レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
4回
2019/05訪問 2019/09/28
久しぶりの「すぎた」。
最近は自分で予約しても取れないので、他のレビュアーさん頼み。
今回はそのレビュアーさんが行けないので二人分譲っていただいた。
普段はかみさんと行くのだが、今回は大学の友人を誘って行くことに。
彼は豊洲で魚関係の事業をしているので、魚はかなりうるさい。
ただ、難点は酒をかなり飲むこと。
「すぎた」でガンガン飲まれたらいくら取られるか分からない(笑)。
事前にあまり飲み過ぎないよう注意しておいた。
この日は5時30分スタート組。
まずは恒例のアウグスビールから。
グラスは無くなって瓶だけ。
友人は中瓶2本を注文…オイオイ(^^ゞ
(つまみ)
・空豆
・三重の鳥貝、三陸の真子鰈
・帆立の磯辺焼き
・穴子の茶碗蒸し
・七ヶ浜の子持ち蝦蛄
・ホタルイカ、鮟肝と新政
・太刀魚の塩焼き
この段階でビール2本はとっくに空いてしまい、日本酒2合も空いてしまった。
大丈夫だろうか?
(握り)
・小肌
・真鯛
・カンパチ
・鰆
・那智勝浦の中トロ
・鯵
・子持ちヤリイカ(写真撮り忘れ)
・車海老
・金目鯛
・青森のムラサキウニ
・穴子(写真ボケボケ)
・お椀
・玉子焼き
この間、お酒2合が2回。
友人はあれでも抑えているようだったが(笑)
魚にうるさい友人も絶賛の寿司ばかりだったようだ。
特に切り身が大きいのに驚いていた。
私はこれが普通かと思っていたが。
今日はやはり小肌が一番かな。
他は意外にもカンパチが良かった。
まぁ、いつもどれも旨いんだけど。
お会計は・・・お一人・・・35,000円!!。
やはり飲み過ぎた。
真夏の「すぎた」。
最近は予約がすっかり取れなくなり、もうこの店に来るのは厳しいかと覚悟していましたが、マイレビュアーさんからのお誘いでやってきました。
しかし、毎月のように訪問している方々はどうやって予約しているんでしょうかね。
年間予約でもあるのかな。
この日は17時スタート。
いつも20時スタートばかりで帰りがしんどかったですが、今日は早く帰れそうだ。
今日はツマミ少々です。
・蛸
・真子鰈
・鰯
・金目の煮びたし
お酒は最初はビール。
その後は冷酒を2種類。
・篠峯
・雨後の月
鰯がやけに旨かった。
夏場はやはりマイワシが美味い。
寿司は次の通り。
・小肌
・春子
・鰹
・甘鯛
・金目
・鯵
・赤身
・中トロ
・海老
・ホッキ
・鰯
・車海老
・佐賀の雲丹
・お椀
・穴子(塩)
・玉子焼き
夏場のせいかいつもより酢がきつめ。
考えてみれば都寿司の頃は最初は結構酢がきつめで私は好きでした。
最近は少し酢の使い方が変わってきていましたが、やはりきつめの方が美味いな。
小肌は相変わらずの旨さ。
この日はどの握りも良かったように思います。
会計は29,000円。
なんだかまた高くなった気がするが(笑)。
まぁ、早々来れない店なので良かった。
昨年末に「ミシュラン」で☆を獲得してしまった。
おかげで予約がますます取りにくくなってしまった。
今回は昨年の6月に予約できたものだが、次が取れない。
何と今年はもう取れないそうだ。
まだ2月なのに(呆)。
今日は麗しきレビュアーさんとデート。
ゼロ次会の後、8時に到着。
前のお客さん達がまだ終わらず開始が少し伸びてしまった。
例によってつまみからスタート。
もちろんお酒はお任せです。
・穴子の茶碗蒸し
・ひろっこのおひたし(写真撮り忘れ)
・房州の鮃
・白魚の酒盗焼き
・白子
・岩手の牡蠣の味噌漬け
・あん肝と新政(酒)
・太刀魚
ツマミはこの辺で切り上げます。
少しスタートが遅かったので、帰りが心配なので(笑)。
・小肌
・真鯛
・鰆
・春子(かすご)
・芝海老の頭
・中トロ
・初鰹
・子持ちヤリイカ
・鯵
・車海老
・金目
・雲丹
・穴子(塩)
・お椀(浅利)
・玉子焼き
こうやって書くと、随分食べた気がする。
結構旨い酒を戴いたし満足度は相変わらず。
これで一人25,000円はある意味安いのかもしれない。
でも、ここまで予約困難な店になると、この店が遠く感じてしまいますね。
(2016年6月)
7か月ぶりの「すぎた」です。
あの時は晩秋。
今日は梅雨と言うか、猛暑です。
「日本橋橘町都寿司」で初めてこの店を知って10年経つ。
東日本橋の裏通りにあったかなり美味しい寿司屋さんだったのに、東京でも有数の店にまで出世した。
値段もその分出世した(笑)
何時でも気楽に行くことにできた店だったのに、予約すら簡単に取れない店になったのは一体何だったのだろう。
「食べログ」が無かったら、ここまで人気が出ただろうか。
湯島の「くろぎ」もそうだが、「食べログ」をきっかけに超有名店になった店はどれほどあるのだろうか、とつとに思う。
今日は珍しく個室にお客さんが来ていた。
有名人でも来ているのか?
