みらく(mirac)さんが投稿したKOBAYASHI（東京/六本木）の口コミ詳細

20250717 【六本木】　KOBAYASHI

みらくの一人飲みしり～ず2025　Vol45

※20250720　修正
コース名と価格に誤りがありましたので訂正します。
「KOBAYASHIスペシャリテコース〈個室〉36,300円(税込)」
になります

今日は六本木～～～

すぐ近くの麻布台ヒルズにあるお店さんは
去年11月に行ったけど・・・

六本木なんていつ以来だろ。。。
あんまり来る機会がないんですよね～

というわけで、今日は六本木交差点から徒歩8分くらいかな～
「KOBAYASHI」さんにお邪魔してきました。

■【訪店時の注意】
　こちらの店舗さん、ドレスコードがあります
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スマートカジュアルを推奨しております。
軽装(Tシャツ、短パン、サンダル等)でのご入店、
香水などを付けられてのご来店はご遠慮頂いております。
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ということで、このクソ暑い時期は大抵、ハーパンにTシャツなんだけど、
今日は、ボトムは黒のパンツに、ダークブルーのスニーカー
ワイシャツなんて、前職のIT業界時代以来だわさ・・（笑）

さてさて・・

このお店の料理長である小林氏。。
中国料理の名店「桃の木」の元シェフで、16年連続でミシュラン
を取り続けたとの事。

2024年6月6日にこの地で、「KOBAYASHI」をオープン
まだ1年位の新店！

場所は、六本木交差点から外苑東通りを、飯倉片町交差点方向に。
駅だと、都営大江戸線・東京メトロ日比谷線の
六本木駅から徒歩で8分くらい
東京メトロ南北線の六本木一丁目から5分くらい

今日は、京急～都営浅草線～都営大江戸線で行ったので、
大門乗り換えの六本木駅からのアクセス

六本木の賑やかなエリアを抜け、
三井ガーデンホテル六本木プレミアの路地を入った少し先、
閑静な住宅街の中にある高級マンションの地下。

18時予約で17時45分にお店の前に着くと、
女性スタッフさんが、入口のところでお出迎え。
予約名を告げると、そのまま店内へと案内して頂けます。

店内に入ると・・・・黒を基調としたシックな廊下。

今回の席は、2名個室
廊下とは真逆の、白を基調とした明るい個室。
まるで高級ホテルにある、レストランの様・・

唯唯、唖然とするだけ(笑)

さて、今回の内容は、
「KOBAYASHIスペシャリテコース〈個室〉36,300円（税込）」

ドリンクは、サッポロ黒ラベルで。

●先付け
　男性スタッフさんが、黒ラベルと一緒に持ってきてれたのが、
　五香粉で風味付されたミックスナッツ
　お料理が来るまでの間、こちらをお楽しみください
　ビールにもよく合いますよ～と。
　
　コーティングされた糖の甘さの中に、ふわっと香るスパイシーな香り
　いや、ミックスナッツでこの美味しさ？？
　
⚫前菜の盛り合わせ
　前菜はいきなりど〜んと5品（笑）
　料理とともに、使われているご立派な赤甘鯛もお披露目
　
　さてどっから行ったら良いのか・・

・赤甘鯛のお刺身
　味の濃い油淋とよだれ鶏から行っちゃうと、
　味が解んなくなっちゃうから、まずはお刺身から。
　掛かってるソースはなんだろ。。
　お醤油ベースなんだけどタダのソースではない
　まずは一切れ。。
　おお！これは！
　歯ごたえしっかりあって、ソースの味が絶妙！
　さらに、キャビアを乗せて頂くと・・・
　薄くスライスされた、大根かな？ときゅうりと一緒に、
　キャビアをタァ～～っぷり乗っけて頂くと。。
　はい、味は想像してください（笑）

・よだれ鶏の瞬間燻製
　蓋を開けると、瞬間燻製の白い煙が。
　おおぉ～～いい香りじゃぁ～
　上に乗ってるのはパクチー
　苦手な方は、コース開始前に伝えると、抜いてくれるそうです。
　まずはソースから。
　味付けはちょっと濃い目なんだけど、後を引く美味しさ♪
　パクチーの独特の香りが、更に旨味を増してきますね～
　鶏肉は、柔らかいけど弾力があり、パクチーの効いたソースが
　私にはどストライク！
　落花生の食感も相まって、これはもうすごい！！としか言いようなし！
　
　結構濃い味付けなんだけど、後を引いて結局ソース完飲しちゃった
　それくらい美味しいソースです！
　
　いや、これ、バゲットあったら一滴残らずさらいたい！
　
・きゅうり、ネギ、ザーサイの和物
　ほんの少し感じる塩味。
　千切りされたきゅうりとネギとザーサイの3つの食感
　口直しには最高っす！
　
・赤甘鯛の油林ソース
　油淋ソースに入ってるつぶつぶは、1ミリくらいに手作業で刻んだ
　ネギだそうです。
　この油淋ソースがめっちゃ美味いのなんの！
　さてさて、赤甘鯛さん♪
　上に乗ってるの、なにかな？？と思ったら多分、
　カリッカリに揚げられた鱗と皮だとおもう
　甘鯛の表面はカリッと、中はふわっと
　油淋ソースを絡めると、そりゃぁもう。。
　
　これも結局、ソースの美味しさとネギの食感が楽しくて、完飲♪
　いや、これ、バゲットあったら一滴残らずさらいたい！

