レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2013/03訪問 2013/07/23
食べログを通じて、たくさんの素敵な女性の方々と知り合えたことは、わたしにとって大きな財産。
その中の何人もの方が、愛してやまないレストラン、『マダム・トキ』。
ずっと伺いたいと希っていたお店に、ようやく訪れることが叶ったのは、桜の蕾がほころびかけた、3月下旬の土曜日。
1972年の創業。
クラシックな洋館はきらきらとイルミネーションで輝いていて、門をくぐると高揚感でいっぱいに。
少し古めかしさのある店内は、やわらかな灯り、しっとりとした空気感。:..*.゚:..
ええと、1つ、お手洗いだけはちょっと^^;
個室のドアがかなり低いので落ち着かないんです。
背伸びすると外から見えちゃいそうな。(苦笑)
せめて化粧室入り口ドアに鍵が掛かればいいのだけれど。
スタッフは全員黒のスーツ。
どの方もあたたかく、素敵な笑顔で接してくださいます。
特に我々のテーブルについてくださった高索さんは、まだお若いのに心に響くおもてなしをしてくださいました^^*
最初に、写真撮影について伺ってみました。
「シャッター音ですが、連写だと気にされるお客様もいらっしゃるのでお気を付け下さい」。
はい(・ω・)ノ
「フラッシュはご遠慮ください」。
はい(・ω・)ノ
「写り込むことを嫌うお客様もいらっしゃいますので、店内を大きく写すのはご遠慮ください」。
はい(・ω・)ノ
「そして、個人的なお願いなんですが」。
はい?(・ω・)ノ
「お二人の想い出のために、ぜひ美味しそうに写真をお撮り下さい」。
(゚Д゚)!!!!!!
もうね、きゅんとするしかない。(笑)
初めて伺うのに、すごくあたたかくて、おうちにいるみたいに寛げるサービス。
フレンドリーだけれど、近すぎない距離感。
素晴らしい、非の打ちどころのないサービスだと思います。
ディナーコースは3種類。
menuA(7900円)、menuB(10500円)、menuC(16800円)。
お連れの方とさんざん悩んで、お腹も空いているし、ということでmenuCを選択。
いただいたものは写真の通り。
ボタンエビの前菜は悶絶ものの美味しさ。
ぷにっ、ねとっとした食感のボタンエビをタルタルにしたものは、初めて出逢う食感。
そして海老が最も美味しくいただける温度に仕上げられています。
メインはリブロースをいただきましたが、この火入れがすごい。
外側は非常に香ばしく、中はレア。
熟成具合が程よく、艶っぽい旨味がじゅわわと口の中に広がってゆく。
うっとり~♪
そして、パンにつけるバターが特徴的。
カルピスバターに甘みをつけたもので、軽やかでいくらでも食べられちゃう。
ただ、パンは焼いてから時間が経った感じがあり、お料理では唯一残念なところでした。
デセールはワゴンデザートから好きなだけ♪もしくは、シェフおすすめのデザート4種から選べます。
お腹いっぱいならシェフおすすめのデザートがオススメ。
食後はハーブティーと、4種のおやつ。(笑)
この駄菓子屋さんみたいなビジュアルが素敵!!
もうもう、感動の連続。
素材の素晴らしさ、扱い方、組み合わせの絶妙さ。
塩の利かせ方に緩急があって、後半にちゃんとクライマックスが来る仕掛け。
ワインはお料理一皿一皿に合わせていただきましたが、これがぴたっとハマっているんだよなー。
シェフの感性の豊かさ、素材との対話の力に圧倒され続けた数時間でした。
方向性はクラシカルなのに、新鮮な風を感じさせてくれるお料理たち。
出逢えたことを心から感謝したくなるような、素敵な夜。
たいせつなひとと、たいせつな日に訪れたい、最高のレストラン。
幸せに、まっすぐ届くレストラン。゚+..。*゚+
2位
1回
2013/03訪問 2013/07/20
敬愛するレビュアーのまめぞうさんが、こちらのお店をこう評しておられます。
「キメルフレンチではなく、カヨウフレンチ」。
一度訪れればその意味がとてもよく分かる。絶妙な表現だと思います。
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誕生日だったこの日。
訪れたのは『コム・ア・ラ・メゾン』。
扉を開けるとその熱気と活気に驚く。
カウンター4席、テーブル12席ほどの小さなお店は満席。
客層はオトナ。
40~50代とおぼしきヒトビト。
カップルらしい組み合わせはカウンター席を占領していて、テーブル席では女子同士で楽しむ様子が見える。
ほの暗い照明が疲れた気持ちに沁みる。
これは酒場に近い感覚。
サービスは若くフレンドリーな男性がおひとり。
お連れの方が遅れるがラストオーダーは何時かと尋ねると、
「あってないようなものなので大丈夫です」と笑顔で返されました。
ここはグラスは赤白1種類ずつしかないらしい。
基本はボトルのオーダーなんですね。
白のグラスで喉を潤しながら、ちょっとほろ酔い。
この日、いただいたお料理たち。
(鴨のもも肉のコンフィが食べたかったのだけれど、これは予約しないとダメらしい)
・ランド産鴨のフォアグラのテリーヌ アルマニャック風味(2200円)
・ラタトゥイユ(1000円)
・バスク風白身魚のすり身の赤ピーマン詰め トマトソース(1500円)
・ランド地方のママの味”スープ・ド・ガルビュ”(1400円)
・細かいとうもろこしで作った焼菓子”ミヤソン” アジャン産プラムのアルマニャック漬けとキャラメルのアイス(1000円)
創業当時から、メニューはほとんど変わらないらしい。
お料理はどれも塩がぎゅんっと利かせてある郷土料理。
ちょっとびっくりするくらいの塩加減なんだけど、それが不思議とぴたっとはまっていて、ワインがどんどん進む。
こういうお料理、大好き♪
地に足の着いた、いつでも温かく美味しく迎え入れてくれるのが伝わってくるビストロ。
すごく安心できて、すごく幸せな気持ちになれるお皿たち。
あぁ、これまで出会った中で最高のビストロだなって思った。
特に素晴らしかったのは「バスク風白身魚のすり身の赤ピーマン詰め」。
トマトの甘み、芳醇な味わいがぐっと引き出されていて、すり身の旨みと合わさるともうもう至福の味わい。
ニンニクが味に深みを増している。
なぜかご飯が欲しくなっちゃった。(笑)
そして、デセールの時にやってきたのは。
「ご予約の時にお誕生日だと聞きまして」とサービスの方が笑顔で告げる。
あ・・・・・・・・・・!!
