岡崎宏一郎さんが投稿したよろにく(東京/表参道)の口コミ詳細

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よろにく表参道、広尾、乃木坂/焼肉、ホルモン

1

  • 夜の点数:4.5

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 3.5
      • |酒・ドリンク -
1回目

2010/01 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

南青山・骨董通りの評判焼肉店

焼肉屋らしからぬ小洒落た店内、焼き加減の調整が難しい炭火ではなく無煙ロースター、
そして何よりA5ランクのお肉はタレは2種類だけながらそれぞれに食べさせ方に工夫があり最後まで飽きない。
お肉好きカップルにおススメですね。

タレは甘みが強いけどくどくない醤油ダレと同じく醤油ベースながらより濃厚なものの2種類。

写真を撮り忘れましたが、お通しは「白舞茸のフラン」。
小さな白い深底の器に入ったジュレ状のさっぱりとしたアミューズです。
以下お通し(500円)込みで桑原代表への1万円のおまかせコースの紹介です。それぞれは3人前。

たっぷりの量のカクテキ、胡瓜&白菜のキムチとナムルが出てきて、前菜は3種。
1)水気の薄い白っぽいセンマイの細切り。
イメージとしては乾物の水戻しでドライタイプ、コリコリとした歯触りです。
2)小さなサイコロ状のお肉を固めたユッケが九州のっぽい甘醤油な味付けで甘さ強めで美味しい。
3)トモサンカクの極薄切り。
1人2枚ずつ。1枚は何もつけずに、残りの1枚は辛味のない葱を巻いてタレで。
この熟成感よりは鮮度感のある牛刺しは仄かな甘みとさらりとした旨味を持ち、ここでテンションは一気にアップ。

焼肉はいきなりヒレスタート。
どういう思想がそこにあるのかは知りませんが、
ヒレを頭に持ってきてサーロインで〆たこのコース構成は、
今全体を振り返ってみてもとても気に入りました。

他称「肉ヲタク」の桑原代表に全お肉を焼いて貰ったのです。
薄切り/厚切り、大きさを違えたりといったカットの違いの拘りもさることながら、
如何にして“よろしいおにく”をより上手に焼くかのとってもいい勉強になりました。

まずはヒレ。
超弱火にして低温ロースト。
カットの厚いお肉にじ〜っくりと火入れしていきます。しかも片面のみ!
言われるまま、焼けていない、でも僅かに温もりの感じられる面を舌の上に乗せて頂きます。
すると上品な牛肉臭が鼻腔を突き抜ける。いきなり旨いですねえ。

サラダはサンチュに海苔とカリカリニンニクが載っていたのか知らん。
酸味弱く甘めのドレッシングが合う合う。

次に赤身も脂身も綺麗色の厚切りのハラミ。
白っぽく見えるのがタン元。
それから薄切りの赤ミスジ(腕の付け根)。

タンは他では先端を下にして丸のままぶら下げておくらしい。
するとタン元の脂がタン先まで落ちて行き、肝心のタン元の脂が過少になってしまい、味が貧弱になってしまう。
ここではそんなタン元は使わず、元のままの優良な綺麗にサシの入ったものしか出さない。
焼き加減が本当に上手で、火上げは僅かに赤身を残したタイミング、
臭みなんて勿論ないし、さっくさくのとても歯の通りの良い芯タンでした。

片面焼きにしてレアな面を外側にくるりと巻いて食べるハラミといい、
修行はせず、その代わり食べ歩きはだいぶされたそうですが、
実地に美味しい食べ方をよく研究して来られていますね。

さっと炙っただけの薄切りの赤ミスジは超柔らか。
A5の霜降りばかりが続き、「どうかなぁ、後半キツくならないかなぁ」と事前には考えていたのですが、全然。
いいお肉は脂の融点が低いのがひとつ、加え、カットに工夫があるのでしょうね、
体感的には脂過多なことがまるでなく、最後まで高テンションにいろんな部位のお肉を頂けました。

次に肩サンカクとこの店独自に命名したツチノコです。雌のヒレの一部だそう。
どんな味わいだったか酔っ払っていたので覚えていませんが、
とにかくここ「よろにく」で出されるお肉は柔らかか超柔らかかのどちらかです。
因みに黒毛和種は雌が旨いとはよく聞きますよね?
中でも寒暖の差が大きい地域で育てられたものには外れが少ないそう。
よって九州ではなく茨城以北、中でも山形の牛をよく仕入れているそう。

ハチノス入りのお吸い物は超薄口です。口の中を一旦リセット。

サンカクバラの握りも良かったですね。
鮮度感に加えエイジングゆえ脂に落ち着きがあるのです。
旨味も脂も過ぎることなく程好い。

さて後半戦ですがミスジと頗る柔らかなシルクロース。
肌触りで言えば本当にシルク、
さっと炙っただけのそれは舌触りが非常に滑らかで、とろけるを通り越して、
桑原代表の言葉を借りれば、舌の上で「解(ほど)ける」。
この日一番気に入ったのがこのシルクロースでした。

タレを「ジャブ漬け」して2センチ大の握り飯に巻いて一緒に頂きます。

次のお肉の前に用意されたのはポン酢、生野菜、卵黄。
そして厚切りのサーロインの登場です。
尖りのない熟成ポン酢でさっぱりと。
次に常連さんの裏メニューだというザブトンのすき焼き。
甘み強めの濃厚な方のタレに「ジャブ漬け」して卵黄に絡め頂きます。
コース全体に言えますが、ご飯が欲しいというよりはお肉とお酒だけで行きたくなる味。

〆には阿波の手延べ素麺。
かっちりと固めの茹で上がりの麺を冷たく澄んだ味わいの出汁汁でいただきました。

ほうじ茶で小休止した後には、「名物」ほうじ茶のカキ氷。
敢えてでしょうけど、お茶の苦味がそれなりに出ていたので、評価は分かれるところかも知れません。
そしてもう一個。シンプルに練乳だけのやはりふわふわタイプのカキ氷でした。

ガムは、聞いていたように、太っ腹な一本出し。最後まで楽しい。

ここ「よろにく」は焼肉好きな方々の間でとても評判がいいようで訪問をとても楽しみにしていたのですが、
一方で赤身を挟んでコースにメリハリをつけた方が良いとの意見もあり、
普通には霜降りのいいお肉は一度に200グラムが限度の僕はどう評価するのかも楽しみだったのですが、
抑揚のあるコースとしてもそれぞれのお肉単品でも非常に楽しめました。
(個室じゃない)一般席を予約して桑原代表に焼いてもらったことで感動の度合いが明らかに違いましたね。

  • デートにぴったり。

  • 醤油ダレは2種。

  • キムチ&ナムル

  • 前菜3種

  • ヒレ

  • シャキシャキサラダ

  • ハラミ、芯タン、赤ミスジ

  • 芯タン焼き中。

  • ハラミは片面焼き

  • 赤ミスジは超柔らか。

  • 肩サンカクとツチノコ

  • 淡い吸い物

  • サンカクバラの握り

  • ミスジとシルクロース

  • 2センチ大の握り飯に巻いて食べます。

  • サーロイン用のポン酢

  • ザブトンとサーロイン

  • ザブトンはすき焼き風に。

  • 阿波の手延べ素麺

  • ほうじ茶で小休止。

  • ほうじ茶のカキ氷

  • 白くま

  • 食後のガムは太っ腹の1本出し

2012/10/05 更新

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