レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2010/04訪問 2010/04/22
2010年4月 再訪
初訪問から、さらに色々なうどんを食べ歩きながら
も、やはり、あの味は何だったのだろう、と脳裡から
離れることが無かったのが、ここ、須崎のうどん。
色々な人に須崎の話をしたが、ある人からは驚き
を以って、また、ある人からは爆笑を以って迎えいれ
られたのだが、共通していえることは、うどん専門店
でもないお店のうどんが、香川一なのか?という、ご
く当然の問いであった。
限りなく美味しいうどんを想像しても、尚、その想
像を超えるうどん、それが、須崎のうどん。もう一度、
伺いその味を確かめに行きました。
相変わらず迷いながらも,到着。やはりお店にはう
どんの”う”の字の看板すらない。
また、例によって、あのう~、うどん食べたいんで
すが・・・と言うと、以前のおばあちゃんが、 ”さっき、
関西からようさん人が来て、帰っていったから(うどん
を茹でてくれるお姉さまのこと)上で休んでるわ、あっ
たかいのが良いわな、呼んでくるわ~”とのことだった
ので、”いえいえ、折角やすんではるんやったら、外で
待ってますわ”とお伝えし、外に出た。
しばらくすると、また、例によって中に呼んで頂き、
あったかい(120円)を食べた。よくよく麺を見てみると、
平打ちの太麺。食べてみると、2回目にもかかわらず、
”なんじゃ!こりゃあ!”熟成に秘訣があるのか、甘み
と小麦の香りがすさまじい。和製フェットチーネか!こ
れは!
この日はバットに天ぷらがあったので、聞いてみる
とサービスである、とのこと(驚)。かきあげと筍の天ぷ
らを1個づつ頂く。
結局この日は、須崎だけで大満足で、大阪から来た
にもかかわらず、うどん屋さんはここ1軒で打ち止めと
相成る。だって、次のお店がかわいそうに思える位、こ
このおうどんが美味しかったから・・・。
おばあちゃん、また、来ます!
いつまでもお元気で!
ごちそうさまでした(^^)
評価を5.0に上げます。
**************************************************
大阪、香川で色々なうどんを食べ歩いてきましたが、
2ヶ月経った今でも、あの味は何だったのだろうと思い
ます。
映画「UDON」のモデルとなった松井うどんをさらに山
奥に向かい、うどん屋さんを探すも、全然、見当らない。
携帯のGPSが指し示した場所は、日用品をとりあつか
うお店。店の看板すらない。
恐る恐る日用品屋さんに入ると、入り口には、金魚の
水槽があり、奥で家族らしき人とおばあさんが居る。
”すいません、うどん、ありますか?”とおばあさんに訪
ねてみると、
”うどんは午前中だけやっとるんよ!あれ何玉か残ってた
かなぁ”と言って奥へ消え、何分経っても出てこなかった。
結局、宅配便の集荷が来て、おばあさんがてんてこまい
になったので、その日はそっと帰った。
1ヵ月後、やはり気になったので、午前中にうかがうと、
女性のかたが、釜を見つめながら、うどんは今、茹でてお
り10分後には、茹で上がる、とのこと。
店の外で待っていると、先ほどの女性が、呼びに来てくれ
た。
はっきりとは、覚えてないが、発泡スチロールのような入れ
物にうどんを入れてくれており、ステンレスのテーブルに関
西風しょうゆとねぎが置いてあった。
香川まで来て関西風しょうゆとは?しかも”風”ってニセモノ
って宣言しているようなニュアンスだなあっと思いつつうどん
を食べる。
茹でたてのうどんは、まるで赤ちゃんの耳たぶのようにやわ
らかい。これまで、食べてきたうどんとは、明らかに違う、別の
タイプの食べ物。
高松にも、坂出にも、まんのうにも、琴平にも、こんなうどん
は無かった。
ここのうどんは明らかに食べ物のカテゴリーを覆す勢いが
ある、と思いますので、4.5を付けます。
2位
1回
2010/03訪問 2015/12/20
再訪数回。
今日は読者に登録させて頂いてます、レビュアーさんが☆5つ付けられていたので、巡礼のお礼を兼ねて、楽々さんに伺いました。
交野(かたの)?って?どう行くのか?さっぱり見当もつかず、調べてみると、京阪枚方(ひらかた)駅から私市(きさいち)行きの交野線に乗り三つ目の星が丘の駅か四つ目の郡津(こおづ)の駅で降りた後、歩きで15分程かかります。
すいません、振り仮名を打ったのは全部大阪の地名です。韃靼の国とか、北方領土のうどんやさんでは無いです。私もこのレビューを書く直前に読めるようになったのです。ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。
(謝り方が、ここ30年間、成長していない!)
