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茶房一笑
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暖簾です。
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メニューが、よ、読めん！
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加賀棒茶について
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メニューです。
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水出しの加賀棒茶
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棒茶とくりきんとん（1,050円）
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玄米茶です。
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店内でも棒茶を購入できます。
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テーブル席です。
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華が生けてます。
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お会計の際はこちらをお持ち下さい、とのこと（笑）
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ひがし茶屋街②
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ひがし茶屋街①
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2010年10月訪問
そろそろ、秋かなぁと思い、あっ！そういえば、ほうじ茶が飲みたくなったので、例の
ごとく鉄の馬に跨ること４時間、金沢にやってきました。金沢に着くとひがし茶屋街に
向かい、うかがったのがここ、茶房一笑です。ここでは、有名な加賀棒茶（かがぼうち
ゃ）を頂くことができます。
ひがし茶屋街の町並みは有名な細い木を縦横に組み合わせた、紅殻格子（べんが
らこうし）を見ることができます。これは、建物の外側から内側は覗けなくなっているが、
内側から外側はよく見えるという格子です。これらのことは、現地のツアーのガイドさん
の後ろについて行き、何度も何度も教えて貰い、会得しました。
加賀棒茶は江戸時代の加賀前田藩の製茶奨励から生まれたほうじ茶で、茶葉は使
用せず、茎のみを浅く炒って作られます。
早速、暖簾をくぐると、テーブルは３脚のみ。メニューを見回し棒茶（1,050円）を注文。
ここで、水代わりに持ってくるのは、水出しの加賀棒茶。これだけでも、きりっとした透
明感のある味。時間をかけて水出ししているので、いつまでも透明なトンネルが続いて
いきます。お菓子は４種類あるうちから、くりきんとんを注文。メニューを見たのですが、
達筆すぎて読めず、ひらがなのメニューを選びました。
品のあるお店の女性の方が、器とポットを持ってきました。棒茶は特に急須の中で蒸
らす時間は無かったように記憶してます。
しばらくしてお茶を茶碗に注いでいきます。ほうじ茶の炒ったスモーキーな香りが、ふ
わ～っと立ちあがってきます。秋を感じさせる香りが脳を蕩かしていきます。香りを充分
に吸い込んだ後にお茶を頂きますと、なぜだか、ほっと心を落ち着かせ、少し熱めのお
茶が喉をすり抜けるが否や、バイクで４時間、風に当たりっぱなしのせいで、かちんこち
んになった体をじわじわじわっと、ときほぐしてくれます。格子の外は、夕暮れの茶屋街
の町並み。視覚からの情報も、ゆるゆると、私の脳を溶かしていきます。
その後サービスということで、玄米茶と砂時計を持ってきて下さいました。玄米茶は急
須の中で約１分蒸らす必要があるから、とのことでした。玄米茶の香りはほうじ茶よりも
強く晩秋を感じさせてくれます。器はもちろん九谷焼。
最後にお店の方が、かわいらしい人形を持ってこられました。そして、言うには、お会
計の際には、こちらをお持ち下さい、とのことでした。思わず、笑ってしまいました。
今日も４時間かけて来た甲斐がありました。これで、心惜きなく大阪に戻ることができ
ます。
美味しかったです。
ごちそうさまでした。
■■■ひがし茶屋街（ちゃやがい）■■■
１８２０年に当時の前田藩主の許可を得て、金沢に点在していたお茶屋さんを集めて
出来た公認の遊里。今も当時の町並みが残っており、２００１年に重要伝統的建造物群
保存地区に指定された。