耶馬英彦さんが投稿したソラリア(東京/池尻大橋)の口コミ詳細

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耶馬英彦の独断と偏見

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掲載保留ソラリア池尻大橋、中目黒、神泉/イタリアン、ヨーロッパ料理、パスタ

1

  • 夜の点数:4.0

    • ¥8,000~¥9,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 3.5
      • |酒・ドリンク 3.5
  • 昼の点数:4.0

    • ¥2,000~¥2,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 3.0
      • |CP 3.5
      • |酒・ドリンク -
1回目

2011/10 訪問

  • 夜の点数:4.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.5
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人
  • 昼の点数:4.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.0
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥2,000~¥2,999
    / 1人

正しくヒネリの効いた料理

2011年8月
山手通りのゴールデンブラウンの角を曲がって、アラスカの向かいくらいにあります。青いガラスブロックが目印になるのでしょうか。目立たない店なので、何度か前を通ったことがあるのに、ここに店があることに気づきませんでした。今回は食べログの記事を見て、あれ、あそこに店があったかな?という感じで訪問。でも、行くとすぐに分かりました。

ドアをそっと開けるとちょうどお帰りの先客2名。次回の話でシェフと盛り上がっています。雰囲気よし。
さて入口すぐの席に案内されてすぐに気づいたのは、ここはシェフがおひとりで営業されているということ。なんだか大変そうです。心配性の私は他人事ながら少し心配してしまいますが、私が心配してもどうなるものでもありません。で、注文しました。2500円のランチ。ダクトを入れると少し振動音がします。ちょっと気になりましたが、すぐに慣れました。

最初に来たのはフォカッチャとパン。両方塩味が効いていてとてもよかった。特にフォカッチャと一緒に焼いたプチトマトは、焼いたトマト特有の甘みを出していてとてもよろしい。このひとヒネリがシェフのこだわりなんでしょうね。

こだわりはさらに続き、前菜で出たトマトとルッコラにはゴルゴンゾーラのジェラートが乗っていました。ジェラートと一緒に野菜を食べると、ゴルゴンゾーラがドレッシングに混ざっていい感じの味になるとともに、冷やっこい食感が新感覚。チーズをジェラートにするのはドルチェとしてなら一般的ですが、それを野菜のソースのひとつとして上に乗っけてしまうのが、なかなかできない発想ではないかと思います。感心しました。

続いてのトリッパのトマト煮のオーブン焼きは白ワインの欲しくなる味付け。ただ、もう少しカリッとしても良かったかなとは思います。
同僚が食べた黒コショウを練り込んだパッパルデッレと縮緬キャベツのクリームソースは、縮緬キャベツがとても美味しいとのことでした。
私の選択は野菜と生ハムの冷製パスタ。カッペリーニか何かの細麺が来るものと思っていたのでスパゲッティーニは意外。提供直前にシェフがフォークをよく冷えたフォークと取り替えてくれたので、皿を触ってみると、やっぱり皿もよく冷えています。このあたりの気遣いは並ではありません。味は美味しかったものの、もう少しオリーブオイルが効いていてもよかったかもしれません。一見の分際でオリーブオイルをお願いするのは気が引けたので、そのまま戴きました。

十分満足したところにドルチェが来ました。チョコレートは非常に濃厚で、このくらいの量が適量。紅茶のジェラートが美味しい。濃厚な香りと甘さと冷たさがストレスを忘れさせてくれます。コーヒーはマシンなのでしょうけれども、オステリアダバッボの口コミにも書きましたが、最近のコーヒーマシンは優れもので、とてもまろやかなコーヒーが抽出されます。こちらはやっぱりカップもソーサーも温めていて、熱々のコーヒーが戴けます。最後まで手を抜かないシェフなのでした。

入店から退店まで約50分。ランチタイムとしてはぎりぎりでしたが、その辺りはシェフも察してくれているようで、「お時間かかってすみません」と先手を打ってくれました。さすがにおひとりで店を切り盛りしているだけあって、客の気持ちをよく分かっています。

