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1位
1回
2014/07訪問 2014/11/03
はじめまして。焼肉妹と申します。
姉がいつもお世話になっております。
今回初めてレビューなるものを書かせていただくことになりました。
そもそもは焼肉好きの姉妹だったので「焼肉姉妹」という名前をつけたはずなのに、
気がついたら姉はカキゴーラーになっていました。
最初は1日1杯だったのが2杯になり、ついには4杯5杯に。
絶対にお腹を壊しているはずなのですが、姉はそこを言いたがりません。
そして「かき氷屋ってカップルだらけだし!リア充爆発しろ~!」といつも
呪っている姉が不憫でなりません。
前置きが長くなりましたが。
ある日、姉から「かき氷食べに行こうよ!」と誘いが来ました。
たまにはいいか、と承諾しましたがあいにくの雨。
いつも姉と旅行にご一緒してくださってるレビュアー様、この場でお詫び申し上げます。
姉も私も雨女です。
旅行のたびに雨を降らせてしまい申し訳ありません。
そんな雨天の中、向かったのは『埜庵』。
昨年、姉と娘たちと4人で伺ったかき氷屋です。
・関西ミックスジュース氷(970円)にヨーグルト練乳
・抹茶みるく金時(970円)に白玉(100円)
綺麗な形のかき氷ですね。
「ミックスジュース氷」は懐かしいミックスジュース味。
パイン、パッションフルーツ、マンゴーなどを使った酸味が立ったシロップです。
ヨーグルト練乳が加わると味に深みが出ますが、後半やや飽きてきます。
「抹茶みるく金時」は想像を超える美味しさでした。
練乳はすっきりとした甘さですが、これが全体にとてもいい力を及ぼしているように思います。
濃厚な抹茶シロップともよく合います。
姉妹2人きりでかき氷を食べるのはこの時が初めてだったと思います。
姉がすごく嬉しそうに「おいしい、おいしい」と言っているのを見ていると、
こちらも何だか嬉しい気持ちになったのでした。
姉は本当に食べ物を美味しそうに、幸せそうに食べます。
それは姉の唯一の特技だと思うのです。
そして涙もろい姉が、「2人でかき氷、うれしいね」と言いながらちょっと目をうるませていたのは
ここだけの秘密です。
今年、姉は日本全国を飛び回ってかき氷を食べ歩いたようです。
そんなことばかりやっていたので、今年の夏も姉に彼氏はできませんでした。
でもなぜか、とても姉が幸せそうなのが不思議です。
今日も姉はかき氷屋を訪れ、カップルを見かけては「リア充爆発しろ!」と呪いをかけて
いることでしょう。
私はそんな姉が大好きです。
これからも姉の奇行を遠くから見守りたいと思います。
(終)
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かき氷シリーズの〆は、今年も埜庵さん。
来年の春にまた移転するかも、という話も耳にしますが、どんなに遠くても
きっと通います。
そのくらい、ここは特別なお店。
今回、レビューするにあたって快く協力してくれた焼肉妹に心からの感謝を。
今度焼き肉食べに行こうね。(笑)
2014年、カキゴーラー肉子の旅、これにて完結♪*・゜゚・*:.。..。.:*
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◆◆きょねん(2013年)のえにっき
http://tabelog.com/rvwr/000100223/rvwdtl/4534155/
◆◆おととし(2012年)のえにっき
http://tabelog.com/rvwr/000100223/diarydtl/104829/
2位
1回
2015/08訪問 2015/10/30
1年ぶりに再訪。
この時季、すぐに入れるかと思ったら何と整理券式。
この日は涼しかったため戻り客が少なく、何とか入店することができました。
いただいたのは「河内晩柑」(900円)。
あぁ、やっぱりこちらはこの蜜だなぁ。
官能的な甘みの奥にほんのり苦みが滲む。
前よりもちょっと甘いかしら?
