『長野・上高地の旅　その13（最後）：正宗な酒』一級うん築士さんの日記

上高地のバスターミナル売店で購入したアルプス正宗という日本酒。実は日本酒の名前や社名に「正宗」を使用する蔵元が多い。

もともとは神戸灘の桜正宗が最初で臨済正宗」と書かれた経典を見て「正宗」がひらめいたという。桜正宗など灘の清酒は「下り酒」と呼ばれ江戸で爆発的に売れた。

そして、正宗は吉原や藩主の屋敷で評判を呼び、江戸庶民に広がったという。人気が高まるにつれ、正宗の名にあやかる蔵元が全国で続々と現れた。

現在はキンシ正宗や菊正宗などが有名で、スキー正宗という変わり種もある。これはスキーの発祥地である上越市の蔵元による。

アルプス正宗は松本市の亀田屋酒造によるものでアルプスの伏流水で醸しているそうだ。