taisyokukanさんのマイ★ベストレストラン 2009

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

マイ★ベストレストラン

1位

オーベルジュ・ド・リル サッポロ (円山公園、西28丁目 / フレンチ、イノベーティブ)

1回

  • 夜の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.7
    • | CP 4.3
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2016/01訪問 2016/03/25

マルク・エーベルランシェフ直伝のしっかりしたフレンチ

半年ぶりの訪問で、今回は、平松氏のトリュフディナーと料理に合わせてワインを楽しめる

「特別ガラディナー」に参加しました。

アペリティフは、帆立貝のポワレ

大きな帆立貝の貝殻の上に、うぐいす豆のスープの中央にいくらが乗ったホタテのポワレです。

付け合せに、京筍と若布、うぐいす豆の乗ったホタテのポワレが添えられています。

ワインは、Riesling Schlossberg Cuvée Sainte Catherine 2009 DOMAINE WEINBACH

平松の定番のワインでリースリングらしいすっきりした味わいです。

アミューズは、カクテルグラスにそら豆と黒トリュフで作られたジェリーに金箔が載っていて

周りには黒トリュフが散っていました。

滝川産の合鴨です。

ピンク色に低温調理された合鴨は柔らかく、旨みが濃いです。

コンソメジュレとからし菜でアクセントをつけて美味しくいただきます。

ただ、聖護院大根が食べづらく苦労しました。

ワインは、Château de fieuzal blanc pessac leognan 200です。

魚料理は、ふぐです。

カップにふぐのコンソメ、中にはトリュフの香りが付いた京白菜のロールが入って、薄切りでさっと茹でられた

ふぐの薄切りが吊るされたものです。

付け合せにトリュフをはさんだ煎餅とふぐの唐揚げが添えられています。

ワインは、Batard Montrachet Louis Jadot 2006です。

上品な香りにコクのある味、バランスよく余韻を楽しめるさすがに美味しいワインです。

ふぐの白子のグリエです。

ふぐの白子焼きに、トリュフを載せオランデーズソースがったっぷりかかり、香り付にゆずがのっています。

周りには、トリュフたっぷりのペリグーソース、アスパラが添えられています。

ふぐの白子にオランデーズソースはよく合いますが、意外にもペリグーも濃厚な白子のアクセントになって

良い感じです。

濃厚な旨味の白子にトリュフの香りとバタールモンラッシェのマリアージュは口福です。

肉料理は、ラングドック産のコート・ド・ヴォーです。

ピンク色をして見た目から美味しそうな仔牛は、シヴェソースの充実したおいしさで、

メインと対等に旨味のあるオマール海老

トリュフ漬けされたウフ・モレ(半熟卵)と三関せりが添えられています。

ワインは、CHATEAU L'ANGELUS 2005でした。

パーカーポイント100点のワインで007シリーズ最新作『「スペクターにも登場する極上ワインです。

まったりした口当たりでゆったりとしたフィニッシュが何とも言えない美味しいワインでした。

デザートは、黒トリュフのアイスクリームです。

トリュフの風味を味わうためにラッピングされています。

ダイレクトにトリュフの風味を味わえ、口当たり滑らかでも口いっぱいに風味と旨みが広がります。

3種のフレーバーのチョコレートです。

それぞれ産地の違う生チョコに最も合うフルーツを合わせたもので、興味深いものでした。

香りのフレッシュ感が良いハーブティーにマシュマロ

最後にコーヒーをいただきました。

フェレッシュフォアグラたっぷりの料理を想像していましたが、それほどでもないコースでした。

それでも、全国から集めた旬な素材と和のテイストたっぷりな調理は満足のいくものでした。

50000円という設定に少し引きましたが、滅多に飲めない2005年のアンジェリュスとバタールモンラッシェを

堪能できて満足感のある豪華な晩餐でした。

あと、療養されていた南シェフの元気な顔を見れたのも嬉しかったです。


今回は、オーナーシェフの平松氏の新作メニューと料理に合わせてワインを楽しめる札幌では7年ぶりの

「特別ガラディナー」に参加しました。

アペリティフは初夏の彩りです。

今回は、和がテーマということで、和食の八寸にあたります。

桜鱒、アサリ、メロンとタラバ、厚岸の牡蠣、朝取りのアスパラにキュウリです。

合わせたワインは、Delamotte Blanc de Blanncs "Hiramatsu Prestige"

パンはミニバケットにエシレバター

アミューズは、雲丹、ボタン海老、毛蟹と白アスパラガス

和風に青竹箸が添えられています。

合わせたワインは、Pouilly-Fume Ladoucette(プイィ・フュメ・ドゥ・ラドゥセット) 2007

椀をモチーフにした一皿

小蕪、椎茸、フォアグラにコンソメスープで澄まし汁風になっています。

合わせたワインは、Ermitage de l'Oree 2006 M.Chapoutier2006 (エルミタージュ・ブラン・ド・ロレ)

平松シェフの友人ドメーヌのシャプティエワインです。

ロバート・パーカー氏100点評価ワインでトップ・クラスのクオリティで若いですが、2時間前にダブルデキャンタージュ

されていて美しい淡い黄金色したワインは、口に含んだ瞬間から厚みがありミネラル感が豊富でさすがの余韻を感じます。

飲んでいて幸せになれるワインでした。

魚料理は、帆立貝のカルパッチョ風で真ん中にフルーツトマト、小海老、うぐいす豆が添えられています。

青柚子の香りが食をそそります。

メインの肉料理は、リードヴォーでグリーンアスパラが添えられています。

ワインは、Chateau Leoville-Poyferre 2006(レオヴィル・ポワフェレ)

甘い黒果実系のニュアンスに、凝縮感があり鮮やかでしっかりとした厚みが感じられるワインです。

事前にデキャンタージュされているのでサンジュリアンらしい柔らかい飲み口で、仔牛の胸腺肉に

よく合っていました。

デザートは、マカロンのショコラ 木苺のシャーベットと柑橘のショコラ仕立てでした。

Château Lamothe-Guignard 2008(シャトーラモットギニャール)