でもときめくような瑞々しさは変わらない。
近々食べログNo.1美女が訪れるということなので再訪レビューを書いてみました。(笑)
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■■2014年10月レビュー
こちらのお店に通うようになって、3年が経ちました。
あまりに人気が出すぎて、行列がすごすぎて、わたしが夕やけだんだんを下りる回数も随分減ってしまったけれど。
夕焼けが美しい時。
雨上がりの空気が綺麗な時。
ちょっとほっとしたい時。
そんな時に訪れるのは、やっぱりこちらのお店なのです。
だんなさん以外の方が削ることも多くなって、削りが粗い時もあるのだけれど。
それも人気店ゆえ仕方のないことなのかも知れませんね。
11月1日、冬の部スタート。
また通います♪
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■■2013年11月レビュー
今日も、やっぱり夕やけだんだん。
冬の冷たい空気、早春のほんのりあたたかな風。
ほっぺたを上気させてお店に飛び込むと、「いらっしゃい!まいど!」っていうだんなさんの元気な声。
冬から初夏にかけて、何度もこちらを訪れました。
・きゃらりんちーず(800円)
・夏みかん(800円)
・ハニーりんご(800円)
・闇氷(900円)
・うぐいす桜(800円)
・濃厚パンプキンクリームキャラメル(900円)
・甘酒あずき(800円)
・黒豆しょうが(900円)
・ラズベリーチョコレート(800円)
・ロイヤルミルクティキャラメル(800円)
・なつかしキャラメル(600円)
・黒糖きな粉みるく金時豆(800円)
・生みかん(800円)
・手作りかぼちゃのポタージュ(500円)
いちばんときめいたのは、何と言っても「うぐいす桜」。
桜蜜の上にうぐいすパウダー、さらに桜の塩漬け。
氷の中にはうごいす餡。
桜の香りたっぷりの蜜は甘さ控えめで。
ほんのり塩味のうぐいすパウダーとの相性は抜群。
中のうぐいす餡もとても滑らかで甘さも程よく、豆の香り豊か。
あぁもう春なんだなあって、気持ちがほっこりとして。
かき氷は夏だけじゃなく、春も、秋も、冬も、それぞれの季節を感じさせることのできる
食べものなんだってことを、ここに来る度に感じるのでした。
11月3日から、冬の部の営業開始。
そろそろ行かなくちゃ。
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■■2012年10月レビュー
夕暮れ時の空気で胸をいっぱいにしながら。
たんたんたん、とゆるやかな階段を下ってゆく。
暖簾をくぐると、たくさんのお客さん、氷もとけてしまいそうな熱気。
そして、だんなさんの「まいど!」っていう元気な声。
「いらっしゃい!」から「まいど!」になったのは3回目くらいから。
顔を覚えてもらえたんだ、って分かって嬉しくなる。
『ひみつ堂』。
2011年5月、谷中にオープンした天然氷のかき氷専門店です。
お店は日暮里駅から歩いて7~8分くらい。
西口(北口)を出て谷中銀座の方へ向かい、夕やけだんだんを下ると左手にお店が見えます。
どうして「ひみつ」なの?
それは、自家製の「氷蜜」を「132」種類作り上げることを目指すという意味合いなのだそう。
ご主人は、歌舞伎役者・市川猿之助氏のもとでの修業経験もあるという森西さん。
お店の方からは「だんなさん」と呼ばれています。
店内に響く、手回しのかき氷機の小気味いいおと。
シャクシャクシャクシャク。。。
1杯1杯、手回し機で作り上げられるかき氷。
そこに向き合うだんなさんの真剣な表情、目力がとても素敵なんです^^*
昨年はそのあまりの人気ぶりに気圧されて、「かき氷に行列するなんて信じらんなーい」と訪問を先送り。
でも気がつけば、この夏、いちばん通ったかき氷屋さんが、ここ。
そして、カキゴーラーの旅、今年最初の1杯はひみつ堂からスタートしたのでした。
これまでにいただいた氷たち。
・ひみつのいちごみるく(700円)
・生メロン(800円)
・河内晩柑(800円)
・ブルーベリーヨーグルト(800円)
・生メロンみるく(800円)
・ひみつの桃(900円)
・沖縄完熟マンゴーみるく(900円)
・生メロンヨーグルト(800円)
氷はふわふわふわーり、すうっと口の中でとけゆく軽さ。
だけれど、舌に仄かにさくさく感が残る、絶妙な柔らかさ。
そして、とにかく蜜がすごいんです。(笑)
すごく濃厚で、果実の力をおもいっきりきゅううぅーって引っ張り出したような蜜。
この蜜と氷が絡まり合って、もうもうもう。
それは至福の味:..*.゚:..
特に印象に残っているのは、河内晩柑。
この蜜の美味しさは感動的でした。
皮も果実も全部蜜にしてあるんだけど、皮のほろ苦さが柔らかく主張していて、
果実の味わいも豊かすぎるほど豊かで。
甘みとか酸味とか苦みとかいう言葉では語り尽くせない、「これがかわちばんかん!」と言いたくなる味。
(伝わるかしら?)
他にも魅力的な果物蜜が揃っているけれど、初めてこちらを訪れる方にはやっぱり
ひみつのいちごみるくがオススメ。
絶妙な加減に火入れされた、果実感も甘みも酸味も内包した極上の蜜が楽しめます。
出逢う度に、いつも「きゅん♥」って胸がおとを立てるかき氷。
ひと夏の秘蜜の恋。
今日も私は恋をする。
夕やけだんだんを下って、恋をする。
3位
1回
2013/03訪問 2013/11/24
3月の平日、2人で再訪。
この時期は空いていますね、やっぱり。(笑)
・生いちご(680円)
・生キウイ(680円)
・きゃらめる(630円)
この日はご主人が作ってくださったようで、あの美しい薄削りのリボンのような氷が拝めました!
きれーい♪
生いちご、色は薄めですが、しっかり果実感があります。
生キウイはゴールデンを使ってるのかな、とてもさっぱりと爽やか。
きゃらめるも甘みと苦みのバランスが素晴らしすぎて美味しすぎて。
蜜の甘みや果実感が強すぎないけどちゃんとあって、この美しい氷を柔らかく包んでいます。
口どけも素晴らしくて、もう。
遠くてなかなか伺えませんが、来る度にこちらの氷の素晴らしさを再確認するのでした。
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■2012年9月レビュー
柏にあるかき氷専門店、『三日月氷菓店』。
最初に訪れたのは、昨年の8月。
それは天然氷との初めての出逢いでもあった。
蜜のバリエーションは8種類程度でそれほど多くはない。
しかもシンプルでとても控えめな蜜。
それは恐らく氷の味わいを最大限に引き出すための仕掛けなのだろうと思われる。
昨年、ドキドキしながらいただいたのは「生ぶどう」(680円)。
こちらの氷の素晴らしさは、その削り方にあると思う。
やわらかいまあるい形。
流れるリボンのように美しい軌跡を描く氷。
あまりにそれが綺麗で見とれてしまう。
ふわっ。
ふうわり。:..*.゚:..
