この口コミは、あつかんさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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夜の点数:4.5
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¥3,000~¥3,999 / 1人
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料理・味 4.5
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|サービス 5.0
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|雰囲気 4.0
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|CP 3.0
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|酒・ドリンク 3.0
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[ 料理・味4.5
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| サービス5.0
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| 雰囲気4.0
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| CP3.0
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| 酒・ドリンク3.0 ]
恋愛小説 「金沢にて (3) 高砂の松」
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しいたけ。見りゃ分かるけど。
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かにめん。香箱ガニ。
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ぎんなんとバイ。
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バイ刺し。
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バイの肝部分をやっつけてくれた。
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もろきゅう。
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2009/11/23 更新
*以下の文章はフィクションがかなり多めです。そのつもりでお読み下さい。
「あなたがお勧めのおでんやさんってどんなお店かしら。楽しみだわ。」
「いや、行った事はないんだけど、ネットで調べたらさ、結構評判もいいみたいだし。」
「あら。あの、何ていったかしら?食べ・・・グロ?わたしも見たことあるわ。」
「違うよ(笑)。食べグーグルだよ。君はパソコンは本当に疎いよなあ(笑)。」
「そうなのよね、昔から機械は弱くって・・・」
話していることが事実であるか否かは重要なことではない。そんなことなど二人にとっては些細なことなのだ。重要なのはお互いが、お互いの存在を確認できる距離にいるということなのだ。
「はあ・・・何にしようかしら・・・。ねえねえ、カニ面いただきましょうよ?おいしいわよ。」
「そうだね。しかし、おでんダネで「しいたけ」なんて、あんまり見ないから頼もうよ。」
「あら。バイ貝もあるわ。これもいただきたいわね。それとバイの刺身も。」
「おいおい、バイ好きなんだなあ。貝ばっかりじゃあきるだろう?」
「そんなことありませんわ・・・わたしはあきるってことがない女なの。めずらしいでしょ?」
「まあ、それはどうなのか分かんないけどさ・・・」
「・・・フフ。かわいいんだから。今、ひっかかりそうになったでしょ?」
「何が?」
「いいわよ。顔に書いてあるもん。」
「・・・。」
お店のおかみさんが、うちは金沢では唯一の関東風おでんだと言う。男は川崎に長く住んでいた頃を思い出す。さちこは元気だろうか・・・?けいこはどうしているだろうか・・・?いや、やめよう。男の悪いところだ。今、目の前に居る女を愛せばいいだけの話じゃないか。隣に居る、おでんのメニューを見ながらあれでもない、これでもないと言っている女を。
「ねえ。あなったて本当に一人身なの?」
「そうだよ。女が嫌いなんだよ(笑)。」
あつかんはコップ酒である。甘ったるい味が関東風の味付けのおでんに妙に合っている。
「・・・ふふ。本当かしら?」
「まあ、好きな人はいるよ、そりゃあ。」
「・・・誰って、ききたいけど、ちょっと怖いかな・・・」
「・・・おでん屋に行って、バイばっかり頼むような女だよ・・・」
「・・・ありがとう・・・」
街では、気の早いクリスマスソングが流れている。もうじき北陸には冬がやってくる。
本文にもある通り、金沢ではめずらしい、唯一の関東風出汁らしい。ですが、ちくわぶはありません(笑。)あくまで「関東風」ですけど、この出汁は関東にもない、このお店独自の味だと思います。やっぱり浸かってるものからダシがでるので、ちょっと変わってくるんでしょうね。魚介の風味が北陸ならではの味でございました。