3回
2019/02 訪問
仕事の埃を落として明日への活力を
2022/11/14 更新
2019/02 訪問
肩ふれあい、見えない心の壁が取れる店
お昼過ぎに新宿に居たカントナが向かう先はこちら。新宿方面に用事を作って、まずはこちらに向かいます。到着は14時過ぎ。こんな時間ではありますが、空いている椅子は1つ。「これ幸い」と空いている椅子目掛けて滑り込み、店主さんと両隣のお客さんに挨拶をして着席完了。間髪入れず「一通りとキンミヤ」と告げますと「あいよ」という小さいながらもしっかりとした返事をいただいてオーダー完了。時を待たずしてグラスが到着し、店主が表面張力越えのキンミヤを提供してくれます。そんなキンミヤをチューチューと吸いながら、焼き上がりをじっと待たせていただきます。
本日はこの時間で既にレバーの提供は終了との事。残念無念なのであります。
えり:相変わらずのコリコリでゴリゴリの食感。カントナは一番好きなのかも知れないのであります。歯が強い子に産んでくれた事をおかあちゃんに感謝する瞬間なのであります。
ひれ:ビヨーンと伸びる皮と脂、ニラの柔らかい食感。
きも:内臓の苦さをしっかり感じる大人の味。子供の味覚の人は食べて欲しく無い、いや、カントナに譲って欲しいのであります。
かば焼き:弾力のあるかば焼き。いつも食している柔らかい食感に巡り会って、何だか安心するカントナなのであります。
キンミヤには途中で梅エキスをたっぷり入れて甘くいたしますと、ジュースのように飲みやすい危険なアルコールに変身するのであります。
キンミヤをお代わりして段々と酔いが回ってくる頃に一通りが済みましたので、お代わりとしてえりをもう一回いただきます。「固いのか柔らかいのか」と聞かれますので、固いのをお願いいたします。コリコリゴリゴリバリバリと噛みしめる「食感の美味しさ」と言うものを実感するカントナなのであります。
こんな昼からサラリーマンの格好をして入り浸っている両隣のお客さんとも段々と打ち解けて、いつもとても楽しくて有意義な一日を過ごさせていただけるお店。少しの緊張感と美味しい料理と肩を寄せ会うシチュエーションの全ての要素が交差いたしますと、自然とお客さん同士の見えない壁が取っ払われて、語り合う楽しいひとときが生まれるのでありました。
2019/05/17 更新
2018/10 訪問
何もかもが、楽しく美味しい
時は平日の14時頃。「鰻を食べたい」と思ったカントナが向かった先は、いわゆるションベン横丁にお店を構えるこちらのお店。以前よりいろいろな領域で有名なこちらのお店で鰻を肴にお酒を飲んでみたいと思っていたカントナなのでありました。
平日&開店間際という良い時間帯に新宿の地に立つタイミングに恵まれたカントナは、神様の思し召しに感謝してションベン横丁に潜入いたします。久しぶりの横丁ではありますが、雰囲気はいつものまま。お目当てのお店を無事発見いたします。
暖簾の向こうに空いている席を発見。皆さんのレビューを元に予習を怠らなかったカントナでありますので、特に躊躇は無いのでありますが、不勉強な素人であれば、その異様な雰囲気に暖簾を潜る事すら躊躇う事受け合いと思えるのであります。
しっかり予習を行っていたカントナは、躊躇する事無く(ドキドキはしておりましたが)暖簾を潜って入店許可をいただきます。店主さんに挨拶し、着席し、ビールをお願いいたします。銘柄を聞かれましたので、スーパードライをチョイスいたします。店主さんは、いわゆる「どぶづけ」の中からビール瓶を取り出して、グラスと共に提供してくれます。
お次は、最後で最大の関門である「一通り」のオーダー。漢字の読みが合っているのか不安ではありましたが「ひととおり」と呟きますと、店主さんもボソッと何かを呟いてくれましたのでオーダー完了と判断いたします。
