この口コミは、あつかんさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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夜の点数:4.5
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¥2,000~¥2,999 / 1人
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料理・味 4.0
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|サービス 4.5
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|雰囲気 4.5
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|CP 4.5
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|酒・ドリンク 4.0
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[ 料理・味4.0
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| サービス4.5
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| 雰囲気4.5
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| CP4.5
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| 酒・ドリンク4.0 ]
メリー・クリスマスって,19日に言ったってバチはあたらんやろ?
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ぼやっと灯がともる。
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若鶴あつかんとお通し。
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えだまめ。
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出汁巻き。
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コロッケビフォー。
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コロッケアフター。
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和風オムレツ。
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日本酒ラインアップ。
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2011/12/19 更新
そんなこんなで第二回快気祝いは早くもクライマックス。というのは第一回快気祝いでひっくり返ってしまったというのと,入善では〆に使えるような遅くまでやってて呑むだけのバー的なお店がないからです。これはいかがなものか。まあいいんだけど。
久しぶりの音次郎です。駅からすぐ,入善駅前郵便局の前。富山市という大都会からいらした御大尽様が「宿はとってない」とおっしゃるのでどうしようどうしようと思ってたのですが(ここに来る前に宿2軒に電話して二つともダメ,一軒は電話に出なかった)ママが「隣に聞いてみようか?」という。このお店の隣と言えばちとせ旅館という,木賃宿というか何というか,そういったものなんですけど,電話に出てもらえなかったのがまさしくそこです。今は料理屋も営んでおられるようです(予約のみ。)木賃宿というにはきれいで(料理屋兼になったので改装したのかな?)朝食付きで4000円だそうです。ママの個人ケータイからちとせ旅館の個人ケータイへ電話すると,あっさり予約が取れました(笑。)まあ,そんな小さな町なわけですよ,入善という町は。最悪,うちのこたつで寝るという手もあったのですが,「気兼ねしますからねえ」ということで宿をお探しであった御大尽様もほっとしたご様子。しかも格安,よっぱらって歩いたって数歩で着いちゃう近さ。一気にブースターに火が着いちゃいます。
「ちょっとあんた,また病院抜け出して来たんけよ?」
「なんなん,退院。10日ほど前,退院。」
「ふーん,よう生きて帰って来れたわ。第二の人生なんやから大事にせ・・・」
「分かった,分かった,無敵やから,おれ。もう,怖いもんなし。あつかんちょーだい。」
「あんたねえ・・・酒だめよ。ジュースにしとかっしゃい。」
「あつかん。」
「だめ。」
「あつかん。」
「だめ。」
という押し問答の末に,最終的に白鶴(富山)のあつかんが出てまいりました。本日はこの他に吉乃川(新潟),出羽桜(山形),立山(富山)をいただきました。ぜんぶあつかんで。当然です。冬はあつかんにきまっとる。雪も降っとる。
こちらのお店はメニューはまあ普通ではあるんですが,だいたいおいしいし安いです。出だしはえだまめと出汁巻き。えだまめはまあ,季節が季節だけに普通。先日,NHKのブラタモリの再放送でえだまめの話が出てましたけど,えだまめというのは畑から引っこ抜いてすぐに茹でると味が明確に違うものです。タモリって,そういった基本的なことをちゃんと知ってるんだなあ,なんて感心してしまいました。出汁巻きはまあ普通。おいしいけど,これは研究の余地があります。出汁の使い方に。で,ここはあれがうまいこれがうまいなんてメニューを見ながら話をしてたんですが,そういえばコロッケ・・・。100円。これは以前のバーでも売りだったような気がするが・・・。ここで柳家喬太郎の「時そば」が面白くて,マクラのコロッケそばの話がなかなか,とか,○坂屋の5個100円のコロッケは勢いで買っちゃうけど,結局2個くらい食べたところでギブアップしちゃうとか,コロッケひとつでこんなに盛り上がれるかね,というくらいに話題が豊富な我々なわけですが,出てきたコロッケを見て「ソースがかかってないなあ・・・」というわけでウスターをどぼどぼとかける。「そういえば昔・・・誰だったっけ・・・『気分はだぼだぼソース』っていう本がすんごく売れてさあ・・・誰だったかなあ・・・そんなに無名の人じゃないんだけど・・・」なんて酔ってるような酔ってないような話が続く。おいしいです,これ。○坂屋の5個100円のとは大違い。なんせこっちは1個100円だから。・・・なんか比べてる単位も内容がちゃちーなあ・・・。これでいいんです。世の中は論理的には出来ていない。本来比べてはいけない対象を比べてはいけない単位で平気で比べるのが世の中というものです。理に立てば角が立ち,知に働けばば角がたつ。だけど情に棹させば日本海まで流されます。隅田川ならともかく,こちらは黒部川です。確実に流されます。そしてフワフワの和風オムレツ。これ最強。これを喰わずして音次郎は語れない。フワフワのオムレツの上にきのこあんかけ,だけでは歯ごたえがなかろうというわけか,かいわれだいこんをトッピング。うまい。うまいが,眠い。
というわけで今年中にまだ書けるかどうか。年末にはちょっと早いのでメリー・クリスマス。今年も明石家サンタを見るぜ!さんちゃんはどうでもいいけど,八木ちゃんは見逃せないぜ!
以下,前回のものです。
入善なんですねえ。これといった観光地も無く、名物と言えば米とジャンボズイカ。水はきれい、海はきれい、しかし自然は厳しいところ。典型的な田舎です。なんでそんな片田舎に行ったかと言うと、某ビールメーカーの方と、富山のBeer Cafe NITAのママと一緒に入善探検ツアーというわけなのです。自分の田舎でもあるので、ではご案内できるお店もあるでしょうというわけ。
以前は「ロックバーOTO」というバーだったのですけど、場所を移転し、居酒屋になりました。初めて行ってびっくり!OTO時代からママの料理はおいしかったんですけど居酒屋になってしまうとは。しかし随所にOTOの香りが残っているこちらのお店。店主のゆうちゃんの人の良さと、奥さんのさゆみちゃんの料理が激しい相乗効果となって襲い掛かってきます。ついでに子供も働いている。最後に会った頃はまだ中学3年生だったのに今や立派な大人になりました。
料理はあいかわらず。当日のお通しは奴、注文したのはししゃも(これは普通)。実はこのお店に来るまでにすでに二軒行ったので、最早胃袋に空きがない。しかしビールはビンで6本ほど飲んじゃいました。そして伝統のOTOフレーバーは多数あるCDやレコードを見ればよく分かります。大体が60年代くらいのCSN&Yやクリーム、ツェッペリンなど。昔となんら変わるところがない。本当はカルボナーラが食べたかったんだけど、メニューから消えてた。まあ、言えば作ってくれるとは思いますが。
閉店時間はお客さんによるとのこと。これも昔と変わりません。タイトルは寺山修司のパクリですけど、そんな昔の面影がある居酒屋。忘れようとしても耳をふさぐとあの日の喧騒の音が聞こえてくるのだ・・・そんなタバコの煙とゆうちゃんのゆるい笑顔、さゆみちゃんのきつい愛想が心地よく思えてしまう音が聞こえてくるお店です。