★スマイル★さんが投稿した中村屋(北海道/上士幌町その他)の口コミ詳細

レビュアーのカバー画像

★スマイル★ の 美味しい時間

メッセージを送る

この口コミは、★スマイル★さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

中村屋上士幌町その他/旅館・民宿

1

  • 夜の点数:4.3

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 3.5
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 3.5
      • |酒・ドリンク 3.5
  • 昼の点数:4.3

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 3.5
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 3.5
      • |酒・ドリンク 3.5
1回目

2014/02 訪問

  • 夜の点数:4.3

    • [ 料理・味3.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気3.5
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人
  • 昼の点数:4.3

    • [ 料理・味3.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気3.5
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

心ほどける もてなしと湯  北海道 上士幌町ぬかびら温泉郷/糠平温泉 中村屋

寒いと 身体が ぎゅうぅっ と なる。

忙しすぎると 心も ぎゅうぅっ と なる。

それらがみな じんわり ほどけていくような。

心からのおもてなし 優しい食事 柔らかなお湯。

 ー ー ー

十勝平野の北部、上士幌(かみしほろ)町にある糠平(ぬかびら)温泉郷。
道東エリアの拠点都市、帯広市から車で約1時間半。

北海道の真ん中にそびえる大きな山脈、大雪山〜十勝連邦の南東に位置する、ぬかびら温泉。
大雪山国立公園の深い森と糠平湖の間に挟まれるような地形に沿って、
自然の中に溶け込むようにひっそりといくつかのお宿が点在する、静かな温泉郷でした。

 『 糠平温泉 中村屋 』

かつろさんのレビューを拝見して、うかがってきました☆

外の気温は氷点下。
寒い日に雪の上を歩くと、雪が鳴く。 「キュッキュッ」とブーツを鳴らしながら夕暮れのお宿へ。

建物は古い。
ですが、こちらのお宿は、宿主自らが手作りで施設を改装しているそうで、
古びた中にも工夫が見られる、驚きと楽しさが満ちたお宿でした。

無機質な外観とは裏腹に、一歩中に入れば手作り感がたっぷりの懐かしい空間。
ラウンジに置かれた火鉢にあたりながらソファに座って宿帳に記帳していると、
お宿の女将さんが蕎麦茶を入れてくれた。 
火鉢の上のポットで、ふつふつと温められていた蕎麦茶。 ふぅーあったまるー。

このラウンジでは蕎麦茶、エスプレッソ珈琲がいつでもフリーでいただけるそうです。
脇には士幌ポテトチップスが置いてある。 「ご自由にどうぞ」 ちょっぴりいただく。あ、美味しい。
ポテチは火鉢で炙っていただくと、香ばしいですね^^ 
他に、おやきやスコーンなど、火鉢で炙っていただくおやつ(ひとつ150円〜)なんかも。
わー、あとで食べたいなぁ。

かつて、現代のような暖房器具がなかった時代には、この火鉢は暖をとる為に客室で使われていたとか。
古くなったものが使われずに捨てられるのではなく、新しい役割が与えられて、ここで活きている。
昔からここにいたのね、そして今もご活躍とは恐れ入りました。それと、温かいお茶をありがとう。
心の中で思っていたら、火鉢はなんだか得意げにパチっとはぜた。

ここにはたくさんの本もあって、古いライブラリーのよう。 
レトロなオーディオからは外国語で女の人が謳う低い声が流れ、床には看板犬の小豆(あずき)ちゃんが寝そべる。
あずきちゃん、たしかに黒々として小豆色だけど、小豆じゃなくて豆で言ったら金時豆じゃないかなぁ。
だってすごく大きいんだもん。笑 でもとてもおとなしい子。 いい子です。
ほのぼのあったかい。 リビング感覚で寛げるラウンジ。

今回は急な宿泊でしたので当日空いていたお部屋に泊まりました。 そこは、昔ながらの和室。
「新和室」という改装済みのお部屋の方が人気のようですが、私はこのお部屋でも十分^^
廊下はだいぶ冷えますが、お部屋には大きなストーブもついていて暖かい。