予習の効果を実感してホッと一息ついて、噂の電燈を愛でながら、まずはスーパードライを屋号の入ったグラスでグイグイといただきます。しっかり冷えているスーパードライは美味しく、昼だから更に美味しく、この場末で異空間の雰囲気で益々美味しいのでありました。
おつまみの漬物をツンツンしながらビールを進めておりますと、カントナの串が徐々に焼けてきたようなのであります。
えり。コリコリな骨が苦手な方はいるかもしれませんが、カントナはこの軟骨を噛み砕く食感と労力が好きなのであります。柔らかい肉の部分と、メインの軟骨の部分のコントラストが楽しいと思うのであります。焼きだけのものは脂の旨さを感じられる代物で、蒸しが加わったものは多少サッパリな具合も良く分かるのであります。ただ、どちらもコリコリよりも上位の、バリバリとした食感が、カントナの快感ポイント刺激するのでありました。
ひれ。外側がパリパリに焼かれている食感と、内側のじんわりと脂が滲み出るバランスが楽しい串。
肝。苦味というのはほとんど感じないけれども、心地よい苦さが大人の味なのであります。
かば焼き。「やっと出逢えた」と思うかば焼き。安心する食感なのであります。身の柔らかさをしっかり感じて、懐かしむカントナなのでありました。今まで色々な部位を体験してきたからか「ようやく出逢えた幼なじみ」という感覚なのであります。フワッとした身はすぐに口内から溶けてゆくのでありました。
レバー。希少価値のあるものだとレビューで耳にした一品。10匹分の希少なレバーが大胆に刺さっているのであります。「こんなに刺さっていれば貴重な事は間違いないな」と思うカントナは、有り難くチビチビといただくのでありました。特にクセは無くて「フムフム」と頷きながら食感を楽しみ、滋養強壮方面への効果を「ムフフ」と期待するモノなのであります。
一通りを済ませましたので、気になる一品としてエリとレバーを追加する事にいたします。エリのコリコリした食感に改めて心酔する、病みつきのカントナなのでありました。
隣に座ったおじさんと「美味しいお酒とは」という、深くて軽い会話を弾ませながら時は過ぎてゆきます。肩が当たるような狭い間隔でありますが、美味い鰻と酒。そこに場末な雰囲気が相まって、お客さん同士が仲良くなれる土壌が醸成されているようなのであります。
初心者らしき若者数名が入店。一通りを知らぬようで、周りのお客さんの手解きにより無事にオーダー完了。「いわゆるカンニングであるな」と思いながら、予習の絶大なる効果に感謝し、皿に溜まったタレと山椒の混ざった液体をグイッと飲み干してビールを流し込んでごちそうさま。隣のおじさんに挨拶してお店を後にしたカントナの衣服は燻製されているのでありました。
2019/04/05 更新
仕事終わりに向かったこちらのお店。覗いてみますと、カントナと同様に仕事終わりであろうサラリーマン諸氏が垢を落としている様子。またしても運良く空いていた一席を確保して、キンミヤと一通りを伝えて「ヤレヤレ」とカントナも垢を落とす事にいたします。
表面張力越えで注がれたキンミヤをズルズルといただいて漬物をポリポリやっておりますと、一通りが続々と。
何度いただいても、やっぱりカントナは「えり」がとても好きなのであります。バリバリボリボリと脳ミソにまで響くサウンドがたまらないのであります。「これこれ~」と頷いてバリバリボリボリやって、キンミヤをズルズルやりますと、カントナの垢も落ちてきて、今日への感謝と明日への希望が見えてくる気がするカントナなのでありました。
「えり」を堪能し、キンミヤの「梅シロップ」を堪能し、皿に残ったタレもおつまみにしながら至極の時は過ぎてゆくのであります。いつものように、お隣の先輩サラリーマンと少しばかりの挨拶話し等をしながら、短いけれども楽しい時を過ごすカントナなのでありました。