今日は次のものをいただいた。
(お通し)
・じゅんさいの酢の物
(つまみ)
・ホッキ(北海道)
・平目(房総)
・アワビ、アワビの肝(千葉大原)
・鰹(気仙沼)
・ホタルイカの味噌漬けと塩雲丹
・エボ鯛
(握り)
・小肌
・真鯛
・サゴチ
・かすご
・大間の鮪の漬け
・鮪中トロ
・鯵
・車海老
・金目
・赤雲丹
・穴子(タレ)
・お椀(浅利)
・玉
今日は猛暑日のせいか、いつもより塩が強めだった。
でも、しっかりした味なので、食べやすい。
小肌は相変わらず最高だったし、赤雲丹の旨さは筆舌し難いものがある。
酒は杉田さんにお任せ。
どれも旨い。
今度は2月か。
高級寿司店はここだけで充分だな。
(2015年11月)
2100件目はやはり人形町を代表する此方でしょう。
「日本橋橘町 都寿司」が移転して初めて訪問です。
今度は店名が「すぎた」。
さすがに修業先の「都寿司」に近いこともあってか、ご主人自らの名前を店名にしたようです。
今度の方がたしかに高級感もある。
場所は、事前にチェック済み。
水天宮というよりロイヤルパークホテルの方が近い。
この界隈は実はあまり詳しくない地域なので、ちょっと不安。
開店祝いの花束が飾られています。
真新しい白いの暖簾がやけに夜の街に映えて見えます。
地下の店です。
以前はステーキハウスだったとのことですが、その面影はありません。
木戸を引いて店内へ。
個室っぽいカウンターもありますが、ここは使用しないで荷物置き場になっている模様。
奥のカウンターは9席。
壁とカウンターの間が以前の店より狭いので、先ほどの個室が荷物置き場になってしまうのでしょう。
新しいだけでなく、今回はちょっと高級感を出した店づくりのようです。
庶民的な寿司屋の雰囲気はもうありません。
8:30PMの予約ですが、完全入れ替え制の感じ。
従業員も少し増えたか。
少し待たせて杉田さん登場。
昔に比べると太ったか…他人のことは言えんけど(笑)
まずはビールで喉を潤す。
いつものように適当にツマミと寿司でお願いしました。
ツマミ
・お通し きぬかつぎ。
・かわはぎ肝醤油
・ホッキ貝
・しめ鯖
・帆立の海苔巻
・あん肝
・イクラの味噌漬け
・エボ鯛
牡蠣が苦手なのでホッキにしてもらいました。
こんなでかいホッキは久しぶりです。
命を感じるホッキでした。
しめ鯖も海苔で巻いていますが、微妙な味付けが加わり実に素晴らしい。
お酒は「勝駒」「新政」など。
握り
・小肌
・真鯛
・大間の鮪の漬け
・鰆
・大間の鮪の中トロ
・鯵
・車海老
・金目鯛
・蝦夷ばふんうに
・穴子(塩)
・お椀
・玉
いつもながらの杉田さんの芸術的な寿司にまた出会えました。
相変わらず見事ですねぇ。
ここの良さは杉田さんの会話のタイミング。
寿司店の場合、大将のペースで話が終始する場合がありますが、杉田さんはそんなことはしない。
会話は適度にするのみ。
此方の会話の中に入ることもない。
タイミングで話をふってくるのみ。
この心遣いは嬉しい。
都心の有名寿司店にはあまり行っていないけど、この店を知っているだけで、充分と思えます。
予約は相変わらず取りにくいけど、必ず来ます。
2位
1回
2016/05訪問 2016/07/24
2,200件目はレフェルヴェソンス これはフレンチだろうか?
2,200件目は「レフェルヴェソンス」。
食べログTOP10に入る超有名店です。
多くのレビュアーさんが訪れており、どの評価も最高のものばかり。
今年は行ってみたいと思っていたら、お誘いがありました。
なんという僥倖でしょうか。
場所は、高樹町。
表参道からとぼとぼ歩きます。
長谷寺の脇の道らしい。
私が社会人になった時の新入社員研修で、この寺に来て座禅を組まされた記憶が蘇ります。
あの時は背中を嫌というほど叩かれたなぁ。
「親父にもぶたれたことがないのに!」(アムロ風)(^o^)
という痛い思い出の長谷寺を横目にお店に着きました。
ここか。
微妙な勾配のある入り口を上ると、玄関です。
ウエイティングにお連れ様がもう来ていました。
ありゃ、ラフな格好やんか。
ドレスコードだと思っていたが、ランチは上着が無くても良かったみたい。
当店ご常連の幹事さんは・・・案の定遅れてやってきます(笑)
皆さん、揃ったところで席へ行きます。
半個室のようなブースに案内されました。
スタッフは皆さん男性ばかり。
うーむ、…この風景は女性客をターゲットにしているのでしょうか。
そういや、シェフもイケメンだとか。
「アビス」のシェフもそうですが、フレンチのシェフはイケメンが多くなってきたのでしょうか。
さて、料理の前に何故かサービスのお酒。
なんと日本酒と白ワインの合体VERだそうです。
少し日本酒多めですが、面白い味です。
ちょっとだけなら良いかもしれない。
食前酒はシャンパンです。
やはり蒸し暑い日にはシャンパンが一番です。
料理の方はなにやらお勧めのメインがあるそうで、それが出る「おでかけ」となりました。
しかし、面白いネーミングですねぇ。
どこへお出かけするんでしょうか(笑)
・アミューズ
真鯵、加賀太胡瓜、えんどう豆、ガスパチョ~
左の泡泡しているのは、タイ料理などでよく使われる「コブミカン」。
その下がえんどう豆でしたでしょうか。
見た目で味が想像できません。
泡は酸味。
その次がしょっぱい。
一番下は甘い。
三つの味が混在してます。
面白いですね。
右は、生姜の味が強烈。
なんとも初めて体験する前菜でスタートです。
パンとバター?が来ました。
バターは豆腐クリーム?とオリーブオイルかな。
滅茶苦茶美味しい。
パンは大阪の超有名店「シュクレ・クール」のもの。
昨年、大阪に出張に行った時、買いました。
絶品です。
・上昇~
上り鰹の昆布締め、栄螺(サザエ)と黒ニンニクのエミュルション、紫蘇の葉と花、コンブチャで発酵させたセロリと発酵乳
写真をご覧あれ。
これがフレンチに見えるでしょうか?
どうみても和食です。
生姜ではなく紫蘇の葉の上に上り鰹。
さっぱりした味ですね。
戻り鰹より私は好きです。
しかし…和食とフレンチの境目がなくなってきた感があります。
ワインを所望。
白ワインにしようと思ったら、なんだか「オレンジワイン」とかいうのを勧められた。
オレンジワイン???
イタリアワインだそうです。
フレンチでイタリアワインでっか?
まぁ、良いかも。
色はロゼっぽいけど・・・これはどうだろうか?
癖が強くて、私には合わない。
・定点~
蕪とパセリ、キントアハム、ブリオリッシュ
当店のスペシャリティのようです。
かなり有名。
蕪です。
しかも、固い(^o^)
でも栗の中でスープが迸る。
熱々で実に美味しい。
うーむ、これもフレンチと呼べるのであろうか?
