20世紀の初めにポツダムからベルリンへの街道の交差点があった場所です。ポツダム広場と命名されていますが場所はベルリンです。東西ドイツ統一以前にあったベルリンの壁は写真の様に観光用に一部が残されています。壁を境にして東西に100m幅の領域は緩衝地帯と呼ばれ、殺伐としていたその面影は今もところどころに残っていますが、商業都市としての賑わいも見せています。写真はモニュメントとして基礎部分から切り出したベルリンの壁の一部を、もともとの境界線上に立ち並べたもので、旧東ドイツ側から見ています。まるで船底や海岸のテトラポットに付いているフジツボのように見える壁のブツブツは、観光客が噛んだ後に吐いて擦り付けたチューインガムの塊の数々です。壁の高さはオリンピック級の跳躍選手でも決して飛び越えることができないように計算されたということです。