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1回
昼の点数：4.3
2009/12 訪問
昼の点数：4.3
蕎麦食べ歩きの出発点 ◆蕎麦回顧録その１◆
外観（2007年6月）
2013/02/11 更新
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2010年末に閉店してしまいましたが、自分の蕎麦食べ歩きの出発点なので、さかのぼって書きます。
何も知らない昔は、蕎麦が好きではありませんでした。だってあんなくちゃくちゃしたもの…
市販の蕎麦や食堂の蕎麦しか知らなかったのですね。茹で過ぎてたり、すっかりのびていたり。
そのうち、駅の立ち食い蕎麦が意外とおいしいものであることを知ったのが高校生のころ。
そして、成人してから鎌倉観光の折に、ガイドブックを見ながらなぜか選んだのが、この竹之家でした。
当時まだ1200円くらいだったと思いますが、三色そばをいただきました。
蕎麦ってこんなに高い食べ物なんだ！
こんなに太い蕎麦があるんだ！変わりそばっていうものもあるんだ！
それからもう少しして、自由になるお金ももう少し増えてから、あちこちの蕎麦屋に入るようになりました。
最後に訪問したのは、2009年12月24日。
ざるそば(1100円)をいただきました。
決して安くはないです。
でも、蕎麦の香りと色、ざわざわとする喉ごし。
囲炉裏のある、薄暗い、畳の匂いのする独特の雰囲気。
立ち食いそばも蕎麦、江戸蕎麦のうんちくも蕎麦、味も値段も高級なのも蕎麦。
つゆの味とか、どこどこ産の蕎麦粉とか、いろいろ楽しめるほど舌が繊細にできているわけではありませんが、
蕎麦って美味しくってバラエティー豊かなんだ、って教えてくれたのがこのお店でした。
感謝してます。
きっと世の中にはもっともっとおいしい蕎麦屋がたくさんあるに違いない！と思わせてもくれたお店なので、あえて料理評価は満点ではありません。
料理・味5.0の蕎麦屋にいつか出会いたいと思います。