赤ワインにしました。
うむ、おいちぃ(^o^)
・陽だまり~
甘鯛のポワレ、たけのこ、縮緬(ちりめん)キャベツ、木の芽
鯛のポワレはどこにでもある料理ですが、当店は甘鯛の鱗を実に上手に使って食感を楽しませる。
たけのこは旬のせいか、柔らかくてジューシー。
ソースもたけのこ。
正直、筍のどこが美味いんじゃと思っていた私ですが、こんなに鮮烈で美味しいとは思わなんだ。
キャベツが切り難くて食べ難いことを除くと、実に印象に残るソースと食感であった。
・南から始まる~
今帰仁アグー豚を薪で、沖縄ヨモギのジュとシャンピニオンのピュレ、菜花とアミガサ茸
メインです。
沖縄の今帰仁のアグー豚。
沖縄の人達もよう食べないような高級品です。
かなり脂が乗って…乗り過ぎか(笑)
ヨモギは沖縄ではフーチーバ。
それほど癖もなく豚肉に合います。
菜花はちょっと短くカットしてあっても良いかもしれない。
脂身もカリカリした味で美味しい。
・緑の山~
空豆のクレームと桑の実のコンフィチュール、トンカ豆のアイスクリーム
デザートです。
これまた味が想像できません(笑)
コンフィチュールはジャムと同じ。
これが桑の実か。
初めて食べました。
しかし、空豆もデザートになるんですなぁ。
アイスはちょっと癖が強くて好みとは違いましたが、なかなか衝撃的な一品です。
・お薄&World peace
大概、フレンチの最後はエスプレッソとかですが、当店は・・・、抹茶です(^o^)
驚きました。
無粋者ゆえ、茶道には全く興味なし。
子供の頃、親戚の家で一度飲んだきり。
フランス料理店に勤めていると茶道も要求されるらしい。
大変ですなぁ。
なんとも不思議なお茶でした。
小菓子は四種類。
どれも手抜きなしで美味しい。
最後の頃、シェフがご挨拶。
TOKOIの長瀬似のイケメンシェフです。
何でも、明日バリ島に行くんだそうです。
和食の原点は東南アジアにあるのではないか、という旅だそうです。
へぇー東南アジアというと苦手なパクチーしか思い浮かびませんが(笑)
あくなき探究心に脱帽です。
しかし、青山という立地でこれだけの敷地。
従業員の数を考えると、凄いコストです。
大したもんだ。
フレンチですが、最早フレンチというより和ですな。
和食もフレンチに近づいているし、イタリアンとフレンチの境目もアヤフヤな昨今の傾向。
いよいよ和食が世界の頂点に立つんでしょうか。
ちょっと間違えると創作料理になりそうな感じですが、見事な料理の数々でした。
ワインだけがちょっとイマイチでしたが、納得の料理に感服です。
また機会があれば再訪したいものです。
3位
1回
2016/05訪問 2016/10/02
東京を代表するビリヤニの名店ですが、「ラスニメティカレー」はそれを凌駕する美味しさです
江戸川区きってのインド人街「西葛西」。
人気店だった「HARI」の後にまたインド料理店が開店。
今度はこの界隈で一番のビリヤニが美味い「ムスカン」のバサントシェフが独立してできたそうな。
ムスカンのビリヤニはちょっとばかし他の店とはレベルが違います。
店が遠いので簡単に行く気になれないのが難点でしたが、あのビリヤニが駅前で食べられるとは(驚)
当然夜の訪問です。
ビリヤニは夜の方が断然美味しい。
店は相変わらず怪しい場所にあります。
隣の「デリーダバ」の方が断然入りやすい。
この条件は厳しいところですなぁ。
店内に入るとなにやら夜なのに「テイクアウト」の作業中。
全部ビリヤニみたい。
デリバリーもやるみたいですね。
大変だなぁ。
以前座った席と同じところに勝手に座ります。
メニュー拝見。
こんどの店はネパール系のメニューも多い。
そうか、シェフはムンバイの料理人とはいえ、出身はネパールでしたね。
でも、まぁここはネパール系には興味がないので、いつも通りの注文にしよう。
ビリヤニはチキンと決めたものの、カレーをどれにするか。
ラスニメティカレー(850円)が目に入る。
これは食べたことがない。
いつもチャナマサラばっかし。
ラスニメティカレーはガーリックとラスニメティを使ったカレーだそうな。
ラスニメティはドライハーブ。
これにしてみよう。
まずは生ビールを注文。
つまみは「サモサ」(500円)と決めている。
サモサの不味い店はどの料理も美味しくないと断言できます。
ババドゥを食べているとサモサが来ました。
大きいサモサ。
少食の方なら、これで満腹になること間違いなし。
しかし、このサモサ。
馬鹿旨です。
今までこんな美味しいサモサを食べたことがない。
これほどスパイシーなサモサもあるんだ。
いやぁこりゃ堪らん。
続いてラスニメティとチキンビリヤニ(1,190円)。
カレーは結構ダークな色合いです。
上に焦がしたニンニクチップがあります。
辛さはVERY HOTです。
一口。
うわっ、なんじゃこの旨さ!!!!
ニンニクとカレー。
合わない訳がないですが、これは最高のカレーではないでしょうか。
スパイスの宝石箱や!とも言いたい。
辛さも飛びぬけて私好み。
脳天がスパイスとニンニクで一杯になります。
うむ、ここでビリヤニに行ってみよう。
これまた、完成度の高いビリヤニです。
インドのパスマティだそうです。
見事ですねぇ。
油っぽくないし。
カレーが強烈だったので、スパイスがやけに上品に感じてしまいますが、食べ進むとちょっとレベルが違うビリヤニと分かります。
ムスカンで食べたビリヤニと同じだ・・・当たり前ですが(笑)
ライタよりカレーを混ぜるともっと美味しくなります。
途中で苦しくなってきました。
ここでシェフが出てきてご挨拶。
ジュリアススージーさんのレビューによれば、葛西の「和印道」が皮きりらしい。
あそこのビリヤニも旨かったが、このシェフだったか。
東日本橋の「友人」にもいたそうな。
もしかしたらその時も食べたかもしれない…ビリヤニはランチには無かったので印象は薄いですが。
見るとこれからデリバリーで出かけるんだそうな。
うーむ、こんなに美味しいのに、隣の「デリーダバ」との競争は続いているようです。
いずれにしろ、この沿線で一番のビリヤニが味わえます。
4位
1回
2016/08訪問 2016/12/11
中華料理のオフ会は比較的少ない。
ジャンルとしては大衆的過ぎるのが要因でしょう。
ある意味、日本人からすれば本格的な日本料理より食べ慣れているのではないでしょうか。
それを考えると、食べログの評価で4点近い点数を稼ぐ当店のレベルは相当なものと思われます。
運よく、此方の常連さんに幹事をお願いし、訪問することができました。
場所は、築地と新富町の間。
この界隈はかなり有名店が集中している地域でもあります。
今日のメンバーは6名。
店内は中華料理っぽくないカジュアルなカフェレストランのような雰囲気。
食前酒は、なんと牛乳で作ったというお酒。
内モンゴルの酒だそうな。
牛乳でお酒が作れるとはこの歳まで知らなった。
飲むと確かにミルキーな風味が感じられますが、味はお酒そのものです。
・お野菜の甘酢漬け
大根、セロリ、ニンジン、パプリカの甘酢漬け。
酸味がほどよくとても美味しい。
ランチではこれが食べ放題なんだそうな。
続いて紹興酒。
孔乙区???
