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magnolian (女性・東京都) 認証済
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1回
夜の点数:4.5
昼の点数:4.5
2009/12 訪問
手仕事の大切さ
こちらのお店は接待などで伺う方が多いのかも知れません。私も仕事とプライベートと用途を変えて通っています。お弟子さんへの(接待使いのお客様への心配りの)教育はとても素晴らしいもの。ちゃんと予約時に社名を名乗ればその日に別の接待が入っているか否かを伝えて下さるし、同じ業界なら「大丈夫ですか?」と確認して下さるし、席は当然のこと(可能な時だけですが)離して下さる。顔見知りでなくても、同業界が隣同士というのはとても気まずいものですからね。さて、賛否両論の水谷さんの接客ですが・・・。「口は悪いけれどとても優しい親戚のおじさん」というスタンスを持つと意外と平気。客と主人だからと言って、常に丁寧な言葉を使い諂うのは私は違うような気がします。ぶっきらぼうに発せられた水谷さんの言葉をちゃんと聞けば、優しさが詰まっている時だってありますから。プライベートで伺う時の握りは、良いペースで握っていただけるようになってきました。水谷さんのペースでなく、私達のペース寄りで、ということ。通う度にしっくりとしてくるテンポやシャリのサイズ。前回伺った時は「これで(このシャリのサイズで)いいんだよな」と小声でボソッと。無言でニッコリ頷くと、ニヤリと「だろ~」って顔を無言でする水谷さん。でも、プライベートでの訪問2度目位までは、二人の余りのハイスピードに「あれ?もう食べ終わってる!」とびっくりして二度見されている位でした。適正にねかし、熟成された鮪は上品な馨りを放っているし、煮鮑も〆サバも「味わう」という言葉がとても適切に使えるのではと思うくらい、飲み込むことを躊躇いそうな深い味。私の大のお気に入りは、〆に頂くたまご。ミディアムに仕上げられたところを頂くと、口の中で卵の旨味と海老の旨味、それから上品な甘味がふわっと口の中で膨らみ、洪水を起こしてしまいそうです。ある日、〆を頂いた後に「あの辺りがとっても美味しそう」と水谷さんの真後ろに置かれているたまごをじいぃっと見ていたら。「しょうがね~な~」と言いながら、たまごのトロトロの美味しそうな部分を切り分け出して下さいました。ごてぼんはんは「女の子の特権だ」というけれど、「ずるいぞっ」て顔をしている彼の顔を見て、たまごを私よりちょっと大きめに切り分けて出して下さったりして。口は悪いけれど、こう言うところはとっても優しいの。ハイペースで食べる割にはいつも最後まで残っているので、ネタが無くなってしまい「もうね~よ」なんて言われることもしばしば。それに文句を言う人も居るけれど、(今日の)ネタが無くなったのなら、また来ればいい、私はそう思います。今に固執することなく、「じゃ、次回に」と言えば、水谷さんはとっても嬉しそうな顔をなさるんですよ。すっごく素敵なの。こういうことが、店と自分の繋がりに発展していくのではないかしら。水谷さんのお店に伺うと、いつも思うのは常連さんと一見さんが交り合っての暖かい雰囲気がとても素敵。カウンターに座っていると不思議と生まれてくる一体感。一見さんと常連さんの間に何があるかと言えば、それは水谷さんの美味しいお鮨を楽しみたい気持ち、それだけ。何故、一体感が生まれるかと言えば、それは上手に水谷さんがお客をコントロールしているからなのだと思います。コントロールがきかせなければ、どんなお店でも荒れてしまいますものね。こう言う事が分かるようになってきたのは、自分たちが少しだけ大人になったことと、お店との縁を大切にすることで付き合い方が上手になってきたからかも知れません。何はどうあれ、あの繊細な鮨が生まれるのは、他でもないぶっきらぼうな水谷さんの丁寧な手仕事からなんですよね。
2009/12/01 更新