蜂蜜やシロップのような濃縮感があり、爽やかな果実味で複雑味はあまりありませんが、それなりに美味しい

という内容でした。

料理よりもワインが印象に残ってしまいました。

今流行の和風のフレンチで、美味しいですし、日本人なので嬉しいです。

しかし、個人的にはしっかりしたクラシック系のフレンチから離れてしまって、和では日本料理には

かなわない気がしますがどうなのでしょう。

フランス・アルザス地方で40年以上ミシュラン3ツ星を維持している「オーベルジュ・ド・リル」の

総料理長のマルク・エーベルラン(Marc Haeberlin)氏が半年ぶりに来日される秋の新作メニューと

料理に合わせてワインを楽しめる「特別ガラディナー」に行ってきました。

アミューズは、クロケットとアルザス名物のタルトフランベです。

ワインは、定番のTrimbach 2011 Muscat Reserve Alsace

ポワローとタラバガニのサラダ仕立て キャビア添え

ポロネギの上にタラバガニの身その上にキャビアががのった3層仕立てになっています。

ポロネギの甘さをキャビアと蟹の風味たっぷりのタラバでたっぷり楽しめます。

合わせたのはシャンパーニュの、Delamotte Blanc de Blancs Prestige NMです。

フランス産フォアグラとイチジクのマーブル仕立て 秋の装い

和を感じさせる紅葉とイチョウの葉が飾られています。

イチジクを挟んだフォアグラのテリーヌ、添えられたブリオッシュに乗せて甘酸っぱさと濃厚さの両方を

さっくりと味わいます。

ワインは、Domaine Weinbach Pinot Gris Altenbourg 2009

天然平目のロティー 活ホタテ貝とトリュフのフリット バースニップのピューレ

平目は、瀬棚産を使っていて低温調理でしっとりとした仕上がりです。

身のしっかりしたホタテと香り高いトリュフで口に運んだ時に香りが広がります。

甘みとわずかなセロりの様な苦味があるバースニップのピューレを付けて楽しみます。

ワインは、Domaine JA Ferret Pouilly-Fuisse Hors Classe 2007

ヴァンデ産仔鳩のアビヴェール キャベツのラビオリ

ほうれん草を巻きつけてローストした仔鳩は、若干野鳥らしい臭みを感じますが、旨みがありジューシーです。

定番のサルミソースは複雑味をあたえてしっかりと生きています。

ワインは、Domaine Gallety Côtes du Vivarais 2007

デセールは、キャラメルムースとリンゴのタタンのピラミッド

カルヴァドスとショコラのアイスクリームが添えられています。

ナイフを入れると、キャラメルムースとリンゴのタタンがとろけ出てきます。

しっとりとして濃厚な味わいを楽しめました。

ワインは、Alain Brumont 'BRUMAIRE' 2007

クラシックな味わいの中に、適度に現代のニュアンスも取り入れたモダンな料理で、香りの活かし方が

繊細で楽しめました。

サービスも卒がなく、東京、名古屋と周り3軒目の札幌でしたが、エーベルランシェフは、

この日が誕生日でしたが精力的にテーブルを回られ笑顔を見せて下さいました。

美味しい料理とワインのマリアージュで楽しい食事でした。

半年ぶりの訪問で、今回はル・バエレンタルの10周年を兼ねたガラディナーに参加しました。

オーベルジュ・ド・リル総料理長マルク・エーベルラン氏とシェフソムリエ セルジュ・デュプス氏が

来日し、エーベルラン氏の春の特別料理をワインを含め楽しめる会でした。

内容は、

前菜は

赤と黒を纏った活ホタテ貝のメルバ 胡麻の香るクリームと柚子のソルベ

メルバは薄切りで活ホタテに柚子のソルベでさっぱりと、胡麻クリームでまったりと味を変えていただきました。

ワインは、Muscat Reserve Trimbach 2011

オマール海老とグリーンアスパラのシャルトリューズ

春を感じさせる一皿で、マルティズソースは、アスパラガスの甘さとほろ苦さと、

オマールの旨みに爽やかな香りとクリーミーでオレンジ風味が良く合います。

ワインは、Riesling Cuvee Particuliere-Selectionne pour Hiramatsu Trimbach 2011

フランス産オンブルシュバリエのポワレ エクルヴィスのムターシャ

ウナギのクルトン仕立て 

オンブルシュバリは、淡水魚の王様と呼ばれる日本のイワナの一種です。

皮目はバリッと焼かれ、きめは細かくしっとりした感じで旨みを存分に引き出しています.

エルブソースも香ばしいアクセントで効果的でした。

付け合わせのエクルヴィスのラヴィオリ包みもまったりと美味しく、甘いソースの鰻は日本的な

美味しさです。

ワインは、Condrieu Les Terrasses de IEmpire Georges Vernay 2010

ヴァンデ産仔鳩のパイ包み 

肉料理は仔鳩にフォアグラを詰め込んだものを、パイ包みにして焼き込み、ソース・ペリグーで仕上げたものです。

パイの中で絶妙に火入れされた仔鳩は、柔らかさの中に歯応えは残しながら、フォアグラと共に口に運ぶと、

独特の旨さが広がり、さらに香り高いペリグーソースと合わさることで、美味しさが増します。

クラシックなフレンチの肉料理で、力強さと繊細さを併せ持っていてさすがの一皿でした。

Chateau Jean-Faure 2009とのマリアージュも良かったです。

リュバルブのイルフロタント 生姜の香る苺のクーリー

さっぱりしたリュバルブの酸味にメレンゲ状イルフロタントで口直しにピッタリでした。

ワインは、Gewurztraminer Vendanges Tardives Trimbach 2005

ぺーシュ エーベルラン

ナイフを入れた後の写真ですが、オーベルジュ・ド・リルのスペシャリテです。

桃桃がまるごと一つ使われシャンパンのサヴァイヨンがたっぷりです。

緑色のピスタチオのアイスクリームも添えられてます。

結構なボリュームですが、意外とさっぱりとしてすんなりといただけます。

小菓子に珈琲

でした。

さすがに、美味しい料理とワインとの調和も良く良い時間が過ごせました。

今後は、レストランは「オーベルジュ・ド・リル 札幌」として料理を提供していくそうで

どう変わっていくのか楽しみです。

  • ラングドック産のコート・ド・ヴォー
  • 滝川産の合鴨
  • 3種のフレーバーのチョコレート

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2位

ジャルダンドゥボヌール (円山公園、西線11条、西線14条 / フレンチ、結婚式場)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2010/07訪問 2010/07/06