紹興酒もいろいろあるんですなぁ。
・シマアジの冷製 黒酢ソース
シマアジの上に黒酢ジュレとネギとミョウガが乗っている。
葱が乗っているので和食みたいですね。
中華もオーソドックスなスタイルではなく、和食っぽい感じを採りいれないとやっていけないのかな。
シマアジって、値段の割には感動の無い魚ですが、こういう調理だと違う顔が出てきて再認識します。
ここで後で出てくる「酔っ払い海老」に使う海老が登場。
紹興酒の中に生きた海老を入れるパフォーマンス。
生きた海老がガラス瓶の中で悶え打つ姿を見ると人間とはつくづく罪深い生き物だと感じますね。
でも・・美味しそう(笑)。
・口水鶏(よだれ鶏)
高坂農園の高坂地鶏を使用。
当店のある意味名物料理のようです。
そういや此方は四川料理でしたね。
かなり辡油が目立ちます。
上に乗っているのは白レバー。
食べて見て驚き。
今まで食べた中では一番美味しいよだれ鶏でした。
辛さも素晴らしい。
パクチーは少々邪魔ですが、気になるほどでもない。
白レバー自体の味は特に感じなかったですが、完成度の高い一品です。
残ったタレに餃子を投入。
餃子は本場っぽいもっちりした餃子。
これがまた実に美味しい。
辛いタレに実に合いますね。
・酔っ払い海老の紹興酒蒸し
先ほどの海老が登場。
完全に酔っ払ってこと切れた海老が熱した器に入ります。
すると綺麗な色に変身。
なるほど、こうなるのか。
紹興酒の風味はそれほど強烈でもなく、実に優しい味わい。
これもパクチーが結構付きます。
もう要らんなぁ(笑)。
ここで別の紹興酒。
「女児紅」と言う文字が読めます。
これはソフトな風味ですね。
癖が少なく飲みやすい。
・徳島サザエ炒め
久しぶりですね。
サザエは殆ど食べる機会がありません。
最近は海水浴に行くことも無いし(笑)。
正直、サザエってそれほど美味しいと思ったことはありません。
しかし、これは美味しい。
まるで鮑のような食感。
紹興酒と・・・これはクミンか。
しっかりした味です。
食感だけでなく風味が素晴らしい。
・ラムロースの唐辛子炒め
唐辛子が一杯です。
このまんま食べるみたいですが、さすがに2本ほどで充分。
1本は滅茶苦茶辛かった。
ラム肉は唐辛子のせいか、臭みが無く美味しい。
火の通り加減も丁度良い。
・真鯛の蒸し物
鯛は愛媛宇和島の「鯛一郎くん」というブランド養殖真鯛。
真鯛の上に漬物が乗ってます。
泡菜(パオツァイ)。
この漬物の味が独特。
真鯛の味より漬物の味が勝っているんじゃないかな。
・空芯菜炒め
空芯菜、金華ハム、青唐辛子の炒めもの。
見た目は万能ねぎです(笑)。
金華ハムと青唐辛子って合いますね。
これだけでご飯が食べられます。
・渡り蟹と春雨の土鍋煮込み
メインかな。
渡り蟹は食べ難いのでそれほど好きではない。
でも、身は意外に大きめなのでなんとか身を取り出すことが出来た。
意外なのは春雨の方が蟹の風味がしっかり感じて美味しかった。
・白い麻婆豆腐(豆花牛肉)
ご飯モノです。
白い麻婆豆腐は初めてかもしれない。
花椒は殆ど感じない。
殆ど辡油じゃないかな。
豆板醤は使用していない。
ちょっとパクチー入り。
思ったより辛くない。
美味しいけど、ちょっと想像していた味と違うかな。
・葱炒飯
量が少ないと思ったのか、コースとは別に炒飯を所望。
これが実に美味しい。
醤油と魚醤で作った炒飯というより焼き飯。
パラパラ感はないものの、なんだか一番ほっとする味でした。
・3種類の紹興酒を使ったプリン
プリンです。
ソースはキャラメルではなく3種類の紹興酒で作ったもの。
紹興酒でこんなソースが作れるんですね。
上に乗っている胡桃も癖が無く美味しい。
ちょっと大人向けのプリンでした。
お任せですが、お酒も入ってお一人8,500円強といったところ。
高級中華と比べると格段に安い。
満足度も考えると食べログの評価は妥当なものと思えます。
5位
1回
2016/05訪問 2016/08/06
(再訪)ちょっと癖のあるご主人が作りだす素材感抜群のピッツア。
(2016年5月)
「エパレット」でのオフ会の時、この店の話をしたら、ノリでオフ会をやることになった。
もちろんメンバーはほぼ同じ。
9人!
この店はどう考えても、6人程度が限界だと思うが、まぁ良いだろう。
当日は前回道を間違えたことを思い出し、慎重に歩いてみた。
しかし、また間違えてしまった。
どうも、この界隈の道はややこしい。
ギリギリで店に入ると・・・うわっ、超満席。
真ん中に細長いテーブルをセットしてその周りに座るのだが・・・これだと奥のトイレに行くことは不可能だ(笑)
ビールは控えよう。
すでに前菜が並んでいます。
自然のアスパラ?ワラビ、スナップエンドウ、ポテトとサーモン。
ふーん、これってイタリアンなのかしらん(笑)
ビールで乾杯。
すぐにスプマンテ。
こりゃ、またしても飲みそうだ。
前菜は食べてみると微妙にイタリアンか。
しかし、素材が良いのか、どれも旨い。
こんな簡単な料理なのに、やけに旨い。
大したものだ。
おっ、早くもワインが登場。
いきなり2本注文です。
大丈夫かぁ。
下町の居酒屋で飲んでいる気分がしてきた。
そういやちょっと癖のあるご主人は・・今日は機嫌が良いようだ。
さすがに常連客がいると違うのでしょうか。
空豆・・・なんだか空豆っぽくない。
しかし、これが絶品。
本当に野菜の美味しさを見事に引き出す腕前には感服する。
白エビのフリッターか。
これはビールの方が良いだろうね。
うむ、最高だ。
今度は赤ワイン。
これも2本注文。
この分だと10本くらい空けそうだ。
ヒラメです。
赤ワインだけど、関係ないか(笑)
これも旨い。
蛸です。
いやぁ、でっかい蛸です。
よくこんなの仕入られるもんだ。
市場に行かないと無理だと思う。
濃厚な味は見事です。
パスタです。
浅利のオイルソースパスタ
パスタはペンネ。
浅利から塩が出て少々しょっぱいが貝らしい風味が充分出ています。
いよいよピッツアです。
チーズのピッツア。
ふーん、なんだかオーソドックス過ぎるかも(笑)
物足りないのでピッツアは追加しました。
豚肉が出て来ました。
濃厚な赤ワインソースですが、クミンも使っている。
見事なソースです。
パンで掬って完食しました。
生ハムのピッツアと納豆のピッツア。
追加で注文したものです。
インパクトがあるのは納豆のピッツア。
ピッツアというより、まさに納豆そのものです。
最後にデザートピッツア。
前回、作る気がしないと言われたチョコレートピッツア。
私のリクエストに幹事さんが応えてくれました。
ありがとう。
しかし、・・・こりゃ絶品です。
いやぁ、それにしてもワインが8本?9本?