そ、それは、ともかく・・・・・・
15分程歩いてお店に辿りつくと、やはり並んでます。さすが、食べログ日本一のうどん屋さんです。
でも、15分程で入店できました。いつもどおり、ちく玉天生醤油を注文。ここのうどんは、岡山とかではよく見かけるのですが、圧力釜をつかってうどんをゆがきます。近畿圏は、見かけません。
出てきたうろんは表面は多めの水分をまとい、ぴっかぴか。ひょっとしたら、べぢゃべぢゃしているのかと思いきや、いざ、食べてみると、見た目とは違う、ぐにぐにっとした粘りゴシのあるうどん。
表面は水分多めに見せかけて中身は全然水っぽくない、外側と中の水分比率に大きな落差が設定された、まるでトリックアートのようなうどん。ビジュアルから来る、味に対する信号を舌が心地良く否定していく。
また、この粘りゴシのうどん、容易に噛み切れない。まるで食べる私を翻弄するような感じ。これは、硬いという意味ではなく、むしろ、口の中をマッサージしてくれているような感じすら覚える、弾力性のあるうどん。
私は生まれも育ちも大阪のコッテコテの関西人。うどんを噛まずに飲み込むことは生まれてこの方、したことがないのだが、あまりにも口あたりが良いので、最後は噛まずに飲み込むようにして頂く。こういうことができるのも、ここのうどんならではだからでしょう。
更に醤油もただ単に塩辛いだけではない。大抵私は生醤油うどんを頼み食べるものの、半分位食べると嫌になって来る。それは、大抵使っている醤油の塩分が食べ進む程に強調されるのと、醤油にうどんが良く漬かってしまうのか、食感がバッサバサになるからだ。
しかし、ここの醤油は最後まで、塩分が邪魔しない。私にしては珍しく途中で投げやりになることなく、最後までにでおいしく頂くことが出来た。
次は採算性が採れてるのか怪しい、肉ぶっかけうどんか、土日限定の冷かけを注文したい、と思います。
さすが、比類なき、キングオブうどん
ごちそうさまでした。
3位
1回
2010/06訪問 2010/06/13
今日の今日で、言われてもなあ!
と、受話器の向こう側から独特の甲高い声で、困り果てた歎息が聞
こえてきた。別に下請け業者に納期の短縮を迫っているのではない。
とあるうどん屋さんに予約の電話を入れただけなのである。
その電話の相手は、とく彦店主。銀座で、パイオニア的さぬきうど
ん店さか田を開いたものの、数年後に思うところがある、ということで、
さか田を売り渡した後に鎌倉の目立たないこの地でうどん店を開いた。
話は戻るが、無理ならば断れば良いのに、結論は
じゃあ、来て下さい
とのこと。
普通ならば怒りを露わにする私であるが、事前に食べログをチェック
していたので、店主さんが一見、変人だと言われる程の、純粋な方である
ことは存じ上げていたので、単に、忙しいのか、と思った程度。まあ、何は
ともあれ、予約は取れたということでお店に向かいました。
場所は鶴岡八幡宮をぐるっとまわり、ご本尊の奥の閑静な住宅街。住
宅街でありながら、夕暮れ時の鳥の鳴き声がまるで、スピーカーから流し
ているのでは?と思うくらいに、大音量かつクリアーに聞こえてくる。
お店は一軒家を改造しているようで、玄関に回り、入り口の戸をがらがら
っと開ける。すかさず、電話の主が現れる。独特の風貌と声の持ち主。
いらっしゃいませ!
