5回
2018/03 訪問
鬼の角 思ったより硬くて・・・
この時より前に来た時、気になっていたニンニクと黒胡椒の豆スープ「ラッサム」が目的で
平日ランチで訪問。
オーダーはキーマプラウ
そして前回同様ラッサムもお願いした。
平日のサラダには黒胡麻がビジュアルでインパクトがある。
そしてラッサム登場!
銀座の名店で食べている人がいたが見るからに香りからしても
濃ゆいトマトスープのようだったが
コチラのお店のモノはじゃぶじゃぶでニンニクなど皮ごと潰したモノが
ままの姿で入ってたりワイルドだったが
確かにニンニクと黒胡椒の豆スープとはよく言ったもんだと感心・・・
気をつけないと食べている途中で食べられないモノをリバースさせねばならず
恋人との逢瀬であれば止めた方が失わずに済むかと・・・
っでキーマ・プラウ・・・
キーマだから挽肉なのだが同時に玉子も入っていて
パラパラが売りのバスマティ米と相まって
インド風スパイしー・チャーハンの様相。
ボリューミーだがバス米なのでサクサクと喉を落ちてゆき
さらっと完食。
角のようなとんがり帽子は意外と硬く
ラッサムに浸したが、それでも硬かった。
ごちそうさま!
2018/09/04 更新
2018/02 訪問
日本人に人気のない3大カレーを喰う
前回、6年ぶりに訪問してワタシの中で「高評価」にUpされたコチラ。
かつてワタシの経験不足から
「なんでホントのインドカレーってのは生ぬるいんだろう」と思っていたが
「現地では特に南では手で食べるから
日本人が大切と考える「熱々」は熱くて食べられない」っと聞かされ
なるほど っと・・・
勿論、日本では「手食派」は少数で大半がスプーンなどで食べるのだが
そうやって客と店とで「正しく日本人向けアレンジ」が為されているのが
コチラのお店の高評価へ繋がっていると思う。
そこで「日本人苦手3大カレー」
そう「玉子・魚・豆のカレー」をコチラで頂こうと思い立ち
前回「エッグ・ケララ・マサラ(いわば玉子のぽってりカレー)」を頂いた。
さて前回は平日だったが今回は週末のランチタイム。
開店早々に入店し「フィッシュ・ビリヤニ(魚カレーの炊き込みご飯)」をオーダーした。
それとランチメニューにはないけれどオーダー出来ないはずのない
「ラッサム(豆の煮汁で作るニンニクたっぷり黒胡椒のスープ)」も単品でお願いした。
このラッサム・・・バリエーションは多種多様だけれど
何処で頂いても具だくさんで濃ゆいモノが多いのだが
たしかコチラで、かつて頂いた時に、コレでもカレーなのかよ!っと思ったくらい
じゃばじゃばだった記憶がある。
そのじゃばじゃば加減を確かめたかったのだが
出鼻をくじかれたのが
平日と明らかに違うのがセットのサラダ!
もう見た目から「やる気がない」・・・折角褒めたんだからコレ残念。
キュウリ二枚くらい付けて欲しいねぇ~
肝心のラッサムだけど記憶通り「じゃばじゃば」で
ニンニクなんか皮なんか剥かないで、そのまま叩いて潰したモノが入ってて
あ~コレコレ・・・このいい加減スタイルがイイ加減でまいうー!
肝心のフィッシュ・ビリヤニは見た目が地味~なんだが
店によっては「食紅」でサフランの鮮やかな色調を演出している(ソレを悪いとは言わない)場合もあるが
コチラでは「まま」で提供されるので
「南」を少し囓った客には「見た目の鮮やかさ」よりも「地味でもまま」は好印象と思われる。
そしてこれからの季節、生のグリンピースが出回るようになったら是非使って欲しい・・・
次回は何にしようかね
ごちそうさまでした!
