この口コミは、耶馬英彦さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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夜の点数:4.5
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¥10,000~¥14,999 / 1人
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料理・味 4.5
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|サービス 4.5
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|雰囲気 4.5
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|CP 4.5
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|酒・ドリンク 4.0
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昼の点数:4.5
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料理・味 4.5
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|サービス 4.5
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|雰囲気 4.5
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|CP 4.5
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|酒・ドリンク 4.0
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[ 料理・味4.5
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| サービス4.5
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| 雰囲気4.5
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| 酒・ドリンク4.0 ]
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[ 料理・味4.5
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| 酒・ドリンク4.0 ]
ネタも握りもサービスも一級品で、しかもリーズナブル
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佐賀関の関アジの登録商標のラベル
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2013/05/28 更新
2011年5月
尾山台の駅を降りて改札を左に向かうと尾山台商店街です。まっすぐ進むと環八に突き当たります。突き当たった右側にあるのが串カツ田中で、外から丸見えの店内は、いつも結構混んでいます。なんせ安いのが魅力の店です。その少し手前の右側にイタリアンのリーノバンビーノがあって、やはり右側でもう少し手前にあるのが有名なお菓子屋さんのオーボンビュータンです。
駅から進んだ左側には亀屋万年堂があり、そこを左に曲がって60mくらい進んだ左側に手打ちそばの三稜があります。
さて、商店街を曲がらずにまっすぐ環八方面に向かった左側の半地下に、徳助はあります。ガラス張りで道を通ると中の様子が見えます。カウンター8席ですが、詰めればもう少し座れるかもしれません。いつも一杯です。
何度も前を通りかかり、その度に行きたいと思っていました。5月のある夜、お腹を空かせてどこかで夕飯を食べようと歩いていたときに、店の前を通りがかると席が一つ空いているように見えたので、ここぞとばかりに飛び込みました。初めての寿司屋はいつも少し緊張します。
ひとりで予約もないけれども大丈夫かと聞くと、ご主人は時計を見て瞬間的に判断。空いている椅子を指して、どうぞ、と言ってくれました。やったと思ったのと、少しホッとしたのと、なんで寿司屋のカウンターに座るのにこんなに気疲れするのかと、色々な思いを抱きながら座りました。そこへ間髪をいれずにおかみさんがおしぼりを出してくれて、ビールを注文。やっと一息つけました。
ビールが来たらご主人がさっと突出しを出してくれたので、そのやたらに美味しい海草を食べながらビールを飲みます。どうしますかということで、つまみをお願いします、そのあとで握りを、と言うと、いい顔で頷いてくれました。あとは何も言う必要はありません。
小鉢に刺身の盛合せが来ます。まぐろ、アオリ、シマアジ。冷え過ぎていない刺身は、魚そのものに味があります。醤油はほんのちょっぴりだけ。いやあ、美味しい。ビールは1本だけにして、燗酒にしました。うまい魚は日本酒を飲みながら食べるのが一番です。ま、人それぞれですけど。私はとにかく日本酒。トコブシが出て鯒が出てと、4番打者ばかりが出てくる感じで、みんなクリーンヒットです。食べて飲んで、心も体も解けてきました。
こちらの頃合いを見て、握りを出してくれます。赤酢ではなくて白酢。酢飯が出しゃばらずにネタの良さを引き出してくれます。池尻大橋の鮨おさ内で少し濃すぎる味の寿司に満たされなかったのが、この店ですべて満たされました。満腹になって会計が11,000円は文句なしに安い。用賀の嘉瑞が早くも予約の取りづらい店になってしまい、荻窪のなんばも家から遠いのと、やっぱり予約が取りづらいので足が遠のいていますが、徳助はそれらの有名店にも劣らない素晴らしい寿司屋さんで、しかもちょっとリーズナブル。これから通う寿司屋はここに決めました。
帰り際にご主人が苦笑いしつつ、次からは電話してくださいね、と名刺を渡してくれたのがとても印象的でした。ご馳走様でした。
2011年8月
その後何度かお邪魔しています。夏になるとお寿司屋さんは何を出すのかななんて勝手に心配していましたが、そこは心配ご無用で、手を変え品を変え、色々なネタを出してくれます。シマアジもイカも美味しく、特にサバが傑出した出来栄えでした。そうだ俺はこういうサバが食べたかったのだ、と言いたくなるサバでしたね。寿司というのは寿司職人の仕事をいただくものなのですね。
2011年9月
昼にも訪問してみたいと、平日の休みが取れた午後1時半ころに一度電話をしたのですが、生憎シャリが終わってしまったとのこと。次に平日休みが取れたときは開店の12時を少し過ぎたときに訪問。今度は入れました。
写真を見て食べてみたいと思っていたバラチラシを注文。それにビール。書き忘れていましたが、こちらのビールはアサヒスーパードライで、マイフェイバリットです。休日の昼間っからビールは、とても美味しく、とても効きます。
ビールが来ると程なく小鉢が来ました。多分日ごとに代わるのでしょう。この日は茄子とパプリカとレンコンを軽く炊いたものでした。味付けは京料理のように繊細で、ビールよりも日本酒に合う感じ。でも昼なのでビールで我慢。いくら休みの日でも昼から大酒はちょっとね。
バラチラシは目の前で作る過程がすべて見えます。相変わらず仕事が速い。卵焼きや各種刺身、アサリなどを載せるとつめを回しかけて、最後にシラウオ。バラチラシはどこで食べても美味しい記憶だけですが、こちらのは素材がひとつひとつ感じられて、一緒に頬張るとなおいっそう美味しいという優れものでした。
2011年10月
この日の突き出しは塩辛。スルメイカだそうです。真イカですね。
胴体の部分だけを使って、ちょうどいい塩加減でお酒が進みます。
カキは霙仕立てになっていて、さっぱりとした口当たりながら、カキの濃厚さもあって、やっぱりお酒が進みます。
10月の下旬なのに夏日の気温になったりしてよくわからない気候ですが、さすがに夜になると燗酒が寿司に合います。ビールから日本酒、おつまみから握りをいただくと、とても疲れた体がなんとなく元気になって、足取りも軽やかに家路に着きました。
2011年11月12月
それほどコンスタントに行けないのですが、なんとか月一は利用しています。
最初にビールを飲んで刺身を食べて日本酒を飲んで、それから握りをいくつか食べてお茶を飲んで終了というこちらのペースを了解してくれたようで、座ったら何も言わなくてもその通りに出てきます。
つまみも刺身も何が出るかはその日のお楽しみ。食べ物を戴くというよりも、徳さんの仕事を戴いているという気持ちです。好き嫌いもないので、何でも有難く戴きます。
年末に伺ったときに出た、はしりの筍と菜の花の煮物は秀逸。カウンターに座った全員が大絶賛でした。
暮れで食材も入りにくいとは思いますが、精いっぱいの工夫で楽しませてくれます。
来年もどうぞよろしく。
2012年1月~2月
やはり月一くらいで利用。2月には関アジの刺身をいただきました。
一本釣りで活け〆めでないと関アジとは言わないそうで、ラベルを見せていただきました。普段はお寿司屋さんでは写真を撮らないのですが、珍しいラベルだったので撮影させていただきました。
味はというと、これはもう言うことはありません。振られたゴマがいい感じに香って、日本酒をあおれば至福です。
2012年3月~2013年
その後はコンスタントに通っています。
行く度にお通しも刺身も小鉢も煮物も変わるので、何が出るのかいつも楽しみです。