美しく削られた氷は柔らかくふわふわととけて消えてゆく。
何て軽やかで、何てやわらかい味わいなんだろう。
ただただ、氷の素晴らしさに圧倒されるのみ。
ぶどう蜜はとても濃厚で、生の果物独特の渋みと酸味があってこれがたまらなくいい。
この蜜がふうわりとしたこの氷を包みとけてゆく。
氷がとけて固まらないように、いちばん底にはバニラアイスが入っていて。
この工夫もとても素敵。
氷を最高の状態で提供しようとするお店の方の心配りが感じられる。
また次の夏に逢いに来ることを決意しながら、お店を後にした昨年の夏。
そして、今夏、待望の再会。
7月に訪れた時は、昨年出逢った氷とは削り方も、味わいもベツモノのようで軽く失望してしまったのだけれど。
9月に訪れ、ふたたび素晴らしい氷と出逢って、確信した。
氷は生きものなのだということ。
温度や扱い方によってさまざまにその味わいを変えてしまうものなのだということ。
このお店に出逢わなかったら、恐らく私はそのことに気付かないままだっただろう。
ある時、ご主人がおっしゃっておられた、店名の由来。
三ツ星氷室から氷を仕入れているということと。
そして、満月のように完璧を目指して進化し続けたいということ。
その思いがこの美しいかき氷を作り出す。
私にとって、最高のかき氷屋。
それは、いつも満ちて欠けることのない満月のように。*・゜゚・*:
4位
1回
2014/10訪問 2015/05/08
どんどん美味しくなるお店ってあるんだなあと思う。
ご主人のセンス、あくなき探究心と絶え間ない努力。
それをこちらに来る度に感じます。
今年は果実系の蜜に感動しっぱなしでした。
1月にいただいた「紅まどんな」は愛媛だけで採れる柑橘。
濃厚な甘みとほのかな苦みのバランスが素晴らしかった♪
いちばん心を揺さぶられたのは、「関さんちの黄金桃」。
桃の官能的な甘みと香りがこれ以上はないほどに濃く濃く立ち表れて。
桃そのものをいただくよりも、強い桃の味わいを感じることができます。
氷はあくまで添え物。主役は蜜。
氷がこの蜜と絡み合うことで絶妙な温度感を醸し出す。
冷たい氷に冷やされる桃蜜。
ふわふわとくるまれる桃蜜。
こんなに美味しい桃のかき氷は初めてで、食べながら涙が出そうになってしまいました。
それくらいの感動の味。
関さんちシリーズ、もっと食べたかったなぁ。
素晴らしい素材を、素晴らしく美味しく出してくださるねいろ屋さん。
これからも通わせていただきます(^_^)
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■■2013年10月レビュー
冬も、春も、夏も。
気付いたらねいろ屋さんに行ってしまうという。
すっかりトリコです。(笑)
今年のバレンタインデーはチョコを渡す相手もおらず、ねいろ屋さんでおひとりさま。(苦笑)
その時ご主人から、こちらでバレンタイン氷を出さない理由を伺いました。
チョコレートというのは乳化剤や安定剤が必ず入っていて。
無添加を謳っているお店なのにそれは使えない、と。
クリスマス氷でチョコが入ったものを出したそうですが、その時はカカオマスを買ってチョコを手作りしたそう。
プロの料理人としての信念と、夢と、それを叶える技術。
こちらのお店に伺うたびに、それを感じるのでした。
冬は、わたしにとってラーメンもかき氷もハイシーズン。(笑)
これからが楽しみです。
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■■2012年10月レビュー
冬が近付き、かき氷をいただけるお店も数少なくなってきました。
そんな中、やっぱりこちらのかき氷が恋しくなって再訪。
新作の蜜がどんどん登場していて、毎回感動♪
今回いただいたのは「マロンミルク」(750円)。
ふわんふわんのやわらかな氷に、栗の香り豊かなペーストがよく絡んでいます。
ミルク感もたっぷり。
やっぱりここのミルク系の蜜は秀逸。
次は青軍団を狙います、とお店の方に宣言して帰りました。(笑)
オトメ的には、やっぱり氷→ラーメン→氷、にまたトライしてみたい。
この冬、あと何回行けるかな^^*
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この夏、数々のドラマを生んだお店、『ねいろ屋』。
ラーメン屋さんでありながら、日光の三ツ星氷室の天然氷を使ったかき氷の美味しさで大人気。
私の周りのレビュアーさん達もこぞって訪れ、日本一レビュアー率の高いラーメン屋として
名を馳せているとかいないとか。(笑)
この夏、これまでに3度訪問。
1度目は、オトメ的はじらいが働いて、「いちごミルク」(500円)のみ。
2度目は、はじらいながらも「ピスタチオミルク」(600円)→「濃厚とりそば」(750円)→「大人の国産れもん」(600円)。
ご主人によると、この「氷→ラーメン→氷」をやったのは私が初めてだったらしいのですが。
その後何人もこの組み合わせにトライされる方がいらしたとか。
氷もラーメンも美味しく楽しくいただくための最強の方法ですよ、ええ。
3度目は、レビュアーさんと3人で訪問。
がっつりフレンチをいただいた後だったにも関わらず、「キウイ(650円)」と「バターミルク(750円)」に舌鼓。
こちらのかき氷の蜜のバリエーションは本当に素晴らしい。
そしてどの蜜も極上の味わい。
ご主人のたゆまぬ努力と創造力にはいつも頭が下がります。
9月下旬。
この夏、やり残した宿題に取り組むために、4度目の訪問。
注文したのは、「巨峰のかき氷」(700円)と「しおらーめん」(750円)。
まずは巨峰のかき氷。
果実感たっぷりの蜜に感動。
巨峰の甘みがたーっぷり、濃厚な香りがふーんわり。
ふわふわとやわらかくて、食べるそばから沈んでゆくこの氷にベストマッチ。
次はしおらーめん。
澄んだスープは鶏の出汁のやわらかい香りと旨味が広がります。
麺は太めで少し縮れていますね。
これがただならぬもちもち感!