ジェローム・バンクテル パリで話題の道産食材を使用した最新フレンチ

去年に引き続き、”ジェローム・バンクテル来日賞味会とパリで話題の道産食材を使用した最新フレンチ”

という来日フェアーに行ってきました。

今回も、パリの2つ星レストラン「サンドランス」のシェフ、ジェローム・バンクテル氏の料理を

食べられると楽しみにしていました。

コースに合わせた"サンドランス"のシェフ・ソムリエによるセレクトワインと共に

内容は、

烏賊と雲丹・玉葱のカルボナーラ仕立て、グリーンピース添え

Pommery Brut Apanage NV

イカソーメンに雲丹を玉子に見立てたカルボナーラです。

雲丹と烏賊のバランスに玉葱の甘さが程よく、シャンパンによく合います。

パンと喜茂別齋藤さんのバター(タカラ牧場のミルク、小笠原島ムーンソルト、熊本無農薬グランドレモン)

パンとバターは去年と同じですが、バターの濃厚さがいいです。

カナダ産ミルクフェッド仔牛とボタン海老のタルタル

Pouilly Fuisse 2008 Louis Jadot

ボタン海老の甘さのあるタルタルをミルクフェッド仔牛で巻いた料理で、

クリーミーさがよく、フルーツ味のある白ワインとよく合っていました。

日高産大助と仏ランド産フォアグラの味噌山椒風味

グリーンアスパラのクリームソース・トンブリとブッシュキャビア

Chablis Cellier de Sabliere 2008 Louis Jadot

白味噌を使用した濃厚なフォアグラのソースを包んだ幻のサーモン大助の旨みと

茹でたものと、生を薄くスライスしたアスパラガスに

緑色のとんぶりとピンク色が"ブッシュキャビア"が載っています。

"ブッシュキャビア"は、パリでブームだそうで、それぞれの食感が楽しいです。

シャブリの辛みがサーモンの脂を洗い流す感じです。

羅臼産キンキ・ホウレン草・アーティチョーク 桜葉のブイヨン

羅臼産キンキをポアレして、旨みをギュッと閉じ込めたものに、後でたす桜葉のブイヨンの

香りがよくやさしい味わい。コート・デュ・ローヌらしい甘味が柔らかさを引き立てます。

Saint Joseph Blanc Bio 2006 M.Chapoutie

日本初輸入・古酒でマリネしたスペイン産ポーク<RAL>のスナッケ

野菜のマリナード・マドラス風味

Chateau de Sales 2006 Pomerol

日本初輸入のポークRALは、脂肪が少なく、鴨肉の食感とミルクラムの甘味があり、

いままで食べたイベリコ豚の脂のうまさとの食感の差異があります。

ここは、メインに合わせて唯一の赤でした。

このポークRALには、すっきりした白でもよかったかも知れません。

ババサヴァランゆずの香り・グレープフルーツのソルべとジュレ

軽やかで酸味の利いたデザートで、一口で食べるとハーモニーを感じます。

小菓子
カヌレ・ボルドレーズ

全体としての印象は、道産素材の記憶<テロワ(大地)>を引き出し優しい甘味と食感で、

去年と比べるとかなり軽めに洗練された料理構成となっていました。

ソースに合わせるだけでなくて、付け合せもソースのように合わせて、2度も3度も楽しむ

そんな感じでした。

やっぱり、ジェロームの料理は、白ワインとのマリアージュが良いように表現されていました。


中央区にある「ジャルダン・ドゥ・ボヌール」に行ってきました。

場所は、円山の南側の谷にそって走る藻岩山麓通沿い中央区双子山4丁目

今回は、”ジェローム・バンクテル北海道の大地への情熱とパリ最新フレンチの饗宴”

というフェアーに行ってきました。

パリの2つ星レストラン「サンドランス」のシェフ、ジェローム・バンクテル氏の料理を食べられると

楽しみにしていました。

バンクテル氏はかの有名シェフ、ベルナール・パコー氏の3つ星レストラン、

ランブロワジー(L'Ambroisie)の副料理長をつとめた若く有能なシェフです。

「サンドランス」はアラン・サンドランス氏が三ツ星レストランだった「ルカ・カルトン」の三つ星を

返上して、改名したレストランです。

ジャルダンドゥボヌールは双子山という自然を生かし、デザインされた建物とそれに調和した

インテリアはまるでヨーロッパの邸宅のような雰囲気です。

今回は、フェアーということで、パーティールームでの会食でした。

レストラン・サンドランスの特徴は、メニューが、それぞれ違ったワインに合うようになっている

そうなので、セレクトワインも注文しました。

内容は、
         Amuse-bouche
仏ケルシノア産エクストラフォアグラのエスカロップ
シャランカナール胸肉の薄切り、とうきびのピュレ
洋ナシモスタルダのエスプーマ、山椒風味

ドメーヌ・ドゥ・タリケ・ユニ・ブラン・コロンバール 2005

          Entree
北海道日高産サーモンのミ・フュメ、ズッキーニと北斗市小松さん黒大根のタリアテッレ
黒大根のムースと和歌山伊藤農園産柚子のマルムラード、祇園ごまやの黒ねり胡麻

アルボア 2006 ジャン・リケール

           Poisson
羅臼産キンキのポワレ仏産サリコーンヌ
グリーンアスパラ、ポワロージョーヌ
生姜のヴィネグレット、桜葉のタプナード

コンドリュー 2006 E.ギガル

           Viande
柔らかなカジ・ド・ヴォー・浜松市足立さんセルバチカ・真狩村岡本さん越冬ゆり根
真狩村三野さん北あかりのニョッキ“ジェローム・バンクテル”のスペシャリテ

