クラウドさんが投稿したラマージュ(東京/表参道)の口コミ詳細

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クラウド (男性・千葉県) 認証済

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閉店ラマージュ表参道、明治神宮前、外苑前/フレンチ

1

  • 昼の点数:4.0

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 3.5
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 3.5
      • |酒・ドリンク 3.0
1回目

2013/05 訪問

  • 昼の点数:4.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク3.0
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

我らバブルの日々

昔、バブルと呼ばれた時代がありました。
1985年のプラザ合意に始まって、1990年に終わったバブル景気。
値段が安いものは売れず、高くないと売れなかった時代。
株と不動産が上がり、日本中に金が溢れた時代。
世田谷区の土地を売れば、アメリカ合衆国の全てが買えると言われた時代。

当時は高級フランス料理も手が届く時代でした。
そんな中、有名なシェフ達が一時代を作った。
「神田アルピーノ」「ロアラブッシュ」「ヴィーナス」「大渕座」の大渕康文、「ひらまつ亭」「レストランひらまつ」の平松宏之、「オテル・ド・ミクニ」の三国清三、そして「アンリ」「レザンジュ」の依田輝明。
懐かしい店ばかり。
平松氏なんていまや東証1部の企業の社長にまでなっちゃたし。
あの頃は、自分の身の丈も弁えないで、こうした店によく行ったもんです。
まさに我らがバブルの日々。
その中では、依田さんはちょっと地味目。
私が行ったのは銀座松屋のそばにあった「レザンジュ」。
いつの間にか閉店して、今はこの「ラマージュ」のオーナーシェフです。
この店が入っているのは、青山スパイラルビル。
たしか、1985年の出来たビル。
このビルもまさにバブルを象徴していますが、このビルに入っているというのも、なにか因縁を感じます。

GW中にランチで訪問しました。
依田さんの料理は20年ぶりかも。

エレベータを降りると男性がすぐにやってきて席に案内してくれます。
庭のあるガーデンテラスが目に入ってきます。
素晴らしい。
ウエディングには最高でしょうね。

今日は良い天気です。
テラスを眺めながらの食事です。

まずは、大好きなシャンパン。
かみさんはキール。
うーむ、最高です。

5800円のコースをお願いしました。
前菜、スープ、魚料理、肉料理が付いて、この値段は安いと思います。
聞くとランチでも依田さんが料理をしているそうな。
もう、現役は引退したかと思っていましたが、まだまだ健在のようでなによりです。

・アミューズ

イタリアンのグリッシーニみたいなものは、パイ生地でした。
面白い味です。
フルーツトマトのジュレみたいなものが乗ってます。
酸味があって美味しい。

バケットは自家製かな。
ほんのり甘味があります。

ワインにしましょう。
ランチのせいかワインリストではなく、ドリンクメニューのみ。
白ワインがあったので、マコンを注文です。
ふむ、ちょっときつめですが香りが素晴らしい。

・前菜
オマールエビとホタテ貝・アワビのサラダ仕立て・春の装い

見た目は綺麗なサラダ。
ソースはオマールエビです。
フルーツトマトやらアボガド・山菜など盛りだくさん。
ただ、塩の使い方が不足しているのか、なんともぼやけた一品。

・フォアグラの軽いスモークとエリンギ茸のマーブル仕立て

かみさんの前菜。
こっちにすりゃ良かった。
何とも、フレンチの定番すぎる感じで敬遠したけど(笑)
フォアグラの真ん中にトリュフが入れてあるし。
やはりこういう方がフレンチらしいかな。

・本日のお奨めスープ

ジャガイモの冷たいスープ。
見えにくいけど、なぜかタピオカが入っていて、食感が面白い。
中華にも合いそう。
こういうスープを飲むと、のーんびりしますね。

ワインを変えました。
La Tour Saint Martin
フルーティと言われましたが、自分には軽過ぎ。
どっちかというと、ブドウジュース。
かみさんに押し付けて、マコンに変更(^o^)

・魚料理

いとより鯛のポワレ
いとより鯛とは珍しい。
真鯛は多いけど、こいつは滅多にお目にかかりません。
関東では採れないのと違うかな。
皮が香ばしくて美味しいですね。
身はやはり鯛だ(^o^)
しかし、なんともオーソドックスな料理ばかりとなりました。
昔はこれで結構、興奮したもんですが、最近は普通に感じてしまうかも。
でも、塩の使い方はさすがです。
魚の旨みを最大に引き出していますね。

・肉料理

シャラン産鴨ロースのロースト エビス風味

私はフレンチでは牛肉はほとんどいただきません。
仔羊にも心惹かれたけど、マスタードソースと書いてあったので、鴨へ。
味が想像できちゃうものはやはり敬遠したい。
フレンチで鴨は久しぶりです。
血の味が邪魔な肉ですが、こちらはしっかり調理しています。
見た目ほど濃厚でもなく、といって安っぽくもない。
黒胡椒の香りが素晴らしい。
肉汁が脳天に響き渡ります。
まさに王道のフレンチそのものか。

かみさんは、別の肉料理。
やわらか牛ほほ肉の赤ワイン煮 ベーコン風味
何となく想像できます(笑)
一ついただきました。
赤ワインソースのオーソドックスなもの。
ベーコン風味というけど、そんなに感じなかった。
やはり鴨で正解だったような気がします。

・デザート
アイスが多いかな。
カシスのケーキがなんともクラシック(笑)
結構好きなんですが、これはアイスの方が良いと思うな。
とか言って、どれもハズレのないものばかりです。

・珈琲
当然エスプレッソ。
この苦味が堪りません。
昨今、薄目のエスプレッソを出す店もありますが、苦くて濃厚なのがやはり王道。

最後はなぜかハーブティ。
私は嫌いなので、かみさんに。

ゆっくりとした時間を過ごしました。
ランチとはいえ2時間。
平日はこうは行きません。

最近のフレンチとは一線を画します。
でも、私の時代はもっと重いソースのクラシックなフレンチが多かった。
それに比べれば圧倒的に斬新だった味。
もっとも、いまじゃクラシック扱いかも。
バブルを知らない世代には無理でしょうが、あの頃のことを思いださせてくれる素晴らしい店です。
バブリーなビルの中のバブリーだった頃のフレンチ。
いまでも、我々同様現役で頑張っています。

  • オマールエビとホタテ貝・アワビのサラダ仕立て・春の装い

  • シャラン産鴨ロースのロースト エビス風味

  • マコン

  • ジャガイモの冷たいスープ

  • フォアグラの軽いスモークとエリンギ茸のマーブル仕立て

  • いとより鯛のポワレ

  • ルーフバルコニーも広い

  • ウエディングに最高

  • テーブルセッティング

  • シャンパン

  • アミューズ

  • アミューズ

  • アミューズ

  • バケット

  • マコンです

  • オマールエビとホタテ貝・アワビのサラダ仕立て・春の装い

  • フォアグラの軽いスモークとエリンギ茸のマーブル仕立て

  • ボケボケ・・・なんだっけ?

  • ジャガイモの冷たいスープ

  • La Tour Saint Martin

  • La Tour Saint Martin

  • いとより鯛のポワレ

  • いとより鯛のポワレ

  • シャラン産鴨ロースのロースト エビス風味

  • シャラン産鴨ロースのロースト エビス風味

  • やわらか牛ほほ肉の赤ワイン煮 ベーコン風味

  • やわらか牛ほほ肉の赤ワイン煮 ベーコン風味

  • デザート

  • デザート

  • デザート

  • デザート

  • デザート

  • 珈琲

  • 小菓子

  • 小菓子

  • ハーブティ

2013/08/10 更新

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