ヤラレタ。
こういうサプライズに女子は弱い。
不覚にも泣いてしまったではないか。(苦笑)
最後に出て来たカヌレは、焼きたてであつあつで、外側が香ばしく、中はまるでプディングのようなふうわり感。
めっちゃおいしい♪
このカヌレは焼き上がるのに1時間掛かるそうで、デセールを食べ終わる時間を見計らって焼き上げているみたい。
今この瞬間だから美味しい最高のカヌレ。
シェフとサービスの方に見送られながらお店を後にしたのは、真夜中の1時。
この夜、起きたひとつの奇跡。
それはきっと、このお店だからこそ起きた奇跡。
神様も、たまにはいいことするじゃん。(笑)
3位
2回
2017/12訪問 2017/12/24
初台にあるワインバー、『マチルダ』。
今は亡き敬愛するK氏に教えていただき、初めて訪れたのは2011年の秋。
抜群の心地良さと美味しいお料理、そこに寄り添うワインたち。
どんな時でもここに来れば元気になれる。
この6年間ずっと、わたしにとってかけがえのないお店なのです。
先日の訪問で、ちょうど80回目。
恐らくわたしの人生でこれほどまでに通うお店はもう現れないだろうな。
店主のマチルダさんはいつも絶妙な距離感で居て下さる。
人間力、という言葉をここを訪れる度に感じます。
そんなマチルダさんのお人柄ゆえなのか、常連様も皆さまとても素敵な方たち。
お料理は黒板メニューに20種ほどの精鋭が揃う。
ドライフルーツやチーズなど軽めのものから、肉料理などボリュームのあるメインまで。
ワインに合う絶妙の塩の利かせ具合。センスを感じる調味。
メニューは季節の移ろいとともに少しずつ入れ替わり、決してバリエーションは多くはないが、毎回必ず琴線に触れるお料理に出逢える。
そして夏はかき氷。とても繊細で美しい削り。ふわふわっと軽やかで、とろけるような口どけ。
昔、洋菓子店を営んでおられたマチルダさんの実力が如何なく発揮された逸品です。
東京でこちらのかき氷がいちばん好き。
レビューがもうすぐ1000件に到達しようとしている今、このタイミングでこちらのお店のことを再度書くことができて良かった。
ここでたくさんの奇跡が起き、その一つ一つが大切な宝物なのです。
これまでに出逢ったお料理とワインのほんの一部をアップしました。
少しご無沙汰してしまっているので、また近いうちに行かなくちゃ。
ちょっと疲れた時。
かなしいことがあった時。
元気になりたい時。
わたしが必ず訪れるのが、ここ、『マチルダ』。
初めて訪れた時から、わたしにとって特別なお店。
酔うと必ずわたしはかき氷の話をし始めて、マチルダさんは嫌な顔もせずに「うんうん」と聞いてくださって。
そんなことが何回か続いた昨冬のある日、マチルダさんがかき氷を出そうか考え中だということを知って。
それからの数ヶ月、わくわくしながらマチルダさんとかき氷談義。
今年の7月末、いよいよ氷スタート。
初日にドキドキしながら伺いました。
その時にいただいたのは、「ベリーミルク」(800円)と「ビターキャラメル」(700円)。
手の温度が伝わらないように手袋をつけて丁寧に作られたかき氷。
針のように細く削られた氷は、たくさん空気を含んでふわふわ♪
自家製のミルクはほどよい甘み。
ベリーのソースは酸味が強すぎず、果実の味わいがしっかりある蜜。
正直びっくりするくらいの美味しさでした。
キャラメル蜜も、すごく濃厚で苦みがあって、ミルクとの相性も抜群!