良く飲んだ。
舌が回らないほど飲みました。
おかげで電車で寝過ごしてしまった(^o^)
(2016年1月)
かみさんが又しても美味しいピッツアを食べたいというリクエスト。
うーむ、ピッツアの旨い店は探せばあるのだろうけど、千葉方面や東京の下町には少ないのです。
何故か永福町とか中目黒に行けば、かなりあるんですが・・・。
食べログで上の方から検索。
すると、当店がヒットしました。
おおっ、ここはたしか風太くんさん一押しの店ではなかったか?
場所は、東向島か。
ここなら行けないこともない、ということで一応予約を入れ日曜日に訪問です。
東向島・・・昔の名前は玉ノ井。
赤線の名残は最早ないものの、曲がりくねった道があちこちにあるという、私の故郷である町屋を連想させます。
土地勘が無いと、分かり難い。
今回は、曲がるポイントを間違えて、久しぶりに迷ってしまった。
予約より5分遅れで店に到着。
外観は、やっているんだかなんだか分からない感じ。
元は車庫かなにかでしょうか。
正面から入って良いのかな?
恐る恐るドアを開けて店内へ。
大丈夫らしい。
厨房には半袖シャツ一枚のご主人が忙しそうにしています。
予約名を告げると、奥におしぼりが置いてあるテーブルがあるのがわかります。
ここか。
しかし・・・超狭いです。
テーブルは4つ。
どれも2人用。
8人は入れるけど、かなり細身の方向け。
私のようなメタボ体型の方には厳しい。
実際に8人は無理かと思えるほどの店内です。
テーブルの上には細い字で書いたメニュー表があります。
どれどれ・・・どれも単品だらけ?
ランチセットとかない・・・む、…コースがある。
3,500円たぁ、ちょっとばかし高いです。
でも、ピッツア単品でも1,500円から1,800円。
デザートピッツアもあるし、パスタもある。
コースなら他の料理も出てくるでしょう。
これにしよう。
「すみません、コースってどんなのが出るんですか?」
「辛いピザと甘いピザ、パスタです」
「一人でそんなに食べるんですか?」
「いや、2人です」
どうやらコースは2人以上らしい。
辛いピザとはメニューにある「ピザ」のこと。
甘いピザは「ドルチェ」と書いてあるデザートピザのことらしい。
「チョコレートのピッツアはあるんですか?」
「いや、あれはもう止めようかと思って・・・今日は紅茶のピザです」
つまりチョコレートのピッツアは作りたくないらしいが、要はメニューから好きなピザを2つ選べと言いたいらしい。
後はお任せ料理のようです。
ということで、「辛いネギのピッツア」と「シナモンとココナッツのピッツア」を注文。
後はお任せです。
グラスワインも当然注文。
まずはワイン。
グラス小ちゃ!
味はまずまずなれど、高級品ではない。
しばし待つと、ご主人が何やら持ってきました。
「牛蒡です」
見ると牛蒡と人参が乗ってます。
普通、牛蒡のナンチャラ、とか説明するだろうに・・・牛蒡です・・・(^o^)
食べてみると、牛蒡のカルパッチョらしい。
酢が効いていて美味しい。
人参は何故かクミンの味がする。
人参の甘味と重なって実に美味しい。
前菜のサラダのつもりか。
続いて・・・「ホウレン草です、皿は熱いので触らないように」ときた。
ほうれん草のナンチャラって普通言うだろうが(笑)
しかし、ほうれん草とは思えぬ、クラッシュほうれん草か。
上に乗っているのはチーズか。
ほうれん草を粉上にして、チーズを乗せオーブンで焼いたのかも。
うむ、これは想像以上に美味しい。
ここまで、野菜の素材感がしっかり味わえる料理ばかり。
男性的な料理が続きますが、実に旨い。
やっと、ピッツアが登場。
辛いネギのピッツアです。
ネギの香りがすんごい。
チーズも香るけど、邪魔してません。
うわっ、これは凄いな。
チーズ滅茶苦茶美味い。
香りがここまでするピッツアは初めてかもしれない。
ネギの味もしっかり。
ネギの旨さが実によく分かる。
ここで、お客さんが入ってきました。
やはり電話で予約して来たらしい。
声をかけても返事をしないので、困ってました(笑)
今度は肉料理が出てきました。
「豚肉です」
豚肉のナンチャラって、普通言うだろうが(爆
一口。
えっこれって豚肉???
なんだか、牛肉としか思えないほどトロトロです。
上等なビーフシチューと同じ味。
豚肉がここまで柔らかく煮込めるものだろうか?
さらにデミグラスソースが最高に旨い。
ピッツアで食べると余計、もっと美味しく感じる。
今度は黙ってパスタが出てきた。
何の説明もなし(爆
このでっかい野菜は…菜の花か?
菜の花と生ハムのオイルソースパスタらしい。
パスタ自体はピッツアに比べると普通かなと言う感じ。
でも、菜の花をこれほど素材感たっぷりで食べたのは初めて。
最初はブロッコリーか大き目のアスパラに見えたが全く違いました。
確かに寒い時期には良く見る野菜です。
しかし、でかいです。
なんだか、田舎のイタリアンで食事しているような気分。
最後はデザートピッツア。
シナモンとココナッツ。
これは・・・超甘い!