ふうわりと小麦の香りもします。
ラーメンの麺でこんなに美味しい麺は初めて。
トッピングはシナチク、チャーシュー、刻み葱と非常にシンプル。
麺とスープを味わうための最小限のトッピング。
うまし!
そして、一瞬迷ったがいきますよ。
「ピスタチオミルク」(750円)、追加注文!
ピスタチオミルク、盛りっぷりが良くなってる~。(笑)
濃厚なピスタチオのペースト、ほどよいミルク感と甘み、めっちゃ美味しい!
この夏、最後の「氷→ラーメン→氷」、コンプリート♪
達成感でいっぱい。
おなかいっぱい。(*´ω`*)
こんなことをやっているせいか、すっかりお店の方に顔を覚えられてしまいました。あはは。
9月末で氷を終えるお店が多い中、こちらは通年でかき氷を出すのが目標だそう。
もちろん応援しちゃいます。(笑)
この濃い夏を彩ってくれた素敵氷に心からの感謝を。
そして、むちゃくちゃやっても壊れなかったわがお腹にも、深い感謝を。(笑)
5位
1回
2013/03訪問 2013/10/30
今年は、1月、2月、3月に1度ずつ訪問。
すごくつらかった時期に、こちらのかき氷がわたしに元気と笑顔をくれました。
何度も通ううちに身につけた小技、それは「白玉マシマシ」。(笑)
「宇治金時白玉ミルク」(800円)に白玉倍量(+50円)。
ご馳走感もマシマシ、幸せもマシマシ。
ご主人が「こういうのをもらいました」と嬉しそうに食べログベストスイーツ2012の賞状を見せて下さって。
こちらまで嬉しくなってしまいました。
今日も最高に美味しかったです。
ごちそうさまでした^^
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【2012/10再訪】
かき氷が食べたいな♪
そう思った時にふっと浮かぶのはいつもこちらのお店。
その後何度も再訪しています。
10月末日、いただいたのはこちら。
・あずき白玉ミルク(700円)
・ナポリタン(420円)
初めてのあずき白玉ミルク。
いやー、これも美味しかった♪
たっぷりてんこもりの小豆はほくほくほっこりと絶妙な炊き具合、ふうわりとした香り。
柔らかい氷にはミルクがたっぷりと染ませてあって、底の方にはみぞれ蜜。
まるで氷のペーストのようにしっとりとした氷に驚かされます。
そして念願のナポリタン。(笑)
パルメザンチーズを掛けると濃厚さが増すけれど、私はそのままでいただく方が好きだなぁ。
具は玉葱などの野菜、大きめにカットされたハム。
麺は柔らかすぎず堅すぎず、昔懐かしい味わいのトマトソースがたっぷり絡んでとっても香りも風味もいい。
しみじみと、美味しいと思えるナポリタン。
いただきながら、ちょっと涙ぐんでしまいました。
私にとって大好きな、かけがえのないお店。
今日もごちそうさまでした。゚+..。*゚+
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【2012/9再訪】
急激に冷え込んできた9月下旬。
長袖の服を2枚も着込み、それでもカキゴーラーは旅に出るのです(´д`)
久しぶりの大泉学園。
目指すは『甘味処 華樓』。
この夏、あっという間に大人気になってしまったこちらのお店。
混み具合が心配でしたが、平日夜、お客は私だけ。
後からご主人のお友達らしい男性がやって来られました。
おかみさんが「最近はネットがすごいのよ。よく分からないんだけど、たべ・・・ろぐ?
あれ見て来る人がたくさんいるのよねぇ」とおっしゃるので、小心モノの私はドキドキですよ。
この日は「ソースやきそば」(420円)と「宇治金時白玉ミルク」(800円)をいただきました。
ソースやきそばはてっぺんにたっぷりの紅しょうが。
盛りは小ぶりだけれど、氷の前の一食としてはちょうどいい量。
具はキャベツとベーコンのみ。
たっぷりのソースが中細麺によく絡み、そこにキャベツのシャキシャキ感、ベーコンの旨みが加わります。
シンプルだけれど、深い味わいのあるやきそば。
子どもの頃食べた味を思い出します^^*
お次は宇治金時白玉ミルク。
氷が口の中でやわらかくとけてゆきます。
ミルクの濃い味わい、抹茶の仄かな風味、丸っこいもちもちの白玉。
そして、主役の金時豆。
ほくほくで、絶妙な歯ごたえがあって、甘みの中にほんのちょっと塩味を感じられるお豆。
あぁ、美味しいなぁ♥
他にお客さんがいなかったこともあり、ご主人とおかみさんもその辺に腰かけて、しばし4人でおしゃべり。
地方の色々なお祭りの話を伺いました。
なぜかここに来るといつもこんな感じになるのよねぇ。(笑)
ほっこり、ゆったりなひととき:..*.゚:..