「エッジを利かせてみました」とマチルダさんの素敵な笑顔が。(笑)
それから何度も伺って、その度に美味しすぎるかき氷に感動、なのでした。
やっぱりかき氷の美味しさを決めるのはセンスだわ。
かき氷はもう終わってしまったけれど。
今日もわたしは初台へ向かいます。
最愛のワインバーを目指して。
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■■2011年10月レビュー
多くの魅力的なレビュアーの皆様の中で、ひときわ心惹かれる文章を書く方がいて。
その方が愛してやまないワインバーが初台にあるという。
自分がワイン好きだと気付く前であったら、恐らくそのお店を訪れることはなかったかも知れない。
いくつかの偶然と奇跡が重なって、初秋のこの日、向かうは初台。
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京王新線に乗る機会はほとんどないんです。
乗り場が分からず、かなり彷徨いようやく乗車。
もしかすると新宿駅から歩いてもいい距離なのかも。
初台駅の新国立劇場南口を出て右手へ。
すぐの道を右折。
しばらく歩いて行くと3軒こじんまりとしたお店が並んでいて、その真ん中にこちらのお店があります。
初めての『MACHILDA』。
訪れたのは大切な友人と。
外からはお店のあたたかくやわらかな光景が見えます。
これを見て心をくすぐられるお客もいるでしょうね。
店内は6席のカウンターのみ。ほぼ満席。
19時半までならば予約を受けてくれます。
この時間帯、できれば予約を入れて伺うのがベターかと。
椅子は木箱のような形をしていてちょっと引きづらい(^_^;)
というかこういう椅子とかカウンターで飲むのに慣れてないんだよなー私(笑)
あぁ、でも抜群に居心地いい、このお店。
この空気感。
入った瞬間に分かる。
最初は泡ものをオーダー。
「どれをあけよっかなー」とご主人のマチルダさんが呟いていると、常連さんらしき一人客が「私、それがいい」と割って
入って決めちゃいました(笑)
マチルダさんも、お客さんもお茶目で素敵♪
でもそれが甘やかで柔らかい味わいで、私の好みどんぴしゃり★
泡ものはいつも1杯しか飲まないのですが2杯もいただいてしまいました。
最後は軽めだけれど奥行き感があるという赤。
3杯飲んでへーろへろ(笑)
おつまみは20種類ほどが揃っています。
とても魅力的なラインナップ♪
★キャロットサラダ(500円)
★ポテマヨトースト(550円)
★豚バラ肉トマト煮込み(900円)
★マスカルポーネとナッツキャラメリゼ(500円)
★ポテサラ(500円)
★マドレーヌ・ミルクシャーベット付(550円)
本当はチョコブラウニーが食べたかったのだが品切れとのこと。
隣の常連ぽいお客が2個頼んじゃったせいだーー!(笑)
「美味しかったー!」とそのお客さんに言われたのをきっかけに和気藹々とやり取り。
そうやって他のお客とも仲良くなれてしまう。
そんな空気がこのお店にはあります。
マドレーヌ、実は店頭に並べてあって気になっていたのでした。
バター感たっぷりのマドレーヌはしっとりとした優しい風合い。
甘さ控えめですごく美味しい!
ミルクシャーベットも濃厚なミルクの風味が楽しめます。
マチルダさんは以前洋菓子店を経営してらっしゃった方だそうで、だからなるほど、デザートも抜群に美味しいんです
ね♪
美味しいワインとお料理をつまみながら、友人とたくさんしゃべって、たくさん笑って。
マチルダさんに言われて初めて、24時を回っていたことに気付いてびっくり!
この友人とサシで飲むのは初めてなのに(笑)
この日起きた小さな奇跡は、心にあたたかくともる光になったのでした。
また必ず来ます。
この光に逢いに。
4位
1回
2013/03訪問 2013/07/30
これほどまでに非日常的な、煌めく世界をわたしは他に知らない。
空間、サービス、お料理、そのどれもが素晴らしい。
「今行ってみたいフレンチのお店ってある?」
「うーん、トゥール・ダルジャンかな」
間違ってもそんなやり取りで訪問するお店ではありませんね。(苦笑)
パリ本店の歴史は1582年に遡る。
その唯一の支店が、ホテルニューオータニの中にあります。
3月上旬の土曜の夜。
ガチガチに緊張しながら深いブルーのエントランスを進むと、
ギャルソンの方がやわらかい物腰で迎え入れてくださいました。
ウェイティングルームは、キャンドルの明かりでほのかに照らされていてとても上品かつ豪華。
ソファの座り心地のよさにうっとり。
そして、メインダイニングの広さには驚嘆。
丸テーブルがゆったりとした間隔で配置されていて、天井からは美しいシャンデリアが下がり、
やわらかな灯りで照らしてくれています。
これぞグランメゾン!
まさに非日常の世界!