シナモンの風味はきつくないので助かりました。
ココナッツが強め。
子供なら最高のおやつだ。
これはこれで完成形のピッツアでしょう。
正直、文句のつけるところがないピッツアです。
珈琲でも出るのかと待っていましたが、その気配なし(笑)
ここでお会計。
8,000円弱でしたが、適当な料理は一品もなし。
有名店で下手な鰻重を食べるよりはるかに満足感があります。
難点はかなり癖のある御主人か(笑)
他の方のレビューを読むと、奥さんもいるような感じだが、正直ご主人一人では余程の馴染み客でもないと厳しいか。
常連客になれば超楽しい店なのかもしれない。
近くにあったら通うのにねぇ。
6位
1回
2016/10訪問 2017/01/09
何となく寿司気分。
上野界隈ではなかなか美味い寿司に出会えない。
丁度、日本橋まで買い物に行くことになったので、こちらにお邪魔しました。
勿論、予約は必須の店ですが、名店のような半年以上先ということもないので、ギリギリでも間に合うのです。
場所は、コレド室町2。
どれが1だか2だか3だか、よく分かりませんが(笑)。
予約は11時30分。
ぴったりの時間に間に合いました。
カウンターだけでなくテーブル席もありますが、かなり狭い感じの店です。
入口が段差があるので、ちょっと危ない。
付け場には鉢巻をした若い大将が目に入ります。
見た目はちょっと強面ですが、日ハムの中田翔似です。
他には若い男性が2名、女性も2名います。
土日祝日は「おまかせ」のみの営業なので、ちょい高目の6,000円のコースとなります。
まずは、スープから。
蜆のスープだそうです。
昨夜、呑み過ぎたから嬉しいです。
飲物はビールにしました。
お値段は580円と比較的安い。
おまかせは以下の通り。
・カマス ○
・水蛸 △
・サゴチ △
・神代豆 ○
・平目 ○
・岩モズク △
・真鯖 ◎
・煮鮑 ◎
・アオリイカ △
・鮪の尻尾 ○
・牡丹エビ ○
・エノキの昆布締め △
・湯葉豆腐 ◎
・本鮪の赤身と漬け ◎
・葉山葵 △
・馬糞雲丹 ○
・大根のハリハリ漬け △
・北海道のイクラ飯 ◎
・あん肝 ○
・ネギトロ △
・お椀(蜆) △
・穴子 ○
・玉子焼き △
・干瓢巻 △
・デザート(シャインマスカット)
昼の量ではありません。
摘みと握りが混じって出てくるとはいえ、6,000円でここまで出る店とは思わなかった。
ちょっとした店でも、握り10貫と少し摘むだけで5,000円は行きます。
ここまでの品数は凄い。
特に旨かったのが煮鮑。
蕩けるような鮑は初めて食べた気がします。
真鯖と本鮪の漬けも良かった。
これも蕩けるような美味さです。
馬糞雲丹は大将から手渡しで頂くという、趣向も素晴らしい(どこぞの有名店と同じですが)。
大将の握りの技術もかなりのもの。
少しい弱めな気がするが、口の中でほろりと蕩けてきます。
またシャリも上々。
昆布出汁を入れているせいか、酢以外の旨みがあり実に旨いシャリです。
ビールを4杯飲んだので二人で15,000円は超えてしまいましたが、充分満足できます。
一人10,000円は行くと思っていたので、かなりの明朗会計。
平日はもっと安いようですが、満足を得るなら土日祝日のおまかせの方が良いと思います。
7位
1回
2016/06訪問 2016/11/06
2300件目は「エノテカラウラ」 神楽坂で人気急上昇のイタリアン
2300件目は「エノテカラウラ」。
最近、人気急上昇の神楽坂のイタリアンでミニオフ会を開催しました。
本当は別の店にしようと思ったんですが、皆さん超グルメなので、大概どの店にも顔を出している。
共通して未訪の店を探すのが大変です。
さて、方向音痴の方用に選んだ当店。
神楽坂を降りればすぐに分かるんですが、出口が江戸川橋寄りだと迷います(笑)
とはいえ、徒歩1分。
赤城神社のすぐそば。
思った以上に小さなレストランですね。
店内に入ると、もう早くもお一人来てました。
早!
人気店ですが、まだ予約は比較的取りやすいお店とはいえ、当日は満席の様子。
凄いもんだ。
これも食べログ効果かも。
それにしても神楽坂は飲食店が増えましたね。
私が学生時分は料亭と居酒屋の街というイメージでしたが。
皆さん揃ったところでスプマンテで乾杯。
蒸し暑い時期には最高ですね。
料理はアラカルトもなかなか良さげですが、最初なので「おまかせコース」(5,800円)にしました。
ただメインを別のものに変えてもらうことに。
最初はフォカッチャとグリッシーニ。
これはなかなか良いぞ。
料理が来る前に白ワインを入れます。
・小さな一皿
スペックとトウモロコシのムース
燻製した生ハムですね。
味が濃厚で、生ハムの旨みが凝縮されている。
一枚しかありませんがお替りしたくなる感じ。
・冷前菜
華味鳥燻製、ホワイトアスパラガス、サマートリュフ
一見鶏肉とネギに見えます。
上にかかっているのは白トリュフか?いや、サマートリュフです。
粒胡椒の味が効いて実に美味しい。
・温前菜
鮎のグリル、葉山葵のソース、実山椒、フレッシュトマトとともに
6月なので鮎も解禁ですね。
この鮎、一口食べると苦い。
うわっ、こりゃ大丈夫かと思って食べると、苦みが残らない。
ハラワタの苦みですが、どうしたらこんな味になるんでしょうか。
こりゃ癖になる味だ。
白ワインを変えます。
本日2本目。
大丈夫かぁ(笑)
・パスタ
ハマグリ、北海道浅利、ムール貝、ジロール茸のトレネッテ
貝だらけのパスタです。
ハマグリ、浅利、ムール貝など。
貝の旨みがたっぷり。