と言いつつも
時間、かかりますよ!いいですか!
と、言うや言わぬうちに、小走りで厨房に戻っていく。厨房では、少しでも
茹でているうどんから離れたくない様子。まるで、赤子を見守る母親のよう
な。
メニューには夜のおまかせコース(3,000円)があり、これにしたかったので
すが、これまでのやりとりと、店主のテンパリ具合から察するに、これは、無
理!ということで、生醤油うどん、ぶっかけうどん、きつねうどんの3種類のお
うどん、うどん三昧(1,400円)を注文。
30分後に3つのおうどんが一度に出て来ました。ぶっかけうどん、生醤油
うどんは半玉程度で、きつねうどんは1玉まるまる入っている。
麺はどれも少し太めの平うち麺。早速啜ってみると、外側はふんわりとして
いるも、中はぴしっとした、麺の内外に水分落差が設定されている。また、程
よく熟成されている。これは、明らかに旨い!東日本でこの味に会えたことに
感動すら覚える。また、ぶっかけ出汁も昆布とかつおがいい塩梅に効いてい
て、こんぶをあまり使わないと聞く関東では、凄みのあるお出汁。
また、温かいきつねうどんも、竹輪天とわかめがトッピングされている。ちくわ
はところどころスクリューさせてからあげてあるので、かりっとしたクリスピーさ
を保ち、また、わかめも肉厚で昆布かと思うほどの弾力を備えている。
きつねうどんのお出汁も、少しかつおと塩分が効いてはいるものの、昆布が
味を下支えしている。
調理が終わられたあとの店主さんと少しお話してみると、すごく純粋な、接客
も丁寧な感じ。何か憑物が離れて行ったかのよう、少しびっくりしました。
結論としては、やはり、ご店主さんのうどんに対する真摯さが凄まじく、とても
純粋な方でした。
店主さん、すみません。
今度は、余裕を持って予約の電話を入れてから伺います。
ごちそうさまでした(^^)
4位
1回
2010/04訪問 2010/04/25
そろそろ、暖かくなってきました。
日曜日の朝起きて、ちょっと小腹が空いてきたので、うどん
を食べに香川に来てしまいました。で、私の知ってる高松市内
のうどん屋さんで、日曜日でもやっている数少ないお店がここ、
うどんバカ一代です。タイトルに書きました、”釜バターうどん”
が有名で、半数以上のお客さんが注文されてました。
その他メニューも豊富にあります。天ぷらも一日に何度も揚
げてくれるので、天ぷらが冷たいかどうかの心配はありません。
この点は流石、有名店ですね。天ぷらはゲソ天を注文。大阪で
はなかなか大きなゲソ天は食べることができません。香川に来
れば,天ぷらは自ずとゲソ天になってしまいます。
また、うどんは釜バターうどんの小を注文。前回来た時は、
値段的に少しお高めなので、敬遠しましたが、最近テレビの影
響もあり、つとに有名になったから、食べてみたくなりました。
うどんは、太からず、細からず、白くて、ところどころにねじれ
が入っている。また、バターの塩分と醤油の塩分がぶつかるの
かな?と思いきや、それぞれが主張をしていて、ぶつからない。
今まで、このような油分の入ったうどんはもちろんたべたことは
無いが、幾分かの油分が入ることにより、ごちそうを食べたとい
う気分になる。
しかし、このうどんを支えているのは、麺自体の旨さであるか
と思う。やはり屋号にもあるとおり、店主は極真空手の有段者。
同じくアームレスリングをたしなまれている 白川うどん のうどん
同様、むちっとした密度の高い麺。やはり、おいしいうどんは力
が必要なのかと思いながらずずっ!と一気に食べてしまった。
最近、有名店になったせいか路上駐車をとりしまるおまわり
さんが多くな ったのでご注意あれ!有名うどん店を狙い撃ち
にされると困っちゃいます。
メニューも豊富なようなので、今度はまた違ううどんを食べて
みます。
美味しかった!
ごちそうさまです!