ちなみに、メインダイニングは撮影禁止。
でもスタッフに頼めば厨房で撮影をしてくださいます。
今回の写真はすべてスタッフの手によるもの。
(そして写真を美しく蘇らせてくれた、友人のバナナメロンちゃん、ありがとう♪)
我々が通されたのは奥まった窓際のお席。
すみっこ、落ち着く~。(笑)
ギャルソンは全員男性。
その身のこなしは洗練されていて無駄がなく。
ユーモアもあって、思わずくすっと笑みがこぼれてしまいます。
夜のメニューは18000円、25000円のコースと、アラカルト。
今回は、25000円の「Chambertin」をオーダー。
・アミューズ2種
・ブルターニュ産オマール海老と帆立貝の薔薇仕立て
・トゥールダルジャン特製 フォアグラ三皇帝風
・甘鯛のクルスティアンとコキヤージュ 色彩豊かな野菜のタリアテッレ
・滋味豊かな幼鴨のコンソメ
・幼鴨のロースト ボーヌワインとモリーユ茸の饗宴 根セロリとシャンピニオンのデュエット 花模様
・ガスコーニュ産ピーチフランベ
・コーヒーと小菓子
タウンページのような分厚いワインリストとにらめっこして、選んだのはジュヴレ・シャンベルタン(恐らく17000円ほど)。
適度な渋みと深みがあり、もうもう、めっちゃ美味しいワイン♪
そして、お料理。
印象的だったのは、何と言っても鴨。
鴨のコンソメスープは、鴨の脂や内臓の味がしっかり出ていて、ちょっと苦手かも。。。
なんて思ってしまったわたしは未熟モノ。(笑)
ていうか、この後のメインがすごかったんだもん。
ほぼレアな状態の鴨のロースト。
先程のスープと同じような味わいで、最初は苦手だなあと思ったのだけれど、
食べ進めていくうちにそのすごさが分かって来ました。
鴨の旨みを最大限に引き出し、柔らかく、ぐっと深く奥行きのある味わいに火入れされている。
滋味深さとはまさにこのこと。
恐らくここでしか味わえない、唯一無二のお料理。
こちらでは19世紀末から、手がけた鴨の一羽一羽に番号をつけているそうです。
ちなみに我々の鴨は、222647番でした。
デセールは、目の前で桃をフランベ。
ぶおっと炎が立ち上るお楽しみつき。(笑)
甘みたっぷりでジューシーな桃と、洋酒の香り豊かなソースの相性は抜群!
おいしーーい♪
お料理はクラシックど真ん中。
素材の組み合わせ、塩加減、ソースの合わせ方、どれを取っても完璧。
品格あるフレンチ、と言うべきか。
これぞクラシックのお手本のような素晴らしいお料理たち。
食後は、先程のウェイティングルームでゆったりとお茶とワインを楽しみました^^*
何だろう、この懐かしい感じ。
いつかどこかで出逢ったような、そんな感覚。
この空間も、このお料理も。
全身でその素晴らしさを受け止められる、そんな感じがするんです。
この空間に身を置くだけで最高に幸せで満たされた気持ちになれる、稀有なお店。
こんな幸せな時間がこの世にあったなんて。
訪れるならば、ぜひ記念日に。
かけがえのないひとと、煌めく時の中で。:..*.゚:..
5位
1回
2014/06訪問 2014/11/02
1年ぶりに再訪。
かき氷を目指して朝8時過ぎに訪れたら、一番乗り。
肌寒い6月の平日、そこまで頑張らずとも良かったかも。(苦笑)
・木いちごとすぐりみるく(650円)
・宇治みるく(550円)
・わらびもち(麦茶付・500円)
・わらびまんじゅう(170円)
・柚子わらび(230円)
・だだわらび(230円)
・抹茶(310円)×2杯
「木いちごとすぐりみるく」。
非常に細かく削られた氷は蜜が沁みてしっとり。
酸味と甘みのバランスが素晴らしくて、酸味強めだった去年よりも美味しくなってるように感じる。
下の方までちゃんと蜜が沁みていてどこを掬っても美味しい。
「宇治みるく」。
上の方はあまり濃厚すぎない抹茶蜜が沁みてやわらか。
でもすぐに蜜が沁みていない真っ白エリアが・・・。
それでも下まで柔らかさが保たれ、再結晶していないのはさすが。
1年ぶりの再会のわらびもち。昨年出逢った時と変わらぬ素晴らしさ。
ぷるるん、ぽにょにょんとはじけ、口の中いっぱいに広がってゆく。
瑞々しく潤い、とろける感覚に襲われる。
おいしい・・・!
その後、あまりに混みすぎて、8月上旬から喫茶室は閉鎖になったとお聞きしました。
来年以降のかき氷の提供もどうなるか分からないとのこと。
もしかき氷がなくなったとしても。
わたしはまたここを訪れると思う。
それほどまでに、唯一無二の存在だから。
--------------
■■2013年6月レビュー
出逢いは、ちょうど一年前。
わたしは東北にいた。ワケアリの旅だった。
その時ご一緒した方から思いがけずいただいたのが、こちらのわらび餅だった。
鮮烈な出逢い。生涯忘れえぬ味になった。
そしてこの偶然の出逢いが、わたしの運命をちょっとだけ変えることになった。
今年の初夏。
どうしても訪れたくなったのだ、そのお店に。
どうしてもその地で、あのわらび餅をいただきたかった。
それは渇望に近い求めだった。
思い立って3日後、わたしは再び東北にいた。
*************
山形市内のホテルから、連れの車で朝早いうちに出発。
天童市までは30分ほどかかる。
『腰掛庵』。
こちらはわらび餅で有名だが、夏季限定でかき氷を出していることでも広く知られている。
真夏は3時間待ち、去年の最終日は受付開始から30分で完売してしまったという幻のかき氷。
工房と店舗が同じ敷地内にあるが、一見普通の民家のような佇まい。
辺りに和菓子屋らしい良い香りが漂っている。
開店は9時半。
8時頃にお店の前に着いたが、まだ誰もいない。
店の前に10台ほど停められる駐車場があるが、事前に問い合わせたところ、
通学路が目の前なので8時半以降に停車してほしいと言われていた。
近所に車を停め、しばらくふらふらと付近を散策後、8時半頃にお店に戻ると。
・・・・・・・・・・・・・・!!!!!
何と、駐車場はほぼ満車!!