・アメーラトマト
　酸味あるのかな？？と思っていたら、意表を突く甘さ！
　
いやいや、、、前菜ですよまだ前菜！！
この先がすっごく楽しみになってきた！！

⚫茄子の唐揚げ 山椒唐辛子風味
　いやいや・・・
　
　想像してたんとちゃう～～
　想像してたんとちゃう～～
　
　たっぷりの赤唐辛子の中に、茄子の唐揚げ。
　
　唐辛子は風味付けだけに使ってるので、
　茄子だけお召し上がりくださいとの事。

　写真だと、唐辛子はそんなに多くはないと感じるかと思いますが、
　このお皿、真ん中が凹んですり鉢状になってるんですよ
　なので、結構な量が乗っています

　さて、茄子の唐揚げはというと・・・
　表面カリッと、中は茄子のふわっとした食感がしっかり残っている！
　ほんのり感じる塩味が、めっちゃいい！
　付いてきた山椒タレを付けてもいいし、更にお塩をふってもいいし
　いやいや、タダの茄子の唐揚げと思うなかれ・・
　これ、食べたらほんと驚きますよ！
　
　ちなみに、赤唐辛子の他に、輪切りされた生唐辛子も入っていて、
　生唐辛子はピリッとした辛さが美味しかったですね
　赤唐辛子は、端っこだけかじってみましたが、風味がすごかった
　
　ちなみにこの赤唐辛子、当然お料理毎に新しいのに交換とのこと。
　
　記念に持って帰る人もいるとのことで、形の良いのを5つほど選んで、
　別にしておいたら、お皿下げるときに女性のスタッフさんがきて、
　少し足して包んでお持ちしますね～♪
　
　いやいや、サービスクオリティ、高すぎでしょ！

⚫パパイヤの蒸しスープ
　果肉たっぷりのパパイヤ、中心の種の部分をくり抜いて
　アワビと衣笠茸の入った熱々のスープが張られています
　パパイヤは、ハワイから直接取り寄せだそうです。
　
　まずは熱々のスープから・・
　かなり熱いので、一口目は特に注意！
　
　出汁の効いたあっさりスープで、これまたうまし！
　クニュっとしたアワビの食感に、衣笠茸のシャキッとした食感が
　これまた楽し♪
　
　パパイヤの果肉を崩して、スープと一緒にいただくと・・・
　甘い果肉と塩味のスープって、普通合うのかな？？って思うけど、
　果肉の甘さとスープの塩味が、嘘のようにこれがまた合うんだわ！
　
　もう言葉が出ず、はぁ～～ほぉ～～だけ（笑）
　
　いただいていると、入っている衣笠茸と次に出るフカヒレの
　立派な乾物を見せて頂けました
　
⚫フカヒレの姿煮
　土鍋いっぱいに、でっかいフカヒレ！
　ヨシキリザメのフカヒレだそうですこれ。
　フカヒレのスープは、濃厚でとろみがあって、でもスッキリ♪
　フカヒレは、箸がすっっと通るくらい柔らかい。
　フカヒレのシャキッとした食感とぷるぷるした食感が、
　ほんとたまりません・・
　
　ホタテの風味が僅かに感じるけど出汁で入ってるのかな？？
　男性スタッフさんに聞いてみたところ、ベースは豚と鶏の
　青湯スープだそうで、オイスターソースで軽く味付けしているとの事。
　その他にも旨味でいろいろな具材を使っているらしい・・
　
　おこげを放り込み、崩してフカヒレと一緒に頂くと。。。
　その美味しさにもう悶絶・・

⚫高森和牛と太陽のタマゴ
　高森和牛は希少で、年間100頭しか出荷してない牛だそうで、
　獺祭の酒粕を飼料にして育ったらしい。
　マンゴーは有名な宮崎産マンゴー

　まずはソースから・・・こりゃ驚いた！！
　濃厚ながらも繊細な味で、ソースがうまっ！
　ソースで悶絶していると、男性スタッフさん、即座にソース用の
　スプーン持ってきてくれた（笑）
　
　まずはお肉から・・部位はどこだっかな・・
　確かミスジと言ってた記憶が。。
　お肉の柔らかいけど弾力あって、噛めば噛むほど旨味が出てきて。。
　あまりの美味しさに、記憶飛びました（笑）
　
　付け合せのアスパラとレンコンも、シャキシャキして食感良き良き！
　
　ソースまでほとんど完食！
　いや、これ、バゲットあったら一滴残らずさらいたい！