5位
1回
2010/05訪問 2010/06/01
すいません。タイトルに深い意味はございません。
この斉賀製麺所のご主人、ゴッドハンドの異名をとる田村で修行を
されたとのことなので、ついつい、歌ってしまいました。ずいぶん前の
ことですが、田村でうどんを食べた時、“お金はいつ払うの?”と田村
のおっちゃんに訊ねたら、ただただ、えへらえへら照れていただけで、
答えてもらえなかったことがあった。後で色々調べてみると、あのおっ
ちゃん、ゴッドハンドやったんや~という結論になった。確かに、天才だ!
閑話休題。
お店は土器川の西側、11号線を少し北に行った住宅街の中にある、
マンションの1階の製麺所。始めにうどんを注文し、次に好きな天ぷら
やおにぎりをとった後にお会計をするセルフ方式。戸惑っていると、社
長である奥様が親切に声を掛けてくれる。今日は肉ぶっかけうどんに、
こんぶ天、いりこ天、えびちくわ天を注文。(天ぷら取りすぎ?)
うどんは、見た目極太とはいかないものの、そこそこ太めのエッジが
立ったストレート麺。持ち上げるとぎゅっ!と中身が詰まっているせいか、
随分と重たい。食べてみると、表面はつやつやとしてむちっとした、もち
系というよりも、びしっとした麺。あれ、田村のうどんって、こんなんだっ
たかな?ぶっかけのお出汁はキーンと冷たく冷やされた昆布のうまみの
利いたお出汁。お出汁がもう一つという風にも書かれていましたが、美
味しく頂けました。
圧巻は先程取った天ぷら群。ただ、天ぷらの衣自体はおしなべて少し
甘い。
■こんぶ天
こんぶをぐるぐる巻きにして揚げている。このグルタミン酸の塊、旨み
を通り越して自然な甘さが口の中を駆け回る。菓子か、これは!こ
のこんぶ天を大量に買い込んで、あちらこちらのうどん屋さんのお出
汁に沈めて行きたい、と思ったほど!ひゃあ!
■いりこ天
硬く揚げられた、バリバリ感が心地よい天ぷら。食感を考え、うどんに
は入れず。いりこの持つほろ苦さが残る、ちょっぴり大人の天ぷら。
(おこちゃまか!)
■えびちくわ天
ちくわの有名なローマ字のうどん屋SIRAKAWAさんを彷彿させるが、
私の感想は、赤天に衣を付けて揚げた感じでした。
このように、うどんのみならず、天ぷらもバラエティに富んだうどん屋さん。
天ぷらは午後になると無くなってしまうので、是非是非、午前中に訪問遊
ばしあれ!田村のおっちゃんとは違うベクトルを持つ天才がここにおわしま
した。
マイ殿堂にさせて頂きます。
ごちそうさまでした。
6位
1回
2010/04訪問 2010/08/26
2010年4月の訪問です。
神奈川に来たものの、やはり、うどんの禁断症状が出てきたので、
食べログで調べ、ここ、相模原の彩蔵さんにやって来ました。
ここのお店のご店主は女性の方です。近所でも評判のお料理上手
な方ですが、料理好きが昂じ、料理を通じて多くの方を幸せにしたい、
ということから、うどん屋さんを開業なされました。
限定20食の彩蔵ランチを注文。ランチの内容は2週間毎に変わりま
す。20分後に出されたランチはお店の名前を表すかのような、色とり
どりのカラフルなランチでした。
この日の内容は以下の通り。
①ざるうどん
②春野菜のクリームナッツドドレッシング
③するめいかのマリネ
④自家製豆腐
⑤ピリ辛味噌蜂蜜の鶏丼
⑥野菜のスティック天婦羅
⑦キャラメルアイス
が付いております。お昼ごはんの値段としては1000円越えなのですが、
ここのランチはこれだけのものがついていて、1,180円。むしろ、どうなって
るの?という位、コストパフォーマンスが高いです。
ざるうどんのつけだれは、しょうゆだれ&ごまだれか、けんちん汁のつけ
だれのいずれかを選べます。この日はしょうゆだれ&ごまだれを選択。
うどんは細身の透き通るストレートな麵です。透き通りすぎて、まるで、
イカそうめんのようです。ここの麺はご店主さんが香川の製麺所から取り
寄せている麺です。うどんの表面もつるつるで、あまりにも滑るので、少し
戸惑ってしまいました。
うどん以外の料理は店主さんの卓越した料理センスが溢れております。
特に、野菜のスティック天婦羅はさくさくで、他のおうどんを注文されていた
方の殆どの方がこの野菜スティック天婦羅を単品で注文されてました。
このランチはお客様の健康を考えて20品目以上の食材を使用しており、
野菜は地元の食材、その他の食材は国産のものを使用しているとのこと
です。
ランチは近所の方にとっても気がある為、訪問される際には予約されるこ
とをおすすめ致します。
美味しかったです!