車内には殺気を帯びた様子で皆さん待ってるし。(大汗)
急いでお店の前に滑り込む。
4組目。
その後、長蛇の列ができるのに、そう時間はかからなかった。
事前にお店の方がお品書きを配り、注文を取っていく。
1時間後、開店。
木造家屋の中は薄暗く少しひんやりとしている。
靴を脱いで上がると、目の前には売り場、右手にお座敷。
4人がけの座卓は確か6つほど。
相席にはしないため、数時間待ちになってしまうんだろうな。
2階に上がると古い調度品が置いてあり、時代を感じさせる。
・わらびもち(麦茶付・480円)
・だだわらび(220円)
・冷抹茶(300円)
・木いちごとすぐりみるく(630円)
・黒みつ金時みるく(580円)
わらびもちは、想い出のままの味だった。
口の中に含むと、ぷるるん、ふわわん、ぽにょにょん、と弾け。
その瞬間から口の中の水分がそこに向かっていき、一体となり、どんどん瑞々しさを増していく。
わらびの仄かな香りと甘みが口いっぱいに広がる。
あぁ、もう、もう。
昇天してしまいそうなほどの、至福の瞬間。゚+..。*゚+
だだわらびは、ダダチャ豆を使った餡が中に入っている。
ダダチャ豆の青々しさがとても爽やかだし、粒を残した食感も楽しい。
おいしい。。。
しあわせをひたすら噛みしめる。
そして、いよいよいよいよかき氷!
「木いちごとすぐりみるく」。
蜜はかなり酸味が強く、ミルクの濃厚な甘みで酸味が和らぎほどよい味わいになる。
氷は、非常に粒の細かな削りで、やわらかくふんわり。
最後まで再結晶せず、やさしくやわらかい風合いが保たれる。
素晴らしい削り。
味は「黒みつ金時みるく」の方が好みだったな。
濃厚で深みのある黒蜜とミルクが氷と一体化してえもいわれぬ美味しさ。
餡はちょっと甘みが強め。
しかしこの濃厚な氷にはちょうどいい甘み。
かき氷も、わらびもちも極上。
ここでしか出逢えない、唯一無二の味。:..*.゚:..
予約しておいた生菓子を手にして店を後にする。
新しい想い出で胸をいっぱいにしながら。
そして、きっとまたこの地を訪れることになるだろうと確信しながら。
6位
1回
2013/08訪問 2013/11/17
「愛媛にかき氷屋さんがあるらしいね」。
この一言から始まった、カキゴーラー四国の旅。
いちばん訪れたかった、そしていちばん最後に訪れたのがこちらのお店でした。
今年の7月6日にオープンした、『HIDAMARI KAKI-GORI STAND』。
ひだまり不動産が、イベントなどのプロデュースをする方とタッグを組んでオープンさせたお店だそうです。
16時前に伺うと、めっちゃ行列!
今日は行列デーだわ。(苦笑)
それにしてもあちゅいーー。
お店の方が、赤ちゃん連れのお母さんに「上の部屋はクーラーが効いているのでどうぞ」とマンションの空き部屋に案内する姿もあって。
こういう心配りっていいなあ^^*
列が動いて、ようやく店内へ。
ウェイティングスペースには椅子が置いてあります。
しかし冷房がない~。
冷風扇はあるんだけど、外の方が涼しいかも。(笑)
30分ちょっと待ったところで、奥のスペースに案内されました。
とってもこじんまりした空間は可愛らしく、ほっこりと落ち着けます。
大きなテーブルに10席、カウンター4席。
女性の店員さんが電動かき氷を駆使しながら作っていらっしゃいます。
メニューは4種類。
どれもすごく魅力的♪
いただいたのは、「長尾 桃ピューレ・カルピスがけ」(700円)、「甘夏・はちみつヨーグルトがけ」(650円)。
甘夏が先に来たのだけれど、その美しさにじーん。
氷にトッピングされているのは甘夏を甘く煮て、ちょっと乾燥させたような感じ。
半生ドライな甘夏。
口に含むと、甘夏の豊かな甘みと苦みがぎゅんと口の中に広がります。
氷は小さく薄く削られていて、ふわふわと軽くやわらかい。
蜜も丁寧に作られていて、甘夏の爽やかさにぐっとくる。
絶妙な甘み。
美味しい♪♪
そして桃。
たっぷりと果肉の入った桃の蜜はとろーりと官能的に氷を覆っている。
ていうかほぼ桃!というくらいフレッシュ。
やわらかな氷と絡み合って、口の中でふわっと溶けてゆく。
おいしい。。。
この氷、めっちゃうまい!
こんなに美味しいもも蜜、初めて食べました♪
ぽかぽかと、ひだまりのようなあたたかい空間で、ふんわりとやわらかなかき氷。
あぁ、幸せだなぁ~^^*
今回の旅で思ったこと。
正直、かき氷は1人で食べた方が気楽だってずっと思ってました。
いっぱい食べるとお腹の具合が悪くなるし。
わたしなんて1度に2杯も3杯も食べたりするから、普通のひととはとてもご一緒できないし。
でも、今回の旅では1度もお腹がおかしくなることはなかったのでした。
そして、どのかき氷もすごく美味しく食べられたのは、ひとりじゃなかったから。
ひとりも楽しい。
でも、ふたりだともっと楽しいし美味しい。
そのことに初めて気付いた旅だったのでした。
最後まで、そのことは言えなかったけれど。
いつかまた、誰かとふたりで旅を。
ありがと四国、さよなら四国。゚+..。*゚+
7位
1回
2013/08訪問 2013/11/13
カキゴーラーの旅、四国編。
初日のこの日、『赤乃れん』で二氷、『あんから庵』で二氷いただき。
15時頃にお店を後にして、向かったのは『トモチコンフィチュール』。
コンフィチュールって何なん?