サントネー”クロ・ド・マルド”ブラン ルイ・ジャド

           Fromage
帯広産ヤギ乳のババロワ仕立て、由仁町雨野さん特性フルーツホオズキのコンフィチュール
東米里しいたけ村産原木椎茸のマリアージュ

ミュスカ レゼルブ  2006 トリンバック

Avant dessert
由仁町畑さんさちのか苺・仏産フルーツピュレ・ハーブのジュレ
浦臼産神内ファーム産マンゴー・仏産フルーツピュレ・ハーブのジュレ
浦臼産神内ファーム産パッションフルーツ・仏産フルーツピュレ・ハーブのジュレ

モスカート・ダスティ

           Dessert
湯葉のクリスティアンとショコラブランのセルクル
クレームショコラ・ライム風味
パインと桜ジュレのグラニテ添え

ヴーヴレドゥミセック ドメーヌ・ヴィニョー・シュヴロー

           Mignardises
ピスタチオのクリーム・抹茶のフィナンシェ、ヌガー、マカロン・ド・パリ

Maison et beurre
喜茂別齋藤さんのバター(タカラ牧場のミルク、小笠原島ムーンソルト、熊本無農薬グランドレモン)

でした。

今回一番印象に残った料理は、カジ・ド・ヴォー(仔牛のもも肉上部)は、仔牛肉を最大限に

生かすように低温にて加熱調理された肉の色は、薄ピンクで、柔らかく、ジューシーで

とろけるような食感でした。付け合せの北あかりのニョッキは甘味がたっぷりで、夏トリュフも

香ばしくて美味しい料理で素材の良さが引き出されていました。

帯広産ヤギ乳のババロワ仕立ても、日本人にはヤギのチーズが苦手な人もいますが、

それを打ち破るかのようにふわっとババロワに仕立ててあり、苦手な人にも美味しく食べれるよう

工夫がなされてさっぱりした感じでした。

全体的に料理は、どの皿も味付けが割と薄めになっていました。

一口食べただけではちょっと薄いなあと思いますが、それを補うかのようにソースと付け合せで

工夫されていて、皿全てを通しての味付けになっていました。

フランスと北海道食材のコラボレーション料理ということで、日本料理風にも感じられました。

個人的には、デザートが甘すぎて最後にはきつい感がありましたが、前菜からメインまでは、

さすがとうなずけるものでした。

ワインは、すべてが白という珍しいセレクトでした。料理とのマリアージュもまずまずでしたが、

さすがに肉料理のときは、ローヌあたりのスパイシーな赤が飲みたかったのと、

デザートのときはポルト酒あたりが個人的には欲しかったです。

サービスは、若々しいスタッフが多く目配りが足りない感じがしましたが、偶然、

ブラスにいらしたソムリエの三輪さんに会い、その後は楽しい食事をすることが出来ました。

今後に、サービスは期待します。

  • 烏賊と雲丹・玉葱のカルボナーラ仕立て、グリーンピース添え
  • カナダ産ミルクフェッド仔牛とボタン海老のタルタル
  • 日高産大助と仏ランド産フォアグラの味噌山椒風味

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3位

ブラッスリ 風間 (中央区役所前、西15丁目、西11丁目 / フレンチ)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.6
    • | 雰囲気 3.6
    • | CP 4.3
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2013/04訪問 2013/05/06

