Mr.noone specialさんが投稿した惣門(岩手/仙北町)の口コミ詳細

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惣門仙北町、上盛岡、盛岡/日本料理

3

  • 夜の点数:4.2

    • ¥6,000~¥7,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 3.5
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 3.5
3回目

2022/07 訪問

  • 夜の点数:4.2

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気3.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人

代替わりでも料理は抜かりなし

例によって「ご飯もの抜きで5千円で」と予約を入れて訪問。ご子息に代替わりしたようだが、以前と全く遜色ない皿の数々で存分に堪能した。

毎度のお楽しみ八寸は酒飲みにはたまらない。酒肴三点はまんぼう酢味噌、豆腐味噌漬け、毛蟹とこれまた酒が進む。地のもの中心でお願いされたので・・・とつけていただいた殻付き雲丹はあっさりとした風味の奥に昆布の旨味が微かに漂い、高貴な味わい。

西京焼きとつぼ焼きには谷中しょうがの燕が舞う趣向。おいしい上に美しい。海の宝石箱(©開高健)こと大名物海鮮茶碗蒸し。鮎は唐揚げで。ポン酢ともみじおろしでさっぱりと。岩手に来たならやはりほや。ただこれはえぐみが強くて少し難儀した。最後に大浅蜊の澄まし汁で大団円。

相変わらず素晴らしいコースで初夏の岩手の全てを胃の腑に納めた充足感に満たされた。平日にもかかわらず大盛況だったし、代替わりも円滑に進んだようでこれからも大いに楽しめそうで安堵した。

2024/02/20 更新

2回目

2017/08 訪問

  • 夜の点数:4.2

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気3.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥5,000~¥5,999
    / 1人

季節ごとに伺うことを心に誓う

盛岡に行く楽しみの最たるものは「惣門」へ行って季節の食材をたっぷり味わうことだった。昨年の秋同様、食事なしで4,000円のコースをお願いして、逸る心を押さえつつバスセンターからの道を急ぐ。

例によって座敷には既にご馳走が並べられて、思わずニンマリがこぼれてしまう。先付の翡翠豆腐湯葉雲丹乗せのとろりとした濃厚な旨味、蟹と海老の酢の物の柔らかな酸味が暑さに疲れた体に沁み込む。八寸には唐黍乳酪射込みやローストビーフ、とこぶし雲丹焼きと酒の進む肴が盛り込まれていて、この辺りで妻と目を合わせてはにやつく始末。

造りはトロ・鰤・鮃・鮑。紅白のグラデーションが美しく、殊にトロと鰤の脂乗りの良さに瞠目。茄子田楽に蟹爪などの天麩羅が盛り合わせとなった皿はボリューム満点、美しい塗椀で供された蟹しんじょとオクラのお椀はほっと落ち着く一杯、甘鯛の西京焼きは味噌の漬かり具合が絶妙で、その焼けたかおりの馨しき事!最後に名物「海の宝石箱(©開高健)」とも言うべき海鮮茶碗蒸し。今回もどれをとっても申し分ない旨さで、夏を食べ尽くすことになった。

帰り際、女将さんに「昨秋に来て美味しかったので、また来てしまいました。春夏秋冬制覇するつもりでまた来ます。」とお伝えすると、季節ごとの食材を丁寧に教えてくださり、玄関先まで見送ってくださった。これだけのものを食べさせていただいて、ここまでされるのは申し訳ないなとすら思えた。言ったことが嘘にならないよう、次は春か冬に伺いたいと思う。

店を出た後、夏の間は毎週水曜日の夜に10分間だけ花火を打ち上げているとのことで歩いて川沿いに向かうが、出が遅かったため途中で始まってしまい、急ぎ近くのパチンコ屋の立体駐車場に登って見物。近くで上がるので音波を体感できるし、思ったよりも大きな花火が上がるので思わず歓声が洩れる。旨い季節の食材を鱈腹食べて、誰もいない場所から美しい花火を眺めて、完璧ともいえる夏の一日を締めくくるには最高の趣向だった。

  • 造り盛り合わせ

  • 天麩羅盛り合わせと茄子田楽

  • 美しい塗椀

  • 蟹しんじょの吸物

  • 甘鯛西京焼

  • 海鮮茶碗蒸し

  • 開運橋の花火

2017/12/08 更新

1回目

2016/10 訪問

  • 夜の点数:4.2

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気3.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥5,000~¥5,999
    / 1人

素材・技巧・値、いずれも申し分なし

盛岡は一夜限りだったので店の選択に懊悩した。番屋ながさわ・ひで蔵にも後ろ髪引かれる思いがしたが、酒肴を盛り合わせた八寸がとても良さそうだったので、ホテルからバスセンターまでバスに揺られ、そこから歩いて5分ほどにある「惣門」ののれんをくぐることにした。

入ってすぐに座敷が二間あり、その奥にカウンターが5−6席とこじんまりとした店内には江戸の頃の道具や武具が飾ってあったりして、幾分重厚な趣があった。我々の今宵の席である手前の座敷には既に料理が並べられていて、そのいずれもが実に旨そうだったので、席に着くなり「凄ぇなぁ」と歓声を上げてしまった。

鱈の白子の透き通った輝きやみぞれ和えになった茸と菊花を見て、「ああ、北国に来ているのだな」と思わされたが、それにも増して待望の吹き寄せ八寸の彩りの見事さには目を瞠った。

甘藷銀杏揚・唐黍牛酪射込み・ブロッコリー・松風・牛ロース焼・揚舞茸・甘藷楓揚・揚栗・南瓜含め煮・穴子巻玉子・蟹真薯・海老黄金焼・蛤グラタン雲丹添え・・・手間を惜しまず凝りに凝った品々が、盛期を迎えていた紅葉の風情そのままに現出していてまさに壮観。味わいは言わずもがなで、二合徳利がすぐに空となってしまった。

これだけでも凄いのだが、ここから紅白のコントラストが美しい刺盛、塩梅が絶妙なノドグロの西京焼き、海のエキス滴る牡蠣フライ、香り高き松茸と穴子の土瓶蒸し、海の宝石箱(©開高健)ともいうべき海鮮茶碗蒸しと続き、めくるめくご馳走の数々に興奮冷めやらず、女将さんに「盛岡に来た甲斐がありました!」と熱っぽく訴える始末。

それにしてもこれが四千円のコースというのは驚きだし、空恐ろしい感じすらした。京都に行って狭いカウンターで有難がって値の張る割烹料理を食べる位なら、同じく新幹線で2時間の盛岡に来て、ここの美しくて身になる地のご馳走を鱈腹食べた方が、余程日本料理の醍醐味が味わえるだろう。個人的には「西は雲州平田のおかや、東は奥州盛岡惣門」と並び称したい名店だった。本当にごちそうさまでした。

  • 白子ポン酢

  • 茸と菊花みぞれ和え、鮭親子漬

  • 吹き寄せ八寸

  • 造り盛り合わせ

  • のどぐろ西京焼

  • 牡蠣フライ

  • 松茸土瓶蒸し

  • 海鮮茶碗蒸し

2017/11/23 更新

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