→フランス語でジャムのことです。(笑)
『あんから庵』からは車で40分くらい。
カーナビがあっても迷うような細い小道の奥にあります。
駐車スペースも1台分しかないので混むと大変なことになりそう。
こちらはとっても可愛らしい一軒家のパティスリー。
夏季限定(9月ごろまで)でかき氷を出していらっしゃいます♪
イートインスペースは2人がけテーブルが3つくらいだったかな。
こちらのかき氷は、氷に特製オリジナルシロップと自家製ジャムをかけたもの。
これまでジャム蜜のかき氷にはさんざん切ない目に遭っているので、
実はあまり期待していなかったのですが^^;
ラインナップは6種類。
いちご、ブルーベリー、いちじく、抹茶、マンゴー、ブラッドオレンジ。
中、小とサイズが選べます。
400円~650円とお手頃なのが嬉しいですね^^*
・いちじく(500円)
・ブルーベリー(500円)
熱いお茶と一緒に出て来たのは、割とこぶりのかき氷。
練乳とコンフィチュールがたっぷり掛かっています。
キラキラしていてとっても綺麗!
氷は細かな粒氷。
しゃくしゃくさくさくとした食感でやわらかい。
そして、蜜が素晴らしく美味しい!
とろーりもったりとした蜜は、果実のフレッシュな感じが残っていて、全然ジャムっぽくなく。
しゃくしゃくとした氷との相性は抜群♪
コンフィチュールだけでなく、練乳もかかっているので甘みも申し分ないし。
ブルーベリー蜜はとっても濃厚♪
甘みとほんのちょっとの酸味が心地いい。
いちじくのかき氷は、フレッシュないちじくがトッピングされていてこれも美味しい。
自家農園で作っていらっしゃるんですって。
サービスでいちじくを2個出して下さったけれど、それがすごくみずみずしくて美味しかったなあ。
コンフィチュールはもちろんテイクアウトできます。
とっても濃厚かつフレッシュで、東京に帰った後も楽しめました^^*
その土地ならではの果物を使った、みずみずしくきらめく蜜。
こういうかき氷に、オトメはきっとキュンとくるんだな。(笑)
8位
1回
2014/03訪問 2014/10/30
今年は1月と3月に訪問。
(もう真夏の訪問は諦めました・・・)
1月には念願のお正月氷を堪能♪
鏡餅の形のかき氷とか。(これ、中に黒豆と伊達巻とくりきんとんが入ってるんです)
枡に盛られたそそり立つかき氷とか。
いや~、これはもう芸術作品だよね。
衝撃的な美味しさだったのは、「わさびフロマージュ」。
チーズの柔らかな酸味と濃厚な甘みにミルクが加わると、一気に味が膨らみ広がる。
いや~、これ、ぜひ食べてみてほしい逸品です。
・お正月限定・大吟醸(直実)生苺(888円)
・お正月限定・ミルクにちょっとおせち(888円)
・ラムレーズンミルクココア(S・550円)
・ゆず大根(500円)
・ミルクにわさびのフロマージュ(S・550円)
・じゃがいもコーン(S・530円)
・だし醤油うどん(小盛り・450円)
・トマトスープうどん(小盛り・730円)
・ちくわ天(150円)、ささみとねぎの串天(150円)
3月に訪れた時も素晴らしい氷に大満足でした。
・さくらレモンクリーム(800円)+花見で一杯(50円)
・ホワイトチョコっとせん(750円)
・ずんだ豆乳(780円)
・ごま豆乳つけ汁うどん(600円)×2(冷たいのと温かいの)
「ホワイトチョコっとせん」はおせんべの塩味とホワイトチョコの濃厚な甘みのバランス、柿の種のカリカリっぷりが最高!
「ずんだ豆乳」は、青みのあるずんだ豆とミルクが絶妙にマッチング。
いわゆる創作系のかき氷で、こちらのお店以上のものを出せるところはないんじゃないかな。
また真冬に訪問してたっぷりいただきたいですね♪>部員のみなさま。
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■■2013年6月レビュー
かき氷を語る上で、こちらのお店を外すことはできないのでは。
熊谷にあるかき氷の名店、『慈げん』。
伺うまでは、熊谷なんて遠すぎてとてもじゃないけど行けないわ、という気分だったのですが、今ではすっかりトリコ。(笑)
これまでに二度訪問。
1度目は3月にかき氷部の3人で。
2度目は6月に副部長と。
こちらは何人かで伺う方が断然楽しめますね^^
夏季はかき氷のみ提供。
冬場はかき氷の他にうどん(フライも?)がいただけます。
こちらのかき氷は、純氷と天然氷を蜜によって使い分けているのが特徴。
そして、蜜のラインナップが豊富だしユニーク。
ご主人の創造力には感動を覚えるほどです。
まさに、氷の匠。
氷の削りは非常に繊細。
柔らかくふうわりとした氷はすうっと儚く口の中でとけてゆきます。
蜜との一体感も抜群♪
今までにいただいた中で印象的だったのは。
・和三盆:すっきりとした清涼感のある甘み。生姜が加わるとシゲキビンビン♪
・黒みつホイップきなこ:黒蜜の濃厚さが際立ちます。
・ミルクココア:素晴らしい!(としか言えない)
・抹茶ミルク:濃く香り豊かな抹茶に圧倒されます。蜜によってここまで氷の食感まで変わってしまうんですね。
・ミルクと生いちご:いちご蜜は甘みをかなり抑え、素材本来の酸味を大事にした造り。
・あんくるプレッソ:苦みのあるエスプレッソシロップ氷の中に、餡子とくるみ。この組み合わせの妙!