貝はどちらかというと得意な方ではありませんが、こうして旨みが交わると、かなり濃厚な風味になります。
それとジロール茸。
こんなに香りが良いとは思いませんでした。
もうワインが空きました(呆)
メインが肉なので赤ワインを入れます。
勘定が心配ですね。
・メイン
金華豚のロースト、黒ニンニクのソース、万願寺とうがらし
牛肉ではなく金華豚のローストです。
さすがに金華豚は甘味があって美味しい。
火の入り具合も上等。
見事な仕上がりです。
・ドルチェ
桃のコンポートと桃のシャーベット、フロマージュブラン
桃だらけです。
あっさりしていて美味しい。
もう少し凝っているともっと良いかも
・ドリンク
エスプレッソダブル。
うむ、やはりすっきりしていて美味しい。
此方の特徴としては料理もさることながら、気さくというか気さくすぎる支配人の人柄でしょうか。
堅苦しさは微塵もない。
ストレートな物言いは、私に近いモノがあり、実に好感が持てます(^o^)
「食べログですか?好きなように書いてください」と凄いことを言ってました。
笑えますね。
料理はカジュアルで楽しく食事をするには最適だと思います。
願わくば、予約が取りにくくなる店になって欲しくないです。
あっお値段ですが、ワイン3本入れて4人で46,000円程度でした。
安いと思います。
ここは良い店だ。
8位
1回
2016/02訪問 2016/07/03
28年目の結婚記念日に訪れました。
随分と前からBMしていた店です。
渋谷まで来るのは億劫なので、訪問するのに随分時間がかかってしまった。
本当は夜の方が良いのでしょうが、最近は夜が辛いのでランチで訪問です。
BMした当時とはシェフが変わっているようです。
今はトスカーナ州で修業したという湯浅さんがシェフ。
此方は言わずと知れた、サローネグループの人気店。
以前は今は「Convivio」のシェフである辻さんがシェフをしていて有名でした。
「Convivio」の料理の素晴らしさは今でも記憶にあります。
同じトスカーナ地方の料理を得意とする湯浅シェフの腕前が楽しみです。
場所はすぐに分かりましたが、2階なので通り過ぎてしまうかもしれない。
思った以上に狭い店です。
ウエイティングがなく、この日は雨模様だったので、ちょっと大変。
予約名を告げて店内へ。
リストランテとしてはかなりこじんまりしてます。
「Convivio」や「サローネ」のような名物マネージャーがいるのかと思っていたらそうでもない。
まぁ、あんな方は早々いないでしょうが(笑)
テーブルの上に料理名の書いたメニューがあるのが嬉しい。
食べログをやっていると料理名を口頭で言われても覚えられないので紙に書いてあると助かります。
まずは、グラスシャンパンで乾杯。
うーむ、美味しい。
ちょっと辛口で、私好み。
我が家は夫婦揃ってのパン好き。
そのパン好きの我々の前に焼き立てのパンがずらり。
自家製フォカッチャを始め3種類あります。
オリーブオイルの香りもよく、このパンだけで満足してしまいそう。
・ズッパ ディ フィノッキオ
ズッパとはつまりスープのこと。
イタリア語は難しいですなぁ(笑)
今日はういきょうのズッパです。
ういきょう…ねぇ…どんな味でしたかしらん。
出てきた時に味が想像できない方が嬉しい。
見た目はクリープ系のスープ。
真ん中に烏賊のソテー。
塩加減が丁度良い。
食感も面白い。
・前菜の盛り合わせ
六種類の前菜。
真ん中は鰯のゼッポリーネ?
ちょっと魚臭い。
チーズの上にハムを乗せたものはワインに合います。
クロスティーニペストパンテストがあります。
これが一番美味しかった。
牛肉の煮込みもあるが、甘い。
人参の上に赤カブみたいなものが乗ってるのもありました。
最後はゴルゴンゾーラの上に豚の頬肉が乗ってます。
まぁ、こんなもんかと。
ワインを注文。
堪りません(^o^)
・ランプレドット
ここで失敗。
最初の写真を撮り忘れました(^o^)
ランプレドット は牛の第4胃袋の煮込み料理。
見た瞬間、美味しそうなので写真を撮り忘れるほど。
食感が良い。
それでいて口の中で蕩ける。
独特のソース。
これは美味い。
・カネロニ
魚のラグーのカネロニ。
見ると分かるが、実にいろんなものが入ってます。
上に香草のパン粉をまぶしてあるなど、実に芸が細かい。
湯浅シェフの拘りだろうか。
まるで時計職人のような細かな技が集結した一皿。
正直、どんな味と言われても、表現できない。
でも、この一皿は見事の一言に尽きる。
・プロポスタ ディ フィナンツェーラ
仔牛のマルサラ煮込み。
マルサラソースはシチリアのワインをソースにしたものらしい。
まぁ、フレンチなら要は赤ワイン煮込みか。
上に乗っているのはビエトラという野菜。
苦味があるかと思ったが、そうでもない。
なくても構わないようにも思える。
横にトリュフのように見えるのはレバーパテ。
こっちは苦味があってインパクト充分。
・スパゲティ ポモドーロ お好みの量で
80gでお願いしました。
男性は80gから100gが多いそうな。
女性は50g程度が多いとか。
トマトソースです。
生トマトそのもの。
実に美味しい。
通常のトマトソースと全然違う。
日本人が良く食べるナポリタンはいわばトマトケチャップの味。
本物のトマトソースとケチャップソースの違いをこれを食べると嫌というほど感じます。
・ズッパ イングレーゼ
ドルチェです。
真ん中はオレンジのソルベ。
横にマスカルポーネ。
これがまた美味い。
・小菓子
スプーンに乗っているのがパンナコッタ。
これがパンナコッタ?