ごちそうさまでした!
7位
1回
2010/01訪問 2010/01/24
いつも2回以上並んでしまうので、レジのお姉さまに笑われます。
かれこれ、2年位通ってます。
場所は西宮市なのですが、近畿道の西宮北インターを
降りたところなので、いつもバイクで通ってます。
店はバイクでは見落とすような場所にありますが、辺りに
は、他府県ナンバーの車が数多く見られます。
注文は、まず並んで好きな天ぷらとり、最後にレジでうど
んを注文するセルフ方式。お会計を済ませると、番号札を
渡されます。
いつも、天ぷらをつつきながらうどんが出来上がるのを待つ
のですが、天ぷらがからっと揚がっていて、うどんが出来上
がる頃には、殆んど食べ終えてしまいます。そのため、今
度はうどんに入れるための天ぷらをとるためにもう一度並
ぶことになってしまいます。
また、ここでは紅しょうがの天ぷらがあるので、いつも、注文
します。紅しょうがの天ぷらはうどんに入れたことはないので
すが、いつか入れてみようと思います。
この日は寒かったので、あつかけ(350円)を注文。
うどんは、太めのでコシが強く、いかにも剛麺という感じだが、
いつも、ぴたっ!スーっと体の中に吸い込まれていくような
感じ。体の細胞が喜んでいるのか?と思うくらい。
また、お出汁は、イリコの香りが強烈に効いたパンチのある
味。さりとて、イリコの臭みはほとんど感じられない。
麺の太さ、お出汁のイリコの効き具合、また、値段的にも讃
岐のうどんに限りなく近いうどんを食べることができます。
今日もおいしかったです。
ごちそうさまでした。
8位
1回
2010/08訪問 2010/08/16
お昼御飯を食べに、香川にやって来ました。しかも、ここ、香川でもあと数キロ走
れば、愛媛県に入るので、香川でも、西端にあたる場所です。
以前は香川県と愛媛県の県境のぎりぎり香川県にある、最西端のさぬきうどん
店だったのですが、移転して、数キロ東に寄り、更に移転元には、別のうどん店
が入ったので、今となっては最西端のさぬきうどん店ではなくなったのですが・・・
このお店、メニューはかけうどんと冷やしぶっかけうどんの2種類しかありません。
店内は撮影禁止とのことで撮影できませんでしたが、お店の入り口から左側が
厨房で右側が客席になってます。客席は真ん中にテーブルと三方向のコーナー
に丸椅子が置かれ、約20脚位、あったかと思います。また、お店のすぐ近くには
電車が走っており、駅があります。あまりにも近すぎて、駅の施設のうどん屋さん
と勘違いしそうな程です。
さて、話は戻りますが、私は、ここのお店のうどんは旨いとは思うのですが、この
旨さをどうお伝えすれば良いのか解らず、合計4回、伺いました。そして、2種類
しかないメニューを交互に食べ比べ、お店の方々から、怪しく思われつつも、うど
んを啜りながら、首をかしげ・・・はて、はて?と途方にくれてしまうのです。それ
でも、一応、拙いながらも、レビューを試みたい、と思います。
かけうどんを注文すると、入り口で麵だけ入ったどんぶりを手渡されます。次にテ
ボでうどんを湯がき、器を温め、タンクからかけダシを注ぎ、ねぎと天かすを入れ
ます。また、お好みに合わせて、天ぷら群やおにぎりをとり、お会計いたします。
この天かすが既に磯辺揚げ風になっていて美味しいです。
■麵
太麺です。エッジも見事に立っていて、見た目はこれぞ、剛麺です。温かいかけ
うどんを注文し、食べたものの、口の中で暴れまわるのです。かと言ってただ単
に硬い、というのではなく、噛んでみると、しゃこっ!という感じで切れていくので
す。このしゃこっ!を解明すべく、都合4回この店を訪ねた次第です。
■かけだし
看板に燧のいりこは日本一とあるように、いりこが強烈に香ってくるかけダシです。
かといって、いりこの持つ苦味や酸っぱさは全くかんじられず、醤油も少なめなが
らも、昆布の利いたうるうるとしたお出汁です。余程、自信があるのか、ひやかけ
はバランスがくずれてしまうのか、夏でもかけは温かいしかありませんが、それで
も、いりこの使い方は、香川で1、2を争うのではないかと思います。
今回も、遠かったのですが、バイクで4時間、走った後のご褒美がここのおうどん
かと思うと、ついつい、また来てしまうのです。これを人に話すと、大抵の方は?
