上高地二日目は、快晴。
実に気持ちの良い朝だ。
一泊だと、もう帰らなくてはいけないが、2泊だとのんびりできる。
昨夜は9時に就寝。
しっかり10時間は寝た。
これだけ熟睡したのは、久しぶりだ。
ホテルの朝食はバイキング。
どうしてもバイキングは食べ過ぎてしまう。
9時にホテルを出発。
今日は、午前中は明神池まで行って、昼食は
五千尺ホテルで食べるつもりだ。
河童橋で、老夫婦から写真を撮ってくれといわれ、快く応じる。
明神池に行くには、
五千尺ホテル側から
上高地明神館を目指すルートと、梓川を一気に明神池へ向かうルートがある。
最初のルートの方は1時間20分ほどかかるが、上りの傾斜があまり無いため楽だ。
歩いていくと、帰りの人に会う。
皆さん挨拶を交わす。
気持ちが良いが、全員に言うのはしんどい。
しばらく行くと、猿の軍団。
凄い数だ。
一昨年も凄い数がいた。
まるで「猿の惑星」だ。
山に食料が少なくなってきているのだろうか。
それとも人が餌を与えたか。
いずれにしても、これほど多いと危険な感じがする。
やっとのことで、
上高地明神館に着く。
ここで一休み。
「名物黒豆どら焼き」というのを買ったが、これは超不味かった。
明神池に入るには拝観料を取られる。
でも、ここまできたら入ったほうが良い。
実にひっそりとした静かな池だ。
こんなに冷たい水の中でも魚がいる。
生命力とは凄いものだ。
人間は最近簡単に命を粗末にしているような気がする。
さあ、戻ろう。
帰りはさっきとは違って梓川を下るコース。
こちらの方は1時間ほどで着く。
階段がきついが、下りなのでさほどでもない。
途中にある川の流れが見事だ。
ここに居ると飽きない。
「行く川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず・・・」
「方丈記」の冒頭の句を思い出す。
時間は流れてますな。
もう戻ることはない・・・。
でもお腹すいた。
早く、
五千尺ホテルの「ビーフシチュー」を食べよう。