そして、練乳が抜群に美味。
すっきりとした甘みなのに奥行きがあって、ぐっと氷を美味しくしてくれます。
フルーツ蜜も美味しいのだけれど、やっぱり「ミルクココア」と「抹茶ミルク」は必食だなあ。
総じて、どの蜜も甘さ控えめ。
氷とのバランス、相性が計算し尽された素晴らしい蜜だと思います。
うどんはやわらかい食感でのどごしつるりん、表面つるつる。
名誉顧問によると、水沢うどんに近い食感のようです。
お出汁は鰹の風味豊かでとても美味しい。
ちなみに「ざる」にはごま豆乳つゆがイチオシです。(笑)
ご夫婦でやっておられるお店。
とっても丁寧に心配りをしてくださる奥様が素敵^^*
色々な注文にも応じて下さってありがたい限りです。
そろそろ真冬が近付く頃。
また会いたいな、あの氷たちに^^
9位
1回
2014/04訪問 2014/10/08
その後、冬と春に2度訪問。
いつも予約を取ってくれる、かわゆいかき氷部副部長に感謝♪
おまかせコースは本当に素晴らしくて、伺う度にお肉のトリコ(*´ω`*)
肉の可能性をどうすれば引き出せるか、どうすればより魅力的な食べ方ができるか、
そこに常に挑戦し続けているお店だと思います。
そしてかき氷も♪
どうしたらこういうアイデアが出るのかしら?という遊び心たっぷりの蜜たち。
全国に美味しい焼き肉屋は数えきれないくらいあるのだろうけれど。
こちらのお店は絶えず新しいものを生み出そうとするチャレンジングな精神と、
斬新なアイデア、それを実現させる技術を持つ稀有なお店だと思います。
こんなに美味しいかき氷を出す焼き肉屋さんって他にないしね(^_^)
また近いうちにぜひ、酒池肉林に溺れたいものです。(笑)
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■■2013年10月レビュー
「焼肉姉妹」なんて名前なのに、年に1回程度しか焼肉を食べないわたしですが、
今年はすでに2回も焼肉を食べに行っちゃいました♪
それがこちら、『よろにく』。
1度目は8月に、かき氷部の3名で。
2度目は10月に、かき氷部副部長のお誕生会で。
両日とも色々あって「おまかせコース」を出していただきました。
お店は南青山の一角にあり、外観はまるで和食屋さんのような趣があります。
店内はとてもスタイリッシュ。
扉を開けるとお肉を焼く匂いはするものの、焼肉屋さんとは一線を画したお洒落感。
席の間隔もゆったりしていてくつろげます。
焼肉屋さんと言えば、コンクリ床にガタガタ揺れるテーブル&座り心地の良くない丸椅子とか。
あるいはお座敷で座卓を囲んでじゅうじゅう、というイメージだったのですが、いい意味で
完全に覆されます。(笑)
そして、こちらではお店の方がお肉を全て丁寧に焼いてくださるんです。
どのお肉をどういった火加減で、どのくらいの時間焼けばいいかを知りつくした方が、
お肉を最も美味しい状態に仕上げて提供してくださいます。
ひとくち頬張ると、肉の脂の甘み、赤身の旨みがじゅわわっと口いっぱいに広がり、
思わず目を閉じてその旨みの世界に身を委ねたくなります。
しあわせ~♥
肉質の素晴らしさは言うまでもなく。
そこに焼きのプロの腕が加わるわけで。
基本は1つの部位につきお肉が1枚なのだけれど、その稀少性(だって一口でぺろりですもん!)も
たまらなく飢餓感を煽るわけで。
もうね。
ここは焼肉屋の概念を越えますね。(笑)
しかも、ただ肉をそのまま焼いて食べさせるだけではなく、卵黄につけてすき焼き風にしたり、
土瓶蒸しにしてみたり、目の前で焼いた後、牛カツにして持って来たりと、飽きさせない工夫が随所に。
コースの構成の素晴らしさには目を瞠ります。
そしてそして。
こちらはデザートにかき氷がいただけちゃうんです♪
店長の桑原さんはかき氷がすごくお好きだそうで、全国津々浦々、食べ歩いて回っていらっしゃるとのこと。
これまでにいただいたかき氷は、
・ほうじ茶
・薩摩白くま(特別メニュー)
・薩摩白くま(通常メニュー)
・マックスコーヒー
・抹茶キャラメル
氷は薄く細長く削られていてふわふわざくざく☆
ほうじ茶氷の蜜は特に素晴らしくて、芳醇な香りと味わいが楽しめます。
めっちゃ美味しい♪
薩摩白くま、か、かわいい・・・♥
くまちゃんのお顔をかたどった氷は特別に作っていただいたもので、通常は普通の練乳氷になります。
ほどよい甘みが心地いいですね。
マックスコーヒー氷は、千葉でめっさ甘いと有名なコーヒーをモチーフにした氷。
ミルキーな味わいとコーヒーのほんのりとした苦み。
甘みはしっかりとあって、これも食後にはぴったり♪
抹茶キャラメル、これは初めての組み合わせ!