??となってしまうのかも知れませんが(^^;)
それは、さておき、今日も良い天気です。燧灘には、いりこの産地で有名な、伊吹
島がくっきりと浮かんでました。
美味しかったです。
ごちそうさまでした。
9位
1回
2011/12訪問 2011/12/31
2011年12月31日 訪問
もうすぐ、お正月。あっ!そろそろ、うどん屋さんの年末年始の営業
カレンダーを、手に入れないと・・・白い粉が切れると、また、禁断症
状に苛まれる。。。。
今日は、年越しうどんが食べたくなり、去年と同じくTKUさんに訪問。
今年最後のスペシャルメニューは、店名を冠した、セットTKU。
大根、人参、牛蒡、里芋といった根菜に椎茸、絹さや、そして、ハンガリー
の国宝、マンガリッツア豚が入ったしっぽくうどん。
これだけの具材に味を染みこませるには、それぞれの具材を時間差で煮こま
なければならない、手のかかるお料理なんですよね!早速、お出汁から頂き
ますと、何だか、ほっと温まりますね!味噌仕立てではなく、飽くまで醤油
仕立て。と、いいますか、かけ出汁ですね!でも、それぞれの具材から出る
お味がお出汁の角を取り、全体を丸くしています。
ここで、ハンガリーの国宝、マンガリッツァ豚が良い仕事をしています。と、
いいますのは、このマンガリッツァ豚から出てくる、お上品な油が、一見、
地味だと思わせるしっぽくうどんに、温故知新の風を吹き込んでいるかのよう。
また、この油が、お出汁を容易に冷めなくする為のコーティングの役目も併せ
て果たしているかのよう。と、いうわけで、最後まで、冷めることなく、温か
いまま頂くことが出来ました。
麺は、少し太めの熟成麺。一度、水で締められているので、外側には、釜揚げ
のような、ほにほに感は無いものの、熟成具合が良いので、咀嚼の余韻に浸
ることができ、且つ、のど越しも楽しめる麺。
温かいおうどんは、このお店では久しぶりながら、このむにゅむにゅ感が堪ら
りません。
それに黒毛和牛が載ったごはんと、鶏天が1切れついて来ました。黒毛和牛は
甘辛く焚き染められ、佃煮のような、いや、二日目のすき焼きの鍋の中の、自分
が座る手前側の鍋の淵で、灯台下暗しになっている場所でたまたま見つけたお肉
のような、ちょっとした幸福感を呼び起こしてくれる、甘辛が染みこんだお味。
鶏天にも、切れ目が入れられていて、心遣いもばっちし!
子供の頃、おせちを自宅で作っているものの、いつも、このしっぽくうどんの
具材の根菜を煮て、重箱に詰めただけのおせちだったので、いつも反発して、
好き勝手なものを食べていましたが、今日のしっぽくうどんは大満足でしたので、
あれから少しは、おとなになったのだなぁ~と、ぼくわ、おもいました。
最後はご店主さんにも、ご挨拶。
年明けは、えっ!6日(金)からですね!