正統派のフランス料理 フレンチレストラン カザマ

久しぶりで4年ぶりの訪問になります。

ディナーBのコースをお願いしました。

アミューズ・ブーシュ

うにのムースにコンソメのジュレと豚足のテリーヌ

クリーミーで甘いムースにコクのあるジュレで口当たりがまろやかで美味しい

脂身の濃い感じのテリーヌですがサワークリームをつけて意外とさっぱりと頂きます。

パン

2種類で天然酵母のパンとバゲットです。

フランス産・ホワイトアスパラガスと春の貝のサラダ仕立て、貝のジュのソース・ヴィネグレット

ホワイトアスパラと帆立、北寄、アサリの貝類を使ったサラダ仕立てです。

柔らかなホワイトアスパラは程よい食感で甘みが濃くネットリした貝類に酸味の効いたヴィネグレットソースで

アクセントをつけてあります。

羊蹄山麓産・越冬じゃが芋「きたかむい」のポタージュ・スープ

口当たりが滑らかで優しい甘みが越冬じゃが芋を使うことで増している印象です。

平目の白ワイン蒸し、ウニとソース・ブールブランを添えて

北海道沿岸で揚がる平目の白ワイン蒸しです。

下にはゆでたほうれん草、上にはウニが散りばめられています。

平目は、白ワイン蒸しでよりふんわりとした食感です。

淡白な魚である分、白ワインを使い香りも良く、ブールブランの酸味が程よいアクセントになっていました。

素材がそれぞれに持ち味をしっかり持っているので美味しく感じます。

岩見沢産・雉胸肉のロースト、もも肉のコンフィ、雉のジュのソース

しっかりした歯ごたえに濃厚なうまみのあるもも肉に、柔らかくさっぱりとした胸肉の違いが出ています。

香草の香りにジュのソースですっきりした味わいの中に野性味を感じさせる一皿でした。

デザートは、クリームのクレームブリュレを選択しました。

アールグレイのアイス添えです。

表面の飴は薄く均等に貼られ、適当な厚さであるところに料理全般に通ずるシェフのこだわりや

気配りが表現されているように思えました。

最後に紅茶をいただきました。

それぞれに、素材を大切にされた料理で楽しい食事の時間を過ごせました。


札幌市中央区にある「フレンチ・レストラン カザマ」に行ってきました。

場所は札幌市中央区南2条西12丁目パシフィック三和1Fにあります。

店内は、22席で、ベージュのトーンが落ちついた感じになり、パリのビストロのような雰囲気です。

オーダーは、ディナーCにアリゴ・ホッカイドウをプラスしました。

アミューズ・ブーシュ

マリネのサラダ仕立てで、ホッキ貝が隠れています。

ムースの柔らかさがなんとも言えず丁寧な仕事ぶりが伺えて好印象でした。

ホワイトアスパラガス、ソース・オランデーズのグラタン、フォアグラのソテー添え

暖めたアスパラは、旨みのすべてが感じられます。アスパラと卵の相性は抜群ですので、

卵黄を効かせたオランデーズソースとのマリアージュは最高です。

オランデーズソースは酸味のある、マヨネーズにも似た旨みたっぷりのソースで、アスパラにつけて

食べると、ホワイトアスパラの濃い旨みと香りが、強調されてすごく美味しかった。

フォアグラと一緒になったアスパラは逆にフォアグラの風味、香りを引き立てます。

濃厚なフォアグラの旨みと爽やかさが同時に広がります。

フォアグラとホワイトアスパラのマリアージュは初めてで、これはなかなか乙なお味でした。

旬のものを美味しく頂けるとは、何とも幸せな気分になります。

アリゴ・ホッカイドウ、道産豚肉のソーセージ付き 

久々のアリゴでした。

この店のアリゴは、北海道産のチーズを使っているのでサッパリしていました。

コンソメ・スープ

コンソメスープは見た目の地味さに比べて想像以上の手間暇がかかるフランス料理です。

透き通った琥珀色のスープは、力強い旨みの中にほんのり甘さがあります。

カナダ産オマール海老のナージュ仕立て、ソース・ブールブラン

オマール海老の身にもしっかり塩味が効いていて、使われた軽めのブールブランソースが

オマールの旨みを引き出していて、とても美味しく頂けました。

口直しのソルベ

洋梨のソルべでした。個人的にはもう少しサッパリ目が良かったです。

ブレス産仔鳩のロースト、赤ワインソース

鳩はしっかり骨付きで出てきて本場のフランス料理を彷彿させます。

鳩の足部分は塩味がしっかりつけられたローストになっていましたので、手でワイルドにいただき、

身の部分はソースや付け合わせとフランス料理らしくいただきました。

野菜の付け合せもワイルドな鳩の味を吸収してマイルドにしていました。

クリームブリュレ

キャラメル部分が香ばしく香るようなデザートで、紅茶のアイスがサッパリ感を出していました。

今時のフランス料理のレストランがフレンチもどきしか出ててこないのに、この店は、

しっかり正統派のフランス料理でした。

1品づつのボリュームもあり、コストパフォーマンスはかなり高いです。

  • 岩見沢産・雉胸肉のロースト、もも肉のコンフィ、雉のジュのソース
  • (説明なし)
  • クレームブリュレ

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4位

オーベルジュ・ド・リル トーキョー (六本木、乃木坂、麻布十番 / フレンチ、イノベーティブ)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2013/11訪問 2013/12/21

気の向くままに〜日々雑記〜 オーベルジュ・ド・リル トーキョー

4年ぶりの訪問になります。

今回いただいたのは

ハーブ入りのマドレーヌ、フォアグラのクロケット、1口ピザ

パン

蕎麦この入ったパンが風味が良くもっちりと美味しい

ワインは、料理に合わせてアルザスのトリンバック リースリングと南仏の赤ワインを

アミューズ・ブーシュ

甘く口当たりの滑らかなエスプーマです。

鵞鳥のフォアグラのテリーヌ オーベルジュドリル風

やはり、スペシャリテの1品は外せませんのでコースに入れていただきました。

厳選されたフランス産の鵞鳥のフォアグラを使用し、秘伝の製法でフランスから空輸されています。

口当たりが濃厚でじんわりと溶けて行き旨みが味わえます。

何度食べても美味しい1品

天然真鯛のシュウファルシー グルヌイユと帆立のムニエル

キャベツ包みの天然真鯛は、身はぱさつかず、しっとり仕上がっていて淡泊な中に旨味があります。

帆立は、中はレアで甘味が感じられ良い感じで、グルヌイユはしっかりした味わいでした。

白ワインソースのヴァンブランで上品な味わいでした。

シャラン鴨胸肉のロティー 

一口サイズに切り分けられた鴨の胸肉は、ジューシーで肉汁がしたたり充実した旨味で美味しい。

ソースはジュと秋らしいクリの風味が良いシャテーヌでした。

プレデセール

デザート

洋梨のシブースト アーモンドのサクリスタン シコレのアイスクリームを添えてありました。

小菓子

ハーブティー

フレッシュのレモングラスベースのハーブティー

という内容でした。

今回は、接客も良くゆったりと楽しい時間が過ごせました。


港区西麻布にある「オーベルジュ・ド・リル トーキョー」に行ってきました。

フランス・アルザス地方で三ツ星42年を誇る名店「オーベルジュ・ド・リル」が、

昨年の名古屋に続き、ついに東京に初進出したレストランです。

ミシュラン東京2009で一ツ星を獲得しました。

店内は、18世紀英国のジョージ王朝様式を忠実に再現した邸宅で、ゆったりとした造りです。

LE MENU DE L'AUBERGE DE L'ILL ¥16,800をオーダー

スペシャリテの鵞鳥のフォアグラのテリーヌ オーベルジュ・ド・リル風が食べたかったので、

オマール海老のサラダ仕立ての変わりにコースに組み込んでもらいました。

内容は、

アミューズ3種

フォアグラのコロッケ、スモークサーモンのシュー、小さなピッツア

ソバ粉のパン ライ麦のパン 

鮎のコンフィー 冬瓜のジュレ 肝のタップナード

鵞鳥のフォアグラのテリーヌ オーベルジュドリル風

天然真鯛の低温キュイ フロマージュとハーブのスティック プロヴァンスの香り

特選仔牛フィレ肉とリドヴォーのポワレ

ノワゼットとカフェのクルート ジロールのソテーとそのジュー

フランス産チーズ

プレデセール

リル川に浮かぶグラスのバルケット

小菓子

エスプレッソ

でした。

印象に残ったのは、やはり、アルザスといえばフォアグラ、

<鵞鳥のフォアグラのテリーヌ オーベルジュドリル風>が一番でした。

フォアグラは、目の前で壷より、テリーヌを皿に取り分けます。

鵞鳥のフォアグラは、濃厚で繊細、口で広がりながら溶けていく感じです。

付け合せのジュレとの相性も良く、料理と同時にサーブされるブリオッシュと

サービスのソーテルヌとのマリアージュが何ともいえず絶品でした。

フォアグラのテリーヌは別格で、これだけで十分価値がありました。

あとは、特選仔牛とリドヴォーのポワレ

特選仔牛フィレ肉は、やわらかくて、肉の旨味も十分で、リードヴォーと合わせると食感が良く、

ガル二のジロール茸と珈琲味のソースでフィレ肉にアクセントがプラスされ飽きずに食べられます。

個人的には、鮎のコンフィーには、もう少しまったりした感じが欲しかったです。

あと、デセールが印象弱いところが残念でした。

料理は日本の食材を巧みに使い、全体的に現代的な流れを控えめに取り入れたものですが、

一つの皿に様々な食材が組み合わされ、洗練された仕上げになっていました。

ただ、グランメゾンとしては、サービスが、少し目配りが足りない気がしました。

  • (説明なし)
  • ハーブ入りのマドレーヌ、フォアグラのクロケット、1口ピザ
  • (説明なし)