平日なら黒ごま&スライスキュウリ&フレッシュトマトが入る
ラッサム¥600は食べるとわかる良心的お値段です
フィッシュ・ビリヤニ 多分鰤
色合いは派手さに欠くが実に滋味!
ラッサムのホントの美味さはイイ加減から生まれる!
2018/03/27 更新
2018/01 訪問
客が弾かせる オーナーの三味線
「ランチのみ」かつ「単独行動」のワタシ
どこかの井の頭なにがしとは違い 沢山 食べることは年齢的に もうできない・・・
相当前に(調べたら6年前が最後)何回か訪問させて頂いたが
店名からわかるように 所謂「南インド料理」がメインのイメージだったが
客の多くは「南北の違いなど どーでもいいわけ」で
マトン+ナン的オーダーばかり・・・
ワタシの知識の稚拙さもあって それから足が遠のいていたけれど
偶然にも店のサイトへ入ると 当時よりかなりブラッシュアップされたメニューに眼がとまった!
勿論、以前から「ミールス」や「ドーサ」などはあったのだけれど
一番目にとまったのが「エッグ・マサラ」+「パロタ」のセット
おそらくランチ時のコレをオーダーする日本人は決して多くないと思う
だがメニューにあるんだから
コレ、食べずに「ケララバワン」の何を語ろう っと衝撃を受け
時間を作って久々の再訪!
オーダーは迷わず「エッグ・マサラ」
するとホールさん
細かいこと言わず「パラタで良いか?」っと・・・
そうよ そうなのよ
ドリンクは当然「ホットチャイ!」
サラダがすぐにサーブされるが
以前から こんなに気合い入ってたっけ?的・・・
その後「エッグ・マサラ」到着!
てっきりココナッツミルク味のエッグ・ローストかと思いきや
メニュー通り「マサラ!」だった
業界に詳しい方から
「アソコのオヤジが本気出したら 凄いんだよ」っとは聞いていたけれど
確かに凄かった!
何がスゴイかは「好きな方なら行くべきお店」とだけにしましょうか・・・
かつてのワタシもそうだったけど
「マトンとナン」としかオーダーできない客が
オーナーに弾かせていた三味線が
最近流行ってきた「南インド」というキーワードで
本気のメニューが出るようになったのでしょうかね
(故意に言うなら)
大満足の「玉子カレー」で ありました
こりゃ次回に向けて何を頼もうか っと
久々に期待に胸が膨らむ「ケーララ」の味・・・
ごちそうさまでした
すぐに再訪しますよ~
2018/02/19 更新
2012/02 訪問
ランチでケララの赤米ミールス
何年か前に夜訪問したことのあるケララバワンさん。
別なお店で南インド料理ランチのつもりが、都合でそちら方面に行く時間がとれず,
でも頭とお腹は南インドを求めていたので迷わずコチラを訪問。
昼1時過ぎ。遅めの時間で、さすがに先客3人。
たしか平日ランチにはドーサとビリヤニのセットがあったはずだけど
出されたメニュー群にはドーサのセットはビリヤニじゃなかった。
やめちゃったのかな…?(あとで確認したらありました)
で
引かれたのが「ケララ・オリジナル・ミールス」
おぉー南インドじゃないですか。
それも「ケララ赤米」とな…と、コレをお願いすることに。
待っていると後客がユルユルと入ってきて店内ほぼ満席。
奥で喫煙がはじまって、そういうことなんですね。
メニューはいわゆる北インドの「肉」カレー+ナン+サラダ/ドリンク。
Aセットはカレー1品、Bは2品。
ほとんどの客が、このどちらかを注文。
ま
ワタシも北と南の違いを知らなかった頃は
インドカレー=マトンとナンで過ごしてました。
女性客も多く「サグパニールはセットにできますか?」と聞いてました。
「サグパニールは単品で\980」みたいな回答。
ほうれん草は色が変わっちゃうから作り置きできないでしょ。
セットにはできないですよ、お嬢さん…
でもサグパニールが食べたかったらしく単品で頼んでいました。
ランチ時でも単品で頼めるって良いですね。
そうこうするウチにサラダが登場!