おいしかったです。
ご馳走様でした。
風も冷たくなってきましたので、お体には気をつけて、良いお年をお迎え下さい。
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2010年11月1日 訪問
今日はTKUのご店主、たかたかkyoさんの呼びかけでイベントが行われました。
それは、お仲間のうどん屋さん5店と自分のお店の併せて6店が麺もお出汁も
冷たいうどん、いわゆる、ひやかけのみを提供するというイベント。
ただし、ここTKUで頂けるひやかけは団平、讃々、TKUの3種類のひやかけ。
残り3種類の讃州・荒木伝次郎・麦笑のひやかけは、ここ、TKUがある玉造の
お店から徒歩10分の森之宮のお店麦笑で頂けるとのこと。
おのずとひやかけ6連食という、11月に入って、何してくれるねん!十分寒い
がな!というイベント。このイベントに備えて、お昼ごはんは、控えめにしました。
そして、早速TKUさんに伺い、まずは、ご店主に挨拶。ここでオーダーを取って
くださったのは団平さん。いやぁ、あらっ!こんにちわ!とまたまたご挨拶。
3種類のひやかけ、どのように判別すれば良いのかな?と思っていると、図解が
貼ってました。
そして、図解のような並びで3種類のひやかけが登場。それぞれにつき、評価し
て見ますが、幼少の折に、給食の食べ方として奨励されていた三角食いをして
みるものの、途中で味が混ざってしまい、1周した後に、最初のおうどんを頂いて
みると、他のうどんの香りが口の中に残ってしまい、最初に頂いた時とは、全く味
が変わってしまっている、という惨憺な状況に陥った為、以下のレビューは、自分
で言うのも難ですが、あまり、信用しないで下さい(笑)尚、それぞれのうどんの量
は120gとのことでした。
・TKU提供・・・・「旨みひやかけ プラチナゴールド」
私自身はここのひやかけが一番、肌に合ってました。丁寧にいり
この頭とはらわたを取り除いていたので、いりこの酸味や苦味は
殆ど感じられず、甘みだけを残した上品な仕上がりになってました。
また、このイリコの味をした支えするのは、かつおと醤油。イリコと
のバランスもよく、名前の通り、黄金比のプロポーションが保たれて
いたように思いました。
麺は日讃製粉のみどりあひるを使用した熟成麺。エッジも見事に
立ちつつも、抗うことのない、強く優しい仕上がりでした。
・団平提供・・・・「団’sひやかけ3rd」
いりこのダシは低温抽出したとあり、さらに節系は分量を調整した、と
あります。いりこ加減はばっちし、下支えする節のバランスも良いので
すが、昆布が効いていない為、動物動物のお出汁のように感じました。
麺は今までのイメージでは、びろ~ん、びろ~んの天真爛漫な麺かと
思いきや、今日はすこし大人になり、エッジも立っていたように思います。
・讃々提供・・・・「香川の日常」
ごめんなさい、いりこがワイルドすぎて、私はダメでした。もっとも、この
時点で、実は、辛く悲しくなってきてました。
麺は、讃々さん特有の切り干し大根と見紛う、少し縮れた麺。ご主人の
お優しい性格が麺に現われてます。
話は飛ぶのですが、その後、やはり麦笑に向かい、同じくひやかけを3連食した後に、体
が冷えきってきたので、再び、TKUに戻り、おでんとたこちくを頂き、命からがら、東成から
逃げ出してきたのでした・・・(つづく)
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再訪!