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5位

横濱元町 霧笛楼 (元町・中華街、石川町、日本大通り / フレンチ、カレー、創作料理)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 -

2009/04訪問 2009/04/25

横浜開港時代の偲ばせるフレンチレストラン 「霧笛楼」

横浜の元町にある「霧笛楼」に行ってきました。

異国情緒漂う横浜元町に1981年にオープンした白い洋館のフレンチレストランです。

店名は、大佛次郎が、開港当時の元町を舞台にした小説「霧笛」に由来してます。

店内は、開港時代の偲ばせる懐かしい雰囲気があります。

温故知新コースを頂きました。

霧笛楼オリジナルシャンパンをまず合わせてみました。

料理の内容は

アミューズ ほろ苦い春菊の一口パイ

オマール海老のタルタルとそのジュレ 緑アスパラガスのブランマンジェ トリュフ風味

仙台港よりマグロの赤身の片面パネと春キャベツのサラダ 乾燥トマトソース
帆立貝の焦げの旨み 2種の独活(ウド)と2種の胡椒とのコントラスト

小さな壷に入ったコンソメスープと薩摩若軍鶏の一口コンフィ
西洋葱のオーブン焼きとフォアグラのフォンダン カリン酢とスパイスの香り

山口県萩産 ホウボウのポワレプロヴァンス風
タケノコのリゾットと山菜 春の波打ち際の泡と共に

和牛のフィレ肉のステーキ モリーユ茸のソース じっくり新ジャガのロースト添え

旬の赤いフルーツのフィアンティーヌ仕立て
チーズのムースリーヌとレモン酢風味のグラスと共に

ハーブティーと小菓子

ジュヴレ シャンベルタン03 (Domaine Serafin)

料理は、新キャベツや空豆、モリーユ茸など春の食材を使った、軽やかな味付けで

旨みと香りのアクセントが良かったです。

デザートも、赤と白のコントラストも良く、フィアンティーヌにのせて食べると食感が良かった。

ただ、メインが、蝦夷鹿と牛ロース肉のステーキの選択しかできなくて残念でしたが、

色鮮やかな横浜焼きの皿に盛られた料理は、1皿1皿が美しく、ボリュームもあり、

満足度の高いコースでした。

サービスも、畏まったサービスではないですが、ゆったりとしながら、

要所を押さえているという感じでした。

総じて、ノスタルジックな雰囲気と相まってなかなか良いディナーでした。

  • (説明なし)
  • アミューズ ほろ苦い春菊の一口パイ
  • オマール海老のタルタルとそのジュレ 緑アスパラガスのブランマンジェ トリュフ風味

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6位

ニルヴァーナ (すすきの(市営)、すすきの(市電)、狸小路 / ワインバー)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2013/06訪問 2013/06/28

優しい時間が過ごせるワインバー Bar a vins Nirvaana

よく通っていて1か月ぶりの訪問になります。

遅くからの訪問ですので軽めのつまみを

チョコレート

チョコレートは、甘さ控えめのビターですっきりした味わいです。

ドライフルーツ盛り合わせ

ドライマンゴー、イチジク、枝付き干しブドウの3種です。

甘さがある方が、ワインには良い感じです。

いただいたワインは、Chateau Montus 2007 (シャトー・モンテュス)

濃いガーネット色で、ブラックベリー系の果実味たっぷりで、しっかりとしたタンニンがあり、

上品で味わい深いワインでした。

やはり、チーズが欲しくなり、10数種類から3種類ほどいただきました。

熟成感のあるチーズは美味です。

今回は、カウンターでしたが、安田氏との会話もあり楽しい時間を過ごせました。


1か月半ぶりの訪問になります。

今回は、友人達と2人でテーブル席に案内されました。

1本目は、1995 Gevrey Chambertin( Domaine Alain Burguet )

