1回
2011/08 訪問
ネタは近海産・天然もののみという拘り☆私が札幌に来る理由がここにはあります♪
カウンター席
函館の真イカ
島海老の燻製
秋刀魚の刺身
鵡川の雄ししゃも
雲丹の昆布〆
鱒のすけ 大助
ほっき貝 炙り
トロ
赤身
鯵
南蛮海老の昆布〆
馬糞雲丹と紫雲丹の食べ比べ
柚子と塩でいただく自家製のあん肝
美しい白木のカウンター
拘りの品々が並べられたネターケース
気品漂う雰囲気
生ビール
煮蛸
厚岸産の「カキえもん」
ツブ貝
キンキ
ガリ
国稀 雪さび
締め鯖
炙り白子
中とろ
茶碗蒸し
このこ(ナマコの卵巣)がたっぷり
鮟肝
毛蟹
寒鰤
平目の昆布締め
帆立貝柱
鯵
北寄貝の炙り
ボタン海老
赤身
馬糞雲丹
大助
とろたく巻き
鱈のすり身の炙り
カラスミ
いくら醤油漬け
さより
蝦夷鮑
たくあん
2011/11/09 更新
<2011/8 再訪>
美味しいお鮨が食べたくて、札幌にちょこちょこ遊びに来るようになってから早3~4年
その間に札幌市内で評判の良い鮨屋に何軒か足を運びましたが、「ここだッ」と思えるだけの魅力を持ったお鮨屋さんには巡り合えていませんでした
そんな中、昨年の<さっぽろ雪まつり >の時期に初めてお邪魔し、「ようやく見つけた」と思ったのが、こちらの『薄野 鮨金』
当初、今回の旅行では初日のみ訪問する予定でいましたが、前日の美味しいお寿司が忘れられず、なんと二日連続で伺ってしまいました♪
この日いただいたのは、
●毛蟹
●函館の真イカ
●島海老の燻製
●秋刀魚の刺身
●鵡川の雄ししゃも
●雲丹の昆布〆
●鱒のすけ 大助
●ボタン海老
●ほっき貝 炙り
●中トロ
●平目のえんがわ
●南蛮海老の昆布〆 etc
他ではなかなか味わえない、ひと手間もふた手間も加えた絶品のおつまみと、江戸前の仕事がきっちり施された完成度の高い握り
そして、忘れてはいけないのが、素晴らしく高いコストパフォーマンス!!
これだけ揃った名店を見つけてしまったら、札幌ではもう他のお鮨屋さんには行けません♪
私が札幌に来る理由
それは、「ここのお鮨が食べたいから」といっても、過言ではないと思います
料理の詳細等は、こちらでどうぞ http://ameblo.jp/chikori-nu/entry-11002944117.html
<2010/2 初訪問>
お店は、すすきの交差点から徒歩1分という、アクセス抜群の立地にあります
月寒通り沿いにも入口があるそうですが、今回は月寒通りから一歩路地を入ったところにある表玄関からお邪魔しました
店内はカウンター席が10席、テーブル席が10席、5名まで対応可能な小上がりの座敷席がひとつ
美しい白木のカウンターに、拘りの品々が並べられたネターケース、椅子には白いカバーまでかけられ、私のようなお子様がお邪魔しても良かったのかと若干戸惑いを感じてしまったほど気品漂う雰囲気
まるで、東京の高級鮨屋に訪問したかのような、キュっと身が引き締まる思いがしました
おきまり握り等もあるようでしたが、カンター席の醍醐味を味わうべく全てお任せでお願いしました
●生ビール
まずはお決まりの生ビールで乾杯
以前はスーパードライの生ビールを出していたそうなのですが、ご主人がプレミアムモルツの美味しさに惹かれ変更されたそうです
●煮蛸
真蛸を鰹出汁で煮た上品な煮蛸は、蛸特有の噛み応えを残しつつも、すんなり噛み切れる柔らかさ
●生牡蠣
厚岸産の「カキえもん」
牡蠣の上に乗っているピンク色の食材は、エシャロットの甘酢漬けです
小ぶりながらも、牡蠣本来の甘みとふくよかな味わいを堪能できる、とても美味しい牡蠣でした
●ツブ貝
肉厚なツブ貝は、ほのかな甘みを楽しめるよう、シンプルにスダチor塩でいただきます
コリコリっとした食感が最高です
●キンキ
脂の乗りと甘みが他の白身魚とは雲泥の差の網走産の釣りキンキ
私の大好きな魚のひとつです
●ガリ
短冊のようにスライスされた新生姜のガリ
●国稀 雪さび
ビールを2杯飲んだ後は、ご主人お勧めの冷酒にチェンジ
この「雪さび」は、季節限定の地酒で、キリっとした飲み口としっかりと深みのある辛口が楽しめる、とても飲みやすいお酒で、お鮨との相性も抜群
セーブしなければと思いつつも、結局何度もお替りをしてしまい、最終的には飲みすぎて記憶を無くすハメに。。。
●締め鯖
絶妙な締め具合の鯖に、たくあんと胡麻を振りかけた、ご主人オリジナルの一品
たくあんのほのかな甘みと胡麻の香ばしい香りが鯖とよく合います
●炙り白子