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日本酒あり
焼酎あり
オシャレな空間
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カウンター席
ソファー席
座敷
こちらのお店は接待などで伺う方が多いのかも知れません。
私も仕事とプライベートと用途を変えて通っています。
お弟子さんへの(接待使いのお客様への心配りの)教育はとても素晴らしいもの。
ちゃんと予約時に社名を名乗ればその日に別の接待が入っているか否かを伝えて下さるし、
同じ業界なら「大丈夫ですか?」と確認して下さるし、席は当然のこと(可能な時だけですが)
離して下さる。
顔見知りでなくても、同業界が隣同士というのはとても気まずいものですからね。
さて、賛否両論の水谷さんの接客ですが・・・。
「口は悪いけれどとても優しい親戚のおじさん」というスタンスを持つと意外と平気。
客と主人だからと言って、常に丁寧な言葉を使い諂うのは私は違うような気がします。
ぶっきらぼうに発せられた水谷さんの言葉をちゃんと聞けば、優しさが詰まっている
時だってありますから。
プライベートで伺う時の握りは、良いペースで握っていただけるようになってきました。
水谷さんのペースでなく、私達のペース寄りで、ということ。
通う度にしっくりとしてくるテンポやシャリのサイズ。
前回伺った時は「これで(このシャリのサイズで)いいんだよな」と小声でボソッと。
無言でニッコリ頷くと、ニヤリと「だろ~」って顔を無言でする水谷さん。
でも、プライベートでの訪問2度目位までは、二人の余りのハイスピードに
「あれ?もう食べ終わってる!」とびっくりして二度見されている位でした。
適正にねかし、熟成された鮪は上品な馨りを放っているし、
煮鮑も〆サバも「味わう」という言葉がとても適切に使えるのではと思うくらい、
飲み込むことを躊躇いそうな深い味。
私の大のお気に入りは、〆に頂くたまご。
ミディアムに仕上げられたところを頂くと、口の中で卵の旨味と海老の旨味、
それから上品な甘味がふわっと口の中で膨らみ、洪水を起こしてしまいそうです。
ある日、〆を頂いた後に「あの辺りがとっても美味しそう」と水谷さんの真後ろに
置かれているたまごをじいぃっと見ていたら。
「しょうがね~な~」と言いながら、たまごのトロトロの美味しそうな部分を
切り分け出して下さいました。ごてぼんはんは「女の子の特権だ」というけれど、
「ずるいぞっ」て顔をしている彼の顔を見て、たまごを私よりちょっと大きめに
切り分けて出して下さったりして。口は悪いけれど、こう言うところはとっても優しいの。
ハイペースで食べる割にはいつも最後まで残っているので、ネタが無くなってしまい
「もうね~よ」なんて言われることもしばしば。それに文句を言う人も居るけれど、
(今日の)ネタが無くなったのなら、また来ればいい、私はそう思います。
今に固執することなく、「じゃ、次回に」と言えば、水谷さんはとっても嬉しそうな
顔をなさるんですよ。すっごく素敵なの。
こういうことが、店と自分の繋がりに発展していくのではないかしら。
水谷さんのお店に伺うと、いつも思うのは常連さんと一見さんが交り合っての
暖かい雰囲気がとても素敵。カウンターに座っていると不思議と生まれてくる一体感。
一見さんと常連さんの間に何があるかと言えば、それは水谷さんの美味しいお鮨を
楽しみたい気持ち、それだけ。
何故、一体感が生まれるかと言えば、それは上手に水谷さんがお客をコントロール
しているからなのだと思います。
コントロールがきかせなければ、どんなお店でも荒れてしまいますものね。
こう言う事が分かるようになってきたのは、自分たちが少しだけ大人になったことと、
お店との縁を大切にすることで付き合い方が上手になってきたからかも知れません。
何はどうあれ、あの繊細な鮨が生まれるのは、他でもないぶっきらぼうな水谷さんの
丁寧な手仕事からなんですよね。