ランチタイムにもかかわらず、ドアの外まで出てシャイな笑顔で見送ってくれました。必ず再訪します。ご馳走様でした。

2011年8月
ということで同じ週に再訪してしまいました。食べたものは写真の通りで、サンマとルッコラのサラダ、鶏のテリーヌ、手打ち麺のトマトソースとドルチェとコーヒーです。料理は相変わらずこだわっていて、手抜きも一切なく、文句なしの出来でした。特にパスタのトマトソースの酸味がちょうどいい塩梅でしたね。紅茶のデザートはやっぱりとても美味しくて、誕生祝いに奢ってあげた同僚が歓声を上げて喜んでいました。
最初に聞かれる水を炭酸ガス入りのものにしました。炭酸ガスが胃を刺激して、食欲が高まると同時に、多分消化もよくなる感じです。
火を使わないときはダクトを止めるなど、シェフの気遣いは細やか。そしてやっぱり入口の外まで見送ってくれました。

2011年10月
念願のディナー訪問が出来ました。この日は私たち2人だけでしたので、シェフが付きっきりの大サービスでした。いつも通り料理の説明は具体的で丁寧。選択肢もいろいろ示してくれて助かります。
ランゲフレーザという赤の微発泡ワインを戴きました。ランブルスコしか知らなかったのですが、最近はいろいろな微発泡の赤ワインがあるようで、楽しみが広がりました。
パンは野菜を一緒に焼いたフォカッチャと丸パンで、オリーブオイルをつけていただきますが、いつも通りの美味しさ。ハムの盛合せは、特に背脂が美味しかった。コクに必要なのは糖質と脂質とタンパク質であることはよく知られていますが、脂質は甘みがあって、とても美味しい部分です。特に背脂はラーメンに最後に振られるように、コクと旨みの塊のようなもので、それを塩漬けにしたら、旨みが更に凝縮します。赤ワインがとてもすすむ一品です。
ポルチーニを練り込んでパンチェッタと合わせたクリームソースのパスタは、今年一番のパスタのひとつでした。ポルチーニの香りもいいし、兎に角ソースがおいしい。ソースをこれだけきちんと作れるのはやっぱりプロですね。
肉と魚をひとつずつ戴きました。こちらは一転して素材を生かした味つけ。オコゼはこの時期、とてもプリプリしていました。
添えられた野菜もやっぱり塩だけのシンプルな味付けで、野菜のうまみがとても感じられました。
夜に訪問できてよかった。また伺います。

  • 塩味のパンとトマトを一緒に焼いたフォカッチャ、オリーブ油

  • トマトとルッコラ、ゴルゴンゾーラのジェラート

  • トリッパのトマト煮のオーブン焼き

  • 黒コショウを練り込んだパッパルデッレと縮緬キャベツのクリームソース

  • 野菜と生ハムの冷製パスタ

  • 紅茶のジェラートとドライフルーツのケーキ、チョコレート

  • 厚岸のサンマとルッコラのサラダ

  • 鶏のテリーヌ仕立て

  • 縮緬キャベツとパンチェッタの極太手打ち麺トマトソース

  • 紅茶のジェラートとパンナコッタ、ドライフルーツのパウンド

  • 赤の微発泡ワイン ランゲフレーザ

  • ハムの盛合せ 手前の白いのは背脂の塩漬け

  • ポルチーニとパンチェッタのパスタ

  • オコゼのグリル

  • プラチナポークのグリル

  • アーモンドのケーキとバニラアイス、プリン

  • ランチのサラダは変わった葉っぱとパルメジャーノ

  • 揚げ野菜と背脂の塩漬け

  • ムール貝のリングイネ

  • フロマージュのアイスとパンナコッタ、チョコレートケーキ

2011/10/13 更新

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