『あの日、私達は松本にいました(3月11日)』クラウドさんの日記

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平成23年3月11日。
八方尾根でスキーをするために、私達は松本にいました。
松本駅に「あずさ」が到着したのが、午後2時30分。
駅に着いたら、蕎麦を食べようと浅田へと向かいます。
しかし、しばらく歩くとあるビルから若い女性達がぞろぞろ出てきて騒いでいます。
なんだろうと近づくと。

「地震!地震!」

立ち止まると確かに地面が揺れています。
この界隈も最近は地震が多い地域なのでまたかと思っていると、隣の電気店からも人が出てきます。

「震源地は仙台だってよ」

えっ、仙台の地震で長野の松本がこんなに揺れるのか?
震度5弱くらいはありそう。

そうです、これが東日本大震災でした。
当日、私達夫婦はかろうじて松本に居たのです。
その日東京にいれば、帰宅難民になっていたことでしょう。

かみさんは福島の出身なので電話を入れると全然つながらない。
かなりの地震なので不安が増すばかり。

ホテルに戻ってテレビを点けても地震のニュースばかり。
とてもスキーの気分にはなれませんでした。
翌日帰京することにしましたが、折角松本に来たので久しぶりに松本城へ。
真冬の松本城は地震のせいもあってか、さらに寒そう。
帰り際に変なカエルの像やら「牛つなぎ石」も見ながら夕食へ向かいました。

翌日は大変な思いで帰りました。
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