不思議と合います。(笑)
こちらに伺うたびに、かき氷の無限の可能性を感じてワクワクするんです。
それはもちろん肉料理についても同様で。
お店の方のたゆまぬ努力と、素晴らしいセンスに毎回KOされてしまうのでした。
2度伺って、2度とも感動の肉&氷祭り♪
次は冬に来ようね、と副部長と語り合った秋の夜。
四季ごとに訪れたい、大好きなお店との出逢いになったのでした^^*
10位
1回
2014/10訪問 2014/10/10
今回写真をアップしながら気付きました。
わたし、こちらのお店の訪問頻度がいちばん高いみたいです。(笑)
しかも真冬にちょこちょこと。
季節ごとの果物蜜を使った氷もとても美味しいし、冬はチョコレート系が目白押しでそれも楽しい♪
イチオシは「おいもミルク」。
安納芋と紅かぐらと栗を合わせたペーストはもったりと濃厚で、芋と栗の自然な甘みが引き出されていて、
これはもうかき氷を超えるスイーツだなあ、なんて。
そして、ついにたこ焼き(6個430円)、いただきました!
表面はくにゃっとしていて、中は柔らかくってとろとろ♥
そしてぷりっぷりの大ぶりの蛸♪
これはうまーーーい!!
味わいも香りもまさにこれぞたこ焼き!!
甘めのソースがしみしみで、生地の風味とベストマッチで。
はふはふしながらいただくこの幸せったら♪
「もっと早く食べれば良かったです!美味しいですね♪」って言ったらご主人が「たこ焼き屋さんですから。(笑)」って笑ってらして。
すみません~(^_^;)
今年の冬もお世話になります。(笑)
そして次こそは明石焼きを食べなくっちゃね。
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■■2013年11月レビュー
今年、いちばん夢中になったお店がこちら。
笹塚の『みなと屋』。
あまりに夢中になりすぎて、多い時は週1ペースで訪問。(笑)
笹塚駅北口を出て、十号通り商店街の中ほどにあるお店。
今年の2/14にオープン。
たこ焼き、明石焼きのお店ですが、かき氷も出していらっしゃるんです☆
しかも最初は市販蜜だけだったのが、カキゴーラーの皆さんに「自家製蜜はないんですか?」とリクエストされて作ることになったという。(笑)
まさにユーザーが作ったかき氷。(笑)
初期は数種類しかなかったのが、伺うたびにバリエーションが増え、今では10種類以上のラインナップ。
すごすぎます。
蜜の種類はフルーツ系あり、野菜系あり、ミルク系ありとかき氷好きの心を掴んで離しません。
しかも480円~680円と安いんです!
フルーツや野菜の蜜は作り置きだと変色するので、注文を受けてからミキシング。
できたて蜜をいただけます♪
初訪問でいただいたのは「もも」と「アボカドミルク」。
フルーティで瑞々しいもも蜜は、ももをそのままいただいているような美味しさ。
氷はふわふわと薄い削りで、蜜との相性も抜群。
アボカドミルクは、もったりとしていてクリームのよう。
甘さは控え目、アボカドの濃厚さと青みがほどよい塩梅。
初訪問で、「ここのかき氷はどんどん美味しくなるに違いない!」と確信しちゃいました。(笑)
その後、通うたびにご主人が削りの腕をめきめきアップ。
さらにふわふわで繊細な氷がいただけるようになりました。
いちばん印象的だったのは、「霧島紅かぐら」。
1本1500円のお芋を焼いて皮ごとペーストにしたもの。
これがまあ、甘くてほっくほく!
砂糖などの甘みを一切足していないのにこの甘み、すごいです。
なめらかで、とろんとしていてめっさウマイ!!
感動の美味しさでした。
ご主人の熱意、研究熱心さ、そしてこれだけのものを作り上げてしまうセンスに脱帽。
もともとご主人はかき氷がお好きだったわけではなく、20年前に食べたきりだったそうです。
それがお店で夏に冷たいものを出そうということになり、紆余曲折あってかき氷にしよう、と。
ある時、「かき氷をやっているうちに、かき氷が好きになりました」ってご主人が笑ってらして。
一緒にいるうちにどんどん好きになる。
触れるうちに、どんどん惹かれていく。
そういうのって素敵だなあ、と^^*
恋する気持ちもおんなじ。
そんな風に誰かを好きになれたらいいのにな。
こちらのかき氷をいただく度にそう思うのでした。
(一応オトメですから(笑))
去年のかき氷シリーズで味をしめ、今年はシリーズ二毛作。(笑)
前半はフレンチ、後半はかき氷のシリーズに挑戦しました♪
特にかき氷については、東北、名古屋、四国など、地方にも遠征。
まさに「食べ歩いた」1年でした。
今年のベストレストランは、フレンチとかき氷のお店の中から、印象深かった10店を選んでいます。
規模も、料理も、形態もさまざまだけれど。
作り手の深い想いや、矜持や、客をもてなすあたたかさが伝わるお店たち。
振り返ると幸せな想い出でいっぱいです^^*
お店の方、そして食べ歩きにお付き合いいただいた皆様に心から感謝、なのでした。