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昼の点数：4.5
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￥1,000～￥1,999 / 1人
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料理・味 4.0
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|サービス 3.5
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|雰囲気 4.5
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|CP 3.0
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|酒・ドリンク 4.0
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［ 料理・味4.0
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| サービス3.5
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| 酒・ドリンク4.0 ］
もと会員制喫茶店。 長い歴史を重ねた本物のアンティーク空間で至極の珈琲☆神戸北野坂「特別な」にしむら
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バナナのタルト
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マンデリン
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シュガーミルクは銀食器
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2011/03/14 更新
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神戸、三宮。
駅から山側に坂をあがってゆくと、明治時代に用地された外国人居留地が残る北野へ。
明治時代から昭和初期にかけて二百余棟が点在していたという洋館は、60～70年代の高度成長期に
ビルなどに建て替えられたり、震災で大きな被害を受けたり等で、今では30棟余が残る程度・・・
ということでしたが、「風見鶏の館」や「うろこの家」「もえぎの舘」など、修復・保全されて
公開されている建物も多く（入館料はそれぞれ、場所により無料のところもあり）散策が楽しい町でした。
張り出し窓や回廊風のベランダに切妻屋根、板張りにペンキ塗りの外壁なコロニアルスタイルや、
鱗状の円形スレートが特徴的な建物、等々
明治時代の日本の洋風建築があちこちに点在する、北野界隈。
そんな異国情緒たっぷりのエリアを背中に、坂から降りる途中、
赤レンガ積みのダッチコロニアルを思わせる建物がひっそりと見えてくる。
その建物が、日本初の会員制喫茶店としてスタートした「特別な」にしむらと呼ばれる、
『北野坂にしむら珈琲店』でした。
1974年に日本初の会員制喫茶店として開店したこちらのお店は、95年の震災まで
一般に開放されることなく各界著名人を迎え入れてきたという、なんだか別格な風格。
建築は、戦時中の上海の英国風洋館をモチーフにしたそうです。
店内は、大正ロマンを思わせる重厚なインテリアでした。
壁に埋込まれたステンドグラス、品良く手入れされた調度品、重たい化粧杢の天井、
モールでデコレーションされた家具、等々。
テーブル席と奥のソファー席を入れてもそれほど広くはなく、通路も狭めです。
私は、ローテーブルをはさんで1人掛ソファが2脚向かい合う応接タイプのセットに。
窓際のお席だったので、ガラス越しに外を眺めながら珈琲をいただきました。
セセシオンのケーキも楽しみにしていたのでそれもひとつ。
私はストレートのマンデリンとバナナのタルトを。
珈琲と一緒に運ばれてきたお砂糖とミルクは銀食器のセットでとても素敵でした。
珈琲は濃厚で、ひとくち目はキリリとした印象、飲んだ後コクのある香りが口に広がる
美味しい珈琲でした。
バナナのタルトはどっしりと重量感のあるケーキ。
バナナの香りが甘さ控えめのクリームにギュっと移ったタルト。
大変おいしゅうございました。
あ、なんだか雰囲気にのまれて、普段使ったことのない言葉が出てきた。笑
ドイツ製のオルゴールが静かに音を奏で、柱時計が1時間ごとに時を告げる。
本物のアンティーク空間の中で珈琲をいただく時間は格別でした。
珈琲は1杯800〜1200円程度と、価格帯は高めですがそれ以上の価値はあり。
客層もセレブな感じでしたが、とにかく神戸の女性はオサレで素敵でした！
私の母と同じくらいの年代の方でも、ロングカーデ＋ニット＋スカーフ＋スキニーだったり
ショートパンツにレギンス＋ロングブーツだったりと、コーデも素敵☆
目指したくなる女性達。かっこヨイ方がたくさん☆
窓ガラスは古い建築ならでは「板ガラス」で、微妙なゆがみや模様のような筋入りガラス。
この窓から外を眺めると、空は、またいつもとは少し違った色に。
普段とは少し違う時間の流れをゆったりと感じられる、心地よい喫茶店でした。
☆喫茶のみ利用の方は1Fにて、
2Fでは軽食などをいただけるレストランもあり。