ドメーヌ・アラン・ビュルゲのジュヴレ・シャンベルタン・アン・ビヤールです。

有機栽培の先駆者であるアラン・ヴュルゲがお勧めで出てくるのはさすがです。

1995年ですのでさすがに、軽い感じかとおもいましたが、しっかりした色合いで、

力強いジュヴレ・シャンベルタンの特徴に加えて、上品な味わいで驚く程凝縮したワインで

フィニッシュも長く美味しい。

完全に、飲みモードですので、軽くチーズの盛り合わせを10数種類から3種類をセレクト

2本目は、Chateau Le Crock(シャトー・ル・クロック) 2003

濃い目の美しいルビー色で、香りは上品な赤い果実の優しい感じですが、しっかりしたタンニンがあり、

時間とともに迫力あるもやわらかいまろやかな舌触りで清涼感が残るワインです。

なんとなく、甘いものが欲しくなりドライマンゴーを頂きます。

最後の3本目は、Chateau Leoville Las Cases 1991

オフヴィンテージの1991年レオヴィルラスカーズですが、ボディは薄めだがかぐわしく甘い味わいがあり、

ポイヤックらしい逞しさ、頑なさと、サン・ジュリアンらしいバランスの良さ、繊細さがあり

びっくりするほど余韻が長く美味しいワインでした。

結局閉店までまったりしてしまいましたが、いつもながら美味しいワインと

楽しい時間を過ごさせてもらいました。


いつものように、ふらーと足が向きます。2か月ぶりの訪問になります。

「ルイロデレールブリュットプルミエ」をボトルでいただきました。。

キリッと冷えたシャンパン、「ルイ・ロデレール」なので、さらに美味しいです。

ロシア産キャビアベルーガ

さすが、ベルーガで味が濃いです。

おつまみ三種盛り

枝付きレーズン、ドライイチジク、ドライマンゴー

どれも、冷えたシャンパンに良く合います。

ここで、2本目にドミニクローランの2006 ニュイサンジョルジョを

やや重めのドミニクローランですが、香りよく、濃い色合いで黒果実の味わいも十分です。

フィニッシュが長いのも満足です。

出来ればもう少し寝かせたころにもう一度飲んでみたいです。

チーズ盛り合わせ

熟成感のあるフロマージュでまた種類も増えてきてうれしかったです。

やはり、種類が多いのが楽しみの1つですので

マッシュルームのソテー

香りが良く、サクサクの歯応えがたのしいです。

口の中でマッシュルームからジューシーな旨みも何とも言えません。

トリュフチョコ

ビターな感じのチョコが美味しい1品です。

盛りつけもBARとは思えないセンスがあります。

毎度楽しい時間を過ごさせていただいて感謝です。


2010.6再訪
4か月ぶりの久々の訪問です。

まず、1杯目にお勧めの「ルイロデレールブリュットプルミエ」をグラスでいただきました。

苺の蜂蜜マリネ トリュフ載せ

トリュフ独特の風味に、蜂蜜の甘みの後から来る苺の酸味が、シャンパーニュにも合います。

赤ワインは、Gevrey Chambertin ジュブレシャンベルタン 2005をいただきました。

色合いが美しく、しっかりと力強い厚みもあり、 深さのある果実味のワインでした。

ハモンイベリコの生ハム

熟成感があり、しっとりした肉質、噛む度に溢れる旨味が、実によくワインが進みます。

相変わらず、客層も良くまったりと、楽しい時間を過ごさせていただきました。


2009.9再訪

ガルスグループで活躍されていた安田さんが、7月にオープンした店です。

今回は、案内から三大珍味をすべて頼んでしまいました。

この店お勧めのルイロデレールブリュットプルミエをボトルでいただきました。

イラン産のキャビアは、粒にツヤとハリがあり、味は、少ししょっぱ味があるが、さっぱりしている。

さすがイラン産です、おいしいキャビアはそのままが一番です。

王道の組み合わせとして知られる、キャビアとシャンパンの相性は、やはり口に広がる

キャビアの濃厚さを 軽やかな酸がすっときて、 なんとも言えない贅沢です。

ここで、ドミニク ローランのジュヴレ シャンベルタン プルミエ クリュ 2000をオーダー

素晴らしい深みを感じさせ、果実味、程良い酸度、十分なフィニッシュと満足感高いです。

今回は、ヒラメの上にトリュフが載っている感じでした。

前回もいただいたフォアグラのテリーヌこの濃厚さがワインと程よく美味しい。

すっかりいい気分になって時間が経つのを忘れてしまいました。

幸せな時間を過ごせました。


中央区南4西2のセントラルS4ビルB1Fにあるバール ア ヴァン 「二ルヴァーナ」に

やっと行ってきました。

この店は、SHIRO・BLANC・銀子でシェフソムリエをされていた安田敏一さんが

7月11日にオープンされました。

店内は、白を基調にしたゆったりした空間で、カウンターにテーブル、6名ほどで使える個室が

あり落ち着いてワインが飲める雰囲気です。

ワインリストも、フランスワインを中心に手頃なものからDRCまで揃っています。

びっくりしたのは、ルイロデレールブリュットプルミエが、グラスで1,000円で飲めることです。

高級シャンパンがこの値段はすごいことです。

フードは、案内にあった世界三大珍味を肴にとあったうち、フォアグラとトリュフをいただきました。

フォアグラのテリーヌ

イチゴのトリュフ載せ

キャビアは手が出ませんでした。

さらにここでも驚きがあり、フロマージュ(チーズ)の種類の多さです。

フレンチレストランでもこれだけ揃えているところはそうそうないと思うほどです。

試しにいつものように全種類お願いしました。

なんと20種類ありました。

3時まで開いていて、バイザグラスで、ぶらっと訪れることも可能です。

安田さんの優しい接客と美味しいワインで楽しい時間を過ごせました。

  • Chateau Montus 2007 (シャトー・モンテュス)
  • ドライフルーツ盛り合わせ
  • チョコレート

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7位

いし豆 (ニセコ / そば)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.7
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2013/02訪問 2013/04/07