来るたびに優しい気持ちになれる甘味処。
冷たい氷をいただいたのに、心はほんわかとあたたかい。
素敵な時間をいただきに、また来ます^^*
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【初訪レビュー:2012/5】
かき氷を食べ歩くようになって分かったこと。
かき氷屋の閉店時間は意外と早い。
つまり仕事のある日はなかなか伺うことが難しいわけで。
そんなある日、何と奇跡の定時退勤♪
さあ、ゆくわよ☆
目指すは西武池袋線・大泉学園駅。
南口を出て歩道橋を降り、交番とピッツェリアに挟まれた細い道を左手に歩いて行くとすぐに見えてくるのが『甘味処 華樓』(がろ)。
テーブル席16席のこじんまりした店内は清潔感のある和の趣。
客は誰もおらず、貸切状態。
あたたかいほうじ茶で臨戦態勢整う。
こちらは高齢のご夫婦でやっていらっしゃるお店。
おかみさんがおっとりした雰囲気の方でほっこりしてしまう。
私ひとりしか客がいなかったせいもあるのだろう、この後おかみさんがたくさん話し掛けて下さって。
ずうっとおしゃべりしながら過ごさせていただいたのだった。
こちらは通年でかき氷を出してらっしゃるらしい。
「茨城・袋田の天然氷」と伺ったのだけれど、天然水を凍らせた氷、という意味のようですね。
かき氷のメニューは17種類ほど。
かき氷以外にも色々メニューがあるようだったが、今日は浮気しませんから。(笑)
注文したのは、「宇治金時の白玉ミルク(800円)」にソフトクリーム追加(100円)。
きゃー!手回しのかき氷機!!
しゃくしゃくしゃくしゃく。
氷をかく優しい音がする。
やって来たのはびっくりするくらいたっぷりの金時豆が乗ったかき氷♪
きゃーー!!
宇治金時って普通は小豆を使っていることが多いのだけれど、こちらのお店はちゃんと金時豆。
金時豆は梅雨が終わった頃からしか出さないらしいのだけれど、お客さんからの要望が多く、今年は5月下旬から出し始めたらしい。
ラッキー♪
ふっくらと炊き上げられた金時豆の絶妙な甘み。
氷はふわふわだが空気がたっぷり含まれている感じではなく、ふわふわしっとり、といった風情。
トッピングはニッセイのソフトクリーム。
懐かしい香りがします。
抹茶は注文を受けてから立てるそうで、香り豊か。
白玉も注文を受けてから作るとのこと。
もっちもち。
こちらはオープンして8年になる甘味処だそう。
もともと和菓子の修業をされたご主人だが、高度成長期に入り、これからは洋菓子とパンの時代だと考え、西大泉にお店をオープン。
そちらを23年やっておられたらしい。
ご主人の腕をとても尊敬してらっしゃるようで、「うちは和菓子も洋菓子も本物ですから」と嬉しそうにおっしゃるおかみさんが素敵*・゜゚・*:
あぁ、いいなぁ、こういうお店。
かき氷を食べてめっちゃ幸せな気分♪
意外なところで出逢えた名店。
氷あんみつやホットケーキなどのメニューも超魅力的。
ロールケーキもオススメらしい。
今度また来ちゃおうっと。
6位
1回
2012/08訪問 2012/12/17
私にとって、バーの経験値は限りなく低い。
最近までお酒をそれほど飲めなかったというのもあるし、ひとりでバーに行く度胸もないし、バーに付き合ってくれる友人もいないし。(苦笑)
というか私がバーにどなたかとご一緒するとしたら、よほど心を許した相手でないと難しいと思う。
少しずつお酒を飲めるようになり、「空間」というものに関心が向くようになっていて。
バーテンダーの方が作り出す、それぞれのバーの空間に触れてみたい、ワインバーよりもタイトな空間でお酒を楽しんでみたい、そういう思いに駆られるようになったのはここ数か月のこと。
真夏のある日。
『L'Effervescence』で幸せすぎるランチを楽しんだ後、ちょっとドキドキしながら神楽坂へ移動。
ずっと訪れてみたかった、『サンルーカルバー』へ。
店内はカウンター8席、4人用テーブルが1つ。
外からの光が入るように造られた店内は意外に明るい。
日曜16時過ぎ、常連さんと思しき方々でほぼ満席。
白い上着姿のバーテンダーさん(この方が新橋さんなんですね)のお姿が目に入る。
新橋さんは、とても物腰柔らかで笑顔がキュート。
バーテンダーさんのイメージって、切れ味のよいナイフみたいな、何だか触れにくいものが今まではあったのだけれど。
こちらがリラックスできるように、さりげなく心を砕いて下さるのが伝わって、一瞬でファンになってしまいました。(笑)
「こういうものをお願いします」と伝えると、そのリクエスト通りの完璧なカクテルを出して下さいます。
シェイカーを振るお姿も美しく、最後の一振りの腕の動きがもうもう素敵すぎて*・゜゚・*
目の前で、魔法のように次々と生まれてゆく美しいカクテルたち。
それを見るのも楽しくて。
何て素敵な大人の空間。
そして、この日出逢ったお酒たち。
・ベリーニ(1800円)
ももらぶ~♥
甘みたっぷりの桃の果実をふんだんに使ったベリーニ。
旬の今だからこそ、その美味しさが一層際立つ。
シャンパーニュと合わせてのカクテルだけれど、あまり泡感がなくすっきりと飲みやすい。
おいしい!!