●温泉
 ぬかびら温泉はまちをあげて源泉掛け流し宣言をしていて、こちらのお宿もお湯はもちろん源泉掛け流し。
 お風呂は、内湯が男女別で2つと、露天風呂(混浴ですが女性専用時間帯有り)がひとつ。
 内湯は夜の10時で男女入れ替えになるので、夕飯前に入浴して両方入るのが楽しいと思います。
 お風呂はどこも、お湯の量が豊か。新鮮なお湯が、湯口からどんどん注がれています。
 透明な単純泉、時間帯にもよりますが、内湯の湯温は高め、あっ・・・つ!と思う、温度の時も。
 両腕を胸に寄せてぎゅーっと小さくなって1cmずつ湯船に身体を沈めていく、あの温度です。
 一度、首まで入ってしまえば気持ちがいい。
 湯触りがとても柔らかいので、驚くほど入っていられました。 私はとてもすきなお湯。
 露天風呂は外気に冷やされて程よい温度。

●夕食
 薪が燃える暖炉のある、山小屋みたいなレストランにて。
 近くの山でとれた山菜、このあたりで生育が盛んな豆の料理、山の幸と畑の幸。
 冬の間も食べられるように、山菜は、摘んで、洗って、干して。保存が利くように、料理しているそうです。
 煮豆に、こごみの塩漬けに、蕎麦の実入りのあんがかかったミルク茶碗蒸し、士幌のもち豚の鉄板焼きは
 手作りのギョウジャニンニク入りのポン酢につけて。 
 お醤油は無添加の本別産醤油、お砂糖は甜菜糖、味噌は手作り。油分はバターかオリーブオイル。
 ひとつひとつは素朴な昔ながらの料理だったり、味だったり、素材だったり。
 でも、それを盛りつけやアイデアで創作料理風に楽しめるよう、再構築した感じでした。
 丁寧に作られていて、素材に対する愛情を感じる料理たち。 
 構成に、メリハリはないのかもしれません。 でも、なんだか、この優しい料理達にほっとしました。
 にこにこと料理を運んでくださる女性料理長の元気な笑顔も、料理の美味しいスパイスかも☆

●朝食
 山幸のビュッフェ。
 品数の多さに驚きましたが、ひとつひとつがとても美味しい♪
 私は夕食よりも朝食に感動しました。 豆料理だけでもたくさんの種類が! 
 朝ご飯に合わせて焼き上げるという手作りのパンが、パンが・・・すっごく美味しい。
 耳までほぁほぁ♥
 スライスするのがすごく難しいだろうなぁと思う、柔らか〜い、パン。
 何もつけないでも美味しい。 このあたりでとれた蜂蜜、菩提樹の蜂蜜につけるともっと美味しい。
 ジャムも手作り。しかも、たくさんの種類。 どうしよう、すごくおいしくてたくさん食べちゃう。
 パンが食べたくて、洋食中心におかずもいただきましたが、やっぱりご飯も食べたくて
 トレイごとおかわりして、和食もいただいた。
 牛蒡の甘いきんぴら、サンマの生姜煮、切り干し大根のポン酢漬け、タラコに手作りの梅漬け、
 アイヌネギの三升漬、くらかけ豆の酢醤油漬け、お味噌汁。 和食もおいしいんだこれがまた。
 
 
●「!」 な、あれこれ
 このお宿には、いろんな 「!」 が隠れてる・・(´ー`*)!
 え!という驚きや、わぁ♪という喜び、へぇ〜!と思うお部屋や
 あぁこれわたしも欲しい、と思う手作りのいろんなもの・・・。
 目に見える物質的なものの他、目に見えないサービスも。 
 それが、いくつもいくつも、たくさん。
 滞在をより楽しめる、より寛げる、そんなアイデアがたくさん詰まっているお宿でした。
 発見の楽しみや驚きにワクワクしたので、私もここでは詳しく触れません。
 ぜひお宿で体験してみてください・・・(*´∀`)♪

お宿で働いている方はみんな活き活きとしていて。
ぬかびらのこの土地を愛している。
山の恵みをお裾分けしてもらって、私も一緒に楽しませてもらいました。
このお宿を通して、ぬかびらが大好きになった。 また必ず行きたいです☆

 ー ー ー

◇露天風呂
混浴(脱衣室は男女別)。 夜8:30〜10:00までは女性専用時間。
外はこんもりと雪が積もっていて、浴槽までの数メートルを歩くと、足の裏が凍りそう!笑
ですが、冬の温泉の醍醐味、雪見が存分に楽しめる他、夜にはキレイな☆も・・・♪
朝の露天風呂は、晴れた青空とキンと冷えた空気が気持ちいい。
外はマイナス10°を越える寒さでしたが、首から下はぽっかぽか。あがった後は足の裏もぽっかぽかです^^
この日は何度行っても露天風呂にはダレもいなくていつも貸し切り! 
贅沢な時間でした。

