐寿司は、新発田の郷土料理。山口県の山口市でも似た料理が在った気がする・・・同じルーツなのでしょうか。酢で締めたアジをネタに、米の代わりに「おから」をシャリに使った寿司です。甘酢で味付けされたおからは弾力があり、想定外の食感。不思議なモチモチ感です。もっとボソボソしていると思っていたのでビックリしました。そしておからに入っている、パチパチと弾ける麻の実が、また何とも心地良し。「・・・これは、日本酒がベストだな」と感じ、続いて竣工したかすべ唐揚げでビールを空けます。かすべとは、つまりエイヒレのこと。ちょっと硬かったですが、甘辛い味付けで美味し。直ぐにジョッキが空き、日本酒のメニューを眺め・・・・・・マジっすか。思わず二度見しました・・・久保田の最高級銘柄、『洗心』が在るぢゃないですか。でも5勺1200円か・・・う~む。と逡巡して、『越乃寒梅(800円)』を。ああ、やっぱり・・・。唐寿司の甘酸っぱい味わいと相まって・・・酒が止まりません。止められたら怒ります(^^んで・・・飲み干しまして、まだ肴も残っているし、仕方無い。というワケで、洗心を(^^;「ここまで削るんですよ」と女将さんが見せてくれたのは、削りに削られて仁丹みたいになった、酒米。精米歩合28%。つまり酒米を3/4くらい削っている訳ですぜ。 そりゃあ高価にもなるか。純米大吟醸ですが、下手に甘くないですね。ふわっと辛さが来るのですが、直ぐに味が変化し、じわじわじわっと旨味が重なっては消え、また重なって、深まっていきます。さながらオーロラのように(観たこと無いので想像です)。とめどない余韻に浸るのです。野球の話や酒の話、歴史の話と、話の引き出しが多いご主人。そして笑顔を絶やさない。これ、重要ですね。「越の鳥の唐揚げ(480円)」(下味が付いていて柔らかな食感。サクサクな歯触りでした)を食べつつ、予想外に楽しい時間を過ごせました。そして予想外に呑んだ・・・上機嫌で店を後にしました。北越戦争の話でも盛り上がったのですが・・・「長岡藩を率いた河井継之助が大好きなのです」とは、終ぞ言えなかった、河井なのでした。(長岡藩と新発田藩は北越戦争の折に色々ありまして・・・触れない方が良いかと思いまして・・)
2012/09/23 更新
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食べ放題
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ペット可
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テイクアウト
家族・子供と
デート
女子会
合コン
大人数の宴会
接待
一人で入りやすい
知人・友人と
禁煙 分煙を含む
喫煙可
ワインあり
日本酒あり
焼酎あり
オシャレな空間
カップルシート
カウンター席
ソファー席
座敷
この日は、全く呑むつもりはなかったのです。
新発田駅に着いたのが、20時過ぎ。
目の前で、良い感じで腹にメシを入れていけそうな食堂が軒並み閉店作業中・・・
心が折れかけました。
そこでこちらで1杯だけ呑みながら色々食べようと思い、戸を開けたのです。
20:20来店。
先客は5組ほど。
カウンターに座り、
とりあえず生中を1杯だけ・・・
すると女将さん、
「新潟限定のビールが在るんですよ」
逡巡、無し。
2分後にはテーブルの上に限定ビール、
「風味爽快ニシテ(480円)」が置いてあり、
既に半分飲み干されていたのでありました・・・。
ご主人によると、
サッポロビールの前身、「開拓使麦酒醸造所」の初代醸造技師が、新潟県出身だったそうです。
「風味爽快ニシテ」という商品名は、
彼が作ったビールの、キャッチコピーから取られたのだそうな。
なるほど、呑み口が軽いです。
ただ軽いのではなくて、喉越しもしっかりあるのです。
ああ、アカン。こりゃどんどん呑んじゃうわい。
まさに「風味爽快」ですナ(^^
そりゃあお代わりもしようってなもんです。
だって、爽快なんだんだから仕方が無い。不可抗力(違うだろ)。
ビールと共にオーダーしていた「枝豆(500円)」は、
しっかり水で冷やされていて豆が締まっているので、歯応えが心地佳し。
丁寧な仕事ですねぇ。
塩加減もちょうど良い。
これは良い店に入ったかも、と感じました。
女将さんに「かすべ唐揚げ(550円)」を薦められたので、それをオーダー。
序でにビールもお代わり(^^;
ビールを呑りつつ、
常連さんに薦められた「唐寿司(1個210円)」もオーダーします。
直ぐに出てきた唐寿司は、新発田の郷土料理。
山口県の山口市でも似た料理が在った気がする・・・同じルーツなのでしょうか。
酢で締めたアジをネタに、
米の代わりに「おから」をシャリに使った寿司です。
甘酢で味付けされたおからは弾力があり、想定外の食感。
不思議なモチモチ感です。
もっとボソボソしていると思っていたのでビックリしました。
そしておからに入っている、パチパチと弾ける麻の実が、
また何とも心地良し。
「・・・これは、日本酒がベストだな」と感じ、
続いて竣工したかすべ唐揚げでビールを空けます。
かすべとは、つまりエイヒレのこと。
ちょっと硬かったですが、甘辛い味付けで美味し。
直ぐにジョッキが空き、
日本酒のメニューを眺め・・・
・・・マジっすか。
思わず二度見しました・・・
久保田の最高級銘柄、『洗心』が在るぢゃないですか。
でも5勺1200円か・・・う~む。
と逡巡して、
『越乃寒梅(800円)』を。
ああ、やっぱり・・・。
唐寿司の甘酸っぱい味わいと相まって・・・酒が止まりません。止められたら怒ります(^^
んで・・・飲み干しまして、
まだ肴も残っているし、仕方無い。
というワケで、
洗心を(^^;
「ここまで削るんですよ」
と女将さんが見せてくれたのは、
削りに削られて仁丹みたいになった、酒米。
精米歩合28%。
つまり酒米を3/4くらい削っている訳ですぜ。
そりゃあ高価にもなるか。
純米大吟醸ですが、下手に甘くないですね。
ふわっと辛さが来るのですが、
直ぐに味が変化し、じわじわじわっと旨味が重なっては消え、また重なって、深まっていきます。
さながらオーロラのように(観たこと無いので想像です)。
とめどない余韻に浸るのです。
野球の話や酒の話、歴史の話と、
話の引き出しが多いご主人。
そして笑顔を絶やさない。これ、重要ですね。
「越の鳥の唐揚げ(480円)」
(下味が付いていて柔らかな食感。サクサクな歯触りでした)を食べつつ、
予想外に楽しい時間を過ごせました。
そして予想外に呑んだ・・・
上機嫌で店を後にしました。
北越戦争の話でも盛り上がったのですが・・・
「長岡藩を率いた河井継之助が大好きなのです」
とは、終ぞ言えなかった、河井なのでした。
(長岡藩と新発田藩は北越戦争の折に色々ありまして・・・触れない方が良いかと思いまして・・)