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昼の点数:4.5
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~¥999 / 1人
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料理・味 4.5
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|サービス 4.5
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|雰囲気 4.0
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|CP 4.7
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味4.5
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| サービス4.5
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| 雰囲気4.0
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| CP4.7
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| 酒・ドリンク- ]
【オムの細道:⑮】 世の「1000円を超えるオムライス」は、ここのクオリティを超えられているのだろうか。
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2014/12/23 更新
==================【オムの細道】シリーズ====================
「オムライス」なる料理を追うにあたって、ここは訪れておかねばいけないお店だと考えていました。
何せ、食べログのオムライスランキングでは東の横綱ですからね・・・
しかも、1000円を超えない価格設定。こりゃ外せません(^^
少々緊張しながら、西武新宿線の武蔵関駅へ初めて降り立った河井でありますコンニチワ(^_-)-☆
駅の南口から出ると道が四方へ出ていますが、最も左の線路沿いの道(「駅前通り商店街」)を直進します。
その通りの終点、左手に見えて来るはずです。
案外目立たないのでご注意下され(^^;
10分前に到着しましたが、並んでいる方も居なかったのでちょっとブラブラ。
この辺りは整然と区画整理されているのですが、だからこそ明らかに旧い道の痕跡が見つかります。
特に「坂の在るY字路」なんて、ワクワクしてしまいます(^^
そんなY字路の角の高台に、天祖若宮八幡宮の参道の入口がありました。
元々はこの辺りに在った武蔵関の守護神(若宮八幡宮)として祀られていましたが、関の廃止によって廃れ、
その後村の鎮守(本立寺)となって栄え、廃仏毀釈を経て昭和49(1974)年に若宮八幡宮と合祀して現在に至るそうです(縁起参照)。
そうやってフラフラしているウチに、11:40。・・・うへぇ。
慌てて小走りで向かいました(^^;;;
店のドアを開けると、カウンター6席の小さなお店には既に4人の先客が・・・危なかった・・・・・・・・・・・・・。
「オムライス(900円)」をオーダー。
3分もしないうちに残りの席が埋まり、満席です(^^;;;
店主の動きが非常にリズミカルで、見ているだけで飽きません(^^
その所作を見ているだけで人生勉強になるんじゃないか、ってくらいなもんです。
それも、何だか楽しそうに調理されているんですよね。
「ああ、これはきっと美味しいだろう」って、思わせてくれるのです。
しかし、つまりそれは、「期待値」というハードルを上げてもいるのですが。
数分でトマトクリームスープとサラダが竣工。
サラダはグリーンサラダ。それぞれが瑞々しく、
掛かっているフレンチドレッシングのサッパリした酸味が心地良し。
スープは(この後オムライスなので)図らずもトマト&トマトになってしまいましたが、これも美味しかった。
軽い酸味が食前には丁度良い塩梅。
10分かからずに竣工。
巻きタイプのデミオムですな。
では・・・いただきます。
デミグラスソースはサラっとしており、深みのあるコクと苦味があります。
「深み」と言っても、一点においてのみとことん深いと言いますか・・・・・う〜ん、言葉が足りませんね(^^;
一つ言えるのは、「このソースだけで赤ワインを1杯飲み干せる自信がある」という事ですね(^^
チキンライスはしっとりというよりリゾット風。だからなのか、卵とよく絡んでくれます。
具は玉ねぎと鶏肉。
鶏肉は細切れで、あたかも「前世が米でした」ってくらいにチキンライスによく絡みます。
チキンライスはトマトの甘味が活きていますが、甘甘しくない塩梅に落ち着いておりました。
卵は薄くもなく厚くもなく。
「とろ」よりは、「ふわ」、いや「ふわぷる」な食感。
「たいめいけん」のようなきめ細かさはないですが、ふわふわ且つ滑らかな舌触りはクセになりそうです。
下味が付いているような気がしましたが、浅学の為はっきりとした事は判りませんでした。
んでもって、デミソースを絡めていただくと・・・・・・・なるほど。
このデミソース、主張するんじゃなくて「調和」するんだ。
全体の味をキュっと引き締めて、三位一体、三権分立(!?)。
いやぁ・・・食べログの採点に納得です。これは美味い。
自ら高く上げたハードルを、軽々と飛び越えていきました。
ボリュームはそれほどありませんが、もはやそういう基準を超えたところにあるクオリティ。脱帽です(^^
ちょっと個性的で、「オムのマイルストーン」として戴くタイプではないかもしれません。
オム連峰の一つの山の天辺にいる味・・・・・・と言い切れるほど、オムライスを未だ識ってはおりませんが(^^;
今まで食べてきたオムの中で、一番美味しかったのは確かです。
そして、何と言っても安い。
関西ならばこれくらいのCPは当たり前でしょうが、東京はいかんせん相場が高めですからね・・・
1000円未満で食べられるハイレベルなオムは、とっても貴重で大事な存在なのです。
次回はデザートもいただかねばいけませんね。