◇内湯 木のお風呂
内湯のひとつは木造りのお風呂。
これも、宿主が手作りで改修したのだと思います。 大工仕事の中にDIYチックな部分もたくさん見られましたが
夜のお風呂はオレンジ色の照明に照らされて雰囲気も抜群。


◇内湯 タイルのお風呂
このお風呂が、とても、とても好きです!
ここは改修されていない、昔からあるお風呂なんだと思いますが、とても美しいお風呂。
まぁるく迫り出した広い浴場、高い天井までいっぱいに取られた大きな窓から、朝日が光の帯になって注ぐ。
ガラスブロックは小口が彩トリドリに塗り分けられていて、見る角度によって表情が変わるのが面白い。

中央にはお花の形をした個性的な形の湯船が。 
大小のタイルがアールに沿って綿密に敷き詰められた湯船。
透明な湯の色が映える美しい配色。 欠損した部分は丸いタイルで補修され、今も美しく保たれています。 
天井を見上げると、そこにも美しいタイルが。 
連続する花の形は無限に繰り返されて、果てしなく広がっていく。 明るい星空のよう。

お湯は肌に柔らかい。
とろとろと流れ込む湯口の近くは熱いのですが、そこがやっぱり気持ちがいい。
この浴槽は深くて、底におしりをつけると口も鼻もお湯に浸かってしまうので、とーんとーんと膝立ちで。
片方の膝で湯口のそばに立つと、ゆらゆらと体がお湯に揺られる。 

他に誰もいないお風呂の中で、カランの横からケロリンの黄色い桶をひとつ借りて。
カッコーンと鳴らしてこのお風呂を満喫させてもらいました。

寝る前に入った時はものすごく熱かったのですが、朝は少し温度が下がっていて心地よい温度に。
このお風呂、好きだなー。

内湯
源泉名:糠平温泉 鉱泉池1号(35ℓ/分、自然湧出)
泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(中性低張性高温泉)
成分:成分総計1,113mg/kg
源泉温度:54.1℃
ph値 : 7.3

露天風呂
源泉名:糠平温泉 鉱泉池1号(?ℓ/分、自然湧出)
泉質:単純温泉(低張性中性高温泉)
成分:成分総計1,017mg/kg
源泉温度:49.7℃

夏は加水の可能性あり
内湯は温度が高いからか、浴槽に冷水が出るホースがつけてあり、お水を入れられるようになっていますが
「まわりの方に一声かけてください、出る時は水をとめてください」と書いてあって安心する。

  • 内湯/タイルのお風呂 とろとろ

  • 受付

  • あずきちゃん♪

  • ロビー・ラウンジ

  • 士幌ポテトチップス☆

  • おやつのめにゅぅ

  • 客室

  • バードコール!

  • エゾリスの部屋

  • 手作りの果実酒

  • 浴衣

  • 露天風呂入口

  • 夜の露天風呂通路

  • 夜の露天風呂通路

  • ヒトリシズカ

  • レストランへ

  • 夜ご飯

  • 士幌もち豚の鉄板焼き

  • ミルク茶碗蒸し

  • 焼酎を1杯だけ

  • カボチャのグラタン

  • 全粒粉の焦がしスープ

  • 天婦羅

  • 鹿肉ロースト

  • デザート 牛乳ぷりん

  • デザート バジルのシャーベット

  • 浴場入口 左が木のお風呂、奥はタイルのお風呂

  • 内湯(木のお風呂) 脱衣室

  • 内湯(木のお風呂) 浴場

  • 内湯(タイルのお風呂) 脱衣室

  • コッチン・コッチン・と動いていました

  • 夜のロビー

  • 朝起きると・・・

  • 露天風呂

  • 朝の露天風呂

  • 暖炉

  • 朝食

  • 朝食

  • 朝ご飯、朝からたっぷり!

  • 朝焼いたという、手作りパンがとってもおいしい!

  • お、、おいしい〜♪

  • 豆料理もたくさん!

  • おかわりしてしまいました♪

  • キビ入り麦ご飯

  • デザート

  • 内湯(タイルのお風呂) 浴場

  • 花のような形の浴槽

  • ガラスブロックの大きな窓

  • 湯船 職人技のタイル

  • 吸い込まれそう 感動するくらい美しい天井のタイル

  • 丸柱もキレイ^^

  • 朝日が気持ちいいお風呂です

  • お土産処/手作りのものがたくさん、帰りにぜひ寄ってみてください

  • 外観

2015/02/05 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