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移転多国食彩ウフ新富町、県庁前、電鉄富山駅・エスタ前/居酒屋、タイ料理、スペイン料理
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夜の点数:4.5
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¥2,000~¥2,999 / 1人
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料理・味 4.5
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|サービス 4.5
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|雰囲気 4.0
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|CP 3.5
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|酒・ドリンク 4.5
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[ 料理・味4.5
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| サービス4.5
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| 雰囲気4.0
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| CP3.5
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| 酒・ドリンク4.5 ]
実家の猫が天国に行っちゃったんですよねえ・・・
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看板。
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2014/02/24 更新
タイトルから暗い話ですいませんけど、実家の猫(名前はニャンコ)が向こうに行っちゃったんです。まあもともとが捨て猫で20年も生きたんだから天寿でしょう。雪が降る寒い日に近所の畳屋のトラックの下で「にゃーにゃー」鳴いてたのを妹が拾ってきて、20年。縁側の柿の木に登ったはいいが、降りられなくて「にゃーにゃー!」鳴いてるし、夏場に畳の居間で二人でごろごろしながら「にゃんや、あついなあ・・・」と話しかけたら「にゃ・・・」と返事するし・・・。ひょっとすると日本語が分かっていたのかもしれない。メス猫でしたけど、どうしてもそういう性格の女性を求めてしまうようになった。あきっぽいし、冒険もしたがるし、怒るとひっかいてくるけど、暑いときには適度に離れて寒いときにはくっついてくる。大好きな谷崎潤一郎さんの「猫と庄造と二人のおんな」なんかは猫をうまく使ってる。保坂和志さんの「猫に時間の流れる」は猫を猫として描いてる。保坂さんの文章見てると、こういった食べログなんかの文章を書いていて我ながら情なくなる。人間にとって本当に文字は必要なものなのだろうか?ベケットなんかは言葉を削りに削ってるし。世の中って言葉で説明しなければならないほど複雑なものなんだろうか?達磨なんかは「まる」で世の中を表そうとしたし。言葉は知らなくてもそこいらの捨て猫はあんなに幸せそうにしているのに・・・。
このお店でなんでこんな話をしたかというと、お母さんと息子さんでやってるお店で、お二人とも猫っぽいんですよ。性格が。「それじゃあ分からん、もっとちゃんと説明しろ!」と言われそうですけど、まあ行ってみて下さい。今日は言葉ではあんまり説明したくない。
食べたものはグラタンのみ。おいしかった。他は呑む一方。ハイネケンの生があります。カウンターでしたけどテーブル席もあります。つまみは洋風のものが多い。値段もそこそこかな。息子さんは勉強熱心で、あつかんの作り方をまじめに聞いてくれてた。お母さんは話に引き出しの多い方。仲のいい親子です。あんまり洋風の呑み屋って行かないんですけど、ここはいいなあ。
そんな感じで猫系の性格の方、すなわち狭いとこ好き、適度にほっぱいといてくれるとこ好き、だけど湿り気も好きという方におすすめ。「猫は家に着く」と言いますけど、このお店はまさにそんな感じ。結局このお店に足らないものは経営感覚だけだと思う。店のキャパに対してあまりにもつまみが多すぎると思う。客としてはいいんですけど、もうちょっと考えた方がいいかな。寄ってくる猫って意外と高価な缶詰より安いカリカリの方を好むもの。むちゃくちゃおいしくて安いものが一つだけあれば、長く居着くもんですよ。