⚫干し貝柱の炒飯
　帆立の貝柱を手作業で一つ一つ裂いて、その他の具材はネギと卵だけ。
　お米は、ジャスミンライス
　
　驚いたのが、ホタテ貝柱の量！
　何処をいただいても、口いっぱいに広がるホタテの香りと旨味！
　細かく刻まれたネギのシャキシャキして食感に、程よい塩味！
　ジャスミンライスのパラパラ感がたまらなく・・これまた悶絶（笑）
　
　この炒飯食べたら、もう他の炒飯は食べられなくなっちゃいます
　
⚫正式杏仁豆腐
　一般の杏仁豆腐は、ココナッツを使うらしいんだけど、
　この杏仁豆腐は杏の核の部分をすりつぶして使ってるとのこと
　
　杏仁ソースは、ほんのりした甘さが良き良き♪
　杏仁豆腐をいただくと・・
　めっちゃ濃厚なんだけど、他の杏仁豆腐とはちがった・・
　もうだめ・・・そこらの杏仁食べられない・・・（笑）
　
●生月餅　阿里山紅茶
　最後に、茶菓子の登場
　あれ？コースメニューに無かったけど・・（笑）
　
　お茶は、台湾の阿里山紅茶との事・・・
　一口目・・・おっ？？おっ？？おっ？？
　紅茶の先入観でいただいてみて、これまたびっくり！
　烏龍茶と紅茶の、丁度ど真ん中！！

　二口目・・じっくりと口の中で確認すると
　烏龍茶の苦みと香りの中に、紅茶の苦みと香りがかくれんぼしとるがな！
　
　次に生月餅
　表面モチっ！
　中は程よい甘さの黄色の餡が、ぎっしり
　噛むと、シャキシャキした食感が。。
　これなんだろ？？って聞いたら、ココナッツを細かく刻んだものらしい
　
　これは、過去初で過去最高！
　お土産で持って帰りたい！！
　
【まとめ】
　賑やかな六本木交差点から少し離れた、閑静な住宅街にある
　マンションの地下階
　入口はシンプルに小さく書かれた「KOBAYASHI」のロゴの看板だけ。
　
　お店に到着すると、お出迎えしてくれるスタッフさん。
　中に入ると、シックな内装で別世界な空間が・・
　
　担当してくださった、男性スタッフさんと女性スタッフさんの
　心のこもったおもてなし・・
　
　両スタッフさんのお料理や素材の知識の豊富さが別格！
　
　あまりの美味しさに、じっくりいただいていたので、
　ペースも遅くなりがちだったのですが、
　ちょうど一品頂き終わったタイミングで出てくる、
　お料理の絶妙な提供タイミングに感動すら・・
　
　女性スタッフさんに、「ソースがめっちゃ美味いのなんの！」
　といったら、やはり小林シェフのソースは大好きだそうで（笑）
　
　素材やソースの美味しさ、盛付けの見事さのどれをとっても、
　さすが16年連続でミシュラン獲得は納得。
　あまりの美味しさに、もう何回唸って、何回悶絶したことか・・（笑）
　
　特別な日ぜひ事前予約をして、に一度は訪れていただきたい、お店さんであります
　あ、早く予約しないとあっという間に埋まっちゃいますよ！
　食べログの予約状況確認したら、9月までほぼ埋まってますから！（笑）
　
　ごちさんでした！
　
【あとあがき】

・其の一
　お店を出るときに、担当してくださいった女性スタッフさん、
　道路までお見送りして頂き、お名刺を頂戴したのですが・・・
　あれ？ほえぇ～～・・支配人さんだった！（笑）
　
　あまりの美味しさに、後ろ髪引かれる思いで、お店をチラチラ
　なんと角を曲がっても尚、ずっと外でお見送り・・
　最後の最後まで、ほんと素晴らしいお店さんでありました
　
・其の二
　このレビューを書いている時、まぁ写真を見ながら書くわけですが・・
　脳がというより、舌が味を記憶しているようで。。
　唾液腺がもう全開で、イタタタた・・・（笑）
　
・其の三
　お店から六本木の駅まで、久々に来た六本木を、
　お上りさん状態でキョロキョロ
　ふと見たら・・あの有名なハードロックカフェ東京が！
　ここにあったんや～～
　いつかは行ってみたいなぁ・・
　
　おしまい