ミールスのつもりだったのでちょっとビックリ。
ランチにはみんなサラダが出るのかな?
ゴマドレでもかかってたら
キャベツとニンジンを刻んだ,なんてことないサラダなんだけど
ドレッシングが、なんだろう?
ビーツとニンジンの中間のような彩り。
かなり酸っぱい。
ココナッツファインのようなざらざら感はあるけど
なんだろう?
このドレッシングでなんてことないサラダからちゃんとしたサラダに変身してます。
さて…ミールス到着。
葉っぱ型のターリにカトリが5つ。真ん中に赤米とはじっこにパパド。
パパドの下は2種類のアチャールが定位置に鎮座。
カレーがカトリから溢れてますねぇ~
こんなにたくさん盛られてるなんてメニュー写真通りじゃないですかっ!
さてさて何がどれかな?
真ん中がサンバルでしょう。シャブシャブっとしていて豆と茄子が見えますからね。
すると右がフィッシュカレー?
左がオクラ・マサラですね。
まずはサンバルから…
おっ、あんまり酸っぱくない仕上げ。
豆も若干残してあって食感が楽しめるようにしてあるみたい。
もちろん豆の風味がしないわけじゃないです。
豆の種類は…ワタシは、まだそこまで極めていないのでワカリマセン。
豆の大きさと色からするとチャナ(ひよこ)豆っぽいんだけどな。
さてフィッシュカレーに行ってみましょう。
あっ、このトロッとした感じ。良いですねぇ~。
魚は?カトリが溢れそうなので後で底の方をかき回してみましょう。
オクラ・マサラは…
おぉっ、どっしりしてますね。マサラです。カレーじゃないです。
じゃがいもがたっぷり入っていて見た目は肉じゃが?
最後に赤米を…
パラパラなんだけどちょっと柔らかめなのかな?
っと
ココまで味見してから食べはじめましょう。
カトリをターリから出したいけど溢れてるからテーブルが汚れるなぁ…
まずパパドせんべいを粉々にして赤米に散らして…
おー、このパパド。超薄でパリッパリ。本当に粉々になっちゃいました。
まずはそれぞれ単品と赤米だけで。
次にヨーグルトをかけてまぜまぜして…
あれこれ混ぜながら、さらにまぜまぜして…
ミールスですから、まっぜまぜして食べましょう。
もちろんアチャールも混ぜる。
茶色っぽい方は酸味と色調からタマリンドかな?
少し甘くなっていて「酸っぱ甘」の感じ。
もう一方はオレンジ色でほのかな酸味と青唐辛子の辛み。
レモンとマンゴーかな?マンゴーなんて入ってなかったりして…
「辛酸っぱ」の感じです。
溢れるカトリから魚を引っぱり出してフィッシュカレー。
鱈のようです。大きい鱈がたくさん入ってました。
これには「酸っぱ甘」のアチャールが合います。
「辛酸っぱ」のほうはオクラ・マサラに…
あぁおいしい~
で
デザート以外は全部まぜまぜして完食です!
デザートはおきまりの甘~いスイーツですが
カシューナッツの他に茶色い春雨の切れ端のようなモノが沈んでいます。
なんだろう?
茶色くて、春雨みたいで、短いの…
ひょっとしてローストバミセリ?
バミセリったらタイ料理か…
ローストバシャリ?バルメシリ?
Seviya Payasamってやつかな…?