・ブルーベリーのフローズンカクテル(1400円)
フローズン!!
これはまさしくオトナのかき氷ですよ!!( ´ ▽ ` )ノ
自家製のシロップで作られたブルーベリーのフローズンカクテル。
酸味よりも甘みが豊かに立ち現れ、きめ細かな氷と絡まり合ったかと思うと舌の上ですうっと消えていく。
キューン♥
・レモンのフローズンカクテル(1400円)
グリーンレモンを98度のウォッカに漬けた自家製のリモンチェッロ。
それを使ったフローズンカクテル。
これだけだと甘みが足りないので、シロップと、あと繋ぎに卵白を使ってるんです、と新橋さん。
ふんわり感のあるカクテルは、レモンの苦みと酸味のバランスが絶妙で、その奥に何十度ものお酒が隠れているとは到底思えない。
素敵すぎる味わい♥
お連れは、いつものようにマティーニを。(1500円)
続けて、青林檎のリキュールを使ったカクテル(1200円)、タイガーテイル(1300円)。
少しずつ味見させてもらったけれど、どれも深い、大人の味わい。
かき氷シリーズにこちらのお店を加えようか迷っていたら。
お連れが「いいんじゃない?(笑)」といたずらっぽく笑って。
カキゴーラーの旅、最初で最後の大人のかき氷が、ここに。
7位
1回
2012/07訪問 2012/07/27
子どもの頃。
おじいちゃんっこ、おばあちゃんっこだった私は、長い休みのたびに祖父母の家に行くのが楽しみで仕方がなくて。
孫が喜ぶように、と祖母が心をこめて作ってくれる手料理も大好きだったし、一緒におでかけをして外食するのも大好きだった。
ある夏の日、祖父と妹と、3人でおでかけをして。
そこで祖父におねだりしたのは、鮮やかな緑色の、カップ入りのかき氷。
日をよける場所もなく、炎天の下で食べたそのかき氷がすごくすごく美味しくて。
「もう1杯食べたい」ってさらにおねだりしてみたけれど、「腹こわすけん」と祖父は首を縦に振らなかった。
おだやかで、いつもニコニコしていた祖父が、「ダメだ」って言ったのはこの時だけだったように思う。
それが、私のかき氷の原体験。
今、目の前にあるかき氷に、その想い出が瞬時に蘇る。
なつかしさとせつなさで、胸がいっぱいになる。
***************
蔵前駅から行こうとしたのがそもそも間違いだったのかも知れない。(苦笑)
真夏のような炎天の下、30分歩いてようやく着いた時はもうへとへと。
『港家』。
お店は相当に年季が感じられるたたずまい。
そろそろとお店の引き戸に手を掛ける。
かき氷の種類はなかなか豊富。
さらに130円~という驚くほどのお安さ。
抹茶以外は市販の蜜だそう。
白玉は1個10円。
「いくつでもいいけど、お腹の具合と相談して、5個くらいかしらね」とおかみさんが笑う。
いただいたのは、「氷宇治あずきふる~つみるく(520円)」に白玉5個トッピング(50円)。
このおかみさんがとっても柔らかい雰囲気の方で素敵なんです♪
人見知りな私でもすぐ打ち解けちゃう。
「蔵前から来たんですが、最寄り駅ってどちらになるんですか?」とお聞きしたら、鳥越界隈ぶらマップを出して、丁寧に説明して下さいました。
どこの駅からも遠いけれど、どこの駅にも出れてしまう。
それがこの界隈の特徴らしい。
気持ちがほっこりしたところで、かき氷が完成。
縁日で見掛けるような、発泡スチロールのカップに入っています。
あ、この感じ*・゜゚・*:.。..。.:*
お店の前にあるちっちゃなテーブルで、かき氷をいただきました。
真夏日。
たっぷり歩いて体中が水分を欲している状態。
あぁ。
こんなにかき氷が美味しく感じられたのは久しぶり。
喉に身体に冷たさと甘みが染み渡る。
抹茶の蜜は風味がしっかり、甘みもしっかり。
白玉は小振りだが優しいもちもち感。
氷は細かく削ってあり、しゃくしゃくさくさく。
小豆はほどよい柔らかさで甘みもちょうどいい。
氷の下には缶詰のフルーツ(黄桃、パイン、さくらんぼ、ナタデココ)。
練乳の味わいもしっかりと。
心に馴染む味。
それは、「美味しい」を超えたもの。
もう1杯食べようかと思ったけれど、祖父の顔が浮かんで、「腹こわすけん」って聞こえたような気がして。
たくさんいただいた元気を持って、お店を後にしたのでした。
もう、祖父と一緒にかき氷を食べることはできないけれど。
想い出は胸の中にちゃんとあることが分かった夏の日。
そして、今年の夏もふるさとに向けて発ちます。
あたたかくて、やさしい光を連れて。
原体験と、新しい想い出に出逢う旅。
君と、夏に向かう旅*・゜゚・*:
8位
1回
2012/07訪問 2012/07/26
最近、どうも友人の某レビュアー氏の動きが不穏。
どうやら私を出し抜こうとしているらしく、私が未訪問の穴場のかき氷屋を巡っている模様。
まったく、油断も隙もありゃしない。(笑)
そんなある日、その某氏から写メ到着。
それがこちらの『松崎煎餅』のかき氷画像だったのでした。
しかもたった今食べてるところらしいし。
うわ!ヤラレタ!!(゚Д゚)
また出し抜かれた!!
