★スマイル★さんが投稿した奈良ホテル(奈良/近鉄奈良)の口コミ詳細

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奈良ホテル近鉄奈良/ホテル

1

  • 夜の点数:4.5

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 3.5
      • |サービス 3.5
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 4.0
  • 昼の点数:4.5

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 3.5
      • |サービス 3.5
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2012/12 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味3.5
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人
  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味3.5
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

古都の迎賓館・明治モダンが心地よい美しきクラシックホテル。 奈良県 奈良市 高畑/奈良ホテル

Joie de Vivre さんのクラシックホテルのレビューを拝見して、あ、ここ書いてなかったと私も思い出してレビュー☆

奈良県、奈良市高畑。 
クラシックホテルの中でも代表的なホテルのひとつ、奈良ホテル。

明治・大正を代表する建築家のひとり、辰野金吾氏が設計したこちらのホテルは
明治42年に建造されていて、創業から百年以上が建っているというホテルです。
お寺のように反り返った瓦屋根、それを支える太い檜の柱、外観は力強い壮観な意匠ですが、
室内は一転して和洋折衷でモダンなインテリア。
重厚な檜の風合いと明治モダン、和と洋が巧みに融合したエントランス。
構造も造作も、調度品も。 美しいと感じるものがたくさんあって、館内見学も楽しいホテルでした。

 『 奈良ホテル 』

長い歴史を積み重ねてきた、西の迎賓館。
2階の通路の奥の方には、ひっそりと、皇族がお泊まりになった時の様子を展示するお部屋や、
国内外の様々なゲストを紹介している小部屋も。
チャップリンやヘレン・ケラー、東条英機にオードリー・ヘップバーン・・・歴史の教科書に出てきそうな方達のお名前がずらり。
ラウンジには、アインシュタインが来館時にひいたアップライトピアノも置かれていて、間近で見学が出来ました。すごい〜
(ホテルには他に、現存する日本最古級のスタインウェイのグランドピアノもありました(!))
フロント周辺の総檜造りの吹き抜けとその天井から下がる、和製アールデコ調シャンデリアも必見、とっても素敵です。

本館は木造、新館はコンクリート造、本館の客室はちらっと見学だけさせてもらい、新館に泊まりました。
ゲストルームはゆったり・広々・快適、水回りは新しくはありませんがそれほど憂慮ありません。
フォルムはモダンテイスト×マテリアルはヨーロピアン。
窓廻りのファブリックは厚みのある織物で色合いも重ね方も素敵、家具のデザインは一部アールデコ調、
壁紙にはアールヌーヴォーのデザインも、色調も落ち着くインテリアで居心地がいいです。
各部屋にマントルピースのデザインも残されていました。

<朝食>
夜はメインダイニングになるレストラン三笠ですが朝食は宿泊者の為に開放されています。
広いスペースにいろんなタイプのテーブルがあります。
猫足のチェア・エレガントなウィンドウデザイン、ここもヨーロピアン調です。
空いていれば、窓際のテラスルームが気持ちいいのでオススメです♪

●朝食 茶粥膳
 1日目は茶粥に。
 大和の朝は茶がゆで明ける、とも言われ、奈良と言えば「茶粥」というイメージ☆
 さらに「奈良といえばほうじ茶」だとおもっていたのですが、こちらの茶粥は緑茶の茶粥。
 さらっと炊き上げられた粥で、緑茶の香りも品良い。
 焼き魚・炊き合わせ・2種類の小鉢・お味噌汁・香の物が一緒に。
 この日のおかずは胡麻豆腐・切り干し大根・炊き合わせなど。炊合せは出汁のきいた薄味ですが
 その他は粥に合わせたちょっと濃いめの味付け。
 梅干しや、奈良漬けがついてきて、おかゆと一緒にいただきました。
 奈良漬けは甘味の少ないしょっぱめの奈良漬け。
 体に優しい目覚めのご飯。美味しかったです♪

