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昼の点数:4.5
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¥1,000~¥1,999 / 1人
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料理・味 4.5
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|サービス 5.0
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|雰囲気 3.0
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|CP 4.5
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味4.5
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| サービス5.0
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| 雰囲気3.0
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| CP4.5
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| 酒・ドリンク- ]
廃業の論理
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閉店まで気づかなかった牛のマーク
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2016/09/03 更新
(2016.9.3記)廃業の論理
シャッターに貼られた閉店の張り紙をみて、その場にたたずんだり、何度もふり返っている人を見ることは少なくない。そこにいつもあったものが突然消えてしまったことに困惑し、変化を受け入れることができないからだろう。行動経済学が言う「現状維持バイアス」だ。
閉店の影響は、おいしいものがもういただけない、にとどまらない。生産・消費などの「経済(GDP!)」だけでなく、技術、雇用、コミュニティーも失われる。一度失うと再構築することが最も困難なことに「サプライチェーン」がある。良質で安価な肉がいつでも安心して購入できたのは、50年にわたる信頼に支えられた、生産者(畜産事業者)-問屋-小売店を結ぶサプライチェーンがあるからだ。三都屋の店頭に並んでいた良質は肉はこれからどこへ行くのだろう?
吉祥寺で老夫婦がやっていたうどん屋で、常食にしていたカレーライスを注文したら、いつも使っているルーが手に入らないので出せないという。米国のBSE問題が発生した時、吉野家は牛丼の販売を休止した。他店はいち早く豪州産などに転換した。吉野家から牛丼を取ったら一体何が残るだろう? しかし、種類の異なる牛肉を使ったら、それは吉野家の商品ではないという。バイト店員からトップに上りつめた安部修仁社長の「経営判断」だった。熱狂的なファンもいるという吉野家のブランドはそのようにしてつくられた。安部修仁社長の「私の履歴書」(日本経済新聞)がいよいよ一昨日(9月1日)から始まった。
閉店は、廃業という背後の風景を連想させるから、張り紙を前に人はしばしたたずむのだろう。
(2016.7.30記)あとひと月、8月末に閉店されます! それまで毎日通います。
通った年数は、50年の歴史のほんのわずかですが、これほどファンになった小売店は他にあまりありません。今日お弁当を買いに行って、連れが壁に張ったお知らせをみて、おしえてくれました。どのお客さんも「エッ!」と声を上げてました。ビルの建て替えだそうです。ヌタ、カレー、中華サラダ、イチボの入ったサイコロステーキ、とろけるようなすき焼き肉、一口カツ、ポイントカードを作ってくれた親切でハキハキした店員さん、優しい店主の紳士。無数の思い出がフラッシュバックのように。あと一か月、開店している時間は、毎日でも通います。