実はこちらのお店、チェックはしていたものの訪問する予定はなくて。
しかし某氏が「かなりうまいよ」なんて言うものだから悔しくなって、その日のうちに急遽伺うことにしたのでした。
お店は銀座駅、B4出口からすぐ。
1階は売店、2階は喫茶になっています。
2階はかなり広いんですね。びっくり。
サロンのような優雅な雰囲気で、テーブルの間隔もゆったりめ。
そして年齢層高め。(苦笑)
祝日の夕刻、ほぼ満席。
しかも女子ばっかり。
こんな中で某氏はオッサンおひとりさまをやったのか・・・。(笑)
かき氷は一種類。
「かき氷(抹茶あずき)」(1050円)。
白玉(100円)と練乳(100円)をトッピングして1250円ナリ。
やって来た氷はなかなかのビジュアルです。
あまり深くない器に、氷が山のようにうず高く盛られていて。
その横に餡子と白玉。
練乳は別添え。
早速ひとくち。
氷、ふわっふわ♪
見事に薄くうす~く削られた氷が折り重なる美しさ。
それが舌の上でやわらかく、心地よく解けてゆきます。
そして、蜜の味わいが素晴らしいんです。
抹茶の香りがぎゅんと来て、甘みがすうっと訪れる。
最初はちょっと甘みが強いかな、と思うけれど、食べていくうちに氷に馴染んで程よくなるという仕掛け。
餡子は形をぎりぎり残した柔らかめの炊き方で、甘みは控えめ。
白玉は香りが良くもちもちとした弾力と周りのとろみにうっとり。
練乳も上質。
加えるとミルキー感が増すが、この氷には練乳はなくてもいいかも。
素晴らしいバランスの氷。
出し抜かれてちょっと悔しいけれど、出逢えたことに感謝★
そうそう、帰りに10%の割引券をいただきました。
これ、かなりキュート。
今度某氏に見せびらかそうっと。(笑)
ちなみに某氏はこの日、天丼の後にかき氷を食べたらしい。
お腹こわしちゃえばいいのに♪と呪っておいたのはここだけのヒミツです。
9位
1回
2012/09訪問 2012/09/26
【2012/9再訪】
空には夏雲。
まだ日差しが夏の力を失ってない。
うん、大丈夫^^*
ずっと登りたかったこの坂を、ふたたび登る、9月。
事前にお店にTELしたら、あの素敵なおばあちゃまが出られて。
いつもは13時開店だけれど、私が行くのに合わせて12時半に開けて下さるとのこと。
きゃ♪
この日は「宇治金時」(870円)に白玉トッピング(120円)を。
白玉は時間が掛かると言われたけれどいーんです。(笑)
やって来た氷はきらきらしてとっても涼しげ。.:*゚..:。:.
抹茶氷の上に、たっぷりの餡子とちょこんと栗のトッピング。
氷は繊細な粒氷。
氷と氷の間に空気が入ってふわふわふわわ~。
この夏たくさんの氷を食べ歩いてきたけれど、こちらのお店の氷はとっても個性的。
餡子は甘さ控えめで、お店で立てたばかりの抹茶の蜜もほんのりとした甘さ。
底にも餡子。
全体の甘みのバランスがすごくいい。
そして、白玉のもちもち感とあったかさが優しくて、ほっこり:..*.゚:..
もうもう、めっちゃ幸せ♪
実はこの日三氷目だったけれど、ぺろり完食。(笑)
おいしくおいしくいただきました^^*
おばあちゃまは今日もお元気そう。
暑さが続く限り、かき氷はやっておられるらしいけれど。
ふたたびこの坂を登るのは、きっと来年。
次の夏。
一生懸命、汗だくだくになりながら神楽坂を登る自分を想像して、ちょっと笑ってしまう。
私、その頃もまたカキゴーラーをやってるのかな。(笑)
*・゜゚・*:.。..。.:**・゜゚・*:.。..。.:**・゜゚・*:.。..。.:*
【初訪レビュー:2012/6】
とある平日の昼下がり。
電話の相手はちゃきちゃきしていて、お話ししていると元気をもらえるようなひと。
「うちのかき氷はふわっとしてて、女性にはあんず氷がオススメ、男性は抹茶ですかね。
お抹茶も立ててますから。ぜひいらして下さい」と。
氷をやっているかどうか尋ねるだけだったのに、ぐいぐいと引き込まれる。
すごい営業力。(笑)
それが、『花』との出逢い。
神楽坂駅へのアクセスは、自宅からだとあまり良くはなくて。
神楽坂を訪れる時はいつも飯田橋駅から。
B3出口を出て坂を登り切り、神楽坂上の信号を直進。
2つ目の角を右折するとお店がある。
こちらはちゃきちゃきのお嬢さん(笑)がお二人でやってらっしゃるよう。
何と神楽坂で33年営業してらっしゃるとのこと。
80代だというお嬢さんは粋な雰囲気をお持ちで本当に素敵♪
お客が私だけだったせいか、お嬢さん方と3人でしばしおしゃべり。
何だか楽しいなぁ。(笑)
かき氷のメニューは13種類ほど。
最初、氷あんずに白玉のトッピングをお願いしたら、「白玉は合わないみたいですよ」と
言われ、「あんずミルク(900円)」をオーダー。
氷は氷屋から仕入れ、機械でかいているそう。
氷の温度にかなり気を遣っているとのこと。
最初に「うちの氷はこんなんですよ」と見本を見せて下さって。
それは絹のような美しさ。
ひとくち口に含むと、きめの細かさ、ふわふわとした感じが心地良い。
実は氷とあんずの組み合わせは生まれて初めていただくのです。
初体験にドキドキ(*´ω`*)
やって来た氷は、上に橙色の鮮やかなあんずがたーっぷり♪
あんずの甘酸っぱさいっぱいで胸がときめきっぱなし♪
めっちゃフルーティ、めっちゃ濃厚!