ブログで巡礼達成の方には、プレゼントがあります、とのことで
平気で食べ物と物に釣られる私は、極楽うどんTKUさんに伺いました。
このお店、巡礼者用のメニューが冷、温それぞれ、1種類づつ置いていてますが、
最近、更に、鳥天が1つ増え、メニューがパワーアップしたとのことで、伺いました。
それぞれのメニューと記念品の写真をupいたします。
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12/10訪問
12月1日から始まった、第三回讃岐うどん西国三十三箇所巡礼。
今日は、4番札所 極楽うどん TKUさんに初めて伺いました。
店主のたかたかさんは、昨年の関西一週間初代うどん大賞を受賞された
三ツ島真打さんで修行をされた後、今年8月3日にこのお店をオープンされ
ました。
店内はカウンターのみだったと思います。
メニューには、シチューうどんやデミグラスうどんというのもあったのですが、
鳥天、ちくわ天、黒毛和牛、とろろ、温泉卵がのった極楽うどん(990円)を
注文。
10分後、温泉卵が別の器に盛られて、スタイリッシュな器に盛られた極楽う
どんが出ていました。
ちくわ天もサクッと揚がっており、鳥天もカラッっとして、食べやすいよう切り
込みが入っていました。こういう気配りってうれしいですよね。
和牛も甘くたかれており、肉のコクが凄かったです。
メインのうどんもコシがあるのに、凄い弾力があっておいしかった。
このように、どの具材もバランスがとれており、死角なし!といった感じでした。
食べ終わった後、巡礼シートを渡すと、たかたかさんも出てこられ、少しお話さ
せて頂きました。すごく気さくでやさしい方でした。
次は、デミグラスうどんや、もしあれば、巡礼者限定メニューも食べてみたい、と
思います。
どうも、ごちそうさまでした。
10位
1回
2010/08訪問 2016/10/07
(2010年8月訪問)
こちらも三豊市にあるうどん屋さん、SIRAKAWAさんです。
お店の名前がローマ字(でもSIになっている、ヘボン式ローマ字ではないのか?) になっていて、すこし変わっています。ここは、ちくわ天が有名なお店で、えびちくわ天とたこちくわ天があります。
超有名店の後継者問題が深刻になりつつある、昨今において、このご店主さんは将来の讃岐うどん界を背負っていくであろう人物と目されています。 先程、訪問致しました上戸うどんのご店主さんもそのお一人です。
お店は、ちょっとわかりにくい路地に入ったところにあるのですが、看板は出ておりますので、見逃さないようにして下さい。
店内は、L字型のカウンターのみで、長辺が10席、短辺が6席程度です。ご店主さんと女性の店員さんがお二方、合計3名で切り盛りされています。
ここのご主人、趣味が落語で、自らも落語をされるということらしいのですが、そのせいか、いでたちは浴衣のような和装にバンダナをされていました。そして、長辺のカウンターに背を向けて、壁際の釜の番をされていました。たまに長い竹竿のようなものを使って、うどんの茹で上がり具合を確かめられています。その姿は和装と相俟って、ひとかたならぬ剣豪のようにも見えます。
ご店主さんは、この釜から離れず、つきっきりで番をされているので、これは期待が持てます。
メニューの中で、一風変わった、ねぎ油しょう油うどん(小)を注文。このうどんには、自動的にたこちくわ天がついてきます。
ねぎ油しょう油うどんは茹で上がった後に水で締めた麺に、冷蔵庫から取り出した冷たいねぎ油をかけたものです。これにお醤油と薬味を
かけて、生醤油うどんのように食べます。
早速食べてみますと、外側の透明な水分が浸透した部分はもちもちっとしていて、内側の部分がぴんとしたうどん。また、麺にはねぎ油もかかっているのせいもあって、つやつや、てろてろ。このねぎ油が潤滑油になって、スルッ!ポン!とお腹におさまっていきます。ねぎ油の香ばしい香りがうどんにも染みています。当初、重いかな?とも思ったのですが、むしろ
逆で、ねぎ油が食欲をそそる為、むしろずるずると食べることが出来ます。
また、連食が続いた場合には、ちょっとした味覚の切り替えにもなるであろうおうどんでした。
たこちくわ天も表面は揚げたてのさくさく、中には、たこがごろごろ入った、まるでたこ自体を味わっているような感じ。市販のちくわとは違い、原価も手間もかかった、それ自体がごちそうとなるちくわ天。うどんの連食では天ぷらのようなオプションはなるべく食べないようにしている私ですが、これは思わず、もっと食べたい!と思いました。
また、メニューを見てますと、日・祝以外は、日替わりメニューもあるようですので、機会がありましたら、是非、再訪し頂いてみたい、と思います。
ちなみにマイ箸持参で、おうどんが30円引きになります。
美味しかったです。
ごちそうさまでした。
うどんやさんばかりになってしまいました。