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移転飄香代々木上原、東北沢、代々木八幡/四川料理、担々麺、中華料理
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夜の点数:5.0
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¥10,000~¥14,999 / 1人
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料理・味 5.0
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|サービス 3.5
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|雰囲気 3.5
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|CP 5.0
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|酒・ドリンク 5.0
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[ 料理・味5.0
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| サービス3.5
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| 雰囲気3.5
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| CP5.0
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| 酒・ドリンク5.0 ]
飄香 (移転)
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カニ爪の四川甘酢炒め
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蔵王地鶏の四川香り揚げ
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2013/03/01 更新
代々木上原、四川料理の「老四川 飄香」 (ラオシセン ピャオシャン)
店名の「老四川 飄香」は「昔の四川が漂い香る」という意味があるとのこと。
その店名のとおり、上海、四川で修業経験を積んだオーナーシェフ井桁良樹氏の
織り成す香り高い四川料理が味わえる名店。
場所は、東京メトロ千代田線、代々木上原駅より徒歩3分。
井の頭通りに面したビルの地下1階がお店になります。
店内は、私が今まで想像してきたものとは違って、席数も多くはなく、
四川料理の有名店というのに、カジュアルな雰囲気でした。
半オープンキッチンの中には、シェフをはじめコックさん3人(計男性4名)
フロアは女性スタッフが対応してくれます。
私達が予め、予約でお願いしているのは、
季節のサービスコース(2名様より) お一人様6825円。
前菜・メイン・デザート・中国茶まで全9品のお得なサービスコースです。
ディナーのコース料理が、これぐらいのお値段から提供していただけるのも
大きなポイントではないでしょうか。
テーブル・セッティングは、赤いペーパーナプキン、布コースター
箸置き、箸は横置き。使い捨て紙おしぼり。
なお、季節のサービスコースにお品書きはなし。
見聞きしたことを控え、記録していますので正確さには欠けるかもしれません。
まずは、生ビール(サントリープレミアムモルツ)@672と
一口生ビール(サントリープレミアムモルツ)@357を注文。
突き出しとして出てきたのは、大豆の甘煮。
ほっくりとした大豆からは、八角、シナモン、サンザシなど、
様々な中華スパイスの香りを感じた。
次のお酒を決めなくては。紹興酒ボトルで一番お値ごろは、紅琥珀@4830
その他、白酒も置いてあります。
・紅琥珀 無濾過5年@4830×2
・前菜6品
・四川名物よだれ鶏 ・豚ガツの松の実入り特製タレ仕込み ・クラゲの赤酢ソースがけ
・鮎の湯葉巻き ・アロエとパパイヤの杏仁シロップ ・ナス、ピータンの黒酢がけ
四川料理の定番冷菜と言えるよだれ鶏や季節感のある鮎を盛り込んだ
ちょこちょことした前菜盛り合わせは、どれも丁寧に作られており、
味のメリハリが効いていて上品。
特に記憶に鮮烈に残るのは、やはり四川名物よだれ鶏!
しっとりと茹で上がった地鶏の下には、山クラゲが敷かれて、上にはナッツ、ネギ、香菜。
井桁シェフは、香辛料の買い付けに半年に一度四川省を訪れているという話を
聞きましたが、それも納得。
同店の麻辣ソースは、痺れ、苦味、辛味が複雑に折り重なり、風味が抜群に良い。
美味しい!これこそ四川のよだれ鶏なんだわっ!!
まだ、私も連れも、よだれ鶏歴?は多くありませんが、ともに歓喜しました。
・本日の海鮮強火炒め
本日のお魚はヒラメ。
前菜の鮎の湯葉巻きにも使われていましたが、季節の新ショウガピクルスを効かせ
青山椒、ネギ、ハクレイ茸、チシャトウ、黄ニラ、唐辛子のピクルスなど。
味付けとしては、シンプルで、塩も控えめなのですが、品よく美味い。
コースの流れを、ちゃんと感じさせてくれます。
・カニ爪の四川甘酢炒め
唐辛子は2種類。インゲン、マコモ茸など。
マコモ茸は外側の硬い皮を剥いていますから、ホクホクとした食感。
カニ爪のまわりは、エビのすり身ではないかと推測。
衣をつけて揚げたものを炒めてあんかけにしています。
赤山椒がぴりっと味を引き締めてくれています。
先日、「桃花源」にて四川料理の七大味について学習しましたが、
こちらのお店は、味加減が素晴らしい。
・ホタテと冬瓜の淡雪仕立て
上には、じゅんさいとトマト。 じゅんさいも冬瓜も季節のものです。
火腿(フォトイ)=中国ハムの出汁が効いています。
ふわっとした舌触りの中に、ホタテの食感、季節の食材を取り込んだ
魅力的なお料理。
・蔵王地鶏の四川香り揚げ
皮目が色艶よく、見事にパリッパリですよ。
蒸しパン、白髪ネギ、キュウリ、甜麺醤(テンメンジャン)付き。
パンの中は空洞になっていますから、北京ダック風にしていただきます。
中華スパイスが効いていて、ワイルドさと上品さのバランスが素晴らしい。
・豚バラ肉と穴子の甘酒煮込み
高麗人参、チシャトウ、クコの実。 豚バラ肉は焼いてから煮込まれています。
豚肉の香ばしさにスパイスと酒醸(チューニャン)の香りを楽しめる一品。
お肉も柔らかい。
・オマール海老と緑豆の寄せもの 四川激辛ソース。
辛いので桃まんじゅうと一緒に召し上がってくださいとのこと。
旬のにがうり、トウモロコシ、ピーナッツ、ネギ、豆豉(トウチ)、松の実など。
夏を感じさせる清涼感あるビジュアル。
唐辛子が軽やかに香り、四川ベースのソースがアレンジ力を放つ。
桃まんじゅうのほっとさせる甘さは、素敵な取り合わせ。
さて、コース料理はこのあとデザートになりますので、その前に追加料理を。
・正宗担担麺 小椀@1050
これを食べないと帰れません♪ 肉そぼろ、青菜、松の実、砕いたピーナッツ。
ほのかに黒酢が香る。基本となる麻辣ソースが上質ですので間違いのない味。
美味しいです。
デザートは選べます。
・桂花陳酒の香りの白きくらげのコンポートとイチジクのグラニテ
私チョイス。これこそ、三越店でのリベンジ!
上品な甘さが口いっぱいに広がった。
・棗ヨーグルトソースのカボチャプリン
連れチョイス。
・中国茶
蓋つきの茶杯には、飄香の文字。
ステンレスポットには、お湯を入れて置いていってくださいます。
中には茶葉がたっぷり入っていました。鉄観音茶かな。茶葉も良質。
同店のコース料理は、シェフのセンスの良さが光り、その流れが見事なまでに
計算しつくされ、香り高いスパイスを自在に組み合わせた四川料理は、
味の強弱があり、全く飽きることがなかった。
帰り際、シェフをはじめとしてスタッフの方々に丁寧なお見送りを受けました。
いい店だなあ。 もっと早くに伺えばよかったとしみじみ思う。
季節ごとに、このお店のコース料理をいただきに来たい。
お会計は、2人で、上記お料理とお酒で合計25389円。
中国料理満足度数は、★★★★★ 特別です。 必再訪(*^・^)ノ
手前味噌になるかもしれませんが、
シェフの実力を存分に食体験できるコース料理にアラカルトを追加する形が
一番のおすすめかもしれません。