●朝食 洋定食
 2日目は洋食に。
 ブリフィクススタイル。
 ジュース、シリアル、卵料理、サラダ、パン、ドリンク、食後のコーヒーや紅茶。
 生ジュース・卵料理とパンはいくつかの種類から選べました。
 私はマッシュルームオムレツにベーコン、パインジュース・パンケーキとフレンチトーストは
 シェアして半分ずついただきました。
 一品ずつサーブしてくれるのですが、実にタイミング良く、ほどよくゆったり。
 このフレンチトーストがジュワジュワっとジューシーで、スゴく美味しくて♪
 パンケーキもフワフワ〜♪メイプルシロップ・はちみつ・ジャム・バター、私はメイプルシロップで。
 ベーコンはなんかいまいちでしたが、他は美味しかったです♪

五重塔が見えるティーラウンジも、とっても素敵な空間です。
昼はティーラウンジに、夕方からは「ザ・バー(BAR)」になる。
滞在中、何度も立ち寄り、静かな時間を過ごしました。
ケーキは数種類から選べる、それぞれ甘さ控えめで上質、ショートケーキが特においしいです。
夜のBARはカクテル一通りの他ウイスキーも充実。
夕暮れ時のラウンジは、目を細めると、ウエストをキュっと絞った洋装のマダームとかムッシュ達がお茶してそうな
独特の世界感があって、より一層魅力的。 あ、夜のBARタイムでもケーキもいただけます♡
「ザ・バー」は、元々のバースペース入口をホテル創業時の形へ復活させて、一部改修されたそうです、
カウンターがないなぁ、と思いましたが、バックバーにカウンターという王道スタイルができたようです♪

サービスも気持ちいい。
丁寧、日本らしい奥ゆかしさのある、ほどよい距離感。 
押し付けがましさのない、さりげない気遣いは一流。
根底に、古都、奈良、実直で堅実な土地の人柄(すいません、イメージですが)を感じました。

でも、案外宿泊料金はリーズナブルなのです。素晴らしいと思う。
時期にもよるかもですが、宿泊料金は、新館・ツイン・朝食付き・休日前で/1人¥22,000くらいでした。
本館の方が宿泊料金はさらにリーズナブルで、2人/1室なら朝食付きでも¥12,000前後〜(!)
平日なら、新館でも¥14,000〜¥16,000程度で宿泊できる日も♡ 

北海道から旅行にいくと、京都よりも、奈良の方が町並みにもなんだか親しみやすさがあってゆったり過ごせました。
京都や大阪とは違った、静かだけれども奥深い魅力が奈良にはあって、また行きたい町です。
奈良ではこちらと春日奥山 月日亭という料理旅館に泊まりましたが、
どちらも素敵なお宿でした♪

  • シンボル的 赤絨毯の階段

  • ロビーの吹き抜け

  • 素敵でした。 和製シャンデリア

  • 外観

  • 客室/新館

  • 客室/マントルピース(使用は不可)

  • レストラン三笠/室内

  • レストラン三笠/テラス席

  • 朝食/茶粥膳

  • 朝食/茶粥膳

  • 朝食/茶粥膳 マークが♪

  • 朝食/茶粥膳 胡麻豆腐

  • 朝食/茶粥膳 炊き合わせ

  • 朝食/茶粥膳 切り干し大根

  • 朝食/茶粥膳 焼き魚・卵焼き

  • 朝食/茶粥膳 うめぼしとか

  • 朝食/茶粥膳 緑茶の茶粥

  • アインシュタインがひいたというアップライトピアノ

  • ケーキいろいろ

  • ケーキ

  • ザ・バー

  • ザ・バー

  • ティーラウンジ

  • ティーラウンジから五重塔も見えます 歩いても近い

  • 朝食/洋定食 ジュースとか

  • 朝食/洋定食 シリアル

  • 朝食/洋定食 サラダ

  • 朝食/洋定食 フレンチトースト

  • 朝食/洋定食 ホットケーキ

  • 朝食/洋定食

  • 朝食/洋定食

  • 春日大社

  • 東大寺

2015/06/23 更新

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