真狩にある蕎麦の名店 いし豆

ニセコに行っていましたので、ここぞとばかりに、5ヵ月ぶりの訪問になります。

注文は、息子が山かけそば、家人と自分はもり蕎麦、それぞれ冬季限定の蕎麦がきぜんざいを頼みました。

山かけそばです。

とろろの上にうずらの卵、海苔、ネギがのったそばです。

もり蕎麦です。

笊ではなく、せいろになっていました。

蕎麦は、いつもより少し緑が濃く美しい中細で凛としています。

薬味は刻みネギに、山葵です。

いつものように、しっかりとした歯切れで蕎麦の香り良い蕎麦です。

ただ今回は、口に含んだとき鼻に抜ける風味と飲み込んだあとに喉の奥から戻ってくる粗挽きならではの

香りが堪りません。

旨味が濃いのにすっきりしていて、つゆもとっても美味しい。

蕎麦は、いつにも増して美味しく感じました。

蕎麦がきぜんざいです。

香りよく、とろんとしていてむっちりと美味しい蕎麦がきに、上質で粒の揃った小豆で、甘さ控えめで

ほっくりと美味しいぜんざいです。

最後に、白濁した濃厚な蕎麦湯を

とろみがあって美味しくいただけます。

冬でも混んでいる人気店ですが、今回も美味しい蕎麦をいただけて気分が高揚しました。


3年ぶりの訪問になります。

注文は、そばがき、とりごぼう蕎麦、家人がかしわそばにしました。

まず最初に運ばれてきたのが、冬季間限定の蕎麦がきです。

たっぷりの蕎麦がきの上に山葵が乗っています。

粒塩と天然醸造の醤油が別に供されます。

ふわふわの蕎麦がきは、さすが時期が良いので、蕎麦の良い香りがたまりません。

蕎麦の甘味のある味わい、むっちりした食感で口の中でとろんとしていて美味しい。
 
塩でいただくのが一番好みでした。

家人注文のかしわ蕎麦です。

蕎麦の上に道産の鶏肉に大きな三つ葉が載っています。

とりごぼう蕎麦です。

薬味は、刻み葱に生姜です。

生姜は、味が変わるので最後に使ってくださいと説明されます。

ほんのり緑色の蕎麦は、細切りの角の立ちさすがに見た目から美味しそうという感じです。

何もつけずに手繰ると、蕎麦の香りが鼻をくすぐり、粗挽き感がありながら、きめ細かで滑らかな舌触りに

のど越しの良く歯切れの良いそばで、なんとも美味しい。

温かいつゆは、鰹節の香りと鶏の味わいがよく、やや辛目に仕上がられていて蕎麦との相性もいいです。

そば湯は、そば粉を溶かし込んでいるような白濁した濃厚なとろみがあって美味しくいただけます。

「いし豆」で美味しい新蕎麦をいただけて、久々の訪問ですが本当に感激しました。

美味しいものを食べて幸せな気分になれました。


ニセコにある手打ち蕎麦「いし豆」に久々に行って来ました。

場所は、道道66号沿い、真狩湧水から真狩村中心部へ少し行った所にあります。

ここは人気店ですので、時刻が、11:45だったので並ぶのを覚悟でしたが、

ぎりぎりカウンターに座れました。

店内は、カウンターにテーブル席で15席ほどの落ち着いて明るく、のどかな雰囲気です。

注文は、もりそば 780円

出てきた蕎麦は、新蕎麦かと思うくらいほんのり緑色です。

蕎麦粉の温度管理を徹底していないとここまでは出来ないと感心してしまいます

美幌と黒松内産の蕎麦を電動の石臼で毎日使う分だけを自家製粉し

手挽きの石臼で蕎麦粗挽きした蕎麦を加えて、ブレンドしているそうです。

何も付けず手繰ると蕎麦の風味が広がります。

細い蕎麦ですが、しっかりとしたコシがあって美味しい蕎麦です。

つゆを付けて食べると細挽きと粗挽きをブレンドしたせいか、所処つぶつぶがあり、これが、

ほどよく汁が絡んで、のど越しも良く美味しい。

つゆは濃い目のカツオの出汁が強いから汁で、すっきりとした味わいですが量は少なめです。

そば湯は、とろーりしたそば湯ですごく美味しい。

  • もり
  • 山かけそば
  • 蕎麦がきぜんざい

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8位

茶月斎 (西8丁目、資生館小学校前、中央区役所前 / 中華料理)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 -

2009/05訪問 2009/05/20

素材を活かしたシンプルな味つけの美味しい中華「茶月斎」

中華料理の「茶月斎(ちゃげつさい)」」に行ってきました。

場所は、中央区南3条西8丁目の角、すすきのから少し離れたところにあります。

カフェのような外観で、店内はオープンキッチンスタイルで、カウンター、テーブルに個室があり、

落ち着いた感じで居心地がいいです。

店はいつも賑わっているので、予約必須です。

今回は、個室の予約でした。個室は、店の奥左手にあり、ゆったりとした空間でした。

何度かお邪魔していますが、個室があるとは今まで知りませんでした。

コースメニューのみで

黒板のメニューから、6品3,500円、8品5,000円、フカヒレ姿煮付き6,500円から選択です。

オーダーは6500円のフカヒレの姿煮付コース

単菜3品..麺飯.デザートからなる6品のコースで黒板から好きな単菜1品.麺飯.デザートを

選び後はおまかせです。

実際のコースは

鮎の塩煮
ホワイトアスパラとグレープフルーツの和え物
ハーブ豚ロースと道産アスパラの揚げにんにく炒め(選択単菜)
フカヒレの姿煮 自家製XO醤煮込み 蒸しパン付
坦々麺(汁なしゴマダレ手打ち和え麺)
マンゴープリン
20年ものプーアル茶

鮎の塩煮は、旬の鮎を塩味で煮て、きゅうりをすりおろして酢で味付けされたものと食べるもの

はじめて食べましたが、あっさりとして上品な塩味で、鮎の香りの良さが感じられ、

ややレア感というか青っぽさが残り、鮎本来の味を堪能でき、ほぐし易くて食べやすかったです。

塩焼きより明らかにストレートな味でした。

ホワイトアスパラとグレープフルーツの和え物は、最低限の味付けしかしていないので、

口に入れた瞬間はアスパラの強い味わいと香り、その後、グレープフルーツの酸味が

吹き抜ける感じの1品。

ハーブ豚ロースと道産アスパラの揚げにんにく炒めは、オーソドックスな1品でした。

フカヒレの姿煮は、XO醤の旨味とコクXO醤の豊かなコクとうまみがなんともいえないおいしさを

引き出し、ソースを蒸しパンですくってきれいに完食しました。

自分では、スープ仕立てのフカヒレの姿煮より好みでした。

坦々麺も、めずらしい成都式坦々麺で、ラー油と花山椒が使われていて、香りがよく、

手打ちの平麺で食べると麺の甘味と辛味のバランスが絶妙でした。

出来ればもっと食べたかったです。

マンゴープリンは、口の中でとろんふわんと溶けていく食感と、濃厚に漂うマンゴーの香りと味で、

ハイレベルなマンゴプリンです。レモン汁を加えると、すっきりとした甘みになりますが、

そのままの濃厚な感じが自分では好きです。

20年ものプーアル茶は、レストランで出されているプーアル茶は熟茶のため、

カビくさい印象があり好きではなかったですが、ここのは、口の中に入れた瞬間に、

爽快な香りが一瞬してきて、味わいが深く濃くしっかりと感じられるものでした。

「茶月斎」の料理は日本で一般的に食べられている中国料理とは違うため、

創作料理とも思われているようですが、中国や台湾の人々が日常的に食べている料理を、

土地の旬の食材を使い、化学調味料を使わずに作っているそうです。

サービスも忙しい割りによく、料理も素材を活かしたシンプルな味つけで、美味しい中華でした。

ワインやシャンパンも手ごろなのがそろえられているのでゆっくりと食事できます。

  • ホワイトアスパラとグレープフルーツの和え物
  • 鮎の塩煮
  • ハーブ豚ロースと道産アスパラの揚げにんにく炒め

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