表面を香ばしく炙った濃厚でクリーミィーな白子は、お好みで黒七味をつけて
白子と黒七味の組み合わせは初めてでしたが、とても美味しかったです
●中とろ
見るからに艶やかで美味しそうな中トロは、函館・戸井産
舌の上ですっととろける上質な脂と、舌に残るしっかりとした旨みの余韻
今まで食べてきた中トロの中でも最上級の美味しさを誇る、大変素晴らしいお味でした
●茶碗蒸し
このこ(ナマコの卵巣)の茶碗蒸し
出し汁たっぷりのなめらかな玉子に、「このこ」の食感と塩気がアクセントになり、シンプルながらも味わい深い美味しい茶碗蒸しでした
●鮟肝
自家製のあん肝に奈良漬けをのせるという、凡人の私には想像もつかない斬新なアイデアに驚きながらも一口食べてみると、これが美味しくてビックリ
濃厚なあん肝と、適度な甘みと酒粕の風味が芳しい奈良漬けが、口の中で見事なハーモニーを奏でます
●毛蟹
虎杖浜・噴火湾産の毛蟹
予め、ほぐした蟹身と味噌を絡めたものが供されるため、手を煩わすことなく美味しい毛蟹を堪能
●寒鰤
脂ののった天然の寒鰤を霜降りにすることで、余分な脂分を落とし、旨みだけを閉じ込めます
鰤は苦手な魚のため今までは食べるのを避けてきたのですが、これからは鰤を好んで食べたいと思ったほど、この寒鰤の冷しゃぶ風はメチャクチャ美味しかったです
●平目の昆布締め
昆布の優しい旨みを纏った平目と、やや甘みのある舎利がベストマッチ
●帆立貝柱
オホーツク産の帆立
厚みもさることながら、繊維のザクザクした心地よい食感と強い甘みを味わえます
●鯵
鮮度の良さが光る鯵の握り
●北寄貝の炙り
北寄貝の炙りは、カボス&塩で
炙ることで柔らかさと甘みが増した北寄貝を塩で食すことにより、甘みがより一層高まります
個人的に、北寄貝は生で食すよりも軽く火を入れて食すほうが断然好みです
●ボタン海老
大きさはそれほどではありませんが、濃厚な味噌と弾けるようなプリっぷりの身は美味
●赤身
鮪の美味しさを再認識させられる赤身
鮪には特に強い拘りを持っていらっしゃるだけあり、口に入れたときに迸る旨みが違います
北海道で美味しい鮪に出会ってから、いつのまにか赤身も食べられるようになりました
●馬糞雲丹
ねっとりと濃密な甘みを持つ馬糞雲丹が、口の中で舎利の一粒ひとつぶと絡み合い、そして解ける快感
「絶品」の一言に尽きます
●大助
鮭児ほどではありませんが、希少価値の高い大助
脂ののりも味の濃さも申し分なく、とても美味しかったです
●とろたく巻き
トロとたくあんを贅沢に巻いた細巻き
トロの上質な甘みとなめらかな口どけ、たくあんのポリポリとした食感と塩分、磯の香り高い海苔がそれぞれの特性を互いに活かしつつ三位一体となり、口の中に旨味の層が広がります
あくまで私の勝手な想像ですが、箸置き、ガリ、そしてこの「とろたく」を見ると、もしかしてこちらのご主人は「すし善」で修行された経験があるのかも
●鱈のすり身の炙り
鱈の白身と白子のすり身にし軽く炙った一品は、ふわっ軽い口当たりと繊細な味わいで、蒲鉾とは一味違った美味しさがありました
●カラスミ
程よい塩加減と香ばしさが相まって、恐ろしいぐらいお酒が進んでしまうカラスミ
●いくら醤油漬け
大好きないくらの醤油漬けは、とても上品な味わい
●さより
●蝦夷鮑
●たくあん
握りをいただく頃にはいい感じに酔いが回ってきていたため、いまいち記憶は曖昧ですが、どの握りもネタと舎利のバランスが良く、とても美味しかったことだけは間違いありません
初め、こちらのご主人は仕事を黙々とこなす職人気質の無口で笑顔の少ない方だと思ったのですが、時間が経つにつれ段々と会話(最近のマグロ事情やご主人お勧めの店など)が弾み、とても楽しくお鮨を食べることが出来ました
私が思うに、たぶんご主人は人見知りなだけだと思います
なので、最初はあまり良い印象を受けないかもしれませんが、決して話さない方でも無愛想な方でもありませんので、こちらから気軽に声をかけてみるといいかもしれません
頻繁に北海道へ遊びに来るようになって早三年
どうしても札幌ではお気に入りのお鮨屋さんが見つからず、いろいろな鮨屋を転々と食べ歩いてきましたが、ようやく札幌に来た際には必ず訪問したいと思えるお店に巡り会うことが出来ました
高級感漂う雰囲気の中でいただく独創的なつまみ、北海道産に拘ったネタに江戸前の仕事を施した握り、それらと相反する良心的なお値段と、本当に最高のお店だと思います
こちらもどうぞ http://ameblo.jp/chikori-nu/entry-10542982404.html