1杯につき13個もあんずを使っているそうで。
ミルクの味わいが加わるとまた表情がちょっと優しく変わるのが楽しい。
「蜜が濃いからね。足りなかったらお代わりかきますよ」と言っていただけるのも嬉しい。
初体験の氷あんずにすっかり夢中になり。
幸せな気持ちになっていたら、帰りに「おみやげ」とばかうけを1ついただいた。
最後まで、心からのおもてなし゚・*:.。..。.:*・゚
神楽坂にいつまでもあってほしい佳店。
かき氷は9月まで。
またぜひ、この坂を登りたい。
10位
1回
2012/07訪問 2012/09/17
長崎を旅する、夏。
たくさんの素敵氷、たくさんのおいしいものに出逢いたくて、ワクワクしながら準備を重ねたひと月半。
その中で、いちばん最初に見つけたキラリなお店が、ここ。
でも、まさか今回の旅でこちらに伺えるとは思っていなくて。
お連れが「行こう」って言ってくれた時、すごくすごく嬉しかったのでした^^*
暑い暑い真夏の長崎。
車で向かったのは、水の都、島原。
創業明治10年。
九州で二番目に古いという歴史ある金物屋さん。
その奥にある茶房、『速魚川』。
木造の趣のある建物は、この街に溶け込んでいてとても素敵です。
お店の脇を流れるのは澄んだ湧き水。
その水音の何て涼やかなこと。
細い通路を抜けると、オープンな喫茶スペース。
こちらには冷房がないけれど、壺庭の緑が涼しげです。
扉を隔てた向こうは冷房が効いていて、そちらも喫茶スペースとギャラリーになっています。
「そちらへどうぞ」と勧められて着席。
我々の他に、お客は一組だけ。
静かな空気が流れます*・゜゚・
いただいたのはこちら。
・寒ざらし(400円)
・宇治みつかけ(500円)
・宇治ミルク金時(800円)
まずは島原名物寒ざらしを。
ハチミツ色の美しい蜜の中に浮かぶ小さな白玉。
あ・・・!
この蜜、べっこう飴の味だ♪
砂糖を煮詰めて作ってある蜜。
これがひんやりと白玉に味わいを添えています。
甘みはほどよく、やさしく*・゜゚・*:.
懐かしい味に、零れる笑み。
そして、かき氷。
こちらの氷は、カンナで削ったような繊細な粒氷。
ふわふわと柔らかく、すうっと口の中でほどけてゆきます。
宇治金時は餡がたっぷりでちょっと甘みが強め。
みかんのトッピングは色合いが綺麗だし酸味が加わっていいですね。
でも、ここは宇治みつかけでシンプルに氷の味わいを楽しむべきかも。
古民家でゆったりといただくかき氷は、いつもよりずっと美味しく感じられて。
この日、こういう形でこのお店と出逢えたご縁に感謝の気持ちで胸をいっぱいにしながら。
いつまでも、この氷が解けなければいいのに、なんて思いながら。
最後まで大切に大切にいただいたのでした。
あれからひと月以上が経った今も、やさしく心に流れるあの日の時間。
しっとりと漂う古民家の空気。
ハチミツ色の蜜。
やわらかくひんやりとした氷。
そして、そのひとのあたたかい笑顔。
そして。
思い出すと泣きたくなってしまうくらい、幸せな時間。
きっと一生、忘れられない想い出。
君と、夏に向かう旅のはじまり。
それは、永遠の前の日。.:*゚..:。:.
2012年は初のシリーズレビューに挑戦♪
5月から11月にかけて、かき氷のお店を86店食べ歩きました。
今年のベストレストランは、そんな旅の中で出逢ったかき氷店、10店。:..*.゚:..
シリーズものをやって、初めて見えてきたことがたくさんあって。
それは普通に食べ歩いていたらきっと見えなかったこと。
1つの料理に、奥行きと幅を持ってとことんまで触れる体験。
それは、私にとってかけがえのない財産になりました^^*
お店への尊敬の念と、料理というものの奥深さと面白さを、より強く感じるようになった1年。
2013年もシリーズレビュー、やっちゃおうかな。(笑)