『かに 牡蠣 寒ぶり 鱈白子 とらふぐ』ただの食いしん坊さんの日記

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冬はやはり海の幸が楽しみです
蟹 関西はある意味では蟹に恵まれてます 山陰海岸は蟹の漁場 ずわい蟹を総称して松葉蟹と呼びます また水揚げする漁港の名をつけて柴山蟹 津居山蟹 間人蟹 などと呼称し その名前を印字したタグを蟹の脚に付けてます これだけでお値段は跳ね上がります 北朝鮮や韓国、ロシアから来たずわい蟹は愛称もなく安く売買されます 生まれた場所での格差社会です お味のほうは食べ比べてみないと分かりません 活蟹か冷凍の違いも有るし 
最近はあまりの高嶺に昔は畑の肥料になっていた紅ずわい蟹も食されてるようです
戦後間もない頃までは山陰海岸で水揚げされた蟹はすべて浜で釜茹でされ貨車で関西のお魚屋さんの店先へ 大小取り混ぜて数枚いくら、そんな売り方でした
 だから子供たちのお手ごろなおやつでした 「また蟹や」と敬遠されたものです 同じことは松茸でも言いましたけど うそみたいなほんまの話です
 寒ぶりは丹後の伊根と富山の氷見産が一番と聞きます なかでも寒ぶりのしゃぶしゃぶは実に美味です 病み付きになります 最近は大阪市内などでも食べられます 出汁にたっぷりの大根卸をいれて食べるといつまでも出汁がにごらず美味しいです 
 とらふぐの消費は大阪が全国一とか さすが食い倒れの大阪 いまは養殖物もいいものができて天然ものと互角の勝負 中でも淡路産は渦潮で鍛えられて3年物が売り 普通、養殖期間は2年が限度とか(淡路漁協の受け売り) いまが旬 お勧めです
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