初めての味。
固さが何とも言えない。
・エスプレッソ
ダブルです。
苦味が少なく、それでいて濃厚。
「Convivio」の辻シェフとは全然違います。
辻さんの料理はどちらかというと、大胆さが目立つ。
対して、湯浅シェフは緻密さでしょうか。
どちらかというと玄人好みかもしれない。
強烈な印象こそ少ないものの、その完成度は素晴らしい。
惜しむらくは、マネージャーの説明がちょっと聞き取り難かったのが心残り。
また機会があれば寄りたいと思います。
9位
1回
2016/05訪問 2016/09/11
ワイン良し、肉料理良し、そしてメインを凌駕するデザートがある神田明神近くの肉ビストロ
神田明神の近くにある人気のビストロにお邪魔しました。
この界隈は意外に隠れた名店が多い地域。
期待して伺いました。
場所は蔵前橋通り沿い。
末広町の方が近いかな。
店は2階造り。
1階はカウンター。
そのカウンターに座りました。
2階は予約客で一杯の様子。
従業員が少ないです。
ホールは女性一人。
料理を持って1階と2階の往復は大変そうです。
料理の前に飲物です。
当店は肉料理の店なので、赤ワインにしようと思ったら、お連れ様は白ワインがお好きだそうで、何故か白ワイン。
・マコン ク ド ラ メゾン(5,400円)
当然ボトルです。
マコンは好きなワインです。
芳醇な葡萄の香りが素晴らしい。
料理はどれもポーションが大き目なので、それほど注文しなくても大丈夫のようです。
・自家製シャルキュトリーお肉の前菜盛り合わせ(3,200円)
ハム、ソーセージ、パテのオンパレードです。
凄い量です。
これ全部自家製だそうです。
素晴らしい。
さらに塩加減が実に良い。
ワインが進みます。
野菜が足りないのでサラダを注文。
・本鮪のコンフィを添えたニース風サラダ(1,600円)
本鮪は中トロです。
これはまぁまぁってところでしょうか。
メインは看板料理と行きましょう。
・極上お肉の炭火焼き 山形産ジャージー種 仔牛 骨付きロース(7,600円)
見事な和牛のロースです。
火の通りは見事なレア。
何故か腎臓も付いてます。
横にも何故かマカロニグラタン。
ここまで結構食べているので、苦しくなってきてます。
肉はちょっと固めですが、牛肉そのものと言った感じ。
塩コショウは振ってありますが、ちょっと淡泊か。
やはりソースをかけた方が良い。
うむ、まさに肉を食っている感じ。
腎臓はちょっと癖があるので、好みが分かれると思います。
いやぁ、この歳で焼肉店以外でここまで肉を食ったのは久しぶりです。
もう満足しましたが、デザートを勧めてきます。
・アイスのショコラソースとラズベリーソースをかけたもの(名前を記憶していません<m(__)m>)(1,200円)
ちょっとした演出があって面白いデザートです。
しかし、これは・・・。
何というか・・・メインよりも・・・美味しいと思います(^o^)
これはプロのデザートですよ。
申し訳ないが、メインの凄さを凌駕していると思います(笑)
もちろん肉料理も美味しいが、このデザートは絶対注文すべきでしょう。
典型的な肉ビストロですが、ワインも良いし、肉も旨い、デザート最高。
もっと人気が出ると思います。
10位
1回
2016/09訪問 2016/12/24
オテル・ドゥ・ミクニに来るのは28年ぶり。
かのバブル時代以来です。
当時は四谷三丁目のとある店の常連だった私は、近くに出来た邸宅のようなフレンチの噂を知って友人達と一緒に伺いました。
その時の衝撃は凄いものがありました。
新進気鋭の三国清三シェフの名は当時凄いものがありました。
その三国シェフの料理を都心の高級住宅街にある邸宅と言っても過言ではない舞台で頂ける。
素晴らしいと同時に値段の方もかなり高かった。
当時4人で確か15万円くらいだったと思います。
その頃はバブル時代と言っても、料理の値段は今よりはリーズナブルな時代。
満足感はあったものの、随分と散在した気分でした。
あれから28年。
一休のサイトを見ていたら、31周年記念ということでランチとはいえ、3,800円という料金で頂けるとあって、早速申込みました。
しかし、かなり品数が少ないようですが、値段を考えると仕方がないかもしれない。
ということで連休のど真ん中に訪問。
28年ぶりの訪問です。
懐かしい住宅街を抜け、お店へ。
うむ、さほど変わっていないか。
店内に入るとウエイティングに通されました。
こんなのあったけかな?
順番に席に案内されます。
28年ぶりですが、どうも店内は以前とは違う感じ。
少し閉塞感を感じます。
こんなだっけか?
さて、席に座ると今日のメニュー表が置いてあります。
最近はこの手のメニューが多く助かります。
メニューの説明をされても覚えていないですからね。
まずはスパークリングワインで乾杯。
・アミューズ
キッシュです。
超フアフアのキッシュ。
ここまでフアフアのキッシュは初めてです。
雲丹の風味がしますね。
あっという間にスパークリングワインが空になりました。
白ワインを注文。
シャルドネの白ですが、なんと1杯2,600円!
その上は3,000円を超えていた。
グラス一杯ですよ。
フレンチは料理よりワインの方が高くつきますね。
バケットとバターが出てきました。
バケットはメゾンカイザーのバケット。
カンテサンスと同じです。
下手に自家製パンを作るよりずっと美味しいパンがあります。
・前菜
東村山産出島馬鈴薯のヴィシソワーズ、コンソメプーレとミルク泡のせ、千葉船橋産ホンビノス貝のベニエ添え
相変わらずフレンチの料理名は長いですね。
メニュー表が無ければ覚えることはできません。
要は一番下がジャガイモ。
その上にコンソメ風味の泡。
一番上に乗っているグリーンの揚げ物がホンビノス貝という訳です。
カレーパウダーを使っているせいか、風味はかなり良いです。
ジャガイモが一番固く、泡はフアフア。
なんともメリハリが効いています。
いきなりですが完成度が高いですね。
前菜といえども、街の適当なフレンチ店ではここまでのレベルのものは期待できません。
さすがと言うべきでしょう。
・メイン
ハンガリー産 鴨のコンフィ、三種(オレンジ、黄、紫)人参のクリュディテとピュレ添え、粒マスタード風味の人参のソース
もうメインです(笑)。
普通は前菜でもう一皿、それと魚料理が入るでしょうけど、さすがに3,800円という値段ではこうなるのでしょうね。
考えてみると安いとは言えないかも(笑)。
さて、料理は鴨のコンフィそのものです。
ソースが人参。
人参だけでは弱いのでマスタードを使っていると言う訳です。
食べているとクミンも使ってました。
鴨肉はその独特の風味は残しつつも、肉全体がほぐしやすく食べ易かった。
しかし、やはりもう一品欲しいところではある。
と言って追加すると、コースと同じくらいの値段の料理がでることになるので、自重します。
・デザート
マンゴーのジュレとアーモンドのブランマンジェ、チョコバナナのアイスクリームの東京産パッションフルーツのソース添え、フランス産 黒無花果のタルトの盛り合わせデザート
デザートのお姿は高級フレンチにしてはちょっとダサい。
郊外のフレンチで出てくるような盛り付け。
でも、味の方はさすがと言うべきか。
マンゴーは実に美味しかった。
アイスはバナナの味が強くチョコの風味は少なかった。
・ドリンク
エスプレッソダブル。
・小菓子
青りんごのマカロン。
青りんごのマカロンは自慢の品でしょうか(笑)。
しかしマカロンってどこも超甘いですね。
というわけで28年ぶりの「オテル・ドゥ・ミクニ」。
やはりクラシック感は否めないものの、料理のレベルの高さはさすがと思わせる。
さすがに今でも三国シェフ自身が作っているとは思えないですが、レベルは維持されているようです。
2016年はBM店を少しでも減らそうと試みましたが、逆に増えてしまいました(笑)。
良いお店、行ってみたいお店が多すぎますね。
どれもが魅力的なれど、予約が困難だったり、かなり高級店だったりとするため、なかなか減りません。
食べログのレビューも年齢を考えると、そろそろ引退が見えてきましたので、2017年はBM店を少しでも減らしていきたいですね。