拙いワタシの知識では不正確です。スミマセン。
ミルク味で甘~い。
ターリを下げてからチャイが登場。
ちゃんと空中で泡立ててくれます。
ちゃんとチャイの味がしました。
完食でごちそうさま。
あえてダメ出し。
ランチ時は、やっぱり禁煙でしょう。
アルコールが入るディナーではお店の構造から分煙が難しくてもランチ時はお願いしたい。
ケララ赤米。
コレ、比べる対象がないんだけど
やっぱりちょっと柔らかかったような…
バスマティのように炊くのではなく茹でるように火を通すんだと思います。
プヨプヨした感じでクニュクニュしてるとも言えるけど
歯ごたえがない…ベタベタもしてないけど、やっぱりもうちょっと歯ごたえが欲しい。
オクラ・マサラ。オイシイです。オイシイですがオクラに火が通りすぎで茶色くなっちゃってた。
他のお客さんの注文状況から
ランチにミールスがたくさん出るとは思えないので
赤米も火を通したモノを作り置き、注文が入って温め直し…
オクラ・マサラも同じように火の通し直し…
そんな感じがしました。
だから仕方がないと思います。
ベストな状態のモノを食べたければ予約して時間通りに行けば良いのです。
でも\1.680という金額からすると
少し残念。
ドーサとビリヤニのセットもあったのにメニューがなかったのは
単にパウチされたメニューを全部持ってこなかっただけ。
インド的アバウトな結果。
これも、それが嫌なら日本人がやってる細やかな気遣いの店に行けばいいこと。
なんだけどね。
やはり少し残念。
★3.5なのはそういうことでした。
総合的にはアチャールもおいしいし
きっと予約して行けば★4.5くらいのお店と思います。
今度は夜に再訪します。
2012/02/26 更新
思えば三十年以上前に初めて本格インドカレーというモノを食べた時は
「ナン」という釜で焼いた変なカタチのパンで
すくって喰うモノという「ステレオタイプ」が出来上がっていて
私自身もそう思っていたのだが昨今の「南インド料理」ブームもあってか
「米」を喰う南インド料理屋のコチラのお店もやっと時代が追いついた感がある。
この日のランチはじゃぶじゃぶの豆と野菜のカレー「サンバル」が食べたかったのだが
そういう時は「ミールス」にすれば間違いないが歳と共にコチラのキャパが落ち
コチラのお店では「もたれる」ことはないが「満腹感に苛まれる」ので
「ドーサ・セット」をオーダー。
ランチ一番乗りだったようで平日ランチのサラダには胡麻が振ってあるのだが・・・
ま、こういう日もある。
なにせオーナーがまかないを喰ってたくらいだから
色々と忙しかったのかもしれない。
まずはパパドの半分くらいを細かめに砕いておく。
そしてドーサの中を覗くと 「!」 ポテトマサラ・・・
まあドーサの中身はポテトが一般的だが「野菜のカレー」も「いも」だ・・・
完全に被ってしまった。
ま、そんな日もある。
ドーサの真ん中あたりを潰してマサラと共に口へ運ぶ。
野菜カレーはジャガイモ・人参・カリフラワー。
コレも単独で食べ、それからドーサと一緒に混ぜて喰う。
米も混ぜる。
ココナッツともう一つなんだっけ(忘れぬうちにアップしないと・・・)の
チャツネも混ぜて喰う。
「肝心のサンバル」の具はナス・人参・大根・ピーマン(これまた失念)
パパドの残してあった分はサンバルに浸しておいてから食べる。
がっちゃがちゃのぐっちゃぐちゃに混ぜて喰ってたら
スタッフに「手で喰え」と言われた。
比率から見ればやはり前出の「ステレオタイプ」をナンで、というオーダーが多いのだろうか。
混ぜると不思議と旨くなる「南」の料理を思いっきり混ぜて喰ってることが嬉しかったんだろう。
私も「手で喰った方が旨いと思うがステキなスパイス臭」を理解できる日本人は
まだまだ少ないので後でひとに会う約束がある時は遠慮している。
そして最後にホットチャイ!
最高のエアブレンドを見せて頂き
あちあちと言いながら皿の方に注いでは冷まして飲む。
ベリーベリー・スイートで美味。
完食。ごちそうさまでした。